みたび、ソウゾウノゾウ

なるか、三度目の正直。

風不死岳(1102m)・樽前山(1041m)[単70]

2018-05-20 | 山単
06:10|樽前山5合目
06:45|樽前山7合目ヒュッテ
08:50|風不死岳
09:00|風不死岳
09:50|風不死岳・樽前山分岐
10:50|西山ピーク
11:00|西山ピーク
11:20|樽前山神社奥宮
(昼休み10分)
11:55|東山ピーク
13:00|樽前山7合目ヒュッテ
13:30|樽前山5合目

合計 6時間50分



新登山靴(シリオ)デビュー


フキノトウ


風不死岳山頂より


新緑の樽前山


コメバツガザクラ①


コメバツガザクラ②


伊藤園の「お~いお茶 新緑」


溶岩ドーム


とらやの「小形羊羹 新緑」


コメバツガザクラ③


ミネヤナギ


今日は5合目ゲートに車を停め、そこから歩いて登った(ゲート開放は6月1日予定とのこと)。
ふだんなら車で通れる単調な坂道をてくてく歩くのは精神的にしんどいものがあるが、時折アカハラが現れたり、今年は縁のなかった小さなコゴミがまだ残っていたりと、楽しみがたくさんあった。

風不死岳の花はフッキソウとスミレくらい。
樽前山はコメツガパラダイス。
今回の目的はまさにそれで、やわらかな朝日を浴びたコメツガロードをたった一人で歩くその心地はもう天国。この世に非ず。
一歩進んでは写真を撮りを繰り返し、気づけばコメツガだけで500枚近く撮ってしまった……。

それから今日はとっておきの「山のお供」を持って行った。

伊藤園の「お~いお茶 新緑」は先日、出張先の網走でたまたま発見した新商品だが、あまりにおいしくてその後10本追加購入した。
国産一番茶を100%使用した、爽やかなやわらかい香りと甘くすっきりとした後味が特長で、「お~いお茶」特有のあの渋味がない。
山で飲むと最高においしい。

とらやの「小形羊羹」は職場の先輩からいただいたものだが、大きさといい、食べやすさといい、まさに山のお供にふさわしい。
北村薫さんの『八月の六日間』の中にも、羊羹を丸ごとかじるハードボイルド女子が出てきた。
今日の「新緑」は、抹茶のほのかな香りが特長の淡い緑色の煉羊羹で、他に「夜の梅」「おもかげ」など種類多数。

藻岩山(531m)[単69]

2018-05-16 | 山単
市民スキー場入口コース

12:00|登山口
13:45|藻岩山
13:50|藻岩山
15:20|登山口

登り 1時間45分
下り 1時間30分



ツルネコノメソウ


フデリンドウ


オオアマドコロ


オオタチツボスミレ


ウグイス


八剣山を後にし、今度は藻岩山スキー場へ。

車を停めた目の前にヨブスマソウがわさわさ生えていた(まずそうだった……)。
茎が細くて毛の生えた、見た目がそっくりなタマブキは八剣山でも見たが、ヨブスマソウって、どこにでも生えているのかも。

登山口の沢沿いにはオオイタドリと巨大化したモミジガサ、うさぎ平を過ぎてからイラクサも見つけた。
ミツバが見つけられず、アズキナはオオアマドコロなのかホウチャクソウなのか、勉強不足でよく分からなかった。
今までは何の気にも留めなかった植物ばかりだけど、山菜だと知ると見方が変わっておもしろい。

1羽のハシブトガラスがわずかに嘴を開いてじっとこちらの様子をうかがっていた。
威嚇、とまではいかないが、歓迎している雰囲気ではない。
少し先の枝にもう一羽いたからつがいなのだろう。
いい度胸だと、こちらも腕を伸ばしたりリュックをガサガサ揺らして驚かせてやろうとしたが、一向に動じる気配なし。
背中を見せたら襲ってくるかもと、チラチラ振り返りながらその場を去ったが、結局カラスは枝を離れなかった。
なんだか、カラスが堂々としてとても立派に思えた。
同時に自分が情けなく、ちっぽけな存在に思えた。

タケノコが何本も地面から顔を出していた。
昨年より2週間くらい早く、今年も中山峠に行こうと思っている。

八剣山(498m)[単68]

2018-05-16 | 山単
南口コース

09:00|登山口
10:20|山頂
10:25|山頂
11:05|登山口

登り 1時間20分
下り 40分



クルマバソウ


クサノオウ


オドリコソウ


ルイヨウショウマ


コンロンソウ


ミヤマハンショウヅル


あちこちに落ちていたこれは何でしょう?


ウスノキ


マムシグサ


ルイヨウボタン


クルマバソウ、再び


気になる……


う~ん、どこかで見たような……


カキドオシ


昨夜は職場の先輩に「てんぷら 松」に連れて行ってもらい、たぶん今年最後のたらの芽をおいしくいただいた。
今年はタイミングが合わず、あまり食べられなかった。もっと食べたかったなぁ。

今年のテーマは「山菜」と「低山再発見」。
身近な八剣山と藻岩山をフィールドに、できれば月1回は登って山の変化を楽しみたい。

先日のキナアカラのおさらいを、と思ったが、八剣山ではまったく山菜を見つけられなかった。

花はこの2週間でがらりと入れ替わり、緑が一気に増えて、夏山のにおいに近づいてきた。
おなじみのムラサキヤシオツツジもオオカメノキも咲いていたし、念願のフデリンドウにも会えた。
上の方では早くもエゾシモツケが咲き始めていた。
鳥たちは恋の季節のようで、オオルリのカップルが仲よく飛び回っていた。
地面を歩くヤブサメと何度か目が合った。

キナアカラ(山菜採り)体験【平取地域イオル再生事業】

2018-05-12 | もろもろ

「イオル(アイヌ語で「狩場」)の森」入口で開会式


カムイノミ(アイヌ語で「神に祈る」)。ヨモギとタバコの灰を撒いた


オオウバユリの鱗茎。茎と根をナイフで落とす


オオウバユリ。茎の途中で枝分かれしたものは採らない


キナオハウ(アイヌ語で「山菜汁」)


山菜のことを知りたくて、平取町のこのイベントに参加した。

9時に二風谷生活館集合、イオルの森に移動して1時間ほど山菜採りをし、その後に二風谷ダムを見学。最後に伝統料理「キナオハウ」等を試食し、13時前に解散、といった内容だった。
移動はマイクロバスを使い、試食会にはキナオハウ(超ヒンナ!)のほかにごはんと和え物、ペットボトルのお茶までついて、なんと参加費無料。
こんなありがたい話があるだろうか。参加費500円なら、気持ちよく払えるなぁ。

山菜採りには数人の指導スタッフが帯同してくれた。
その人たちにしつこくつきまとい、9種類の山菜を丁寧に教えてもらった。

アズキナ、ミツバ、イタドリ、イラクサ、モミジガサ、ニリンソウ、ヨブスマソウ、ハンゴンソウ、オオウバユリ

この日に備えて入手したオピネルのナイフも役に立った。
絶好のコンディションの中、貴重な1回分の登山を返上しても後悔のないイベントだった。
関係者の方々には心から感謝を伝えたい。