「うーん、どうしたものか・・・・」
同僚のN君が何やら思案している様子。
事情を聞くと、シャワー室の物入れに置いてあるタオルが
ベタベタに濡れてしまったり、紛失したりするので、
壁に吊るしておいたらどうだろう、とのこと。
「少なくとも、何の気もなしに濡れ物を上に重ねてた人からの被害はなくなるだろうねー」
「ダブルクリップを支柱に挟めたら吊るせると思うけど、そんな大きいのってあるかなぁ」
「クリップだと、すぐ錆びるんじゃない? 大きい洗濯ばさみのほうがいいよ」
「大きい洗濯ばさみ?」
この
大きい洗濯ばさみ をめぐって、ここからが長かった・・・・。
居合わせたY君も含め、男性陣2人にはパッと実物が思い当らないとのこと。
一生懸命、身振りでサイズ感や形を説明しても、とんちんかんな答えが返ってくる。
「布団はさむようなヤツ?」 (←デカ過ぎです)
「洗濯ばさみが大きくなったって、ちゃんと (支柱が) 挟めるん?」
そんなに珍しい物でもないと思うのに、どう説明しても伝わらない。
私に絵心があれば、サラサラッと書いて見せてあげられるのにぃ。
業を煮やして
「明日、実物を持ってくるから」 と諦めつつも、
通常の洗濯ばさみを倉庫から持ってきて、それを元に説明しようとしたところ・・・・
「僕、分かりました!」
そう言って、両手の中指・人差し指を使って形を示してみせる。
「分かった! アレか」 (←正解 )
途中、話が脱線しながらも、かれこれ20分は激論を交わしたはず。
あまりの熱の入りようと納得後の爽快感に大爆笑の一コマでした。