所属会の月例会でのこと。
競技が終わった後の余興的で、会に入ったところで
急に大きな衝撃音とともに顔の右半分に痛みが走った。
一瞬、何が起こったのか分からず、唖然とする。
いわゆる【空筈】と言われる暴発の一種で、引き絞ったMAXの状態からの弦で
まともに顔を打ってしまった。
「痛い」という表現が正しいのだろうけど、痛いという言葉じゃ
足りないほどの衝撃だった。
原因は、愛用している【かけの老朽化】。
新しいものに替えなきゃとずっと懸念はしてたけれど、新品は手になじまないし、
愛着と使い勝手のよさから、どうしても踏ん切りがつかず、ここまで使ってきた。
でも、確かにもう限界まできている。
自分専用の最初の道具であり。
胴着も弓も矢も随時買い替えてきたけれど、これだけは手放せなかった。
たくさんの思い出があり、一緒に戦ってきた相棒だから別れがたいけど、だからこそ。
本当に壊れてしまって、最悪の事態を招く前に、ちゃんと引継ぎをしなきゃと思った。
トータル18年間、のべ25万本以上は引いただろうか。
同じ銘の「次の相棒」は手元にある。
寂しい決別になるけれど、来季には期するものがあるから。
今まで一緒にがんばってきてくれたことに感謝し、供養したいと思う。