いつも心に太陽を

今日のできごと、好きなもの、気になること、
つれづれを綴ります。

虎の尾を踏む

2016-10-01 21:36:00 | 趣味~Hobby
弓を引いているとき、私は上半身が前屈みになるクセがある。
身体を割り込ませて大きく引こうとするあまり、
だんだん前面に向かう気持ちが強くなってしまうみたい。

さて。
3週間ぶりにS先生にお会いしたので、嬉々として
指導を請うと、真っ先に屈み胴を直すよう注意された。
あちゃー、悪化してましたか

ということで、1つ1つの動作を確認しながらのテコ入れをした。

 「ここ (胴造り) まではいいでしょ、こっから (弓構え) 崩れるんですよね?」

すると、S先生がおもしろい表現で教えてくれた。

 「そうがんばって引こうとせんと、もっと自然に立ってる状態でええんじゃ」
 「昔から “左足は岩をつかめ、右足は虎の尾を踏め” って言うじゃろ」


ん? それ、なぁに?? 
初めて聞いた教訓だったので、その解釈をたずねてみると・・・

左足は、足の指で岩をつかむような気持ちで
右足は、かかとで虎の尾を踏むような気持ちで


この両足の働きによって重心が身体の中央に均衡し、
懸かる・退く・屈む・反る、すべての偏りが消えるとのこと。
意識してみると、これまでの私は 両足とも岩をつかむ だったと気づく。
そりゃ、前寄りに傾くワケだ。

右かかとは、虎の尾を踏んだまま逃がさないようなイメージ・・・・

呪文のように唱えながら下半身を締め、うなじを伸ばしてみる。
これが、驚くほど矢飛びがいい。


おばあちゃんの知恵袋のような、昔ながらの教訓ってスゴイ! 
きっと、まだまだ知らない言い伝えがいっぱいあるんだろうな。
これだから弓はおもしろい。
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