前回の日記では少々ぐったりの内容だったので、今回はザ・観光!編をお届けします。
現地時間1月26日。 この日はいよいよ憧れのマチュピチュ遺跡への日帰り観光。
マチュピチュへはどうやって行くのか?
簡単に説明しますと・・・。
ホテルのあるクスコ市内 →車移動→ 鉄道 オランタイタンボ駅 → 列車移動→ マチュピチュ駅 →シャトルバス移動→ マチュピチュ遺跡
朝5:00。 まだ暗い中を出発し、山を越えて鉄道の駅に向かいます。
夜がしらじらと明け、山肌に照らされる朝日の神々しいこと。
実はこれまで山を見てがつ~んと衝撃を受けたことはなかったのですが、この日車窓から見た山の美しさは、思わず祈りたくなるような圧倒的な神々しさ。
1時間半後、オランタイタンボ駅に到着です!
こちらが今回利用する『ビスタドーム』。
車内はこんな感じ。 シートもゆったり。
乗務員さんによる軽食のサービス。
途中、スペイン語&英語の観光案内をはさみながら、車窓からの眺めを楽しむ私たち。
天井もガラス張りなので、光が差し込み心地の良い1時間半でした。
川沿いをマチュピチュに向かって走る列車。
マチュピチュ駅。 到着です!
宿泊していたクスコよりも1400m低いここは、海抜2000m。
駅周辺はかわいいお店やホテル、レストランが並ぶ『マチュピチュ村』。
ゴミ箱までキュートなんだけど、スペイン語で書かれてるからわからへんっ! 分別できひん!!!!
マチュピチュ村の中心 アルマス広場。
いかにも写真撮りなはれ、という感じの像があったので、私たちも・・・と思ったのですが。
おいこら、のいてくれ。
態度のでかい先客は爆睡中。
仕方なく遠慮がちにはしっこで写真を撮った私たちだったのでした。
そうなんです。
マチュピチュに限らずほんとに犬率の高いペルー、ボリビア!
猫はおらんのかいっ! 猫はっ!!!
「いるよ~!」
・・・いた! 猫、いた~!!!!!
ちなみに今回の南米旅で出会った猫は、こちらを含め2匹だけでした。 さみしい・・・。
気を取り直して。
マチュピチュ村から遺跡までは、バスに乗っての移動です。
このバスはもちろんミニサイズの模型。
オフシーズンの今回ですらバスは20分待ち。 ピーク時は1時間~2時間待つこともあるのだとか。
400mほどくねくねと山道を登り、ようやく。
遺跡入口に到着~!!!
パスポートとチケットを見せて、いざ!
この道の奥、石の階段を登ったその先に見えた景色、それこそが。
「・・・・・」(←言葉になりません)
あぁ・・・。マチュピチュや・・・。
自然と浮かんだのがこの、何の変哲もない感想。
そしてじわじわと何か胸の中に湧いてきて、気づいたら目にもじわ~っと熱いものがあふれてきました。
恐らく私を含め多くの方がこの写真を目にされていると思います。
正直、写真を見ただけでは何がそんなに人の心を動かすのかピンとこなかった私。
ですが、ここに来てその理由がわかりました。
マチュピチュ遺跡が残っているこの地。
車と列車とバスを乗り継いでようやくたどり着けるという、こんな険しい山の上に。
奇跡のような形で残っていたマチュピチュ遺跡。
遺跡本来の精密さ、素晴らしさに加え、この、山頂で、スペイン軍の攻撃から息をひそめて奇跡のように今に残された、その存在そのものが私たちの心を揺さぶるのだと、自分の目で見て初めて感じたのでした。
そこからさらに上へ。
クスコより海抜がぐっと低いとはいえ、こういう階段はすぐに息が切れてしまいます。
延々と続く石畳。
マチュピチュ遺跡には修繕された場所が勿論ありますが、中には当時のまま手つかずで残っている個所もあるのだとか。
はるか昔に人々が敷き詰めた石の上を、今私が歩いている・・・。
遺跡を見た時のこの、時空を超えて触れあっているような不思議なふわふわした感じ。
・・・に浸りたいのですが、やっぱり息がきれる。
ぜぇぜぇ。
一番高い場所からの眺めです。
改めて、ほんま、信じられへん。
つたない表現ですみません。
でも、目の前の光景は、なんで? こんな高地に? こんなすごいのが?
と、クエスチョンマークだらけなんです。
高低差のあるマチュピチュ遺跡。
石段上り下りが結構あるので、それなりに体力が必要です。
写真手前が階段、そしてその奥がマチュピチュ遺跡における『市街地』。
ガイドさんの説明を聞きながら、じっくり見学開始です!
・・・にしてもやっぱり、撮影ポイントには観光客が集中!
入場人数制限があるとはいえ、大人気のマチュピチュには色んな言語が飛び交っていました。
今回のブログでご紹介したのはマチュピチュ遺跡のほんの一部。
続きはまた今度。
マチュピチュ遺跡を前に、言葉も出ない私たちでした。
≪詳しい旅の情報や細かい写真は4トラベルで書いています≫
南米旅その5 クスコからマチュピチュへ! 列車にゆられてマチュピチュ遺跡へ