美韓 - HangMine -

韓国の趣をお話ししましょう

未生・ミセン 最終局

2018年03月24日 | 韓ドラ

サラリーマンを長年やっていると

馬鹿馬鹿しい状況や出来事を目の当たりにすることも

一度や二度ではありません

他部署の灯りが消えた建屋を通り過ぎるとき

涙がこぼれ落ちそうなことも

 

何という草花か

風に揺れているのを見ると

「がんばれ~」「おつかれさま」と

声を掛けてくれているようで、元気がでたり

 

未生(ミセン)最終局を観終わりました

“我々はまだ弱い石だ、耐えろ、そして勝て”

上司の言葉をそのまま実行にうつして行く主人公チャン・クレ

主人公の名前の “クレ” は韓国語で、“そうだ” と言う肯定の意味

そうした名前一つに、このドラマの上手さが込められていいるような気がします

 

ドラマのテーマでもあった

「道というのは歩くのではなく 前に進むためにある

 前へ進めない道は道ではない

 道は皆に開かれているが 皆が持てるわけではない」

最終局では、ヨルダンのペトラ遺跡、魯迅の故郷という小説の引用など

スケールでっかく出てきます

「皆がもてるわけではない」道をどうやって進むのか・・・

 

クレの最後のモノローグ

「再び道だ そして 一人ではない」

と語りますが、その答えを得たかったのは

オ次長も同じであったことに、エンドロールで明かされます

そんな一手で終わった未生

負けました!

 

   出張時の東京駅  企業戦士お疲れ様

 

☆おまけ☆

韓国語でコネ入社を“ナッカサン”(落下傘)と言うそうです

 

 


 

 

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未生・ミセン 第3局

2018年03月13日 | 韓ドラ

“囲碁十訣” をご存知ですか?

普通の人は知りませんよね!

囲碁の心構えを説いた中国より伝わってきた格言

 

 不得貪勝 貪って勝とうとしてはいけない

 入界宜緩 敵の勢力圏では穏やかにすべし

 攻彼顧我 攻める時には自分を顧みよ

 棄子争先 石を捨てて先手を取れ

 捨小就大 小を捨てて大を取れ

 逢危須棄 危険になれば捨てるべし

 慎勿軽早 足早になりすぎるのは慎め

 動須相応 敵の動きに応じるべし

 彼強自保 敵が強ければ自らを安全にすべし

 勢弧取和 孤立している時には穏やかにすべし

 

サラリーマンが見れば、グっと来る言葉満載のミセン

パワハラに懸命に耐えている同期の女性に対して

「なんで反撃にでないんだ」と同期の一人が声を荒げる場面で

10番目の訣、「勢弧取和」をつい口にしてしまう主人公、チャン・クレ

「相手が逆流を起こした時、自分の流れを維持することが

 相手の立場から見た時、それが逆流となる」

短気で浅はかな私は、声を荒げて仕事をした事を思い出します

 

またこのドラマのキーワードとも思える

 우리(ウリ) と 내일 봐요(ネイルプァヨ)

ウリは簡単に言うと、私達

ネイルプァヨは、明日会おう

チャン・クレがオ課長(後に次長)から言われ、心が救われる

先輩に始めてネイルプァヨと言われ、嬉しくなる同僚のチャン・ベッキ

その後チャン・ベッキは、下に見ていたチャン・クレに

「明日会おう」と心から言うことに。。。

このウリとネイルプァヨが持つ意味の解説は、言葉では難しいです

 

未生(ミセン)は、弱い石、役に立ちそうにない石・・・

でも “未来に生きる” とも読めますせんか?

ドラマは終盤に入りました

最終局の一手が楽しみです!

 

 


 

 

 

 

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未生・ミセン 第2局

2018年03月06日 | 韓ドラ

以前お話した韓国ドラマ「未生」見ています

イム・シワン君の美しい顔と(笑)

いい味の課長さん!(イ・ソンミンさん)に可愛い先輩(キム・デミョンさん)

この3人でないと、面白くなかったであろうと思われる絶妙なキャスト!

 

特に課長がイ・ソンミンさんでなかったら。。。

と思えるくらい、彼の存在感が光るドラマです

そのソンミンさん扮するオ次長が、高卒新入社員のイム・シワン扮するチャン・グレに言います


「せっかくだから、とにかく踏ん張れ

 踏ん張った者が勝つ。いつか完全に生きられるからだ

 知らないだろうが、こんな囲碁用語がある

 “未生”(ミセン)と“完生”(ワンセン)

 俺たちはまだ弱い石(未生)だ」

 

主人公のチャン・グレは幼い時から囲碁の才能があり

プロ棋士を目指すも挫折した26歳

彼はもちろんオ次長の未生の意味を知っています

ドラマの要所要所にこの囲碁世界から得た精神と

サラリーマン、生き方をなぞった名言が語られています

その名言達はまたの機会にご紹介!^^


普通のドラマ回数は1話、2話と表している物がほとんどですが、

ミセンでは、囲碁らしく第1局、第2局・・・

春の新入社員シーズン

これから企業戦士となる彼ら、すでに企業戦士の人達

皆のバイブルのようなこのミセン

まだ続くサラリーマン人生の私も、このドラマから鋭気を養おうと

夜な夜な鑑賞中なのでした

 

 


 

 

 

 

 

 

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