ジーンズリペア&リメイク工房 hands-on 日記(旧ブログ)

デニムの産地、岡山から発信するジーンズ日記(2010年12月~2016年1月)

リーバイス501XX ギャラ入り ビンテージ (1955年モデル) オーバーホールリペア アフター

2012年06月23日 | ジーンズリペア オーバーホール

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


では最後の出来上がりです。














あんなにグチャグチャだったポケット口が

こんなに綺麗になっています。


ステッチはもちろん綿糸使います。

色も退色した物を選び 馴染んでいます。






リベットは新品に付け替えですが

当時の打ち抜きタイプで

色もつや消しを使い 馴染ませています。







ベルトループも解体リペアなので

綺麗な出来上がりです。







前立ても解体リペア

先端の三つ折ステッチはイエロー綿糸の退色使っています。

(書かないと伝わらないので、、、)






後身







ポケット口も綺麗です。



アーキュエイトステッチを入れなおしました。

こちらもイエロー綿糸の退色を使用。


※アーキュエイトステッチ入れはリーバイス社製品限定で行っています。

アーキュエイトステッチのデザインはリーバイス社の商標登録です。

ご理解の程、よろしくお願いします。















隠しリベット付近の破れもリベットギリギリまで

運針が入っています。

(特殊な道具を使い、縫っています)





裏からお見せします。










ちぎれていたループも綺麗に直っています。











ループの土台も補強を入れています。

(そのまま付けると根元から外れます)









綿糸のステッチ補強です。

インディゴ染めの細い糸を使って補強します。

補強ステッチが生地に馴染んでます。

綿糸の雰囲気を残すステッチ補強方法です。










交換したスレキです。




ポケット口のリペアもバッチリです。







裾も元に戻っています。





なるべくアタリ感が残るように気を付けます。





ステッチはもちろんチェーンステッチです。





以上!!


書くの疲れたー


気になる工賃が


ベルトループの解体リペア 1500円×5=7500円

左右前ポケットスレキの交換 7000円

左右前ポケットの解体リペア 8000円

前立て解体リペア 3000円

後ろポケット(左右)解体リペア 7000円(アーキュエイトステッチ入れ込み)

隠しリベット上(左右)リペア 3000円

裾(左右)の解体リペア(チェーンステッチ)6000円

全ステッチ補強 6000円

合計 47500円(別途送料)


高額ですが手間暇掛けております。

お客様からも喜びの声を頂きました。




オリジナルの501XXの価値は永遠だと思います。

将来、子供に引き継ぐという方も多いです。

是非、綺麗に直して穿き続ける事をお勧めします。

・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。
 ↓ 

 https://hands-on-jeans.com/nagare.html

 

・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。
 ↓
https://handsonjeans.thebase.in/

(BASE検索 hands-on-jeans)


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