ジーンズリペア&リメイク工房 hands-on 日記(旧ブログ)

デニムの産地、岡山から発信するジーンズ日記(2010年12月~2016年1月)

オリジナル ジーンズ 3rdモデル 製作4 (ベルトループ無し、シンチバック帯上、ボタンリベットずれ)

2014年04月09日 | hands-onジーンズ 3rdモデル 製作

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


今回紹介するのは

元ネタ 501XX 1902年モデルをなるべく忠実に再現したモデルです。

(オリジナルの持ち主である JUKEBOX 角井さまに差し上げた品です)












リジット(生)で裾上げして納品しました。

裾の長さを細かい部分まで気にされない方であれば

リジッド(生)での裾上げも行なっております。

※洗って短くなりすぎて返品とかは受け付けませんので、、、


















オリジナルと同じ

ベルトループ無し

シンチバック帯上にセットしました。









オリジナルの画像を沢山撮らせて頂いたので

ボタンやリベットの位置もなるべく近い感じに再現してみました。




オリジナルビンテージ





ハンズオン3rd















オリジナルビンテージ







ハンズオン3rd
















オリジナルビンテージ







ハンズオン3rd















オリジナルビンテージ








ハンズオン3rd















オリジナルビンテージ

ボタンが右に寄っているのがおわかりでしょうか?

この位置を変えるとウエストの大きさに影響しますが、、、

それも許可を得たので ちょっと変えてみました。










ハンズオン3rd

赤丸印が本来あるべき ボタンの中心位置です。

この仕様にするとサイズチャート表より

ウエストがちょっと大きくなりますが、、、

当時のオリジナル品に近い

適当に付けた感 がお好みであれば

このようにわざとずらす事も可能ですよ。












ボタンを閉めると

合わせの位置がずれています。

(赤線が正しい位置です)



本当にどうでも良いコダワリなんですけどね、、、

1点物だし、せっかくなので

だれもやっていない事に挑戦してみました、、、(苦笑)








その他リベットの位置ズレもお見せします。

















工場の量産品でこれをやってしまうと検品で弾かれます、、、

それをあえてやっています。

でもマニアさんはこれが好きなんですね、、、




衣類のリベット留め補強を思いついた

ヤコブ・デイビスさんも当時は結構適当に付けてたのかなー?

そんな事を想像しながら

ひとつひとつ、丁寧に位置を確認しながら、ずらして付けてみました(笑)



このようなボタン、リベットの位置ズレも可能ですよ。


オーダーの際にお知らせして下さい。


こちらの仕様のジーンズも 30000円(別途送料)

受注生産です、納期は約1ヶ月お願いします。




納品したJUKEBOXさんのブログでもご紹介頂きました→こちらをクリック


満足されたようで、ホッとひと安心です。




普通のジーンズでは満足出来ないマニアさま

オーダーお待ちしております。



ホームページ公開しています。下のhands-onマークをクリック↓






この記事をはてなブックマークに追加

オリジナル ジーンズ 3rdモデル 製作3 (ワンウオッシュ バージョン)

2014年04月09日 | hands-onジーンズ 3rdモデル 製作

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


前回ブログを公開してから、、、

なんと

なんと


オリジナルジーンズ製作、数件のオーダーがありました(驚)



さすがインターネット

こんなマニアックなジーンズを欲しい人がいるもんですね、、、

感謝、感謝です。


生地が無くなったので、追加で注文をしました。

Dさん頑張って下さい!




では、今回紹介するのは

前回ブログのワンウオッシュ バージョンです。


若干雰囲気が変わっているのでご覧下さい。





















部分的なアップ行きます。




ワンウオッシュでほとんど生地が縮むので

裾上げをしました。

ワンウオッシュでお買い上げの方にはお好みの長さに裾上げをします。

(フルレングスで股下85センチです)



セルビッチ(耳)の幅もあえてアバウトに縫って

当時のビンテージ感を出すようにしています。











ノリが抜けたのでクタッと感が出ました。


















革パッチは表面加工無しのスッピン革を採用しているので

洗濯をすると汚れが染みこみます。

(今回は偶然 綺麗な感じですが、、、)



コインランドリーの乾燥機テストも以前しましたが

縮んでビーフジャーキーにはなりませんでしたよ。

ちょっと大きいと感じる場合は乾燥機で縮めるのも有りかと思います。



















洗うと生地がシンチ金具にグッと食い込みます。

(この部分のアタリがいい感じになりそうですね)













当店ではマニアさんの為にあえて先端の尖った 

針タイプのシンチ金具を採用しています。

取り扱いには注意して下さいね。








では裏からもご覧下さい。







切りっ放しの部分はボソボソがたくさん出たので

綺麗に切り取りました。

マイクロピッチのおかげで、縫製は効いています。













持ち出しの先端です。

この雰囲気にしたかったのです、、、

(マニアックすぎますね、、、)
















インシーム(内股)全体です。


ここも相当なボソボソが出ました、、、(汗)

全て綺麗に糸を切り取りました。


こんな面倒な作業も

当時のジーンズを穿いていた人を思い起こすようで

楽しかったです、、、

(自分でも変態の領域に行っているのは分っています、、、)



※ホツレが不安な方はオーバーロック処理有りにしてくださいね。

(お値段は同じです)









では最後に

デニムの色目の比較をします。




左が 合成インディゴ特濃色 2ndモデルです。

右が 天然インディゴロープ染色 3rdモデルです。


※天然インディゴには糸の芯まで染める 

かせ染め という日本古来の染めがありますが

その色とも違いますねえ








もう少しアップで行きます。

青さの違いがお分かりでしょうか?






来店されたお客さまも気になっている方がいたので

現物をお見せしました。

PC上だとモニター設定の影響などで

印象も変わってくると思います。

デニムの写真を撮るのは本当に難しいです。

周囲の明るさのちょっとした違いで

デニムの青さが変わってきます。






こちらのお値段が 30000円(別途送料)

納期は入金確定後から約1ヶ月となります。


オーダーされるとキャンセル不可なので

こちらの商品は先入金となっております。

よろしくお願いします。






   ホームページ公開しています。下のhands-onマークをクリック↓





この記事をはてなブックマークに追加

オリジナル ジーンズ 3rd モデル 製作2 (リジッドバージョン)

2014年04月06日 | hands-onジーンズ 3rdモデル 製作

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。



昨日ブログの訪問者が過去最高になっていました(驚)

denimbaで紹介されたからでしょうか?

(1日1000 IPまでもうちょっとでした、、、惜しい)




それでは早速、完成したジーンズの紹介をしたいと思うのですが

今回のブログはリジッド(生)デニムでお伝えします。

※次回のブログがワンウオッシュバージョンにします


オリジナルジーンズの販売はワンウオッシュが基本だったのですが

リジッド(生)でも欲しいとの声もあるので

どちらでも選べるようにしています。




それでは出来上がりがこちらです。





裾は切りっぱなしの状態(裾上げ前)なので

下は撮影していません。














1stモデルの型紙を使っているので

見た目はほとんど1stモデルと同じですね、、、

















ベルトループは付けています。

無しにする事ももちろん可能ですが

私が仕事で着用する場合にはどうしてもベルトが必要なので

そのようにしています。


※こちらのジーンズはこれから私が穿き込む為に作ったサイズです。

穿き込んで色が落ちたら、色落ちサンプルにします。
















トップボタン、サスペンダーボタンはセンター凹みタイプです。

帯裏は 2ndモデル で採用したセルビッチ(耳)使いではありません。

見本になった 1902年モデル と同じ折り伏せ縫いです。















フライボタンはブルズアイ型です。


















後身頃も1stモデルと同じ作りです。















ベルトを付けやすくする為に

シンチバックはバックヨーク部分に下げています。

※ベルトループ無しの場合は

シンチバック位置は帯部分に上げる事も可能です。












シンチ金具は今回新しい物を採用しました。









オリジナルの1902年モデルに近い形状の物にしました。

※マニア向けの針タイプのシンチ金具です。

取り扱いには十分に注意して下さい。
















後ろ中心の帯部分は縫い継ぎにしています。

1902年モデルもこのようになっています。












バックポケットの補強は剥き出しの 打ち抜きリベットです。

リベット先端の突起はハンマーで全て潰しています。

(全て手作業なので、つぶれ具合は1個ずつ異なります)

この処理をしたほうが、打ち抜きリベットの場合は強度が増します。

1902年モデルもこのような形状になっています。

(潰した部分の小さな窪み穴の再現は出来ませんでした、、、次の課題です)













パッチは革ラベルにしました。

(Lot 000 というのはサンプル用の品番です)

2ndモデルで採用した物と同じです。

未加工の革なので汚れが付くと落ちませんが

そのおかげで、いい感じのアジが出やすくなります。









今回のジーンズ作りでこだわったのは

実は裏側です。

(完全に自己満足の世界で作っています、、、)



その前置きとして

1902年モデル オリジナルの裏側をご覧下さい。



持ち出し(ボタンホール側)布が切りっ放し











比翼(ボタンホール側)布が切りっ放し













それぞれの先端部分も切りっ放し














内股部分(インシーム)全体が切りっ放し






そうなんです、

オーバーロック処理がまったくされていないのです、、、

なので生地端は解れて、フサフサになっています(笑)


しかし、、、

縫製自体はしっかりしている、、、

その理由は マイクロピッチのオールシングルステッチ縫製 だからだと思います。



まだオーバーロックミシンを採用していなかった時代に

縫製強度を上げる為の 先人の知恵がここにあります。



今回はどうしてもこれを採用したかったのです、、、

(自己満足の世界です、、、)






それでは

今回作ったジーンズの裏側を見て下さい。












脇(アウトシーム上)は切りっ放し
















持ち出し(ボタンホール側)布が切りっ放し













持ち出しの先端も切りっ放し














比翼(ボタンホール側)布が切りっ放し
















内股部分(インシーム)全体が切りっ放し





やってしまいました、、、(笑)


これを洗濯すると

生地端がボロボロと解れて大変な事になりそうですね、、、


でも、どうしても自分が穿くのは当時と同じ仕様にしたかったのです。

(これを穿き続けると どうなるのだろう? という好奇心)



この超マニアックな仕様はお客さまの好みで選べるようにします。

オーバーロック処理有りでもお値段は同じにします。





こちらのジーンズのサイズ展開は1stモデルと同じく

W28インチ~、30、32、34、36 の展開

レングスは股下指定でお受けします。

(指定無しのフルレングスだと85センチです)

裾上げはマイクロピッチのシングルステッチで行ないます。

お値段が 30000円(別途送料)



生地代がめっちゃ高くなってしまい、、、

とうとう30000円に達してしまいました、、、(苦笑)

1本製作のオーダージーンズです。

納期は1ヶ月程下さい。


私はリペア&リメイク作業で忙しくしているので

このジーンズを縫う余裕がありません。

私の信頼する、児島のジーンズ職人 Dさんに縫ってもらっています。



今回の3rdモデルは 売りたい為に作ったというよりも

究極の物を自分で穿いてみたいという気持ちで作った

本当に自己満足ジーンズです。


興味のある人はいないかも?しれませんが、

一応、、、オーダーお待ちしております。




次回ブログはこちらのワンウオッシュ後です。

もう洗ったのですが、

解れた糸が絡まって、大変な事になりましたよ、、、(苦笑)





   ホームページ公開しています。下のhands-onマークをクリック↓




この記事をはてなブックマークに追加

オリジナル ジーンズ 3rd モデル 製作1 <2014/4/6追加事項>

2014年04月05日 | hands-onジーンズ 3rdモデル 製作

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


先日からの大量入荷でまたテンパっています、、、

メール返信が遅れていて申し訳ございません。


昨日のフェイスブックで新作オリジナルジーンズの画像を公開しました。

そのコメントで詳細はブログに書きますとしたのですが、

このジーンズの製作にあたっての前置きがあるので

そこからお話しを始める事にします。



今回のジーンズ作りのきっかけは

昨年の9月

大阪府堺市のビンテージ古着屋 

JUKEBOXさんを伺った事です。

その時の事はブログに書いています→こちらをクリック





その時に見せて頂いた数々の貴重なビンテージジーンズ中でも

一番印象深かったのが


こちら









・股リベット付き

・シンチバック付き

・後ろポケット剥き出しリベット

・サスペンダーボタン付き

・ベルトループ無し


リーバイス501XX 1902年 モデル 当時のオリジナル品です。


このジーンズの詳細もブログに書いています→こちらをクリック





このようなお宝ジーンズは 雑誌でしか見ることが出来なかったので

現物を見る事が出来て、とても感動しました。

そして、このジーンズのレプリカを作ろうと思いました。

(写真を沢山撮らせて頂いたお礼に、持ち主の角井さんにそれをプレゼントしたかったのもあります)





私がこのジーンズを見て一番印象深かったのが

独特のデニムの色です。



青さが違うのです。



今まで見てきたビンテージジーンズの青とは明らかに違う色。

持ち主の角井さんに聞くと

この当時のリーバイス社はオリジナルの生地ではなく

アモスケイグ社という所から生地を仕入れていたそうです。

(1910年頃から コーンミルズ社でオリジナルデニムを製造するようになったと聞きました)















更に生地のアップ画像がありました。


染めが浅いのでしょうか?

ビンテージデニム特有の黒っぽさはまったくありません。

青々しい色です。



ビンテージデニムに大変詳しい方に聞いたのですが

(某ビンテージレプリカメーカーの社長さま)

当時のインディゴ染めの技術は未発達で

染まりにくかったというお話しでした。






そんなこんなで

この独特青さを持ったデニムを探す事にしました。





知り合いの児島の生地屋さんに問い合わせて

色々とサンプルを集めました、、、







生地の質感が近い物は結構ありましたが

あの独特の青さのデニムは見つかりません。

(慌ててもしょうがないし、じっくり探そうと思いました)




仕事の隙間時間で

児島の生地屋さんに行っていたので

数ヶ月間、生地探しも中断していた頃です。




別の依頼でとある児島の生地屋さんに行きました。

その生地屋の担当Nさんとは昔からの知り合いで、

某老舗レプリカジーンズの生産管理をしていた経験があり

ビンテージデニム生地にはとても詳しい人でした。



待ち時間があったので、生地のサンプル室で適当にチェックしていました。

そしたら、何だか 独特の青さをした 気になるデニムに出会いました。










私「このデニムはなんですか?」

Nさん「これは天然藍(ピュアインディゴ)を使ってロープ染色をした

特別なデニムです めっちゃ値段が高いですよ!」

私「どんな色落ちをします?」

Nさん「洗い見本のサンプルがありますよ」




私「おおー 独特の青さですねー」

Nさん「天然藍なので染まりが浅く、青さが出やすいのです」

私「これはあのイメージにピッタリだ!」




そんな偶然の出会いで

この生地を採用する事に決めました!


この生地の簡単なデータです。

12オンス ホワイトセルビッチデニム

綿花はアメリカ産(USコットン)

縦糸7番手 横糸9番手 の太さ

インド産の天然藍(ピュアインディゴ)を使ったロープ染色

お値段、、、通常のセルビッチデニムの約二倍





次回のブログでは

縫いあがったジーンズの詳細を書きますので

お楽しみに。

<2014/4/6 追加事項>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このブログを書き終わった後にある資料を読んでいました。


この表紙を知っている人はデニムマニアかもしれませんね、、、

デニムバイブルという本です。

発売されたのはいつだったかな?

巻末に 初版発行 2006年12月31日 と書いてありました。

 

 

 

19ページに 伝説の ネバダモデル (1880年代に製造された501の原型)

が掲載されています。

 

 

ネバダモデル に関する事が記述されています。

 

 

 

ここに書かれている内容をチェックしたかったのです。

赤線部分に注目です。

前後の文章を写すと・・・

これはおそらくアモスケイグ社が(合成インディゴとは違って)

植物由来の天然インディゴを使っていたからだろう。

と書いてあります。

 

ここに書かれていることが真実なのかは 断言できません

でも 私が501XX 1902年モデルの現物を見て、似たような色の生地を探したら

天然インディゴのロープ染色にデニムに行き着いたのは

嬉しい結果だと思います。

 




   ホームページ公開しています。下のhands-onマークをクリック↓







この記事をはてなブックマークに追加