ジーンズリペア&リメイク工房 hands-on 日記(旧ブログ)

デニムの産地、岡山から発信するジーンズ日記(2010年12月~2016年1月)

デッドストックをリサイズした 502XXビンテージ 両面革パッチと片面47 リベット表を再利用(追加事項あり)

2015年12月27日 | リメイク その他

こんちにはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


今日は祝日でお休みなのですが、、、

ブログは更新しておきます。

バタバタ過ぎて、今しか更新できそうにありません、、、汗


問い合わせのメールもかなり溜まっていたので

先程、終わらせました。

(午前中の時間を使い切ってしまいました)




年末年始のお休みのお知らせです。

12/31(木)~1/3(日)までお休みします。

このあと、HPも更新しておきます。



12/30の来店予約はほぼ埋まっているので

これからの予約は対応できそうにありません。

ご理解の程、よろしくお願いします。





では、今回紹介するのはこちらです。













































当店で以前 オーバーホールリサイズした

502XX(501XXのビッグサイズ)ビンテージです。

両面タブのレザーパッチでした(1953年頃のモデル)

付いているレザーパッチは復刻版のを付けられています。

(オリジナルのレザーパッチは経年劣化が激しくて、再利用出来ませんでした)


依頼主は、デニムの色落ちサイトを運営されている denimbaさん(普段は本名でお呼びします)


その時のブログのリンクも貼っておきます

ビフォーはこちら

途中はこちら

アフターはこちら


デッドストック生地をノリ抜き洗いをされて、穿きこみを開始されたそうです。


当店でリベット表再利用が出来るようになったのを

お知らせしたら、是非そのようにしたいとの事だったので

今回はリベット表の再利用を行いました。













その時に外したリベットはお渡ししていました。

(あまり綺麗な状態ではありませんでしたが、、、)

なので、全てのリベット表の再利用は出来ませんでしたが

右前ポケットの4つは再利用に成功しました。

左前ポケットに使った二つは、当店で在庫しているビンテージのストックパーツです。









アップで見ていきましょう。


右前ポケットの4つ











最初からリベットが黒ずんでいました。

長年の汚れがこびりついて、このようになったのだと思います。

(画像だと、刻印がわかりにくくて、スミマセン)







左前ポケットの2つ









こんな感じになりました。












そして、今回はちょうど同じタイミングで

片面47(1947年頃のモデル)をオーバーホールリサイズをされたお客様からも

ノリ抜き洗いをされて、スソ上げの依頼がありました。

(何という偶然でしょう!)


こちらもその時のブログがありますのでリンクを貼っておきます。


ビフォーはこちら

アフターはこちら














































こちらの革パッチはオリジナルです。

(アップが無くてスミマセン)

縮んで色が変わっていますが、、、

乾燥機を使って縮ませたそうです、、、(驚き)


凄いです、本当に日常着としてガンガン穿いているそうですよ。


























チェーンステッチ裾上げ(ユニオンスペシャル43200G)をしました。

洗濯をすると、うねりが出ますよ!









こちらのジーンズも同じく、リベット表の再利用が出来るようになったので

再利用を行うことにしました。

(外したリベットはお渡ししていました)


denimbaさんの両面革パッチの時よりも綺麗に外せるようになっていたので

こちらは6個とも全部再利用をしました。



















アップで見ていきましょう。

右前ポケット



















左前ポケット













こんな感じです。

表の刻印が中央寄りなのが、オリジナルの証です。



リーバイスのビンテージ専用の打ち抜きリベット裏側というのは販売されていません。

それに合う、既製品の物を探して使っています。

(かなり探して、やっと見つけましたが、、、)



リベット先端を平らに潰しているのは

打ち抜きリベットの締まりを更に強化している為です。

個人的にはこの見た目がちょっと気になっています。

先端がもう少し丸っこい方が自然だなあと思います。


それで今、専用の道具を開発中です。

もうすぐそれが完成しそうなので

今後はもう少し先端が丸っこい形状になると思います。

(自己満足かもしれませんが)



この仕事に終わりはありませんね、、、

常に上を目指して、研究開発を続けようと思います。

これからも頑張りますので、よろしくお願いします。



<2015/12/27 追加事項>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

画像を整理していたら、この47モデルの入荷で撮影した時の物が出てきました(喜)

赤タブです。

Rが入ってないので、片面刺繍です。

 

 

 

乾燥機をかけた革パッチです。

47モデル デッドストックの革パッチを洗濯してから

乾燥機にかけると、こんな表情になるんですね、、、凄い!

 

 

 

 

今更なのですが、、、

ボタンの支柱の違いに気が付きました、、、恥

 

 

 

トップボタンは銅色

 

 

 

 

 

 

フライボタンは銅色と銀色の二種類ありました。

47モデルがボタンの支柱の移行期だったのでしょうか?

それとも、ずっと2種類存在したのでしょうか?

 

 

 

フライボタンを解体した時の画像もありました!

両方とも1953年以前に採用されていた(片面タブの年代とほぼ一致)

下地がフラットなタイプです。

これを裏返しにすると、、、

 

 

 

向かって左が銅色

右が銀色

 

銅色の方は、このように

二本爪が巻き込むような作りです。

 

銀色の方は打ち抜きタイプです。

新品時は穴が空いていなかったはずです。

 

再利用の確率が高いのは銅色の方です。

銀色の方は爪が中で残ってしまう可能性があります。

そうなると、再利用は難しいと思います。

 

この辺りもこれから研究調査をしていきますので

よろしくお願いします。

では!



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リーバイス502XX ビンテージ 片面タブ(47モデル) デッドストック オーバーホールリサイズ 解体&アフター

2015年07月04日 | リメイク その他

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


あっという間の週末です。


今週は作業が進みました、、、

ちょっと精神的に楽になったような気がします、、、

(超ハードダメージな依頼品は作業の途中ですが)



それでは前回ブログの続きです。



502XX ビンテージ デッドストック 片面47モデル 

※502XXというのは当時の501XXのビッグサイズに付けられた品番です

1960年代に登場するジッパーフライの502とは違いますのでご注意を、、、


解体中の画像から行きます。










普段見れない隠しリベットの表側です。

UFO型です。














リベットの再利用は出来ないので、、、

(現在、再利用を研究中です)

こちらのUFOタイプに変更します。


オリジナルに合わせて、二本足(ツープロング)のリベットを選びました。












左右後身頃













左右前身頃















ベルトループ

バックヨーク

バックポケット














向こう布

コインポケット

比翼(ボタンホール側)

持ち出し(ボタンフライ側)

スレキ(袋布)











革パッチ

赤タブ













解いた糸です。

再構築の際に使う糸の種類、色、番手などなど、、、

参考にしました。

(糸の再利用は出来ません、、、)


今後のリペア研究の為にも、これらは残しておきます。








解体したジーンズを裁断するには

パターン(型紙)が必要になります。


そのパターンを起こすには、何かしらの見本が必要です。


今回、依頼者さまが用意されたのはこちらです。














リーバイス501 66前期(シングル) モデル (1975年頃のジーンズ)

W33インチ L34インチ?

(レングスは出来るだけ長くします)




このジーンズからパターンを抜き取ります。

でも私はパターンを引けません、、、(恥)


しかし、わたくしの周囲にはジーンズ作りの色んな専門分野のプロがいます。

(職人仲間というべき人達、、、)


ここはプロのパターンナーにお願いします。

(私の信頼している職人仲間)



501のようなキバタ(未防縮)デニムのパターンを引くのは

とても難しいです。


洗うと当然縮みます、斜めにねじれます。

その全てを予想してのパターン製作。


その道でキャリアを積んだ人しか出来ない作業です。

しかし、そのパターンナーさんでも

1940年代デッドストックのキバタデニムのパターンは初めての経験。

縮率やねじれ具合の計算など全てが勘だったそうです。



その職人さんは個人でやっているフリーの人ですが

有名デニムブランドからの引き合いも多く(アメカジ誌にも良く出ています)

かなりお忙しい方ですが、、、

特別にやって頂きました!

(お互いデニムバカなので、気が合います)





その出来上がったパターンを元に裁断をして(超ドキドキ)

縫製をスタートします。


今回は解体前デッドストックの状態で全部のステッチの画像をアップで撮影しました。

それをプリントアウトして(全部で20枚位になりました)

縫製仕様書としました。

(通常の仕様書だと収まらない情報量でしたので、、、)



502XXビンテージ 片面47モデル、デッドストックの完全解体リサイズです。

やるからにはとことんやりたい!



かなり前置きが長くなりましたが、、、


こちらが完成したものです。






未洗いの状態なので、現状サイズはW33以上あります。

(洗って縮んでW33になる計算をしています)



シルエットは66前期モデルを参考にしたテーパードラインで

縫製仕様はオリジナルの47モデルを参考しました。
























フロント周りです。














小股(前股)ステッチの雰囲気はオリジナルに合わせています。

















脇押さえのサイドステッチはオリジナルと同じ長さです。














リベットの再利用は出来ないので既製品へと交換しています。

(只今、リベットの再利用を研究中です)

オリジナルと同じ打ち抜きリベットを使っています。














持ち出し(ボタン側)

比翼(ボタンホール側)

このパーツはそのまま再利用しています。









フライボタンは4つ収まりました。

この辺が、新品のジーンズを作るのとは違う難しさがあります。

パーツを上手く再利用しないといけませんから、、、













Vステッチの角度もオリジナルを参考にしました。

ボタンギリギリまで縫うのが大変でした、、、汗

(新品ジーンズを縫う場合は、ボタンが付いていないので気にしなくても良いですからね、、、)











帯上トップボタンホールもオリジナルを再利用しています。













隠しリベットは再利用できないので既製品に交換しています。

銅無垢なので、時間の経過で変化すると思います。















後身頃です。















お尻周辺です。



















左右バックポケットのイビツな縫製もオリジナルの雰囲気を出しています。

アーキュエイトステッチが中心に残るように裁断を行なっています。

(バックポケットも全体を一回り小さくしていますから)











一筆縫いの際に出る、糸の渡りです。

これも再現しています。

(個人的に好きな部分)












ベルトループも、もちろん再利用です。

帯上を縫う際に仮留めを行なう、通称バンザイ縫製仕様。

カンヌキの雰囲気もなるべく近い感じにしています。













革パッチもそのまま生かします。

ループを縫うのと同じ工程で縫い付けています。

革素材は解くと、針穴が残るので

再利用が難しい部分ですね、、、














裏からもお見せします。



























スレキ(袋布)も、もちろん再利用です。

謎の印字も残るようにしました。












マニアックな部分、、、

脇の押さえの裏側をチェーンステッチです。

オリジナルに合わせています。













アウトシームもほぼ真っ直ぐにしています。

オリジナルに合わせています。

※アウトシームを閉じるステッチは太い番手のシングルです。















もちろんスソはチェーンステッチ仕上げ

表がオレンジで裏がイエローにしています。

これもオリジナルと同じです。

















裏からお尻部分















バックヨーク、バックセンターの巻き縫いWステッチの色も

上下左右が違っていたのでそれを再現しました。

(画像ではわかり難くて、スミマセン、、、)















センターループ裏です。

ここで帯をつないでいます。

そうするとトップボタンとトップボタンホールを再利用出来るからです。


※帯をつながずに、1本にするとボタンホールを新たにやり直しになります。

それもできますが、今回はオリジナルパーツを生かす方を優先しました。









最後にギャラチケとフラッシャーをのせて記念撮影しました。






という訳で、やってしまいました、、、

502XX47デッド生地で W33インチ テーパードシルエット リサイズジーンズ

自分もいつかこれを作って、自分で穿き込みたい、、、

(自分のデニム人生の目標ですね)



この作業自体は2回目でした

前回はdenimbaさんが泊まりで来店された時に

一緒に作った1本でしたね。

(このブログカテゴリーをさかのぼるとあります、、、ご覧下さい)



自分の中で、前回よりも進化した部分が色々とあります。

このような超高額商品を使った、

リスクのあるオーダーをして頂き本当にありがとうございます。



工賃ですが非公開とさせてください。

過去に当店でのオーダーの経験が有り、

(初めてのオーダーでこの作業はお受けできません)

なおかつ、当店まで来店されるという方には工賃をお伝えします。

(でも必ず希望のサイズピッタリになるとも断言できません)




納品後、依頼者さまから喜びの声を頂きました、、、ほっとひと安心です。


「別のリサイズジーンズを作りたくなったので、、、

またビッグサイズの片面47を探します」 と言われていました、、、

凄い人だ、、、





とても長いブログにお付き合い頂きありがとうございました。

さて、今日も地道にリペア&リメイク作業します、、、




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リーバイス502XXビンテージ 片面(47モデル) デッドストック オーバーホールリサイズ ビフォー

2015年06月29日 | リメイク その他

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


激しいダメージのリペア作業が続いております、、、

納期が伸び続けている日々でございます。

2ヶ月半とアナウンスしておりますが

完全に2ヶ月半を越えております、、、

本当に申し訳ございません、、、


只今、依頼が殺到しているわけではございませんが

とにかく時間の掛かる依頼品が多いので、

現状の納期2ヶ月半から 3ヶ月に変更させて頂きました。

(HPの表記を変更しました)


私の手がもっと早くなれば、納期がこんなに伸びないのに、、、

自分の未熟さに苛立ちながら、作業を行なっている日々でございます。

ご理解の程、よろしくお願いします。




では、今回紹介するのは

オーバーホール(完全解体)リサイズです。

フェイスブックでチラ見せしますとUPしたら凄い反響だったので

他の予定を変更して、こちらを先にブログUPします。



このリサイズ方法はまだ、未完成です。

(経験値が少ないので、スミマセン)


商品として確立していない分野です。


しかし、今回は私の事を良く知った常連様からの依頼でした。

(失敗しても、大丈夫だから挑戦して欲しい!)



当店のリサイズは必ず来店を必要としております。

(目の前での試着を絶対条件としております)

その依頼者さまは、凄く遠くから来店してくれました。

(飛行機を使ってまで、、、)


その情熱に私も心が動かされました。


その常連様の為に、何とかしたいと。



そして、今回の依頼品というのがこちら




















リーバイス502XX(501XXのビッグサイズ)革パッチ!

デッドストック!











イエローアーキュエイトステッチがいい感じ










片面タブ 1947モデルです。




47オリジナルのデッドを自分のサイズで、自分の好きなシルエットで穿きたい!

私の夢をかなえて欲しい!

そんな依頼でした。

(47のデッドを自分のサイズで穿くのは私の夢でもありますが、、、)



47オリジナルのデッドで私のサイズでいうと

W34 L32 です。

そんなのどこかで売っているのでしょうか?

デッドストックが枯渇した今、どんなにお金を用意しても

買えないのではないか?と思っています。

(存在するかもしれませんが、市場に出ないと思います)












こちらのジーンズは表記がW44 L36です。

ウエスト100センチを越える巨大なジーンズです。



依頼者さまにサイズ変更後のモデルになるジーンズを用意していただきました。

それが古着のリーバイス501 66前期 W33 です。(レングスはフルレングス仕上げ)

このシルエットが理想的という事なので

この用意していただいた66前期から型抜き(パターンメイク)をしていきます。


このリサイズ方法が未完成な理由は

デニムの縮率の不安定さが原因です。

1947年頃に製造されたキバタ(未防縮)デニムの正確な縮率がわかりません。

(当時は労働着だったので、サイズ感もシビアじゃなかったはず)

でもパターンを作るには縮率計算を入れないと駄目です。

データが無いのでハッキリ言って、勘です。

万が一の事を考えて、狙いよりは大きめにします。

(オーダーメイドですが、ジャストサイズは狙いません)



のりぬき洗い後に生地が縮みきると、ジャストサイズに変更しますが、、、

洗って大きすぎたら、そこからまた詰めましょうとも言われました。

(依頼者さまの柔軟な考え方に感謝いたします)










貴重な47のデッドストックなので

細かい部分も見ていきましょうか。

















脇押さえのサイドステッチが異常に長いのも47モデルの特徴だと思います。










これは初めての発見だったのですが、、、

サイドステッチの裏はシングルではなく、チェーンステッチでした(驚)

ビンテージってこんな個体差があるので面白いですね。

(シングルだともっと太い糸を使っているはずなので、、、)













コインポケットに耳を使っていません。

ビンテージジーンズ=コインポケットに耳有りでは無いようです。













リベット裏が銅製の打ち抜き仕様。

リベットの刻印が中央寄りです。

これは1940年代のディテールのようです。

(1950年代になると文字が全体に大きくなっています)

















フライボタン(小ボタン)はフラットです。

(1952年の片面タブの時代まで、このボタンのようです)















トップボタン裏は膨らみのあるドーム型です。

ボタン裏がドーム型だと1940年代だと思っていましたが

最近の調査では1950年代でもドーム型を発見しました。

ちょっと認識が違っていたようです、、、

(リベットの刻印中央寄りだと確実に40年代かな?)











フライボタン裏はこうゆう形状です。

先端に小さい2個の突起が無いです。

(マニアック過ぎてスミマセン)











最近、47モデルでチェックするのはココ!

持ち出しの先端。

折り込みになっています。

ここが切りっ放しだと47の最初期ですね。

(大戦モデルからの移行時期)












隠しリベットです。

銅褐色です。

鉄に銅メッキ処理をしてあるのかな?

古着になると色が剥げて、シルバーになっているような、、、


デッドなので、糸がとなりに渡っているのが残っています。

こうゆう部分は結構好きです。


















小股(前股)のステッチです。

結構幅が広いですね。

4針でターンしています。

僕のイメージではXXってここが細いのが定番だと思っていました。

でもこんな縫製もあるとは、、、

面白い個体差です。
















右前ポケットのスレキ(袋布)です。

謎の数字が、、、

150本のロットで112本目???

これは面白いので、数字が残るように裁断しようと思います。

















かなり均一な折幅です。

ビンテージは不均一ないい加減な物が多いのに

これはほぼ真っ直ぐに縫われています。

表から見えない部分なので

作業員さんの性格が出る部分なのでしょうか(笑)











裾はもちろんチェーンステッチ仕上げ。

シームの縫い目がずれているので、ユニオンスペシャル43200Gで縫ったのでしょう。

(これが独特なウネリを生み出す原因のひとつです)













ベルトループです。

バンクセンターど真ん中に付いています。

(ループずれになりだすのは1954年の革パッチの最終期だと思います)










この頃のループは幅が広いですね。

そしてセンター膨らみですがほとんど有りません。

これも個体差がありそうな部分です。

なぜ盛り上がっているのが存在するかと言うと

ループを縫う前の裁断の幅が広いと、生地の逃げ場が無くなって

中央部分が自然と盛り上がると思います。

当時はアバウトな裁断だったので偶然出来上がったディテールかも?






とまあ、ごちゃごちゃとウンチクを書かせて頂きましたが、、、

501XX 1947モデルのデッドストック1本をじっくり見てみると

みなさんの想像していたのとは違う部分も多かったと思います。

ビンテージだから、絶対にこうなっていると決め付けるのは難しいですね。

(その個体差が1点物感覚で面白いのですが、、、)

















生地ですが、こんな織り傷がありました。

(けっこう目立つ感じです)

織りの技術が未発達だった時代の特徴ですね。

今でもセルビッチデニムは旧式の機械で織っているので織り傷は出ます。

でもそんな傷物デニムは検品でB品になります。

それってどうなんでしょう?

当時の本物を追及するなら(ビンテージ復刻、レプリカジーンズに限る)

織り傷はA品だと思うのですがね、、、(個人的意見)













これにはフラッシャーとギャランティーチケット(通称ギャラチケ)も付いていました!

(これだけでも価値がある品です)


この二枚はなぜか、ぴったりとくっついています。

無理に剥がすと、破れそうなのでこのままにしておきます。










ギャラチケの上に

FOR OVER 70YEARS というのが見えます。

これは501が誕生してからの年数だと言われています。

(でも結構アバウトなのですが、、、)


アバウトに計算すると

リーバイス501が誕生したのが1873年なので、、、

70年オーバーだと、、、1943年以降、、、

合っていますね、、、










フラッシャーの下に小さく

Copyright 1945. と書いてあります。

これは1945年以降に発行されたのでしょう。
















面白いのがギャラチケの裏側

こんな繊維質の紙でした。

何か頑丈な素材なんです。






このフラッシャーとギャラチケのセットですが

何と何と、依頼者さまからプレゼントされました。

とても嬉しかったです。

額に入れて飾っています。

(来店された方にも見える位置に飾っています)







久しぶりのブログ更新だったので

ちょっと頑張ってみました、、、汗




最近更新少ないよねって、知り合いに言われました、、、苦笑

納期を守れていない状況で、ブログをUPするのも気が引けるので、、、汗




では次のブログでは

解体&完成形の紹介をしたいと思います。

お楽しみに!



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リーバイスのレギュラージーンズ  ジッパーフライをボタンフライに変更+お任せリメイク7000円コース

2014年07月24日 | リメイク その他

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


相変わらず、バタバタとした毎日を過ごしております、、、

なかなか納期が縮まらずに、1人で焦っています。

1人で全ての業務をする事の限界なのかな?


とりあえずはこのまま1人で頑張ろうと考えていますが、、、




では今回紹介するのは



















リーバイスのレギュラージーンズです。

フロントがジッパーフライになっています。

こちらをボタンフライに変更して欲しいとの事


そしてトップボタンも別の物に変えます。















パッチがオリジナルではありません。

なので品番が不明です。

こちらはお客さま自身でされたそうです。

ジーンズをカスタムするのが好きだと言われていました。

(この革パッチもいい感じになっていますね)


それで、前身にも軽くリメイクをする事にしました。

イメージは当店の過去ブログを参考にして頂きました。













作業の途中段階をお見せします。

ジッパー部分を取り外しました。

なるべく元のパーツを生かします。

しかし、ボタンホール部分のパーツ(比翼布)は新たに作らないといけません。









そんなこんなで完成したのがこちらです。




リメイク代の上限もあったので

軽めのリメイクになっています。

でもパッチワークが大きめなので、存在感はあります。

















あて布はすべて違う生地にしてみました。

ハンドステッチを飾りとして入れるだけで

手作り感が出ますね。

なんだが温かみを感じるので私は好んで使います。












前立て部分です。








中はこんな感じ。

フライボタンが付いた 持ち出し布 は再利用しています。

ボタンホール部分の 比翼布 は別の古着デニムを使っています。

色差を少なくして、なるべく違和感の無いようにしたいのですが

ストックしている古着デニム次第かもしれません。


表からは見えない部分なので、そこまで気にしなくても良いと思います。











フライボタンは当店のオリジナルジーンズと同じ

ブルズアイ型にしました。












トップボタンも当店のオリジナルジーンズと同じ

センター凹み型です。

こちらは外したボタン穴をふさぐ為に

穴埋めリペアを行なっています。







以上こちらの工賃が

ジッパーフライをボタンフライに変更 7000円

トップボタンを変更 1000円(穴埋めリペア代込み)

前身のお任せリメイク 7000円

合計15000円(別途送料)





カスタムリメイクジーンズがお好きな方

1点物の自分仕様のジーンズを製作しますよ。

オーダーお待ちしております。



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リーバイス502XX (501XXのビッグサイズ) 革パッチ(53モデル) オーバーホールリサイズ アフター

2014年07月14日 | リメイク その他

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


日曜日にブログをUPする予定でしたが、、、

お休みは家族サービスで忙しく、、、

結局、月曜日の朝になってしまいました(苦笑)




沢山の問い合わせのメールが溜まっています、、、

やばいです、、、

(土曜日にメールされたお客さま、まだ返信してなくてスミマセン)





それでは早速、完成形の紹介をします。













W30インチのジーンズに生まれ変わりました。

denimbaさんのオリジナルジーンズ bridge のパターンで作ったので

綺麗なテーパードストレートのジーンズだと思います。



いやー、これが完成したときは

私も何とも言えない達成感がありました。


XX革パッチのデッドを解体→裁断→再構築って 自分も初体験でしたし

他で誰かがやった とかも聞いた事がありませんでした。


本当に貴重な体験が出来ました。

私にこんなチャンスを与えてくれた denimbaさんに感謝です。







では完成したジーンズのディテールを紹介します。

(製作時にこだわった部分)







まずは前身頃から


縫製糸はもちろんオール綿糸です。

縫製仕様や糸番手も出来る限り、オリジナルを忠実に再現しました。

















左右前ポケット部分です。

リベットはオリジナル品の再利用が出来ないので

bridgeに使用したのと同じ ユニバーサルの刻印が入った

打ち抜きリベットを採用しました。

(denimbaさん希望の品です)








ベルトループはそのまま再利用しています。













小股の縫製です。

XXらしく太番手ステッチで縫っています。














内側を見て行きます。

帯裏に当店のオリジナルネームを付けました。

hands-onでリメイクした証を残させて頂きました(感謝)














ボタンホールですが

トップボタンホールは新たに穴をあけました。

その下の比翼部分(フライボタンホール)はオリジナルを再利用です。


色々と試行錯誤して

フライボタンは3つ入れる事が出来ました。

(オリジナルパーツを生かしたので制限のある物作りです)













トップボタン、フライボタンもオリジナルを生かしています。













帯び止めはもちろんVステッチ仕様です。

ボタンが付いた状態でのステッチワークでしたので

V字の角度もこのようにしか出来ません。


※帯下に白い糸が見えていますが

これは仮縫い用の糸で洗うと溶けてなくなる仕掛けです。

オリジナルパーツを生かす縫製をするには

このような工夫も必要なのです。















バックポケットの隠しリベットです。

リベットの再利用は出来ないので

なるべく雰囲気の近い物を採用しました。


あと、かなりマニアックなのですが

バックポケットのステッチを隣に移動する時は

あえて糸を切らずに、糸の渡りを残しています。

オリジナルの縫製がそのようになっていたので再現してみました。











次に後身頃です。












バックセンターの縫い合わせはなるべく一致させました。

(何回もやり直しています)
















左右バックポケットのステッチワークです。

ここもなるべくXXの雰囲気になるように気をつけました。


アーキュエイトステッチはオリジナルを再利用したので

このような角度になっています。














denimbaさんが最もこだわる隠しリベット上の膨らみです(笑)

オリジナルの縫製を忠実に再現しております。













裾のインシーム側です。

押さえのコバステッチの幅は広めにしています。

ここもdenimbaさんがこだわっている部分です

マニアックなこだわりですね(笑)














こんな所だれもチェックしないと思いますが、、、

地縫いは太番手のシングルステッチ

オーバーロックは粗めにして

押さえはチェーンステッチです。

(オリジナルのXXに忠実な仕様)















アウトシーム

もちろんセルビッチ仕様










耳の折り幅は何ミリにしたか忘れてしまいましたが、、、

denimbaさんから指定された幅にしています。

定規で測って確認しながら縫った記憶があります。

(彼がずっと現場に居たので、このような事も可能でした)



裾上げはもちろんチェーンステッチ仕様です。






以上です。




denimbaさんはこの為に岡山に泊まりで来ていました。

凄い情熱ですよね、、、



私も参りました、、、


ここまでされると、、、

私も出来る限りの事はしたいと思いました、、、



このような物作りを実現するには

お互いが顔を合わせてのコミュニケーションと信頼関係が必要です。




このジーンズは一度解体したので

オリジナルビンテージとしての価値はありませんが

私とdenimbaさんの情熱という価値は計り知れない物があります。



この仕事やってて良かったと思った瞬間でした。




このジーンズがどうゆう色落ちをして

育っていくかは、今後のdenimbaでお楽しみ下さい。

彼も沢山のジーンズをローテーションで穿いているので

すぐに結果は出ないと思いますが

楽しみですね。

では。





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リーバイス502XX (501XXのビッグサイズ) 革パッチ(53モデル) オーバーホールリサイズ 解体、裁断、縫製

2014年07月14日 | リメイク その他

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


バタバタした日々が続いているので

お休みの日がブログUPのチャンスです。

前回の続きを書きます。






バックポケットのステッチを外しました。









普段見れない、隠しリベットの表側です。

UFO型でした。

私の経験では

革パッチ期までがUFO型

紙パッチ期からは皿型になっています。

(今の所100%です)


皿型のほうが表生地に与えるダメージが少ないので

この部分も進化しているように感じています。







ここから一気に進みます。

(解体は私とdenimbaさんの共同作業です)




上から

・コインポケット

・向こう布

・ポケットスレキ(袋布)

・ベルトループ

・革パッチ












上から

・左右バックヨーク

・左右後ろポケット

・赤タブ












左から

・比翼(ボタンホール側)

・持ち出し(ボタンフライ側)

・帯(ウエストベルト)


比翼にあけられたボタンホール

持ち出しに打ち込まれたフライボタン

帯に打ち込まれたトップボタン

すべて再利用が出来る様に作り込みを行ないます。

オリジナルパーツを残せる部分は出来るだけ生かします。



こうゆう部分を生かして作るには

新品のジーンズを一から作るのとは違った腕(工夫?)を必要とします。










左前身頃

(右前身頃は省略します)













左後身頃

(右後身頃は省略します)






これで解体が完了しました。

二人でやって3時間位だったと思います。

チェーンステッチ(環縫い)を解くのは早いのですが

シングルステッチ(本縫い)を解くのが時間が掛かります。


その様子をdenimbaさんは動画で撮影されていました(笑)





では次に生地の裁断ですが

裁断するにはパターン(型紙)が必要です。


でも大丈夫。

denimbaオリジナルジーンズ 「bridge」のパターンがありますから。

問題なのは縮率だけです。

bridgeに使ったデニムは未防縮のキバタデニムなので

データ上では縦10% 横5%の縮率計算です。


502XXデッドストックも未防縮のキバタデニムですが

正確な縮率はわかりません。

(でもかなり縮むはずです)


denimbaさんのウエストジャストがW28です。

W28で作って、縮みすぎると穿けないので、、、

保険を掛けて、W30のパターンで裁断しました。

(2インチUPくらいなら問題ないそうです)







bridgeのパターンで裁断したのがこちら

(裁断もdenimbaさんと一緒に行ないました)



バックポケットはアーキュエイトステッチが真ん中に来るようにしました。

左右が切れてしまったので、オリジナルと違いますが

どうしても再利用したい部分でしたので、、、


革パッチは経年劣化が激しかったので、再利用が出来ませんでした(残念)











左右前身頃の裁断後











左右後身頃の裁断後



生地端のセルビッチを再利用できる裁断をしました。


隠しリベットを外した跡は穴が空いたので

当店のリペア技術で穴を塞ぎました。





さあ、すべての前準備が整いました。

ここから縫製作業がスタートします。



denimbaさんはジーンズの縫製にもすごく興味を持っておられるので

(将来的には自分でジーンズを縫えるようになりたいとの事)

一工程ずつ、説明をしながらゆっくりと縫っていきました。

denimbaさんも真剣にメモや写真、時には動画を撮影されていました。

私も作り方のコツなどを沢山教えました。

(人それぞれのやり方があるので、これが正解というのはありませんが、、、)











前身頃が完成しました!

denimbaさんが来られた証に、一緒に撮影をお願いしました(笑)











前身頃の裏側です。

比翼(ボタンホール側)

持ち出し(ボタンフライ側)

をそのまま再利用するのに苦労しました、、、











後身頃です。

左右がまだつながっていませんが

何となくジーンズの形になってきました。



次の工程は巻き縫いのダブルステッチです。

(バックヨーク、バックセンター部分)




しかし、当店にはそれをする専用の 巻き縫いミシン がありません。

よってここから先は 児島の縫製工場 SPYさんで行ないます。

denimbaさんもこの時点でかなり興奮されていました。

鳥肌が立ってきたらしいです(笑)




そして、当店から車で45分ほどかけて

児島に行きました。


SPYさんには事前予約をしておいたので

残りの作業もスムーズに進行しました。



私がデジカメを忘れてしまったので、、、(恥)

ここからの作業は画像データがありません、、、スミマセン



残りの工程は文章のみで説明します。

(専門用語が多くてわかりにくいです、、、)



バックヨーク、バックセンターの巻き縫いをして

後身頃が完成。



内股を裏から 地縫い+オーバーロックで縫い合わせて

表から、押さえのコバステッチを入れます。

前身頃と後身頃がつながりました。



左右脇(アウトシーム)のつなぎ合わせをします。

これでほぼパンツの形になっています。



帯(ウエストベルト)の縫い付けをします。

帯上を縫うときにベルトループの借り止めも

一緒に行ないます。

(通称、バンザイ縫製というやつです)



スソの環縫い(チェーンステッチ)を行ないます。



カンドメ(カンヌキ)をベルトループ、内股の付け根に打ち込みます。

これでミシンの工程は終了しました。



最後にリベットを打って完成です。

(ボタンは全て再利用したので、打ちません)







完成形の紹介は次回ブログで紹介します。



では。




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リーバイス502XX (501XXのビッグサイズ) 革パッチ(53モデル) オーバーホールリサイズ ビフォー

2014年07月13日 | リメイク その他

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


移転後も沢山の依頼ありがとうございます。

早く、納期を60日以内にしたい気持ちで頑張っています。

お待ちのお客さま、申し訳ございません、、、




今回のブログですが

やっと公開できます。

依頼主さまからのOKが出ました!

その依頼主さまとは、、、

みなさんご存知の? denimbaさんです。

(普段はdenimbaさんとは呼びませんが、、、)

もう芸名みたいな感じですね。




この仕事をしたのは去年の8月だったような気がします、、、多分

随分長いこと温めていました、、、

思い出しながら、ブログを書いていきます。





今回の依頼品を持って

denimbaさんには関東からわざわざ当店まで来店して頂きました。

(これでご来店は3回目かな?)

本当に熱心な方で、頭が下がります。



では早速その依頼品を紹介します。





デカい!

写っているモノサシが1m位ですよ。

ウエストサイズがこれの×2なので、

ウエスト200cm位!















私物の501XXを上に置いてみました。

これはW33インチ位です。

普通サイズのジーンズが子供用に見えてしまいます。







これでも大きさをお伝えするのが難しいと思ったので

denimbaさんのサイトから画像をお借りしました。

自宅で撮影されたそうです。









わかりました?


世の中にこれを穿ける人はいないと思います。

これはジーンズの看板というべき物しょうか?

お店のディスプレイ用に作られた物ですね。

(古着屋さんとかで見た事ある人もいるのでは?)







では、このジーンズの年代チェックをしようと思います。

プロの古着業者ではないので、100%合っているとは限りませんので、、、

アバウトです、、、(単なる個人的趣味です、、、)

ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので

飛ばしてください(苦笑)







リーバイスです。














ビッグEの両面タブです。

Vの幅は左右均等














革パッチです。

経年劣化しています。

ボディーは、のり付きの硬いデニムですが

これは本当にディスプレイとして長年飾ってあったのでしょう。

革が風化したように見えます。











薄っすらと印字が見えます。

印字を上に書いてみました。

502XXです。




502といえば、、、

501ZXXから品番変更になった

ジッパーフライの品番です。

どうゆう事?

それはあとで説明します。













太めのベルトループ

バックセンターど真ん中に付いています。













サスペンダーボタンが付いています。

ディスプレイとして吊るす為に打たれた物だと推測します。

(デカ過ぎて、ハンガーにかけることは無理ですね)










サスペンダーボタン裏

スコービル社製

これもビンテージ物です。

















トップボタン裏は無刻印のフラットなタイプ

帯び止めはVステッチ仕様















フライボタンもフラットなタイプ

(これで大体、年代が絞れました)
















リベットは 打ち抜き仕様(リベット裏が銅製)












バックポケット裏に隠しリベット付き












もちろんセルビッチ

赤耳とも呼ばれますが、ピンクっぽい色でした。

(年代によって変化します)











ボタンフライの一番下付近

小股ステッチの上にカンドメ(カンヌキ)がありません。

(順番がめちゃくちゃでスミマセン)







以上これらのディテールから

1953年頃に製造された物だと推測します。

片面タブから両面タブへの移行期だと思うので52年の可能性もあると思います、、、


モデル名でいうと

リーバイス502XX 革パッチ 両面タブ でしょう。


ボタンフライなのになぜ502という品番なのかというと

当時の501XXはサイズによって品番が違っていたのです。


W29インチ以下を 503 BXX

W30~42インチまでを 501 XX

W44インチ以上を 502 XX

このような品番で管理していたようです。

ジッパーフライの502が登場する前に使われていた品番ですね。



ちなみにL(レングス)が38インチ以上だと

501 EXX となっていたようです。



もっと詳しく知りたい方は

お近くのビンテージ古着専門の店で聞いてみてください。






さて、こちらの超ビッグサイズの生デニムをどうするかと言うと、、、

一度、全部解体して、、、

パーツごとに裁断をやり直して

持ち主の denimbaさんが穿けるようにするという

リサイズをします。

これをオーバーホールリサイズと勝手に名付けています。




私物のジーンズならばこれはやっているのですが、、、

(自分のスキルアップの為に)




彼がどうしても1950年代の501XXのオリジナル生地で

色落ち研究をしたいという情熱に負けました。

当店まで来てくれれば、特別にお受けしますと答えました。

そんなこんなでこの企画は実現しました。




こんな事をするのであれば

穿けるサイズのデッドストックを買えば良いじゃないと

思う人がいるかもしれませんが、、、



1950年代の501XX 革パッチのデッドストックのジャストサイズとなると

その希少価値から100万円以上するでしょう。



今回の巨大ジーンズの購入価格は10万円だとお聞きしました。

年代は古いのですが、やはり穿けない大きさなので

需要が少なく、お値段もぐっと下がります。



それに岡山までの交通費

当店のリサイズ費用(秘密です)を合計しても

100万円以上と比べるとかなりお安い値段で

1950年代の生デニムを穿くこと(色落ち研究すること)が出来ます。



もうここまで来ると、denimbaさんの執念というべきかもしれません。




次回ブログはこれの解体→裁断→縫製の流れをレポートします。

denimbaさんにも解体作業を手伝って頂きました。

(私はドキドキして手が震えました、、、)




では。





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リーバイス501XX 革パッチ 両面タブ(53モデル) オリジナル オーバーホール リサイズ アフター

2014年05月28日 | リメイク その他

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。



詰まっていた仕事がスムーズに流れ出しましたが、、、

まだ納期は60日をちょっと越えています、、、

お待ちのお客さま、ご迷惑をお掛けしております。




では前回ブログの続きです。

出来上がりのアフターを紹介します。




※このリサイズ方法はお客さまには行なっていません。

難易度が高すぎるので、サービスとして提供出来ません。

(なので私物で練習している訳ですが、、、)




だったらそんなのブログに書くなよ、、、って突っ込まれそうですが、

私も日々技術を向上させたいと思って仕事を続けているので

hands-onの新たな挑戦記録だと思って、読んで下さい。








66っぽいテーパードストレートに仕上げました。








ウエストはW34インチ位です。(自分で穿いた感覚)

股上は好みの深めです。









アウトシームのアタリはそのまま残しました。

シームの捻れ感も理想に近い感じです。












ヒザ下はスッキリとしています。

ちょっと今のトレンドを意識しました。


自分の私物ジーンズは太めが多いから

こうゆうのも欲しかったです。
















裾はもちろんチェーンステッチ仕上げ。

(手作業による ウネリ縫いです)

仕上げ洗いをしたので、パッカリングが出ています。










後身頃











お尻全体



バックポケットはかなり小さくしましたが、

それでもこのバランスは大きく見えます。

505のような印象です。



バックポケットの左右と下を削ったので

アーキュエイトステッチが下寄りになっています。



隠しリベットはお尻中心が既製品で

脇側はオリジナルをそのまま残しました。

(後でお見せします)








ここから平置きの画像です。













小股(前股)ステッチは太番手の糸を使っています。












トップボタンとホール(帯全体)

持ち出し(ボタンフライ)

比翼(ボタンホール)

全てオリジナルをそのまま使いました。

かなり無理して捻じ込んだので、、、

フライボタンは3つしか入りませんでした。











トップボタン横のVステッチ

フライボタン横の太番手ステッチ

を再現してみました。














持ち出しの裏側です。

ウエストベルト(帯)は先端までチェーンステッチで縫っています。








持ち出し裏のロックはハンドステッチ仕上げです。

フライボタンをオリジナルのまま生かすと

縫うときにボタンが邪魔して、ロックミシンが使えませんでした、、、

ここは苦肉の策です。

(ハンドステッチだと、どんなに狭い部分でも針が届きますからね、、、)












前ポケット、コインポケット部分は全てオリジナルのまま使いました。

このパーツはサイズアップをしてもそんなにグレーディングが掛からないようです。

(よってリベットもオリジナルのまま残っています)













ベルトループのカンドメ(カンヌキ)はそのまま残して

縫い付けてみました、、、

専用ミシンで新たに縫うか迷いましたが、、、

オリジナル綿糸の退色した雰囲気が良かったので、そうしました。



ベルトループの取り付けはウエストベルト(帯)上のステッチと一緒に縫う

通称バンサイ縫製にしています。













帯裏の中心です。

この部分で超長かった帯を切ってつないでいます。

表から見るとつなぎ目はループで隠れて見えません。












バックポケット裏側

隠しリベット仕様を残しました。








脇側の隠しリベットはオリジナルのままです。










お尻中心の隠しリベットは既製品です。

(なるべく雰囲気の近いのを探しました)


ステッチを隣りに移動する際に

糸の渡りが出るように縫ってみました、、、

(超マニアック)

オリジナルがそのようになっていたので再現しました。












表から見たバックポケット部分。

元の大きさの後ろポケットの影が濃く残ったので

特殊な加工を行なって、色を馴染ませてみました。

でも完璧には馴染まないですね、、、













元のポケット位置がわかると思います。

隠しリベットがあった部分は身生地に穴が空いたので

タタキミシンで穴を塞ぎました。














左右バックヨークのつなぎ位置です。

前回リサイズで502をやったときは随分ずれましたが、

今回はピッタリ合わせました。

(何回やり直したか覚えていないくらい、やり直しをした部分です)

















内股の縫製です。












コバステッチ(シングルの押さえステッチ)は約4ミリです。

ここもオリジナルの幅を再現してみました。






以上です。

まだまだ未熟者なので

完璧にXXを再現出来ていませんが、、、


現状出来るベストを尽くしました、、、


解体→パターン取り→裁断→縫製

GW休暇、4日間かかって完成です、、、(超大汗)



特にウエストと股上~内股の修正は何回もやっています。

自分で試着確認、脱いでからそのままやり直し、

途中から着替えるのも面倒になり、

下半身パンツのままミシンに座っていました(苦笑)



自分の体がモデルになって

自分で縫製出来るので

このような事が出来ると思っています。



ブログの冒頭に書いたように

このリサイズ方法はお客さまには行なっていません。

とりあえずは、自己満足させてください。




というわけで、

長年の憧れだった

リーバイス 501XX 革パッチ オリジナル 濃紺ジーンズ

自分のジャストサイズを手に入れました!

(完全オリジナルじゃないので、価値は低いと思いますが、、、)




これから穿き込んで色落ちさせたいと思っています、、、

ジーンズは飾る物ではなく、日常で穿いてなんぼだと思っているので

ガンガン穿きますよー



では、納期が短くなるように

今日も頑張ります!





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リーバイス501XX 革パッチ 両面タブ(53モデル) オリジナル オーバーホール リサイズ ビフォー&解体

2014年05月26日 | リメイク その他

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。



今回のブログネタは

GW休暇中にリサイズした自分のジーンズの紹介です。


以前のブログでリーバイス502 66ビッグE オリジナルを

オーバーホール リサイズした事をブログで書きました。

ビフォー&解体は→こちら

アフターは→こちら




それに味をしめて、、、

超ビッグサイズのビンテージは安く買えるので

またヤフオクで買ってしまいました。




前回やった時の、反省点もあるので

その辺りをどう修正できるかも試したかったです。





そして今回リサイズのベースになったのがこちらです。




リーバイス501です。






形が変です、、、

股上が相当深い、、、


でも穿き込んだ形跡があります。

メーカーの特注品だったのでしょうか?


サスペンダーボタンが付いていますが

飾りではなく、リアルに使っていたと思われます。


















今回のもウエストが超デカイです。

ウエストの平置きが60センチ(上のモノサシを見て下さい)

という事はアバウトですが×2で 

ウエスト120センチ、、、約48インチです。




下に並べたのは

私物の リーバイス501XX ギャラ入り紙パッチ(55モデル) オリジナル 

ウエストが33インチ位です。

私のジャストサイズジーンズです。

この位にリサイズして穿き込みをしたいと考えております。







では、このジーンズの年代チェックをしようと思います。

プロの古着業者ではないので、100%合っているとは限りませんので、、、

アバウトです、、、(単なる個人的趣味です、、、)

ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので

飛ばしてください(苦笑)














バックポケット裏に 隠しリベット付きなので

XXが確定です。

1966年以前。

















フロントのリベット裏が銅製 打ち抜き式なので

ギャラ入りが確定です。

1962年以前











革パッチ、紙パッチどちらでしょうか?








右上に革の欠片が残っていました(喜)

革パッチです。

1954年以前













赤タブをチェックします。

イエロー綿糸のアーキュエイトがいい感じですね、、、









もちろんビッグE(Vの幅が左右均等)







裏にも刺繍があるので両面タブです。

1952年以降です。



という訳で、

リーバイス501XX 革パッチ 両面タブ の通称1953年モデルなのですが、、、







もう少し年代を絞り込めるディテールがあります。




極太のベルトループが

後ろのド真ん中でセンターセットです。

両面革パッチモデルは1953年~54年までの短い生産期間だと思うのですが、

1955年からの紙パッチ期に近くなると、後ろループが左にずれます。

ループずれ、オフセットなどと呼ばれます。



※1960年代になると左にずれた後ろループはセンターに戻るのですが

ベルトループの幅が細くなっています。

(強度よりもファッション性が重視されだしたのかな?)















トップボタンをチェックします。

ボタンの彫りが深いような気がします、、、

鉄が錆びていい感じです。






ボタン裏は無地です。

微妙に膨らみがあります。

1940年代になると はっきりとした膨らみ になるようです、、、(多分)













フライボタンです。(トップボタンの下)

下地がフラットです。

ここが年代を決定する重要ポイントだと思います。

フラットタイプは赤タブ片面と同時期に採用されたボタン(1952年まで)

という事らしいのです。


なのでこのフラットタイプボタンの革パッチは

赤タブが片面~両面になる移行期だと思うのです、、、

よって1952年製だと思います(個人的判断)












サスペンダーボタンのアップです。

リーバイス社のオリジナルです。(トップボタンと同じ)

個人でカスタムした物だと、ここは既製品になるのですが

メーカー品のボタンなんですね。

なのでこれはメーカーの特注品だった可能性が高いです。

(1950年代のリーバイス社にこのようなカスタムメイドサービスがあったのかな?)

 

FBにブログをアップしたら、見ていた方からコメント頂きました。

「これ、文字がないけどピエロパンツなんじゃないでしょうか?」

むむっ、、、

確かにピエロパンツの形をしている、、、

私の浅はかな知識では 

ロデオ大会のピエロパンツ=ラングラーのみだと思っていました、、、

そこで ググってみたら、、、

リーバイス社のピエロパンツがネットでヒットしました(恥)

これと全く同年代の同型も見つけてしまいました。

品番が501GXXとなっているではありませんか(驚)

特注品ではなくて、専用品番が付いていました。

いやー勉強になりました(感謝)



ちなみに、ピエロパンツとは

ロデオ大会の時に(場を盛り上げる為)

ピエロがパフォーマンスをする時に穿くパンツです。

そのパンツには大きくジーンズメーカーの刺繍が入った物があったりします。

ジーンズメーカーの広告の役目もしていたようですね、、、

豆知識でした、、、(マニアのみなさんは知っているか、、、)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー










裾もいい感じのアタリが残っています。

恐らく、オリジナルチェーンステッチだと思います。



<追加事項>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そう言えば、、、

 


裾を解体している時に中から砂がガンガン出てきたのを思い出しました。

 


あれは1950年代、アメリカのロデオ会場の砂だったのか、、、

 


ちょっと感慨深くなってしまいました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







もうひとつ面白いディテールを見つけました。

脇押さえのサイドステッチです。

異常に短いのです(笑)


この年代のXXはサイドステッチが長くなると聞いた事がありますが、、、

このジーンズは異常に短い、、、

ビンテージの固体差って面白いですね。

この適当さもビンテージジーンズを見る楽しさなのですが、、、




という訳で、、、

憧れの 501XX革パッチ オリジナル 濃紺を手に入れました!


ヤフオクで35000円で出品されていたのですが、、、

入札者は私だけで、35000円で落札(喜)


これが自分ジャストのW34 L30位になれば、、、

かなりお買い得です。


というか、、、501XX革パッチ オリジナル 濃紺の自分ジャストサイズなんて

高すぎて私には買えません、、、


ある意味、長年の夢が叶います。





それでは解体します。



右身頃の上









右身頃の下















左身頃の上














左身頃の下





リサイズしてもアウトシームのアタリはそのまま残したかったので

アウトシームはつないでいます。

※このリサイズ方法はお客さまには行なっていません。

難易度が高すぎるので、サービスとして提供出来ません。

(なので私物で練習している訳ですが、、、)










普段見れない隠しリベットの表側

UFO型でした、、、

やっぱり、、、

私の調査結果では

革パッチモデル(1954年)までは全てUFO型です。

(この先もここはチェックしますね)













・帯(ウエストベルト)

・ベルトループ

・比翼(ボタンホール側)

・持ち出し(ボタンフライ側)

・赤タブ

・サスペンダーボタン


すべて解体しました。











赤タブのアップ

両面刺繍で中央にRのレジスターマーク入り

(刺繍の精度が低いから? Rに見えませんが、、、)
















サスペンダーボタンのアップ

二本爪(ツープロング)でした。

これには驚きました、、、

ボタン裏がもっと膨らんだタイプはツープロングだと聞いていましたが、、、

このタイプもそうだったのですね、、、

やっぱ自分で検証してみるのが一番です。














バックポケットも小さくリサイズが必要なので部分的に外しました。

こちらがUFO型の隠しリベットを解体した物です。

何と、何と、、、こちらも二本爪(ツープロング)でした。

これは更に驚きました、、、



501XXを解体しながら1人で興奮していました、、、

単なる変態野郎です、、、(苦笑)






という訳で、、、

501XX オリジナルの解体ショーでした。

ジーンズマニアさまお楽しみ頂けましたか?




それでは次回ブログはリサイズ後の完成ジーンズを報告します。

お楽しみに!




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リーバイス502 66ビッグE オリジナル ボタン裏16 オーバーホール リサイズ アフター 

2014年01月28日 | リメイク その他

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


それでは前回ブログの続きです。


ウエストを約34インチに大幅サイズダウンしたのがこちらです。

(微調整は自分で試着しながら行ないました)























左右前ポケット口もアタリが出ていたので

そのまま使って生かしました。

しかし、このコインポケットの大きさは何なんでしょうか(驚)

50インチのジーンズとなるとコインポケットも大きくなるの?












リベットもオリジナルです。











フロントジッパーもオリジナルを使いました。

しかし、縮んだキバタデニムにジッパーフライの取り付けは

本当に苦労しました。

何回やり直ししただろうか、、、(大汗)



当時の502はジッパーのかみ合わせが悪くなって穿けなるという

クレームが多かったとの話も納得します。











トップボタンと帯(ウエストベルト)もそのまま使っています。












ボタン裏16刻印も残す事が出来ました(喜)



帯裏もオリジナルと同様に上下チェーンステッチにしましたが

上のステッチを入れるときにボタンが邪魔で

どうしても曲がってしまいました、、、(残念)

















アウトシームをそのまま生かして

パターン修正したら

こんなにインシームが曲がってしまいました、、、

かなり強引に縫いこむ事で丸めました。

やはりいろんな所に無理が生じていますね、、、

(でもこうゆう物作りにチャレンジしたかったので満足しています)










裾は擦り切れた跡があったので

リペアしてからチェーンステッチ仕上げとしました。

(レングスも自分のベストサイズです)



























バックポケットはひと回り小さくしました。

取り付け位置がサイドに寄ってしまうので

このように下地の濃色が出てきました。

ちょうとお尻の部分なので

穿き込むと色落ちして周辺に馴染むと嬉しいです。

(穿き込んで色落ちしたら、またブログで報告しますね)











左右バックヨークの縫い合わせもこんなにずれてしまいました、、、(残念)

こちらも何とか丸める事が出来たという感じです。

(次回製作するときの修正点とします)













右足のアウトシームが、、、

ねじれ過ぎて、、、

後身に来てしまいました、、、

キャタピラー状のアタリを残せたので良しとしましょう。












裏からです。












スレキのプリントもそのまま残す事が出来ました。











リベット裏もオリジナルです。











このグニャグニャに曲がったアウトシームもオリジナルのままです。

(かなりランダムだったので、撮影してみました)












同じ側のシームなのにこの違いは何なんでしょう(笑)

現在のジーンズ縫製では考えられないブレです。






そんな、こんなで何とか形にした

リーバイス502 66ビッグE 16ボタン をW34インチにリサイズしたジーンズ

とてもお気に入りで、只今毎日穿いております。

色落ちさせるのが楽しみでしょうがありません。



次もまた超ビッグサイズをオーバーホール リサイズして

楽しもうと企んでいます(笑)


5月のGW休みに作りたいですね。



それでは

引き続き、大量に溜まったリペア&リメイクのお仕事を頑張りたいと思います。

では。






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リーバイス502 66ビッグE オリジナル ボタン裏16 オーバーホール リサイズ ビフォー&解体

2014年01月28日 | リメイク その他

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


今回のブログネタは

年始休み中にリサイズした自分のジーンズの紹介です。


以前のブログでリーバイス646ビッグE オリジナルを

オーバーホール リサイズして頂いた事をブログで書きました。

ビフォー&解体は→こちら

アフターは→こちら




それに味をしめて、、、

超ビッグサイズのビンテージは安く買えるので

またヤフオクで買ってしまいました。





そして今回リサイズのベースになったのがこちらです。








上に置いてあるのは

リーバイス501XX オリジナル 55モデル(私物)

ウエストは33インチ位です。


下にある 濃色のジーンズのウエストは約50インチ(127センチ)です。

大きさが分かりやすいように重ねてみました。


501XXはジャストサイズで余裕がないので(最近またお腹が出てきて、、、苦笑)

今回はウエスト34インチを狙って作ってみます。






では、この超ビッグサイズのジーンズの年代チェックをしようと思います。

プロの古着業者ではないので、100%合っているとは限りませんので、、、

アバウトです、、、(単なる個人的趣味です、、、)

ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので

飛ばしてください(苦笑)














ビッグE

Vの幅は左右不均等なので

1966年以降でしょうか?









フロントはスコービルのジッパー仕様

502か505でしょうか?












トップボタンがシルバーなので502でしょう。












帯裏は上下チェーンステッチなので

1969年以降?

(これは諸説あるので断言できませんが、、、)












トップボタン裏の刻印16

ビンテージジーンズマニアの間では有名な

16ボタンです。




某アメカジ雑誌で16ボタンの事が書かれた記事を読んだのが

16ボタンを知るキッカケでした。




その後、色々と詳しく調べていくと

16ボタン→16工場とは通常の製造ラインとは違う作り方をしてる事が分ってきました。

変わったディテールを採用している事があったりするのです。

この謎はまだ解明されていませんが

他の番号(工場)よりも生産数が極端に少ないのは確かです。


16ボタンは革パッチモデル(1953年頃)~66前期モデル(1976年頃)までに見られます。

他の記号、番号と比べると大変長い間存在した番号(工場)という事になります。

色んな意味で謎が多い番号なのです。



ベルトループの裏が耳使いになっていました(驚)

こんなの初めて見ました。








16ボタンのデニムは色落ちが良いと言われています。

極少数製造工場 だった為に生地の消化が遅く

古い年代の生地を使っていたのでは?という予測です。








この生地は良い感じの ムラのある縦筋が入っています。

ディテールはビッグEですが

この生地感はまるでXXのような感じなんですね。

と言う事は、XXの年代(1950年~60年代)に入荷した生地在庫を

ずっと使い続けていたのでしょうか?












ポケットスレキにこのようなプリントがありました。

どうやら縮率に関する事が書かれているようです。

ということはこれは66モデルでしょう。

ビッグEの66モデルと言う事なので

1971年~73年頃のモデルだと推測できます。

(1973年以降は縮率の事は内タグに書かれるようになってきます)












赤線部分に注目して下さい。

16 MODEL と書いてあるように見えませんか?

当時のリーバイス社でも

16工場製は「16 MODEL」 として特別な存在だったのでしょうか?






ビンテージジーンズって面白いですねー

ちなみにこちらの商品は25000円で落札しました。

入札したのが自分だけだったのでラッキーでしたね。

(このサイズの需要はほとんど有りませんからね)








ではこのジーンズを穿けるようにするために

解体します。








完全に解体したほうが

綺麗な作りに出来るのですが、、、

これは結構洗い込まれていて

節々のアタリ(パッカリング)が出ています。

特にアウトシームのアタリはそのまま生かしたかったので

このような部分解体としました。










その他の細かいパーツです。

オリジナルパーツもそのまま生かして

作り直します。





完成は次のブログでお伝えします。

では。





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リーバイス ウエストオーバーオール 1878年 復刻モデル サスペンダーボタン カスタム

2013年12月25日 | リメイク その他

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


年末年始のお休みのご案内です。

当店のHP ニュース覧には記載しておりますが、

ブログでも報告します。


12/27(金)~12/29(日)お休み

12/30(月)~12/31(火)営業

1/1(水)~1/5(日)お休み

1/6(月)~ 通常営業


となっております。

御来店を希望のお客さま

当店はアポイント制とさせて頂いております。

来店前に必ず、ご予約をお願いします。






では、今回紹介するのは

最近依頼が少なくなってきた、

サスペンダーボタン カスタムです(苦笑)

依頼品は復刻モデルだったのですが

その完成度が物凄く高い物だったので

ブログで紹介させて頂きます。

(私の自己満足的な内容です、、、お付き合い下さい)






こちらです。















ベルトループが無かった時代です。














前ポケット口のカーブが独特な形です。














このリベット形状 ヤバイです。

先端が潰れていて、小さいくぼみが出来ています。
















トップボタンはセンターが凹んだタイプ











フライボタンも同じです。


























片ポケット シンチバック仕様

バックヨークが有りませんね、、、

ジーンズの原型ってこんなだったのでしょうね。













剥き出しリベット

随分上に入っているアーキュエイトステッチ

ポケット付けは1本ステッチ

ポケット端の三つ折は幅が広いです。

今のバックポケットとは随分違った作りです。






















針シンチです。

忠実に再現していますね。

大手メーカー様は中々再現出来ないディテールですが

(一般の方が扱うと危ないですからね)

これはかなりマニア向けの商品ですから、採用したのでしょうか?















白い革パッチです。

みなさんご存知の2頭の馬がジーンズを引っ張る

ツーホースマークになる前のデザインです。

サイズが手書きなのが何とも味があります。



















表から見えない部分にもこだわりが、、、

左右ヒザは裏あてされています。


















同じく左右お尻も裏あてがされています。

参考にしたオリジナル品がそうなっていたのでしょうか?











帯の後ろが高くなったハイバック仕様です。

帯裏にも丁寧な裏地使いです。

かなり手間が掛かった作りです。












裏からも徹底チェックしますね。



比翼(ボタンホール生地)

持ち出し(ボタンフライ生地)

は切りっ放しです。

小股(前股)も切りっ放しです。






























脇(アウトシーム)の耳も部分的に切りっ放しになっています。

















内股(インシーム)は折り伏せ縫いです。

マイクロピッチのシングルステッチです。

大変手間が掛かる作りですね。












バックセンターも同じく

マイクロピッチの折り伏せ縫いです。

本当に徹底した作り込みです。











LVC(リーバイス ビンテージ クロージング)なんです(驚)

これは完全復刻と呼んでも良いのでは?

本物を見たこと無いので、比較できませんが、、、(苦笑)














内タグの品番が

1878で始っているから

1878年モデルだと思います。

まだ501という品番も無い時代だと思います。


※ヤコブデイビスとリーバイストラウスが 

「リベット補強をした衣類の特許を取った」

のが1873年の出来事です。








MADE IN USA です。


これはかなりの限定品だったと思います。







とーーーーっても前置きが長くなってしまいましたが(汗)

こちらにサスペンダーボタンをつけて欲しいというオーダーでした。






サスペンダーボタンを付けると











こんな感じです。

















こちらはボタンに赤サビ加工がされたタイプです。

これだけでビンテージ感が出ます。









せっかくなので

サスペンダーを付けてみました。









めちゃ 似合いますね。

雰囲気抜群です。




今回はかなり自己満足なブログにお付き合い頂き

ありがとうございました。





サスペンダーボタン付け加工 2000円(別途送料)




オーダーお待ちしております。



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天空丸(ティグルブロカンテ)×hands-on コラボ企画 ユーズド洗い加工+古布リメイク 

2013年12月23日 | リメイク その他

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


先日からブログに書いていた某アパレルメーカーとのコラボ企画

そのアパレルメーカーとは 天空丸(ティグルブロカンテ) です。

公式ホームページは→こちらをクリック





↓公式ホームページからの抜粋です。


天空丸は、ティグルブロカンテを手掛ける、1998年福岡に誕生したアパレルメーカー。

衣料品を中心にオリジナルアイテムの製作、販売、卸売を行っています。

2006年からはアパレルに留まらず、飲食の分野にも進出。

古きよき日本を見つめ、織機から生まれる生地の風合い。

藍や草木などの温かさ。

アジア諸国の伝統文化や現代に残る職人技を活かしたモノづくり。

着るほどに身体に馴染み、愛着の湧くあなただけの服。

是非手に取り見つけてください。

一着が、あなた自身になります。







という訳で

当店の物作りと共感出来る部分が多いメーカーさまです。

その天空丸の野崎社長と運命的な出会いがありまして、

今回のコラボ企画が実現しました。



今回の企画内容は

「古着や古布という色んなビンテージファブリックを使った

パッチリメイクジーンズを作って欲しい」 との依頼です。


今回はそのリメイク品の生産を行ないましたが(少数限定品です)

あて布の生地使いは全て異なるので 1点物感覚の物作りとなりました。


ベースになったのはワンウオッシュの濃色ジーンズだったので

ユーズド洗い加工をパッチリメイク前に入れました。

こちらはいつも当店の1点物加工でお世話になっている

倉敷市児島の加工工場で行ないました。




では出来上がりがこちら














左右の太ももには大胆なくり抜きを行い

裏から大きなパッチを貼りました。

ビンテージファブリックのやれた風合いをお楽しみください。












右上~脇にかけては

藍染古布を上から貼り重ねたパッチワークです。

微妙な色の変化が出るように

1点ずつバランスを取っています。












帯裏には hands-onリメイクの証として

当店のネームを付けさせて頂きました(感謝)



























とても自然なユーズド感を出したかったので

中間色のベースに、色落ちのメリハリもパッカリング部分を

強調した物に仕上げました。















ティグルブロカンテのパッチです。

MADE IN INDIGO にブランドのポリシーを感じます。













右上の藍染古布パッチワークは

後身部分までつながっています。















左後足部分には ツールポケット を付けてみました。

デザインのアクセントと ちょっとした小物入れになります。

















左右カカトも踏みつけた跡を想定しての

補強パッチリメイクです。

こちらも色んなあて布を使っています。

















サイドから見るとこうなります。

正面からの見た目だけではなく、横からの見た目も考えています。









あて布には色んなビンテージファブリックを使っているので

パッチは色んな物があります。

その一例をお見せします。





















特に右上の藍染古布は

刺し子で補強された物が入る事があります。

刺し子部分も古布の味としてそのまま使っています。



こちらの商品は先週納品しております。

そろそろディーラーさまの店頭に出ているのでは???




こちらの商品のサイズ、お値段、販売先が気になる方は


(株)天空丸

福岡県福岡市中央区警固2-3-26

Tel&Fax 092.761.7666

OPEN 12:00 / CLOSE 20:00 無休

tigre@tenkumaru.com

までお問い合わせ下さい。


よろしくおねがいします。




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denimbaオリジナルジーンズ bridgeサンプル品 スペシャル パッチワークリメイク

2013年12月21日 | リメイク その他

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


今年もあと10日ですか、、、

毎日が光のようなスピードで過ぎ去って行きますね、、、

忙しくてもブログは書くという決心をしております。

お待ちのお客さま、ご迷惑をお掛けしております。

(特にユーズド洗い加工を依頼の方)




今回紹介するのは


















denimba オリジナルジーンズ

只今、こちらのジーンズ生産のお手伝いを行っています。

工場さんで量産中でございます。

縫製まで完了していまして

次は洗い工程です。

完成までもうすぐだと思っています。

(年内は無理ですが、、、)















バックポケットのステッチが今生産しているのとは違います。

こちらは試作で作ったサンプル品です。


試着テストも行なわれたので

若干色落ちをしています。

denimbaさんが穿き込んだ色落ちの進行はメチャクチャ早いです。

どれだけ過酷な環境で働いているのでしょう?









タブに BRIDGE の刺繍









革パッチにも bridge の刻印


こちらのジーンズの名前は bridge と言います。

架け橋 という意味だそうです。



denimbaとは別にbridgeの専用ページが出来上がっています。

気になる方は→こちらをクリック




今回はdenimbaさんから 

このbridgeサンプル品にリメイクをして欲しいとの依頼です。


denimbaと言えば

ジーンズの色落ちを追及したサイトとして有名だと思います。

当店のリメイクには加工技術を入れて 経年変化をさせる事も多いです。

(ベースが濃色ジーンズの場合は特に)


しかし、denimbaさん着用のジーンズに加工を入れても意味がないような気がしました。

やはり経年変化を楽しめるリメイクジーンズを作ってみよう。


そして今回のコンセプトは

「沢山のデニム生地をパッチワーク状にして貼り付けて

それぞれのデニム生地の色落ちの変化を楽しめるような物にしたい」という事にしました。






そこでdenimbaさんへ 好きなあて布生地の支給をお願いしました。



こちら6種類の生地です。

全て藍染だそうです。

藍染は糸の芯まで染まっているので

デニムとは違った色落ちを見せると思います。

今までデニムの色落ちを研究してきた方が 新しい物に挑戦されているようです。












こちらは当店で在庫しているデニム生地4素材です。

すべて原反のキバタ(未加工)デニムです。

上の藍染生地とこのデニムを組み合わせたパッチワークにします。

すべてのり付きなので バキバキして硬いです。

それを張り合わせるのですから

かなりゴワゴワしたジーンズになるのが予想されます。

しかし、そこはdenimbaさんなので

日々のハードワークで穿き込めば、馴染んでくると思っています。






ではこの10素材の生地を使って

当店の出来る限りの技術? 気合? 根性? 忍耐? を使って完成させたのがこちらです。























当初はここまでやり込む予定ではありませんでしたが、、、

denimbaさんには色々とお世話になったし、、、

恩返ししないといけないなあ という

心意気を見せました。

これと同じ物を作って欲しいと言われても、

もう作れません、、、



とにかくハンドステッチが多くて 長時間やると指を痛めます、、、

生デニムを貼り重ねた分厚い生地です。

指には針抜きを付けて、一針ずつペンチで引き抜く事が必要でした。

日々の作業の合間で少しずつ、少しずつ 進めました。



ではアップで行きます。





















いつもながら、下が暗くてスミマセン。


パッチワークは太ももからひざ下

左右お尻が中心です。

フロントのヒゲ

ヒザ裏のヒゲ

アウトシーム(脇)

インシーム(内股)

にはなるべくパッチワークが掛からないようにしました。

そこはベースのジーンズの色落ちを楽しんで欲しいという意味です。







パッチワークのアップ行きます。


































デニム生地は全てセルビッチ(耳)付です。

セルビッチ部分が見えるようにしてみました。

これでどの生地を使ったか後でわかります。

(耳もデザインにしたのもありますが、、、)



近くで見ると生地同色の糸使いもあります。

こちらはインディゴ染めの中白糸なので

穿き込みで経年変化をします。

生地の色落ちと共にステッチの色落ちも楽しんで欲しいです。


白のハンドステッチは全て綿糸です。

こちらも穿き込みで汚れが付着したりして

味のある物に変化していくと思っています。







では次はお尻周りです。















左後ポケットには

お仕事でトランシーバーが入ります。

破れ易い部分なので、補強も兼ねたパッチです。



















架け橋を意味する

ブリッジステッチですが

ハンドステッチで再現してみました。

ハンドステッチのいびつな方が手の温もりが伝わりそうな気がしたので

あえてラフに縫ってみました。







アップで行きます。



























自分でもどの部分か良く分らなくなってきました、、、(汗)



denimbaさんの為に作った

新コンセプト 「育てるパッチワークリメイクジーンズ」

このままでも迫力あるのですが、、、

これを穿き込んだ時の色落ちがどうなるのか?

とてもワクワクします。


後日denimbaでも 穿き込みレポートがあると思いますので

お楽しみに。





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リーバイス501XX(ギャラ無し紙パッチ) ビンテージ カットオフ 解体してハードリメイク ショーツに変更

2013年08月18日 | リメイク その他

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


やっと完成しました。

自分用に作ったリメイク作品。


取りかかったのが6月なので

2ヶ月程掛かりました、、、

休日にボチボチ進めました。


お客さまの為にリメイク作品を作っていると

完成品を見て、我ながら「これは自分も欲しいー」

と思う事も多々ありまして、、、


クリエイティブな仕事をする上では

自分でテーマを決めて何かを作る という事も必要かと思っています。

(単なる自己満足かもしれませんが、、、)





今回は夏用のデニムショーツをリメイクしようと決めていました。

それで、いつものように ヤフオクで

ビンテージベースの501XX、ビッグE、66前期 あたりを

探し続けていました、、、

しかし、ヤフオクはタイミングなので 今はいい感じの物が無い、、、

そこでふと、昔買った ディテール確認用の 

ビンテージカットオフ達の事を思い出しました、

サイズが全て小さくて穿けないのでコレクション状態でしたが

今のリサイズの技術を駆使すれば穿けるようになるのでは?

技術開発も兼ねて、挑戦してみようか!と思いました。




という訳で

今回の作品作りのベースになったのがこちらです。




古着のカットオフされたホットパンツ

サイズは28インチ位です、、、









ディテールは

Vステッチ(ウエスト上シングル)

隠しリベット

フロントリベット裏アルミ









バックセンターループずれ














ビッグE(左右均等V)




以上の事から

501XX ギャラ無し紙パッチモデル

1961年~64年頃に生産された物だと思います。

1950年代後半のディテールと言われる、ループがずれているので

初期の物かと思います。







では、これを自分が穿けるサイズにしないといけないので

解体します。











前身頃と後身頃を切り離します。



ウエストは自分で試着を繰り返しながら

伸ばす長さを決めていきます。




そして、次に太もも部分の生地を継ぎ足します。

これは私がリメイク用にストックしている

古着ジーンズ(レプリカ物)の太もも部分をつなぎました。



とりあえず、これで穿ける状態になったのですが

私の希望サイズはウエスト33インチ(ジャストは32インチ)

ウエストは入るようになりましたが

股上が浅すぎて、動きにくい、、、

それで内股部分に最大5センチになる、マチを挟んでみました。



これでやっと穿ける状態のデニムショーツになりました。

(途中画像が無くてスミマセン、、、)





さて、ベースが出来た状態から

作りたいリメイクのラフデザイン画を描きます。

ここで8割は頭の中で完成しています。

残りの2割は現物を見ながらの調整です。





自分用にリメイクジーンズを作り始めた初期の頃は

(ジーンズ加工工場で勤務を始めた頃)

全てノリで行き当たりバッタリで作っていました。

ジーンズの全ての場所にとりあえず穴を空けまくって、、、

とりあえず、ミシンで叩きまくって、、、

とりあえず、その辺にある生地を貼り付けまくって、、、

パッと見、何だか凄いジーンズっていう感じ、、、




その時期に私の人生を変える

ある人との出会いがありました。

私が今でも勝手に「リメイクの師匠」と思っている人です。

師匠は1点物のリメイク作品制作を仕事にしていて

師匠が作る作品は日本だけではなく、世界の著名人、有名人が

購入して着ているという、凄い人でした。

(もちろん、値段も相当高い物です)



師匠に僕の作った作品を見てもらっていました。

(凄く恥ずかしかったのですが、勇気を振り絞って、、、)

そこで色々とアドバイスを頂き、学びました。

その時に一番印象深かった言葉が

「リメイクで大切なのはストーリー性と具体的なイメージを持つ事」という事でした。

その言葉は当時の僕にとって 目からウロコ でした。


そのアドバイスから

リメイク前に必ず、リメイクのストーリーを頭で描いて

そのイメージを絵に描く事を行なうようになりました。




そうして私のリメイクの技術はレベルアップしていったと思います。

そして、嬉しい事に

私の頑張りを見ていた師匠からも

「1点物の作品作りの手伝いをして欲しい」との依頼がありました。

それは 憧れの方と仕事を出来る という事でかなり嬉しかったのを記憶しています。

1点物製作は通常業務時間内では無理だったので

時間外でじっくりと時間をかけて製作していました。

師匠と共同制作した作品 をお買い上げ頂いたのが

あの著名人、有名人だと聞くと、更にヤル気も増していきました。

そんなこんなで

自分は工場の量産品から限定品、1点物へと 

商品から作品を作る魅力にハマって行きました、、、






ちょっと昔の事を思い出したので書いてみました(照笑)



では、出来上がりがこちらです。





全体のシルエットは完全に崩れてしまいました(苦笑)

W28→W33への変更です、、、

普通に考えて、無理があります。




今回イメージしたのは

デニム加工職人が穿きこんだデニムです。

そう、私自身が永年穿き込むとこうなるだろう、というテーマです。

アーティスティックなイメージの激しいクラッシュ&リペア デニムが欲しかったのです。
















クラッシュ&リペアが繰り返されているのですが


最初は真面目に普通リペアを行っていたのが

次々に周辺が破れてきて

リペアするのが面倒になり

やり方がどんどん適当になっていくというストーリー

穴の周辺のリペアステッチも

色を変えて、ステッチワークもどんどん荒々しくなっていってます。




オイル、ペンキ散らしの仕事で付いた汚れ感

色を落とすのに使う脱色剤の染みなど、

仕事で使う液体の汚れも沢山付いています。



仕上げで全体にグレー染料を吹きつけして

さらに汚れ度を増しています。



これらの事を踏まえて

アップ画像いきます。




右足上













右足下















左足上

















左足下














後から













ウエストベルトの真ん中を伸ばします。

約5インチ(12.5センチ)のサイズUP


「ループずれ」はあえてセンターに付け直しています。

仕事で腰袋をループに掛けるので、付け根は強度のある部分にしています。

















脇に三角形のマチを入れています。

片側6センチUPなので随分大きなマチになりました。





























内股部分にひし形のマチを入れました。

これで股下を伸ばす役割になったと思います。









何とか暑い時期に間に合いました(喜)

これから愛用しようと思っています。

お待ちのお客様スミマセン

これで、僕も少しはストレス発散になっています。



現物を見た来店者さまに 

「作品を売って欲しい」と言われる事がありますが

基本的には売りません。



これもhands-on作品の見本として残しおきたいからです。



このようなリメイク作品が欲しい場合は

ベースになるジーンズをご用意ください。

オーダーお待ちしております。






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