ジーンズリペア&リメイク工房 hands-on 日記(旧ブログ)

デニムの産地、岡山から発信するジーンズ日記(2010年12月~2016年1月)

リーバイス501XX ビンテージ片面47モデル オーバーホール級 全体的な解体リペア リベット表側の再利用

2016年01月24日 | ジーンズリペア オーバーホール

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。



今週も作業が忙しかったです。

見積もりが溜まってしまいました、、、汗

月曜日は見積もりの返信からのスタートですね。




今回のブログですが、めっちゃ画像が多くなってしまいました。

・ビフォー&解体

・アフター の2部構成にしようか迷いましたが 一気に行かせて頂きます、、、汗

解説は少なくなると思いますが、よろしくお願いします。






それでは今回の依頼品はこちらです。













リーバイス501XX ビンテージ 片面47モデルです。


このジーンズの詳しい説明(ウンチク)は裏ブログで行っております→こちらをクリック

気になる方は解説を読んでください。






それではリペア部分を見ていきましょう。











左右太もも全体がボロボロになっています。

全面補強リペアをします。

そしてこの破れ穴ですが、当て布にデニムを使って 魅せるリペアにして欲しいとのオーダーです。


























左右お尻、左右後ろポケットこちらも全体が弱って破れてしまっています。

解体して、リペア&全面補強をします。



















右前ポケット入口は激しいダメージです。

そのままリペアが出来ないレベルです。

よって、解体リペアとスレキ(袋布)の交換をします。








リベット表側の再利用にも挑戦します。

(成功したら工賃を頂くようにしています)












左前ポケットですが

こちらのダメージは激しくありません。

これくらいだと、何とかそのままでも直せます。

裏側の袋布の状態が良かったので、縫込み可能です。

(もちろんリベットの交換はしなくて済みます)





















スソの裏側です。

インシームの縫い代がボロボロになっています。

こちらも解体リペア&全体補強をします。





1947年頃に製造されたジーンズがガンガンに穿きこまれて

破れまくっています。

(全体の色落ち具合からも、生地の弱り具合が想像できると思います)

これを再び蘇らせて、普段着にしないといけません。

(普通に穿いて、洗濯に耐えることが出来るレベル)

よって、超広範囲の補強が必要となります。

かなりの時間と手間を要しますが頑張ります!







それでは解体します。




アウトシーム部分の解体は出来るだけ少なくします。

再構築で微妙にアタリがずれるので、それを回避したいからです。

(穿いた時に、周囲から見える部分ですし)










スソからインシーム部分は普通に解体します。

(穿いた時に、周囲から見えにくい部分なので)












後ろポケットもこのように解体します。












右前ポケット部分の解体をしました。












リベット表側も綺麗に外せました。

これで再利用は成功しそうです。












ちなみにこのリベットは裏面に刻印が入っていました(驚)

詳しくは裏ブログで説明しているのでご覧ください。









それでは とてつもない時間をかけて、作業をして完成したのがこちらです。


















アップで見ていきましょう。




太もも全体を補強リペアしています。






デニムを裏から魅せるリペアです。

使うデニム色のバランス、魅せる部分の面積なども考えています。

(アウトシームは開いていないので、脇のアタリはズレていません)










太もも全体を補強リペアしています。





こちらも同じくデニムを魅せるリペアです。

周囲の横糸を残したほうが、動きがあって面白いと思いました。

穿きこむほどに横糸が抜け落ちて、デニムの魅せ方が変わると思います。

それもこのジーンズを穿きこむ楽しさだと思ってください。












右前ポケットです。

解体したので綺麗な仕上がりだと思います。









右前ポケット入口の裏側です。

スレキ(袋布)を交換しているので、こちら側も綺麗な仕上がりだと思います。












リベット表側の再利用も成功しました。

(突起部分は裏側からの貫通なので、既製品です)


突起部分も最初はこのようにツヤがあって明るいのですが

銅無垢なので、時間の経過で自然と周囲に馴染んできます。

(自分のジーンズで着用テスト済み)













左前ポケットはそのままリペア仕上げです。

この部分をそのまま縫込むには、どうしても生地を引っ張って縫わないといけません。

(ミシンを突っ込みながら縫うことになります)

よって、このような仕上がりとなります。

ご理解の程、よろしくお願いします。

(解体しないのでリベットは表裏、オリジナルを保つことが出来ます)






























左右のスソです。

どれがどれか分からなくなりました、、、汗


インシーム部分に注目です。

解体したので、段差の立体的な部分が綺麗に仕上がっています。


上の方まで生地が弱っていたので、補強もしています。

(スソが長いと踏まれるので、どうしても弱くなります)












お尻全体も広範囲の補強リペア済です。


















左右後ろポケットの破れは標準リペア仕上げです。

もちろん全面補強もしています。










ここはマニアックポイントです。

アーキュエイトステッチの入れ直しの際に

中央のクロスステッチをちょっとずらしました(そうゆうオーダーだったので)

感覚的ですが、ビンテージらしく いびつに縫うのは難しいです(汗笑)


※アーキュエイトステッチの縫い直しはリーバイス社製品に限定させて頂きます。

他社製品へのアーキュエイトステッチ入れはお断りしております。

(アーキュエイトステッチはリーバイス社が商標登録をしていますので、、、)












リペアとは関係ないのですが、、、

このビーフジャーキー状の革パッチが今にも外れそうで怖かったです。

扱いにはかなり気を遣う部分です。


でも万が一、劣化したパッチが作業中に外れても(一部が欠損しても)

保証は出来ませんのでよろしくお願いします。

(紙パッチも同様です)






しかし、長いな、、、このブログ、、、汗

今回は特別記念なので、最後までお付き合いください。

この意味は最後に説明します。








では裏側からの画像をご覧ください。

(私にとって重要なのは、こちら側ですから)












当て布がグレーなので見えにくいのですが

かなり広範囲の補強をしています。

日常着としてガンガン穿いて、洗濯機で洗える強度にしています。










新品に交換したスレキ(袋布)

リベット裏側は既製品に交換です。



























どれがどれかよくわかりませんが、、、

左右スソの裏側です。

インシーム側の再構築をやってから

先端の三つ折りはチェーンステッチで仕上げています。












お尻の全面補強です。






隠しリベットはちゃんと残しています。

(501XXを象徴する部分ですから)




以上でございます、、、

書くのに疲れました。



こちらの工賃が

全部まとめて 60000円(別途送料)



リペア代が高いと思う人ばかりだと思います、、、

しかし、作業時間は工賃以上に掛かっている状況です。

こうゆうのをやるよりは、簡単なダメージリペア品の数をこなしたほうが

よっぽど儲かります。

(正直言って、採算度返しです)



でも何というか、職人魂というか、

激しいボロボロのジーンズほど、燃えてしまうというか、

「どうしても穿きたい」というお客様の気持ちに応えたくなるんですよね。



納品後、お客様から喜びのメールを頂きました!

これがやりがいの全てだと思います。


貴重なビンテージジーンズなので、後世に残してください!

そして、hands-onのリペア跡も後世に残してください(笑)

オーダーお待ちしております。






最後になりましたが、、、


このGooブログでのhands-on日記はこれで終了したいと思います。

(このGooブログはずっと公開しつづけますので、ご安心を)



次回からは新しいブログを立ち上げるので、そちらに移転をします!

(次回のこのブログは移転先の紹介となります)


このGooブログをはじめてから、もう5年ですよ。

5年、、、

あっという間でした。

(初期の頃は 画像の撮り方が下手で、見れたものじゃないですね、、、恥)


次の新ブログはもっと長く続けたいなあ、、、という想いです。


それでは!


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リーバイス501 レギュラー 米国製 オーバーホール級のフルリペア リベット表再利用 アフター

2015年11月13日 | ジーンズリペア オーバーホール

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


依頼ラッシュで、、、

テンパッテいました、、、

やっぱり、色々やり過ぎですわ、、、これは、、、

納期がまた、3ヶ月近くになりそうです、、、汗



次回のブログで、オーダーを中止するメニューの発表をしようと思います。

そうしないと、、、完全に1人のキャパを越えてしまっています。





それでは前回ブログの続きです。


完成形の画像を見て頂く前に、、、

今回のリペア方法の希望は、、、魅せるリペアでした。


前回ブログのビフォー画像を見て頂くとわかるのですが、、、

かなりハードに破れて、ガッポリと穴が空いていました。


まあ、普通に直しても、魅せる状態なんですね。

そして、ベースの色目がかなり薄いブルーでした。


色々と目立つステッチ使いにしてしまうと

ステッチだけが浮いてしまい、、、バランスが悪いと判断しました。


どうしようかと、色々悩んだ結果、、、


凄くシンプルに魅せる事にしました。

それでも破れが激しいので、十分だと思って、、、




という訳で、それを踏まえてから画像をご覧下さい。

どうぞ!





























ガッポリ穴を魅せる方法として、、、色落ちしたシャンブレー生地を使ってみました。

全体のバランスを重視した色使いです。







アップで見ていきましょう!






























横糸が残っている部分はそのまま生かしてみました。

シャンブレーとの絶妙なコントラストが生まれました。



これを加工で作ろうとしても、、、中々出来ないですね、、、

やっぱり天然ダメージのなせる形状かな?



破れ穴の形状が穿いたシワになって、色んな方向に伸びて

複雑な変化を魅せていますね。



リペアステッチの縫込みも、程ほどにしています。

ここまで大きな破れです。

リペア部分全体が硬くなると、穿き心地に影響しますから、、、

なるべくしなやかな状態を保てるようにしています。

(強度ももちろんありますので、大丈夫です)





















左右前ポケットです。

解体リペアなので綺麗な仕上がりだと思います。

















リベット表の再利用に成功しています。

ベルトループのカンドメ(カンヌキ)も専用ミシンで縫い直しています。


















前ポケットの裏側です。

こんな感じになっています。


実はスレキ(袋布)もちょっと補強しました、、、

オリジナルのスレキが元々薄い物だったので、、、強度面に不安がありました。

なので、ポケット入口のカーブしている部分のみを裏からあて布で二重にしました。

(ここに一番負担がかかりますから)



当店の在庫する新品に交換するか、悩んだのですがね、、、

破れていたら、交換するのですが、、、

どこも破れていなかったので、、、

先の事を考慮しての事前補強です。


























左右のスソです。

完全に踏まれていてボロボロになった状態だったので、、、

希望の長さにスソ上げしました。

(それでも生地が破れて弱っている部分は補強しています)












裏返しの画像が1枚しか無い、、、恥

スミマセン、、、


元がシングルステッチだったので、それを再現しています。

チェーンステッチだと、ウネリを出したりするのですが、、、

シングルの場合は真っ直ぐに綺麗に仕上げるようにしますね。

(なんでもウネリを出せば良いとは思いません)

















左右お尻もかなり広範囲に補強リペアをしています。

(最後に裏からお見せします)

















左右お尻の下の破れは標準リペア仕上げです。

標準リペアでもダメージ跡が味になって、カッコ良いと思います。


















ポケットの縫い直しには

カンドメ(カンヌキ)専用ミシンを使っています。

やっぱりこの見た目も大切かな?


専用ミシンじゃなくても、縫いつけ可能なのですが、、、

こっちの方が何だか雰囲気出ますよね。






それでは裏からどうぞ!



前身は全体の8割以上の補強だと思います。

とにかく、全体的に生地が弱っていました。

普段穿き出来るレベルにするにはここまでの補強が必要です。
















オーバーホール級のリペアなので、、、

隅々まで、補強しています。














一回外してから、縫い直したスレキ(袋布)です。













リベット裏はオリジナルに合わせて、銅製にしました。

銅製なので、20年後でも劣化せずにガッチリ付いていると思います、、、多分



帯下のステッチもこっそりチェーンステッチにしています。

(オリジナル重視)


















お尻の補強はこんな感じです。

お尻という表現じゃありませんね、、、(苦笑)


ヒザ裏の上から全面補強という感じでしょうか?

前身と同じく、、、生地が弱っている全部を補強する必要がありました。

(バックポケット裏も周囲のバランス調整で補強しました)




本当に大変な作業でしたよ、、、

技術的にもそうなのですが、、、

とにかく忍耐が必要な作業だと思います。

同じ事をずっと繰り返す、、、人間マシーン状態







以上です、、、

完成したときには、、、体が抜け殻のようになって、、、

グッタリしていました。


こちらの工賃ですが、、、

全部で70000円(別途送料)




工賃で同じレギュラージーンズが何本も買えます、、、

依頼者さまにとってはリペア代よりも想い出だと思います。



納品後、依頼者さまから喜びのメールを頂きました、、、(ホッとひと安心です)

これだけリペアされているのに、穿き心地が良いのに驚きましたとの事です!



キッチリ直したので、これからも依頼者さまの人生に寄り添うジーンズであって欲しい。

そう願います!



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リーバイス501 レギュラー 米国製 オーバーホール級のフルリペア リベット表再利用 ビフォー&解体

2015年11月08日 | ジーンズリペア オーバーホール

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


あっという間の日曜日です、、、

今週も依頼が多くて、、、

作業が予定よりも進みませんでした、、、汗


依頼が多いときの、仕事のイメージですが、、、

川の流れに逆らって船が上流に向かっている感じです。


必死に前に進もうと全開でやっているのですが、、、

実際はそれほど進んでいない、、、汗笑





それでは今回紹介するのは、、、




















凄い破れ方をしています、、、

このまま穿くと、素肌丸出しですね、、、




























前ポケット入口周辺も弱っています。







































左右お尻もご覧の通り、破れています、、、





















左右カカトです。

踏まれて破れた跡があります。












リーバイス501 レギュラーモデルです。



ジーンズリペアに

ビンテージも

レプリカも

レギュラーも

デザイナーズも

インポートも

関係ありません。


個人的にはビンテージが好きで

ブログで色々と書かせて頂いておりますが、、、(苦笑)



レギュラージーンズでここまでボロボロに破れた依頼は

開業依頼初めての出来事です。


ある意味嬉しかったです。

だってこのダメージをフルリペアすると、、、かなりの工賃が掛かります。

このジーンズを買ったお値段の数倍のリペア代が必要となります。

それでも当店に依頼があるのは、本当にありがたい事です。




依頼者さま曰く、、、

人生で初めて買ったジーンズがこちらだそうです、、、

凄く想い入れのある1本だと言う事で、、、

こんなにボロボロになっても、捨てれないそうです。

かなりのお金をかけても直したい1本だそうです。



という訳で当店の技術を全力で出し切ってリペアしたいと思います。






っとその前に、、、

こちらはレギュラーなのですが、、、

実は米国製なので

ディテールと製造年のチェックをします。






赤タブはサークルR ですが、Levi'sのスモールe でしょう。

レギュラー501の後ろポケットの補強はオレンジ色のカンヌキ留めですね。

レギュラーでも古い物になると、ここが黒のカンヌキ留め(通称クロカン)になります。

クロカンだと最近ではオールド(もうすぐビンテージ)って言われているのかな?










トップボタン裏は553です。

555は有名なバレンシア工場ですが、、、

553ってどこなのでしょう?

















リベットは表からの被せリベット仕様なのですが

裏も銅製になっています。

少し前まではここがアルミ製でしたが、、、

やはり経年劣化で折れてしまう為に、、、銅製に変更したのでしょうか?

これはかなり頑丈にかしまっている感じですよ。














内タグをチェックします。

全て日本語表記で、米国製と書いてあります。

日本向けに製造された物だったのでしょうか?

リーバイスジャパン企画で作ったとか?









更に裏側をチェックします。

一番下の 553 0600 の数字に注目です。

左から 工場 月年 だと思います。

よって 2000年 6月 553工場製造 を意味する数字だと思います(多分)


※アメリカ最後の直営工場が閉鎖したのが2003年の出来事なので、、、

06という数字が2006年というのは考えにくいですね、、、




レギュラージーンズと言えども、、、

2000年に作られて販売されていたジーンズを今まで穿き続けたとすれば、、、

もう15年です。

そりゃ、、、こんなにボロボロになるのも納得です。






さて、ここまでボロボロになっているジーンズです。

破れていない周辺の生地もかなり弱っています。

この破れを完璧に直すには 解体リペアしか方法がありません。

という訳で、、、解体します。












通常ではアウトシームを開かないように解体するのですが、、、

アウトシーム付近の生地がかなり弱っていたので、補強する為に解体しました。

ブリーチによる洗い加工で、生地の色も真っ白になって元々アタリが無い状態です。

よってアウトシームを開くデメリットは無いと判断しました。




















こんな感じになりました!










そして、、、

裏が銅製の被せリベットですが、、、








綺麗に外せました!


って簡単に書いていますが、、、


実はこれ、、、相当苦労してこの状態にしています。


リベット裏がアルミ製だと素材が柔らかいので、何とか外せます。


しかし、銅製は本当に硬い!

しかもリベット表を傷つけないようにしないといけません。


今回はマグレだったのかもしれません、、、大汗





先ほど書いたように、、、

ジーンズリペアにビンテージもレギュラーも関係ありません。

リベット一つでも、オリジナルを生かす方向でリペアしたいのです。


※リーバイス社のリベットは色々と研究したので、表側の再利用を出来る様になりました。

リーバイスタイプ(レプリカブランド)も同じように再利用できますが、、、

Leeやラングラータイプ、特殊なデザイン物はまだ、再利用が出来ません、、、

これからの課題とさせてください。






ブログが長くなりすぎたので、、、

出来上がりのアフターは次回書きます、、、

では!



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リーバイス501XX 復刻 大戦モデル(1944年モデル) オーバーホールリペア アフター (喜びの声あり)

2015年09月05日 | ジーンズリペア オーバーホール

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。



昨日は、倉敷市児島の工場で作業していました。

古い付き合いの職人仲間達にも会ってきました。

みんなそれぞれ、頑張っている!

良い刺激をもらって来ました。

(負けてられないですねー)




さて、連日のブログ更新となります、、、

前回ブログの続きです。

記憶が残っているうちにUPしないとね、、、



それでは出来上がりがこちらになります。

(めっちゃ画像が多いです、ゆっくりとご覧下さい)

















































右前ポケットです。

解体リペアなので綺麗な仕上がりだと思います。


















大戦モデルなのでコインポケットのリベット補強は無しです。

(コインポケット裏も全面補強しています)

















左前ポケットも解体リペアなので綺麗な仕上がりだと思います。

(ここは生地が伸びきっているので、修正するのが大変な部分です)















リベットは既製品に交換しています。

ブログのUPにタイムラグがあります、、、(これを作業したのは数ヶ月前)

今だったら、このリベット表は再利用が出来ます(リーバイス501タイプは自信有ります)


まあ、大戦モデルは元々無刻印リベットなので

既製品も限りなくオリジナルに近い雰囲気なんですけどね、、、


















前ポケット入口の裏側です。

縫い代はこんな感じです。

スレキ(袋布)は新品に交換しています。

























左右前ポケット下のリペア部分。

縫い代も含めて、強度バッチリです。






















左右太ももは以前のリペアの雰囲気を残したままで全面補強済み




















左右のスソもキッチリリペアして、補強しています。

















ズタボロだったお尻全体です。

























生地が欠落していた部分には色落ちしたデニムを移植しています。

全てが弱っていたので全面補強済み


























バックポケット上も同じく、生地が欠落していたので色落ちしたデニムを移植しています。

ここはバックポケットの補強で隠しリベットがある部分です。

気合と根性で、隠しリベットは残しました、、、

(外した方が、作業はかなり楽なのですが、、、当店の勝手なコダワリです)



















バックポケットの内側です。

こんな感じで全面補強しています。

















バックヨークとバックセンターの重なる部分

解体リペアなので綺麗な仕上がりだと思います。

中心は生地が16枚重なる部分です。

縫い合わせが非常に難しい部分です。

(新品のジーンズを縫う方が遥かに楽だと思います、、、個人的意見)






















ヒザ裏~カカト部分です。

全面補強しています。



















左右カカト部分です。

ズタボロだった部分です。

今回は色落ちしたデニムを移植して強度重視のリペアにしました。

カカトはリペア後も踏まれると思うので、頑丈な方が良いかな?と思います。














股です。




















解体したので綺麗な仕上がりだと思います。


股の穴のリペアにはデニムは使いませんでした、、、

強度や見た目よりも穿き心地を重視して

柔らかい布を使っています。


※強度重視でガッチリ縫って欲しいと頼まれるとそれも出来ますので、、、














裏から見るとこんな感じ!

これだけ補強しているので、、、(全部です)

穴の部分はしなやかに仕上げていても問題ないと思っています。



色々と経験を積んでいくうちに、股の縫込みは

程ほどにした方が良いのでは?と思うようになりました。











さて、ここからが今回のオーバーホールリペアの 見せ所!

ウラ面です。


ファッション的には裏側なんてどうでも良いのはわかっています。

しかし、リペア作業をした私にとって、良く見て欲しいのは

裏側の補強なのです!




弱ったデニムのリペアというのは穴をリペアすると

その部分の強度が周囲よりも上がるので、

周囲からドンドン破れが出てしまいます。

穴だけをリペアしてもあまり意味が有りません。

(ある意味、その場凌ぎのリペアです)




ジーンズリペアの専門店をやっているコダワリとしては

とにかくダメージ周辺の補強が重要だと考えています。

それを踏まえた上で、ご覧下さい。







補強していないのはヒザ下のちょっとした部分だけです。

(グレー布なのでわかりにくいと思いますが、、、)
















新品に交換したスレキ(袋布)です。


















解体画像ではフロントのパーツは外していませんでしたが、、、

結局、持ち出し(ボタンフライ側)と比翼(ボタンホール側)は両方外しました。


付け根の部分が弱っていたので、補強しています。

特に 持ち出し 部分は縫い直しが難しいので、外すか迷う部分なんですけどね、、、

















フロンボタンの Vステッチ も縫い直しています。

ボタンが邪魔で針が届かない部分なので、ここもひと手間掛けています、、、(自己満足かも?)
















後身頃です。

やっちゃいました。

100% 完全全面補強!


だって全部が弱いのでこうするしか解決方法がありませんでした、、、(大汗)















後ろポケットの裏側は普段補強しないのですが、、、

このジーンズはそこも弱っていました、、、

なので補強するしかなかったです。


















隠しリベットはきっちりと残しています。

(気合と根性です)




















ここまで補強しているので

仕事でガンガン穿いても大丈夫だと思いますよ。















スソはチェーンステッチ仕上げです。










以上でございます。




さて、気になる工賃ですよね、、、


全部込みで80000円です、、、



当店の最高記録を更新しました。




ジーンズのリペア代としては高すぎるとみなさん思うでしょう。

(特に同業者の人は)

でもこれはリペアではありません。

オーバーホールリペアです。


単純にリペア=直すという感覚で見ないで欲しいです

新品同様(それ以上かも?)の強度を持つ着用物に生まれ変わっています。





ちなみにこの1着の作業にかかった日数はまる10日間です。

よって当店では採算が合わない仕事となっています。






じゃ、なんでここまでやってしまうの?と思われる人もいると思います。


ひとつはお客様の「どうしても直して穿き続けたいというお気持ちです」

もうひとつは私の「後世に残るような凄い仕事を残したいという気持ちです」





何と言いましょうか、、、

自分が亡くなった後もこうゆう物は残ると思います。


後世の人が見たときに「このジーンズのリペアって凄いね!」って言わせたい。



ちょっと大袈裟かもしれませんが

そんな気持ちで オーバーホールリペア というのをやらせて頂いております。




納品後、、、

依頼者さまから 喜びのメールを頂きました。




凄く熱いメールでした、、、

(その文章だけでブログになるくらいの長文です)

熱すぎて、、、メールを読みながら、、、

自然に涙が出ていました、、、(真夜中に1人でPCに向かって)




採算があっていない仕事でしたが、全てが報われた瞬間でした、、、






このメールの内容ですが、、、

今度出演する ラジオ番組で 読みたいと思います

(時間の関係で全文は無理ですが、部分的に)


依頼者さまからもOKを頂いたので、、、






RSKラジオって radiko プレミアム に登録すれば

全国で聴けるみたいです、、、



県外の常連様から「登録したので、放送が楽しみです」って言われました、、、(お恥ずかしい)


詳細は来週 フェイスブックで報告しようと思っています。



<2015/10/16 追加>

ラジオに出演した時の音声を当店のお客さまがUPしてくれています(喜)

ハンズオン山口さんラジオ出演



喜びのメールを読まれているのは 16:34~18:24 です。

(番組のアナウンサーの方に読んで頂きました)

今、聴きなおしても感動します、、、





当店が提案する オーバーホールリペア

どんなに工賃が掛かっても、どうしても直して着たいという方 オーダーお待ちしております。




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リーバイス501XX 復刻 大戦モデル(1944年モデル) オーバーホールリペア ビフォー&解体

2015年09月04日 | ジーンズリペア オーバーホール

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


9月です。

デニムが快適に着れるシーズンの到来です。


という訳で、リペア依頼が殺到しております、、、(汗)

またもや、、、いつものテンパリ状態です。


作業が予定よりも遅れてしまっています。

お待ちのお客さま、大変申し訳ございません、、、








さて、今回紹介するのは、、、凄いですよ!

早速リペア前がこちら















現場仕事で 10年以上穿き続けられたそうです。

(仕事でジーンズを穿けるって、良いですよね!)


他店さまで何度もリペアを繰り返されています。


ボロボロというより、、、ズタズタになっています(笑)



この状態では穿けないので、下にもう1枚綺麗なジーンズを穿いて

ジーンズの2枚穿きをされていたそうです、、、(汗)

しかし、それも もう限界だったとか、、、








ちょっとアップで見ていきましょう。

























前ポケット入口の生地が ビローンって伸びています、、、













前股部分。

持ち出しの裏側が当たって破れる部分。

(ジーンズの前股では定番の破れかな?)


でも破れたままで、随分と長く穿き続けられたようですね、、、

こんなに穴が広がっています。












左右太もも部分です。

他店さまで何度もリペアが行なわれています。


今回のリペアでは、このリペア跡は生かします。

依頼者さまから、今までのリペアした歴史は残して欲しいと言われました。

(当店で言う、魅せるリペアで直してあります)


でも、当店でリペアするにあたって、外した方が良いと判断した部分は

外させて頂きます。

(なるべくリペア跡が残せるようにしますね)













お尻全体がズタズタです、、、


























右後ポケット上は生地が完全に無くなっていますね、、、

いやー 職人魂に火が付きます(笑)














ヒザ裏~カカトです。



















ここもお約束の踏みつけダメージですね。














左右前ポケットスレキ(袋布)も途中から生地を継ぎ足しリペアされています。

結構、強引に縫い付けてありますね、、、(汗)


元の形状が良くわかりません、、、


全部外して、新品に交換するので

まあ、問題有りませんが、、、












内タグが付いています。

リーバイス LVC 44501 

501XX 復刻 1944年モデルです。


フロント部分の画像を見るとわかるのですが

ドーナツボタン仕様、コインポケットのリベットが無しでしたね。

通称 大戦モデル というやつです。
















裏からどうぞ、、、


色んな生地がツギハギされていますね、、、



依頼者さまはこのズタボロジーンズを色んなリペア屋さんに持ち込んだそうですが、、、

全て依頼を断られたそうです、、、



そして、当店に辿りついたとの事。


もちろんリペア出来ますよ!


でも、このままではリペア出来ません、、、

全部解体する オーバーホール リペアになります。

そして、工賃も相当高く付きます。



それでも どうしても直して穿き続けたいという事だったので、、、

依頼をお受けしました!




色んなリペア屋さんで依頼を断られたジーンズのリペアです、、、

わたくし、ドキドキ、ワクワクします。

どんなに時間が掛かっても、バッチリ直してやろうって燃えますね!







それじゃ、早速解体をします。





左右前身頃











左右後身頃











帯、左右バックヨーク、左右後ろポケット














前ポケットスレキ(袋布) 向こう布、コインポケット


前ポケットスレキは原型がほとんど無いので

型のコピーが取れませんね、、、(汗)

今までの経験と勘を頼りに、新たに作ってみようと思います。
















裏からもどうぞ!


リペアするにあたって、邪魔なあて布はすべて除去しました。


ここまで準備するのにどれくらいかかったかな?

丸2日はかかったような記憶が、、、

これがリペアされていないダメージジーンズだと随分早く解体できます。

以前に縫いこまれたリペア跡を外すのがかなり手間なのです。



生地全体がガーゼ状に弱っています。

外す時も、通常ならあて布を張りながら行なうのですが、それも出来ない、、、

(張ったら、下生地が裂けてしまうから)

かなり、慎重に作業を行ないました。




もうちょっと外したい気持ちもありましたが、、、

(全部外したほうが、より綺麗に仕上がりますから、、、)


でも、過去にリペアされた思い出を無くしてしまうのも、悪いし、、、

結構、悩みながら、、、

この状態に持って行きました。



ここから、穴をリペアして

弱っている生地全体を補強して

ジーンズを再構築します。




という訳で、ブログが長くなりすぎたので

出来上がりのアフターは次回書きます。


お楽しみに!


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リーバイス501XX ビンテージ 1954~55年頃のモデル? オーバーホールリペア アフター

2015年05月08日 | ジーンズリペア オーバーホール

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。



昨日は力尽きて続きのブログを更新出来なかったので、、、(汗)

今日書かせて頂きます。


では早速出来上がりがこちらです。











右足全体に補強リペアを入れております。



















破れ穴は標準リペア仕上げです。

アウトシーム(脇)は開かずに作業しています。















左足も全体に補強リペアを入れております。
















破れ穴は標準リペア仕上げです。

アウトシーム(脇)は開かずに作業しています。













前股部分は解体リペアなので

綺麗な仕上がりだと思います。



小股ステッチの雰囲気もXXらしさが出るように気をつけています。

※頂点で返し縫いを入れた方が強度が増すのですが、

(ビッグE以降はここにカンヌキ留めが入ります)

そうするとXXの雰囲気が悪くなるので、あくまで一筆縫いにこだわります。

綿糸で縫うのでどうしても強度面に不安があります。

よって、生地同色の細くて目立たない糸でこっそり補強しています。

(そこはマニア目線ではなくて、リペア屋目線での配慮です)




ビンテージジーンズを直す時は

オリジナルに忠実に直したいというマニア目線と

なるべく強度を上げた方が長持ちするというリペア屋目線があります。

個人的な考えですが、その両方のバランスを保ちながら作業をしようと心がけています。





ちょっと話がそれますが、、、

若い頃、古着の501XXビンテージをそのまま洗濯機に投入したら

ステッチが切れまくってボロボロになった経験があります。

(正確に言うと、ジーンズの形が崩壊しました、、、涙)

なぜかと言うと、ステッチが全部綿糸で

それが経年劣化していて切れやすい状態になっているからです。


購入した古着屋さんにそうなったのを言ったら

「古着の501XXは洗濯機ではなくて、手もみ洗いじゃないと駄目だよ」

「穿くときも、動きに気を使わないとステッチがブチって飛ぶからね、、、」


ジーンズ=頑丈 っていうイメージが定着していた私にとってショックな事を言われました、、、

古着の501XXってそんなに気を使って穿かないといけないの???

色落ちは最高にカッコ良いからガンガン穿きたいのに、、、

デッドストックなら頑丈だけど、、、高くて買えないし、、、




そんな経験を私自身がしています。

なので、私は弱ったビンテージジーンズの強度を高めて

ガンガン穿いて、洗濯機で洗えるジーンズにしたいのです。












内股とお尻部分です。














内股のアップです

解体リペアなので綺麗な仕上がりだと思います。












右前ポケットです。

解体リペアなので綺麗な仕上がりだと思います。

リベットは既製品に交換しています。

(オリジナルと同じ打ち抜きリベット)



※リベットの再利用ですが、、、只今研究中でございます。

再利用して欲しいとの声を多く頂いております。






新品に交換した右ポケットのスレキ(袋布)です。

洗濯するとしなやかになります。

しかし、強度も重視しています。

私が厳選した生地です。













左前ポケットです。

そのままリペアです。

ダメージが少ない場合(生地が残っている場合)

比較的綺麗に直ります。

こちら側のリベットはオリジナルのままです。














お尻全体を補強リペアしています。














バックヨークとバックセンター部分です。

ここは負担が掛かるので、補強ステッチを入れています。

(裏がチェーンステッチなので、裏から解れが出ます)


この部分は古着の風合いを残す為に、目立たない補強ステッチの方がお勧めです。

















左右後ろポケットです。

解体したので綺麗な仕上がりだと思います。













全面補強をしています。

サイフとかケータイを入れても大丈夫です。

頑丈に出来上がっています。


※コンチョ付きのサイフを入れるのはお勧めしません、、、

コンチョの盛り上がった部分がピンポイント擦れて、生地が弱くなって破れます。

(新品ジーンズでも同じです)




XXなので隠しリベットは外していません。

外した方がリベット周辺は強度的に強くなると思いますが、、、

そこはマニア目線を重視する部分です、ちゃんと残すように心がけています。

(昔、お直し屋のおばちゃんに勝手に外されて、、、涙が出そうでした、、、)









では最後に裏からお見せします。



1955年頃のジーンズだから、今から60年も前の物です。

それを普段着としてガンガン着て、洗濯機で洗えるようにするには

これくらいの補強が必要になってきます。












股部分の補強です。













右前ポケット部分の補強です。














お尻の補強です。

隠しリベットが残っているのが見えますか?






以上です


こちらの工賃がぜんぶまとめて 45000円(別途送料)


お客さまから喜びの声を頂きました、、、(ほっとひと安心)



ブログで紹介するのは激しい物ばかりで

いつもこんなのばかりやっていませんので、、、

工賃にどん引きしないで下さいね(苦笑)



オーダーお待ちしております。



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リーバイス501XX ビンテージ 1954~55年頃のモデル? オーバーホールリペア ビフォー&解体

2015年05月07日 | ジーンズリペア オーバーホール

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


GWが終りました、、、

GW中の問合せが多くてビックリしました。

メール返信出来ていない方、もう少々お待ち下さい。


今年のGW休暇は遠出しなかったので

近くの公園で子供と遊んだり、友達と庭でバーベキューしたり

何気ない、休日という感じでした。


ちょっと納期もやばくなってきているので

ちょいちょいリペア作業も行なっていました。

(自宅兼工房のスタイルで仕事しています)

連休を挟んだので、また納期が2ヶ月半位に戻りつつあります。

地道に着実に作業しますので、中々早く出来ないのですが、、、

出来る限り頑張りますので、よろしくお願いします。





それでは今回紹介するのは




全体的にかなり弱っているジーンズです。

でも、色落ちやアタリ感はかなりいい感じに出来上がっています。














破れ穴をリペアして、左右太もも全体を補強リペアします。













腰付近もだいぶ痛んでいますね、、、
















右前ポケット入口は特にボロボロです。

ここまでダメージが進行すると、解体リペアでしか直せません。

(リベットを既製品に交換します)


あと、ポケットのスレキ(袋布)も同じくボロボロになっているので

新品に交換します。













左前ポケット入口のダメージはちょっとです。

これくらいであれば、そのままリペアが可能です。

(リベットを交換しないで済みます)


















股も縫い代付近にダメージが出ています。

股の縫い代は硬い部分なので、どうしてもその付近から破れてしまいます。

こちらは綺麗に直したいそうなので、解体リペアをします。



















左右お尻も生地が全体的に弱っているので補強します。
















左右後ろポケットも破れていますね。

こちらもポケットを解体して全面補強リペアをします。


アーキュエイトステッチ跡が見えるので

リーバイス社のジーンズになります。

(ビンテージ物です、ウンチクは後で書きたいと思います、、、)






今回、解体するのは



右前ポケット

左右後ろポケット

です。


ブログのカテゴリーをどこにしようか迷いましたが

ここまで解体するのでオーバーホールリペアにしました。

(当店が勝手にそのように呼んでいるだけですので、、、)











では、このジーンズの年代チェックをしようと思います。

プロの古着業者ではないので、100%合っているとは限りませんので、、、

アバウトです、、、(単なる個人的趣味です、、、)

ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので

飛ばしてください(苦笑)









ボタンフライなので501です。








後ろポケットには隠しリベットが付くので

501XXが確定です。

















前ポケット裏が銅製の打ち抜きリベットです。

ギャラ入りが確定です。




お尻の画像をもう一度見て欲しいのですが、、、

こちらはセンターループがずれています。

ループずれになりだすのは

大体1954年頃です。

革パッチが付く最終です。


なので、革パッチで1954年製か

紙パッチギャラ入りで1955年製か

どちらかになります。





次にチェックするのは

フライボタン(小ボタン)です。







下がブツブツしていて

Rの刻印が通常タイプです。

このボタンだと革パッチ期だと言われています。








しかし、、、

これを見て下さい。







上から二番目のボタンですが、、、

下地がブツブツでRの軸の部分が長くなっている

通称「足長Rボタンです」

驚きました、、、

このボタンだと紙パッチギャラ入り期だと言われています。




そうなんです。

ボタンが混在しているので

どちらの年代か判断できないのです。

(このパターンは私自身初めてです)




ちょっと待てよ、、、

今まで隠しリベットの形状でも

違いがあったな、、、


普段見れない表側が

皿型だと、、、紙パッチギャラ入り

UFO型だと、、、革パッチでした。

(あくまでも当店の見てきたリペア品だけの例です)



今回の依頼品は後ポケットを解体するので

それが見れる!




超ドキドキしながら、、、

後ろポケットを解体しました。








皿型だ!!!



と言う事はギャラ入り紙パッチ? 1955年製?

かな?




マニアさん以外にはどうでも良いウンチクでした(苦笑)




人様の所有する貴重なビンテージジーンズについて

偉そうにウンチクを語って本当に申し訳ございません。


「自分のお金で買ったビンテージジーンズでウンチク語れよ! 偉そうに!」

って怒っているコレクターさまも沢山いると思います。


そうゆう方に対しては申し訳ない気持ちなのですが、、、




しかし、こうやってブログで紹介すると

依頼者さまから、喜びのメールを頂く事が多いのも事実です。



私のジーンズはそうだったんだ!

細かい解説ありがとうございました!

詳しく知る事が出来て、これからも大切にします!


こんな感じのコメントをメールで頂いております。



私の依頼したビンテージジーンズのウンチクをブログで是非紹介して欲しい!

こんなコメントをして頂く依頼者さまもおられます。

(その時はなるべく紹介するようにしています)





ブログで紹介するにあたっても

リペア依頼書に WEB掲載は可能ですか? と聞いています。

不可能の場合は一切掲載していません。

(見る人が見ると、誰の物かわかるジーンズもあるようです)



このブログに書いているウンチクを不快に思われているコレクターさま

ご理解の程、よろしくお願いします。




501XXのビンテージって世界中にコレクターがいて

そりゃ本当に深く掘り下げて研究している人達がいるんでしょうから、、、

アメリカに行って当時の資料を探す、考古学者さんみたいな人もいるようですし、、、

そんな人たちが、当店のブログなんて読んだら

そりゃ怒るでしょうね、、、

本当に浅はかで大した内容じゃありませんからね、、、(汗)





スミマセン、話が逸れてしまいました、、、


では他に解体した物です。













こんな感じです。





ちょっとブログが長くなり過ぎたので、、、

出来上がりのアフターは次回ブログに書きます。

では!



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リーバイス501 66後期モデル? オーバーホールに近い全体を解体したリペア

2015年04月16日 | ジーンズリペア オーバーホール

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


週の半ばです、、、

本当は昨日ブログ更新したかったのですが、、、

作業優先してしまいました、、、


順調に作業が進んでいます。

でもそろそろハードなのが来ると思います。





では、今回紹介するのもハードなやつです。

(工賃5000円未満のソフトなのも沢山やっていますよ)





リペア前がこちらです














ビリビリですね、、、

破れ穴は標準リペア仕上げにして

左右太もも全体が弱っているので全面補強もします。









左ヒザ穴がアウトシーム(脇)に到達しているので

今回はアウトシームを少し開きます。

(基本的には開かないようにしている部分です)

















左右前ポケット入口です。

そのままでも直せる程度のダメージですが

仕上がりが綺麗な解体リペアにして欲しいとの事です。


















前股、後股が破れています。

こうなるとそのままではリペア出来ません、、、

股は全部解体してリペアします。

お尻も弱っているので、補強します。










ではいつもの、、、

このジーンズの年代チェックをしようと思います。

プロの古着業者ではないので、100%合っているとは限りませんので、、、

アバウトです、、、(単なる個人的趣味です、、、)

ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので

飛ばしてください(苦笑)

(同じ文章の使い回しで申し訳ございません)














赤耳(セルビッチ)デニムです。





















バックポケット裏がチェーンステッチです。

赤タブはサークルRです。

これで66後期か赤耳に絞られます。













トップボタン裏は6です。

66後期の可能性が高いと思います。








あとは内タグの縮率表記で判断できます。

縮率8%だと66後期

縮率10%だと赤耳と言われています。












劣化して文字が消えています、、、(涙)












裏の数字で年数が判断できますが、、、

一番左が消えています、、、

中央が9で右が6でしょう(ボタン裏が6なので)

よって、これは1979年 6番工場製ではありませんか?


1979年だとしたら66後期だと思います、、、

でも1980年位から赤耳が登場するので

その移行時期でもありますね、、、

まあ、大体そんな感じだと思ってくださると助かります、、、




いつものどうでも良いウンチクでした、、、、








それではジーンズを解体します。













リペアしてから再構築します。

(簡単に書いていますが、めっっっちゃ時間掛かっていますので、、、)







出来上がりがこちらです。







































破れ穴は標準リペアなので

自然なダメージ感を残した風合いに仕上がりました。














左ヒザのリペア後です。











ここは脇を開いて直しています。




















左右前ポケットは解体リペアなので

綺麗な仕上がりだと思います。

ベルトループの取りつけもカンドメ(カンヌキ)専用ミシンです。










前ポケットの解体リペアではリベットを交換します。

この年代だと上からの被せリベットなので

交換するのもそれに合わせて、被せリベットです。

(リベット裏はアルミ製になっています)

















解体リペアだと、ポケットスレキ(袋布)と別々にリペアするので

裏から見るとポケット入口の周辺補強がわかります。





表から見えませんが、、、

ウエストベルトの裏側はチェーンステッチにしてみました。

(自己満足かもしれませんが、、、)














股のリペア後です。
















依頼者さまが、これからずっと永く穿き続けたいとの事でしたので

ガッチリリペアしました。

最初はちょっと硬さがあるかもしれませんが

洗濯を繰り返すうちに馴染んで柔らかくなります。


リペア前の状況から判断すると

これくらいの直しをしておかないと

またすぐに破れそうな気がしたので、、、















解体リペアなので内股の縫い代も立体的で綺麗になったと思います。










最後に裏からお見せします。





左右太ももはかなり広範囲に補強リペアしています。











股の裏側もかなり広範囲に補強しています。

お尻も弱っていたので、補強しています。





以上です。

これでガンガン穿いて洗えるジーンズに復活しました。

ダメージ跡もアクセントになってカッコ良いジーンズに生まれ変わったと思います。





こちらの工賃が

左右前ポケット入口の解体リペア 6000円

左右太もも穴の標準リペア 6000円

左右太ももの全面補強 10000円(広範囲なので割高)

前股、後股の解体リペア 10000円

お尻の補強リペア 3000円

合計 35000円(別途送料)


かなり高額ですが 

丁寧に解体してリペアするとこのようになります。
 
オーダーお待ちしております。




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ステュディオ・ダ・ルチザン 古いジーンズ オーバーホールリペア アフター

2014年05月11日 | ジーンズリペア オーバーホール

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。



それでは前回ブログの引き続き、、、オーバーホールリペア後です。


























左右前ポケット入口は解体リペアなので綺麗な仕上がりだと思います。

生地が完全に無くなっていたので、今回はなるべく近い色落ちをした古着デニムを移植しています。

(デニムの色落ちは全て異なるので、全く同じ色のデニムはありません)












前ポケットを解体するとリベットを新品に交換します。

既製品ですが、元から付いていたのと同じ 打ち抜き式リベットにしています。
















ボタンホールはそのままリペアです。

使い込むとすぐに穴が広がるので あえて小さい穴になるように縫い潰しています。


この状態で十分に強度があるので、

当店でボタンホールをそのままリペアする場合は

ホール穴をハンドステッチでかがり縫いする事はありません。










ボタンをしてしまうと

ホール穴のかがり縫い部分はほとんど見えなくなるというのもあります。
















左右の太ももは全面補強済みです。

(最後に裏からお見せします)


今回は破れ位置がアウトシーム付近ではないので

アウトシームを開かずにリペアをしています。













左右のヒゲに沿った破れは 標準リペアで仕上げました。
















左右の裾の破れは標準リペア(やや強力かも?)

裾をカットして、裾上げをやり直しています。













解体したのでインシーム裏の オーバーロック+シングル押さえ縫い をやり直しています。

裾上げはチェーンステッチ仕上げです。




















左右お尻は全面補強済みです。

(後で裏からお見せします)














左右バックポケットのステッチは全て新たに入れ直しています。

















バックセンターループは解体リペアなので綺麗な仕上がりだと思います。















左右カカトは標準リペア(やや強力かも?)です。









では裏からお見せします。




左右太ももの補強範囲がわかると思います。












左右ポケットスレキ(袋布)は新品に交換しています。

形はオリジナルをコピーしているので、このようになりました。

(リーバイスとは違う形ですね)
















前ポケット入口周辺もきっちり補強しています。















お尻の補強なのですが

左右で弱っている範囲が随分違っていました。

(生地の弱い部分を見極めながらの作業です)

これは穿いている方の癖がジーンズに反映されていますね。






以上です。

リペア箇所が多すぎて、、、

リペア作業も大変だったが、ブログを書くのも疲れました、、、(汗)


こちらの工賃ですが

全部まとめて 37000円(別途送料)


お客さまから喜びの声を頂きました、、、ホッとひと安心




ボロボロになっても捨てられずにタンスに眠っているジーンズを

復活させて穿きたいという方。

丁寧に解体してリペアしますよ。

(めっちゃ時間と手間が掛かるので、かなり割高になりますが)

オーダーお待ちしております。







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ステュディオ・ダ・ルチザン 古いジーンズ オーバーホールリペア ビフォー&解体

2014年05月11日 | ジーンズリペア オーバーホール

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


GW休暇で納期が詰まっていまして、

バタバタで作業をしていました。


ブログの更新したかったのですが、

本日はお休みなので、のんびり更新します。




今回紹介するのは



かなり穿き込んであるジーンズです。






とても想い入れがあるジーンズで

このような状態になって、穿かなくなったのですが、

捨てる事が出来ずに、ずっとタンスにしまってあったそうです。














左右前ポケット入口がボロボロで、、、

身生地が無くなっています、、、(汗)


ここまで行くと、そのままリペアは出来ませんので 解体リペアをします。


スレキ(ポケット袋布)も破れているので

新品に交換をします。













ボタンホールもステッチが解れて弱っています。

こちらはそのままリペアをします。


















左右太もも全体が弱っているので

破れのリペア+全面補強が必要です。





















裾はロールアップした跡があります。

曲げた部分だけ色落ちが少なく、濃い状態ですね。


こちらは破れた部分をリペアしてから

裾上げを行ないます。

(ロールアップなしで穿かれるとの事です)




















左右お尻全体が弱ってもうじき破れそうです。

こちらは全面補強をします。

















左右バックポケットは かなり糸切れしています。

古い糸は全て外してから、新たに縫い直します。














バックセンターループが切れそうになっています。

こちらは外してから解体リペアをします。













こちらのジーンズですが

ステュディオ・ダ・ルチザンです。

(以下、ダルチザンと書きます)




ダルチザン、、、

児島を代表するジーンズブランドのひとつだと思います(個人的意見)

岡山で働き始めて、初めて伺った工場がダルチザンの洗い加工をやっていました、、、

有名な老舗工場です。(名前は出しませんが、ダルチザンマニアの方は知っている会社でしょう)

社長にお会いして、洗い加工の歴史なども、直接聞く事が出来たりして、

楽しかった、、、















こちらのジーンズは股リベット、シンチバック装備なので

1930年代のジーンズを意識した作りになっています。


シンチ金具の先端が尖っていますね、、、

という事はPL法の施工(1995年)以前のモデルかな?

( PL法 はネット検索でヒットするので、知りたい方は調べてみて下さい)


PL法でシンチ金具の尖りが禁止されましたよね、、、

ジーンズマニアにとっては悲しい出来事でした、、、


でも、私も 大手ジーンズ小売店 で販売をしていたのでわかります。

沢山来店されるお客さま全員に 

復刻、レプリカジーンズのシンチ金具の尖り について、細かく説明出来ませんし、、、

一般の(マニアックでない)お客様にしてみたら

そんな尖った金具は必要ありませんし、、、



※当店のオリジナルジーンズは完全にマニア向けで

販売する際にキチンと説明をしております。









スミマセン、話が完全にそれました、、、


では、こちらのジーンズを解体します。


































こんな感じです。

かなり大掛かりなリペアなので

今回ブログのカテゴリーは オーバーホールリペアにしました。




ブログが長くなり過ぎるので

出来上がりのアフターは次回ブログに書きます。

では。







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リーバイス501XX (53モデル) ビンテージ オーバーホールリペア アフター

2014年03月26日 | ジーンズリペア オーバーホール

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。



それでは早速、出来上がりのアフター画像行きます。

(めっちゃ、沢山ありますので、、、)



























右前ポケット入口

生地が無くなっていましたが

キチンと再生しましたよ。

このなだらかにカーブした部分の縫製が難しいですね。

(この部分は同業者さまから 上手いですねって 褒められた事があります、、、恐縮です)










リベットは既製品に交換しています。

オリジナルと同じ打ち抜き仕様です。














ベルトループのカン止め

上がオリジナル

下が入れなおした分

なるべく近い綿糸を選んでいます。















左前ポケット入口

グチャグチャでしたが

綺麗にリペア出来たと思います。

向こう布も補強済みです。





















ポッカリ空いた穴は 標準リペアですが

強度に不安があったので、運針多めにしました(それは現物を見て判断します)

周辺補強済み

最後に裏からお見せします。














小股(前股)部分も解体して

標準リペアで仕上げました。




















お尻周りは全て補強しています。

後で裏からお見せします。












バックヨークとバックセンターが重なる部分の縫製も難易度が高いと思います。

4×4なので合計16枚の生地が重なり合う部分です。

なかなか一発で決まらないですね、、、(大汗)















後ろポケットは普段使わないそうなので

とりあえず、軽くリペアしました。



















グチャグチャだったバックポケット上からバックヨーク付近

解体したので綺麗な仕上がりだと思います。













ちぎれていたベルトループです。

下の取り付けが通常ミシンになってしまいました、、、

リペアが重なって、分厚くなったので、

カン止めミシンがNGでした、、、

今の私の技術ではこれが限界です、、、

(未熟者でスミマセン)


















隠しリベット上の穴も何とか塞ぎました、、、(大汗)

隠しリベットは外していません(良かったー)

あとで裏からお見せします。










では裏からもキチンとお見せします。

このリペアの全貌がわかりますよ。




他店さまがされていたリペアの上から被せて補強しています。











ポケットスレキ(袋布)は新品に交換しています。















リベット裏は銅製の打ち抜き仕様です。

















前ポケット入口から下も弱っていたので

きっちり補強しています。


















お尻とその周辺全て補強しています。

約60年前のビンテージ 501XXです。

普段穿きが出来るレベルまで強度を上げるとこのような形になります。















隠しリベットはXXを象徴する物だと勝手に思い込んでいるので、、、

個人的に外したくない部分です。

今回は相当やばかったのですが、気合と根性で付けたままリペアできましたよ!











アップです。

これで隠しリベットの周辺から破れる事はないと思います









最後に股の付け根です。

こんな所チェックする人もいないと思いますが、、、

見せた方が信用されると思うので、、、



解体してリペア後、丁寧に再構築しております。




ガンガン穿いて、ガンガン洗えるビンテージジーンズになったと思います。






以上、こちらの工賃が全部まとめて 40000円(別途送料)


リペア箇所が多すぎて詳細が書けません、、、


お客さまからも喜びの声を頂きました、、、(ほっと、ひと安心)



内容が多すぎてリペアするのも疲れましたが、、、

このブログを書くのも疲れました、、、(汗)



オーバーホールリペア、、、超高額ですが オーダーお待ちしております。




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リーバイス501XX (53モデル) ビンテージ オーバーホールリペア ビフォー&解体

2014年03月26日 | ジーンズリペア オーバーホール

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。



今回のブログネタは久しぶりのビンテージで行きます(嬉)

では早速、リペア前の画像です。








かなりダメージがいっちゃってますね、、、

依頼者さまはヤフオクで買われたそうです。

当店でリペアするのを前提だったので

ボロくても全く気にならなかったそうです(感謝)


※最近ヤフオク出品中の画像をそのまま送ってきて

仮見積り依頼をされる方がいますが、、、

そのやり方はお勧めしません、、、

(手に入れてから、画像を送ってきて欲しいです)






アップで見ていきましょう。















左右前ポケットはグチャグチャです、、、

これは、、、

解体リペアでしか直せません。












左右前ポケットのスレキ(袋布)もボロボロになっていますので

新品に交換します。



下の方にリペア跡がありますが

これは最初からあったので他店さまがされた物です。










小股(前股)の付け根に穴が、、、

ここも裏側の持ち出し部分を解体してリペアします。



















ここもグチャグチャです、、、

解体リペアでしか直す事が出来ません。

(後ろポケットは予算の関係で、軽くしかリペアしません)











ベルトループもこんなになっています、、、

解体リペアをします。



















バックポケットの付け根に穴が空いていますね、、、

硬い部分の周辺から破れるのがジーンズのダメージの特徴です。

こちらも もちろん解体してからリペアします。







では、このジーンズの年代チェックをしようと思います。

プロの古着業者ではないので、100%合っているとは限りませんので、、、

アバウトです、、、(単なる個人的趣味です、、、)

ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので

飛ばしてください(苦笑)

※好きな方はこれまでの画像を見ると大体わかりますよね、、、(苦笑)









トップボタン横がVステッチ仕様(ビッグEが確定)

1969年以前?
















バックポケット裏は隠しリベット仕様(XXが確定)

1964年以前?


そんな事よりも、隠しリベットを外さずにリペア大丈夫かな???

HPには隠しリベット仕様でも外さずにリペア可能と書いてしまってから、、、

何とか外さずにリペアします、、、



















リベット裏が銅製の打ち抜き仕様(ギャラ入りが確定)

1962年以前?















後ろループが太くて、センターセット(革パッチが確定)

1954年以前?

※太いループのセンターセットでギャラ入り紙パッチは見たことありません。

















ビッグE 均等V 両面刺繍

1952年以降?


って事で、47モデル(片面タブ)ではありませんね。






1952年~54年の間だと思われるのですが

もうひとつ絞り込めるディテールがこちら



フライボタンです。

下地がブツブツの通常Rです。

このボタンは1953年頃 ほんのわずかな期間しか採用されなかったタイプです。


よって、このジーンズは1953年製だと思います(多分ね)



※依頼者さまから詳しい年代を知りたいと言われたので、、、

ブログで詳しく書いてみましたよ。







さあ、マニアさんにしか分らない ウンチクは終わりにして、、、


こちらを解体します。









普段見れない隠しリベットの内部

UFO型でした。

革パッチ(53モデル)の隠しリベットは今の所、100%UFO型ですね、、、

これが紙パッチ(55モデル)になると、皿型に変更されています、、、

これからもこの部分を解体する時は検証します。













バックヨーク、バックセンターを解体













左右前ポケットを解体













ベルトループを解体














向こう布、コインポケット、スレキ(袋布)全て解体






ジーンズの解体ショーでした、、、(大汗)




ここまで解体すると

当店では勝手にオーバーホールリペアと呼んでいます。


外国のジーンズ職人さんはレストレーションって書いていたなあ、、、

(旧車を解体して甦らせる事をレストアって言うなあ)

言葉の使い方って難しいですね、、、(苦笑)




ちょっとブログが長くなりすぎたので、、、

出来上がりのアフターは次回ブログで報告します。

では、、、





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リーバイス505 ビッグE オリジナルビンテージ オーバーホール リペア アフター

2014年02月07日 | ジーンズリペア オーバーホール

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。




では、いきなりですが

出来上がりのアフターです。



















左右前ポケット口は

解体してリペアしたので

綺麗な仕上がりかと思います。

(リベットは既製品に交換しています)


向こう布(前ポケット下地)も弱っていたので補強リペアしています。















左右太ももの破れは 穴埋めリペアにしました。

穴埋めリペアは 破れ跡を目立たなくするように心がけますが

完全に破れ跡が見えなくなる事はないと思います。
















左右太もも全体です。

左右ヒザは破れてはいませんでしたが

生地が弱っていたので補強リペアをしています。

(後で裏側からお見せします)
















左右裾です。

解体したので綺麗な仕上がりだと思います。












裾はチェーンステッチ仕上げです。

インシーム(内股)、アウトシーム(脇)のオーバーロックもやり直しをしています。












股のリペアです。

解体したので綺麗な仕上がりかと思います。








微妙にアップ画像がありました、、、

変わらない?

せっかくなのでこちらも載せておきます。







では

裏からお見せします。



左右太ももの補強範囲はこんな感じです。










左右前ポケットスレキ(袋布)は新品に交換しています。

















こんな感じ










リベット裏はアルミ製です。

オリジナルのリベット裏がアルミだったので

(上から被せる形状のリベット)

それに合わせるようにしています。
















今回のジーンズは

前ポケットの下がかなり弱っていたので

(前ポケットにいつも硬い物を入れていたのかな?)

きっちり補強しています。












アウトシーム部分のリペアです。

ガンガン穿いても解れないように

オーバーロックのピッチもレギュラージーンズと同じ位にしています。














前股の裏側です。

解体しているのでこのような感じになっています。






以上

こちらの工賃が

全部で 35000円(別途送料)

(リペア箇所が多すぎて 詳細を書くのは省略します、スミマセン)





ボロボロのクタクタになったジーンズも

当店のオーバーホールリペアを行なえば

ガンガン穿けるジーンズに甦りますよ。

オーダーお待ちしております。







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リーバイス505 ビッグE オリジナルビンテージ オーバーホール リペア ビフォー&解体

2014年02月07日 | ジーンズリペア オーバーホール

ジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


最近のブログでリペアネタが少なくなってきたので、、、(苦笑)

メイン作業であるリペアの紹介をします。


リペア前がこちら



















左右前ポケット口

結構ボロボロです、、、

綺麗に直したいとの事で

解体リペアをします。











フロントの左右太ももの破れは 穴埋めリペアにします。

左右太ももの生地全体が弱っているので全面補強をします。













脇のシーム部分も結構弱っています。

ここも解体して丁寧にリペアします。



















裾が解れて、、、

デニムがひも状になっていますね、、、

ここも解体して綺麗にリペアします。












順番がおかしくなりましたが、、、

股も弱っているので

解体して綺麗にリペアします。












前身の裏からです。

左右前ポケットスレキ(袋布)がボロボロになっています。

こちらは新品の生地に交換します。








では、このジーンズの年代チェックをしようと思います。

プロの古着業者ではないので、100%合っているとは限りませんので、、、

アバウトです、、、(単なる個人的趣味です、、、)

ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので

飛ばしてください(苦笑)




バックポケット裏がシングルステッチ

66前期?













いや、、、ビッグEでした。














帯は上下チェーンステッチ

トップボタン裏 4












銅ボタン










ジッパーはタロン42



という訳で

1970年頃の リーバイス505でした。









それでは解体した画像をお見せします。





















撮影したのが

前ポケット裏を補強している時になってしまって、、、(汗)

こんな感じです。


股の部分も解体しております、、、














アウトシーム(脇)が全体的に弱っていました。

穿き込まれたビンテージジーンズって

アウトシームの縫い目から穴が広がってくるんですよね。

ここまでダメージが大きくなると

解体して綺麗にリペアします。


あと、オーバーロックが解れています。

ビンテージのオーバーロックはピッチが粗く

(こっちの方がビンテージ感があって雰囲気あるのですが)

強度が弱い気がするので、ロックもキッチリやり直します。












左右裾も解体しました。

グチャグチャですが、、、

残った生地を生かして

なるべく綺麗にリペアしようと思います。





ここまで全体的に解体してリペアしたので

ブログのカテゴリーは オーバーホールにしました。

(通常リペアとの明確な線引きはありません、私の勝手な解釈です)




ちょっとブログが長くなってきたので

出来上がりのアフターは次に書きます。

では。





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リーバイス501XX 復刻 (1955年モデル) オーバーホールリペア

2013年12月16日 | ジーンズリペア オーバーホール

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。



風邪がずいぶん良くなって来ました(喜)

今日からフルパワーでお仕事頑張れそうです。


今週もやる事がテンコ盛りで

どうやって乗り切ろうかと考えていますが、、、

考えてもどうしようもないので、やるしかないですね(汗)



では今回紹介するのも

オーバーホールリペアの紹介です。


リペア前がこちら





みごとな破れっぷりです(笑)

お客さまによるとこちらは 

7年間毎日穿いたそうです、、、

こんなにボロボロなのに まだ穿きたいのは

やはり、このジーンズに対する愛着でしょうね。







ダメージ部分のアップいきます。









左右前ポケット口は グチャグチャです。

リベットを外して解体します。

(リベットは新品に交換します)

















左右ヒザもガッポリ穴が空いています。

破れが脇(アウトシーム)に達しているので

脇を開いてからリペアをします。












左前ポケット下に小さな穴が2個あります。

ポケットに携帯を入れた時に角で擦れたのでしょうか?

この穴はそのままの雰囲気を残してリペアします。

(お客さまからの要望です)












ポケットスレキ(袋布)も左右ボロボロになっています。

前ポケットに携帯などを入れて

頻繁に出し入れをすると

このようなダメージになってしまうようです。

(仕事でジーンズを穿いてこうなった事があります)


こちらはスレキ(袋布)を新品に交換します。












内タグのチェックです。

LEVIS LOT 55501なので

リーバイス501の1955年モデル復刻です。

古着屋さんのビンテージ用語で言うと 501XXギャラ入り紙パッチモデル かな?








では解体します。









ポケットスレキ(袋布)は一枚に開くので

この状態で新品生地にコピーする事が出来ます。











ではリペア&パーツ交換後

再構築したのがこちらです。




左右太もも~前ポケット下まで

全面補強を入れています。

(最後に裏からお見せします)


裾もボロボロだったのですが、

そのままで良いとの事でした、、、
















グチャグチャだったポケット口も

何とか綺麗に出来たと思います。

コインポケットと 向こう布 部分も リペア、補強済みです。



XXギャラ入りモデルなのでリベットは 打ち抜き式 に交換しました。

(マニアさんであればこの意味が分ると思います)


上からの照明が効いているので

リベット色が反射で明るく見えますが、

実際は落ち着いた暗い色をしています。



















左右ヒザは普通リペアで仕上げました。

右ヒザは破れがインシーム部分にも達していたので

インシームも部分的に解体しました。











左前ポケット下の破れはそのままの状態を保って(横糸残し)

破れを魅せるリペアです。

裏からの補強をキッチリしているので

これ以上穴は広がらないと思います。













リペア前画像がありませんでしたが

小股(前股)が破れていたので

(裏側の 持ち出し部分 が当たって穴が空いていた)

股を部分的に解体してリペア

再構築をおこなっています。







裏からもどうぞ




かなり広範囲に補強を入れています。

補強範囲も生地のダメージを見ながら

触れながら、感じながら 決めるので

毎回違った物になります。
















新品に交換したポケットスレキ(袋布)です。

打ち抜き式 リベットなので 裏は銅製になります。


















前ポケット下~太もも部分にかけても

全面補強をしています。

ここまで補強が必要なリペアは滅多にありませんが、、、

ポケットに物を入れた跡のダメージが見える場合は

ここまでキッチリやっておくべきだと

私は考えています。




こちらの工賃が

左右前ポケット口の解体リペア(コインポケット、向こう布含む) 10000円

左右前ポケットスレキ(袋布)の交換 5000円(前ポケット口解体リペアの場合)

左右ヒザ穴の普通リペア 6000円

左右太ももの全面補強(ポケット下補強も含む)10000円

小股の部分解体リペア 3000円

合計 34000円(別途送料)



いつもこんな激しいリペアばかりやっている訳ではありませんが

(工賃5000円以下の軽いリペアも沢山やっています)

ブログ紹介はどうしても 技術を見せたい ので激しい物になってしまいます、、、


ボロボロになっても どうしても穿き続けたいジーンズがあれば

オーバーホールリペアをお勧めしますよ。

(過去に他店さまでリペアされた物は 解体 が出来ない場合がありますが、、、)


オーダーお待ちしております。




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