虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

大学にはいかせたくない

2012-06-03 | 新聞・テレビから
「もんじゅ」の安全性を調べる専門家委員会7人のうち3人が、原子力関係の企業から寄付を受けていたという記事。またかよ、ということか、一面ではなく、社会面に。こういう原子力審査委員の大学教授が寄付を受けていた、という記事はいったい、これまで何回あったことか。しかも、「寄付と審査とは関係ありません」と今までの大学教授が答えたのと同様、恬として恥じる様子はさらさらない。あの原発事故が起きた後でも、このざま。いっさいの反省はない。この大学教授たちの非常識さ、品性の低さは、驚くべきことではないか?

いや、ことは原子力関係の学者だけではないにちがいない。政府や各団体の有識者委員になるような大学教授は、医学部であれ、経済学部、政治学部、法学部、文学部であれ、さまざまな企業からの寄付、助成金を受けているはずだ。

企業からの寄付、助成金を受けている教授が、大学内で幅をきかせているにちがいない。

昔は、学者の道と金儲けの道は相容れず、学問に精を出す者は金には縁がないとされたと思うのだが、現代はちがうのだろう。金で学者は動く。産学協同とはこういうことか?

今の大学、ひどすぎないか?
日本のいくつかある諸悪の根源の一つが大学だと思う。

子供がいたら、こんな大学に入るために青春を無駄にはさせたくないと思うのだが。






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2 コメント

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Unknown (大学からの逃亡者)
2012-06-12 00:09:00
昔ね、学生運動のなかに「大学解体」というスローガンがあったでしょ。今日の大学や教授たちの体たらくぶりを予見していたのかも知れませんね。
Unknown (荘太郎)
2012-06-12 17:26:28
「大学解体」といわれ、大学の腐敗が問題にされる中で、大学院にすすみ、大学の先生になろうとしたのが、今の大学教授たちかもしれませんね。1970年以降に大学に残ろうとした人たちにろくな人物はいない、といったらやはりちょっと言い過ぎかなあ。

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