生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

詩のことばは神さまからの贈り物

2006-07-06 11:41:11 | 

最近詩を書いていません。童話やエッセイは改まった気持ちにならなくても書けるのですが、詩というと、言葉をよくよく吟味しなければ……字数も考えなければ……などと構えてしまってなかなか書けません。以前は、心に沸き上がってくるものを毎日のように、散文詩のようにして日記に書いていました。

書きっぱなしで推敲もしていないので、人に見せられるものではありませんが、わたしの日記の文章は、ほとんどが散文詩でした。何年も前からわたしにとって日記は、その日にあったことを書くのではなく、そのときの想いを書くものとなっていました。

ブログを書くようになって、自分の日記をめったに書かなくなりました。ブログに書けないことで書き留めておきたいこともあるのに、忙しくて後回しにするうちに書きたいことを忘れてしまうのです。

先日、友人が詩の朗読テープを送って下さいました。数々のすばらしい信仰の詩に触れているうちに心に熱い想いが沸き上がってきて、再びわたしも詩を書いてみたいと思うようになりました。

わたしが自分の詩に対して自信がないことをいうと、友人は「詩の言葉は神さまからの贈りものであり、作者一人一人にテーマが与えられていると思います」と言って励まして下さいました。わたしには、書きたいテーマが確かにあります。詩が書けましたらいずれ紹介しますが、まず今日は友人、須藤あきこさんの詩を2篇紹介いたします。(須藤さんの許可を得ています)



****誰も知らない一日    
******************須藤 あきこ

恵みの日が
一日一日
平安のうちに
過ぎていく

ああ
主よ
きょうも
一日が
始まるのですね

世界の
一人ひとりのために
誰も知らない
一日が
はじまる

  
****あの方が      
**************須藤 あきこ

一篇の詩を書くよりも
悲しんでいるひとりの人に
慰めのことばを書いて送るほうが
どんなに重いことか
と あの方が
わたしの心に語りかけられた

その時から
詩を書くことに執着するのを
わたしは 止めた 

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