生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

弱さを感じるとき

2006-07-07 12:30:26 | 
 今朝目覚めたら身体がだるく、もっと寝ていたいと思いました。のどが赤く腫れています。夏風邪でしょうか。
たいへん、風邪などひいている場合じゃないのに……明日は教会の子供集会でお話をすることになっています。創作童話の紙芝居は昨日ようやく完成したけれど、一度も練習をしていません。

 あわてて風邪薬を飲んで、主人と息子が出かけてから、横になりました。風邪薬がきいてのどの腫れがおさまるように。咳や熱が出ませんようにと祈りました。

 幸いひとねむりすると、少し元気回復してきました。今夜は早く休みましょう。
風邪が治るということは感謝なことです。抗ガン剤を飲んでいたときは、風邪薬がほとんど効かず、風邪をひくといつまでも治らない状態でした。肺炎にもなりました。なので、風邪がはやるとびくびくし、少しでものどが赤くなると恐怖まで感じていました。
抗ガン剤を飲まなくてよくなり、白血球値も正常にもどりつつあるので、きっと大丈夫だと思います。

 
 わたしは、子供のころから体が弱かったのですが、気も弱く、ものすごく臆病でした。犬にワンと吠えられるのが怖くてまわり道をしたり、風船が割れるのが怖くて風船割りゲームができなかったり、蜘蛛におびえたり……。雷は大人になってからも怖くて稲妻が光ると家中のカーテンをしめていました。(今はけっこう平気ですよ)人前に出るのも死ぬほどいやでした。引っ込み思案だったのは、気が弱かったからです。自分は世界一気の弱い人だと思っていました。

 ところがついこの間、友人からメールで「あなたは強い人ですね」といわれました。本当は弱いのに強い人だと思っていただけたのは何故なのだろう? と考えたとき、「私が弱いときにこそ、私は強いからです」という聖書のことばを思い出しました。パウロは「わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである」と書いています。「大いに喜んでわたしの弱さを誇りましょう」とも。

 今日も須藤あきこさんの詩を紹介します。
自分の弱さに泣きたくなったときに読むと励まされます。




****弱さ 
         須藤あきこ

弱い人は
強い人の
支えになることができるように
神さまから
弱さを
与えられている

そして
弱い人は
神さまの
大いなる力によって
支えられている

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2 コメント

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Unknown (優子)
2006-07-07 16:43:36
深い、とても深い詩ですね。「ううーん」と息をするのを忘れました。

自分の弱さに目が奪われると身動きできなくなり、本当に辛く、悪循環の輪をグルグル回るのです。

勇気を奮い起こして、信仰をもって、自分から目を離して主を見上げなければ!と思います。

優子さんへ (土筆文香)
2006-07-07 20:52:31
自分の弱さを見つめていると悲しくなりますが、主を見上げたとき、弱さが喜びに変えられますね。

わたし自身、この須藤さんの詩で励まされました。

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