生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

老いの重荷は神の賜物

2014-09-09 21:01:52 | 
高齢者顕彰礼拝で読まれた詩を紹介します。

「最上のわざ」 作者:ヘルマン・ホイヴェルス

この世の最上のわざは何か

楽しい心で年をとり
働きたいけれども休み
しゃべりたいけれども黙り
失望しそうな時に希望し
従順におのれの十字架をになう

若者が元気いっぱいで
神の道を歩むのを見てねたまず
人のために働くよりも
謙遜に人の世話になり
弱ってもはや人の為に役にたたずとも
親切で柔和であること

老いの重荷は神の賜物
古びた心で最後の磨きをかける
真のふるさとへ行くために
おのれをこの世につなぐくさりを
すこしずつはずしていくのは
まことにえらい仕事
こうして何も出来なくなれば
それを謙遜に承諾するのだ

神は最後に一番良い仕事を
残してくださる
それは祈りだ
手は何も出来ないけれど
最後まで合掌できる
愛の恵みを求めるために
すべてをなし終えたら
臨終の床に神の声を聞くだろう
来よ わが友よ 汝を見捨てじと



詩を読んで、年老いて何もできなくなったとき、それを受け入れることが大切なのだなあと思いました。
人のために何かできることは嬉しいことですが、何もできなくなる日が来るのです。それを嘆くのではなく、受け止め、親切で柔和でいられたらいいですね。
「老いの重荷は神の賜物」として受け取ることができれば、平安な気持ちで過ごせるでしょう。
そして、神さまが最後に残してくださった手で、天国に行くそのときまで祈ることができるとは、何と幸いなことでしょう。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (melody)
2014-09-14 09:54:15
こんにちは。本当そのとおりだと思いました。実は八月に父が召され神様の御許に行きました。
戦後、信仰をもち、いろいろな苦労もありましたが、神様によって生かされて穏やかな人生でした。最後は体力がなくなり何もできなくなってしまいましたが、私も介護して父といられたこと感謝でした。キリスト教式で行ったのでまだ神様を知らない方が少しでも福音にふれてくださったならと祈っています。
melodyさんへ (文香)
2014-09-15 12:09:09
先月お父様が召されたのですか。お寂しいことと思います。

信仰をもって召されたお父様は、天国で安らいでおられることでしょう。
葬儀も伝道の場となったことと思います。

ご遺族の皆様のうえに神様からの慰めがありますようお祈りします。

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