悪魔化したジャックからアリアを取り戻し、セシリーがアリアの使い手となるエピソードでした。
あらすじ的には、魔剣を狙う敵の存在を知りつつ、あえて敵をおびき寄せる事に決めたハンニバルとハウスマン市長でしたが、ジャックは並みの騎士達では足止めすらままならない程の強さで暴れまわる事に。
それに加えて、魔剣であるアリアを手にした事で、大幅に力を増してしまうジャック。
アリア自身が懸念していた通り、使い手によって恐るべき破壊を生んでしまうという彼女の過酷な運命を象徴するような展開となってしまいましたが、セシリーはそこから彼女を救い出す程の実力は持っておらず、普通なら諦めてしまってもおかしくない状況。
しかし、自分にその力はなくとも、ルークならばアリアを助け出せる強さを持っているに違いないと考えたセシリーは、そこで諦めず、全力でルークに頼み込むことに。
己の身すら捧げるという彼女の覚悟を見て取ったルークは、反撃の機会を作る代わりに決着は自分自身で着けろとセシリーに指示。
刀を精製してジャックの動きを止めたルークのおかげで、無事にアリアの元へたどり着いたセシリーは、ジャックの高温に熱せられた柄に火傷を負いつつもアリアを確保。
破壊だけではなく、人を守る力にもなれるということを証明する一撃によってジャックを退ける・・・という展開でした。
ストーリーライン自体は原作を踏襲しているのですが、要所を繋ぐことに力をそそぐあまり、やや説明不足気味になってしまい、結果的に展開が急に感じられたように思います。
剣の自己鍛錬を重ね、ルークの刀にあわせた攻撃の構えや摺り足による歩法などを研究するセシリーでしたが、それでも自身に力が足りない事を痛感し、己に出来る唯一にして最善の手段としてルークへの協力を求めた事は、決して他力本願の一言で切って捨てるべきモノではなかったと思います。
しかし、セシリーの胸中の葛藤があまり描かれず、結構あっさりと土下座スタイルに移行してしまったような印象だったのが残念だったなと。
弱いながらもアリアのために必死に考え抜いたセシリーが、彼女を守る騎士として己の信念を貫き通そうとする様子が熱い場面であり、そんなセシリーの姿を見てアリアとの絆が更に深まっていく感じがもう少し出ていれば更に良かったのになと思ってしまったり。
自分の事を真剣に悩んで、傷付くことも厭わなかったセシリーだからこそ、アリアも自分の使い手としてセシリーが選ばれた事を喜び、心からセシリーを受け入れた訳ですから、ここはもう少しじっくり見せて欲しかったなと思いました。
ただ、あんまりダラダラと時間をかけても間延びしてしまいますし、一長一短だったのも間違いないところかと。
原作を読んでいるから比較してそう思ってしまったところも大きいので、絶対にその方が良かったのに！というレベルではないですね。
むしろ、セシリーとルークのやりとりをはじめ、後の伏線となる箇所については綺麗にまとめられていて好印象でした。
ジャックの心臓の近くに大きな傷が描かれていたりというような細かい箇所も仕事が丁寧でしたし、モブキャラの顔以外の設定回りはかなり良い雰囲気かと。
ジャックが息を引き取る間際のセシリーとの会話は印象的に描かれていましたが、あの会話のおかげで最後に人間らしい心を取り戻しながら死んで逝けたことは、ジャックにとっては大きな救いであったように思います。
悪魔としてのジャックには止めを刺さざるを得なかったセシリーですが、人としての尊厳は守ってあげる事が出来たのではないかと。
黒衣の男の甘言ではなく、彼の身を案じたセシリーの心こそが救いをもたらした、という事実に価値があったと思います。
サブタイトルにある誓約は、ジャックへの誓いという意味よりもまず、自分の目の前にいる全てのものを守り抜くというセシリーのセリフに掛かってくると思うのですが、非力な彼女がアリアという心強い戦友を得て、どの様に強さを身に着けていくのか？というのは本シリーズの大きな見所だと思うので、今後も見守って行きたいところですね。
おっぱいアーマーを脱いでも凄いんです！（胸的にｗｗ）というキャラ属性はバッチリと公認された感のあるセシリーですが、今後は精神的な面や、純粋な実力の面での凄さをアピールしていってほしいなと思います。
・聖剣の刀鍛冶（ブラックスミス） 公式サイトへはこちらから
にほんブログ村
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/b1667aee7bdc254a1407f2436c26de05/b4
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/5fe9b8d1fb2ef1edabf65674b759b8ff/3f
あらすじ的には、魔剣を狙う敵の存在を知りつつ、あえて敵をおびき寄せる事に決めたハンニバルとハウスマン市長でしたが、ジャックは並みの騎士達では足止めすらままならない程の強さで暴れまわる事に。
それに加えて、魔剣であるアリアを手にした事で、大幅に力を増してしまうジャック。
アリア自身が懸念していた通り、使い手によって恐るべき破壊を生んでしまうという彼女の過酷な運命を象徴するような展開となってしまいましたが、セシリーはそこから彼女を救い出す程の実力は持っておらず、普通なら諦めてしまってもおかしくない状況。
しかし、自分にその力はなくとも、ルークならばアリアを助け出せる強さを持っているに違いないと考えたセシリーは、そこで諦めず、全力でルークに頼み込むことに。
己の身すら捧げるという彼女の覚悟を見て取ったルークは、反撃の機会を作る代わりに決着は自分自身で着けろとセシリーに指示。
刀を精製してジャックの動きを止めたルークのおかげで、無事にアリアの元へたどり着いたセシリーは、ジャックの高温に熱せられた柄に火傷を負いつつもアリアを確保。
破壊だけではなく、人を守る力にもなれるということを証明する一撃によってジャックを退ける・・・という展開でした。
ストーリーライン自体は原作を踏襲しているのですが、要所を繋ぐことに力をそそぐあまり、やや説明不足気味になってしまい、結果的に展開が急に感じられたように思います。
剣の自己鍛錬を重ね、ルークの刀にあわせた攻撃の構えや摺り足による歩法などを研究するセシリーでしたが、それでも自身に力が足りない事を痛感し、己に出来る唯一にして最善の手段としてルークへの協力を求めた事は、決して他力本願の一言で切って捨てるべきモノではなかったと思います。
しかし、セシリーの胸中の葛藤があまり描かれず、結構あっさりと土下座スタイルに移行してしまったような印象だったのが残念だったなと。
弱いながらもアリアのために必死に考え抜いたセシリーが、彼女を守る騎士として己の信念を貫き通そうとする様子が熱い場面であり、そんなセシリーの姿を見てアリアとの絆が更に深まっていく感じがもう少し出ていれば更に良かったのになと思ってしまったり。
自分の事を真剣に悩んで、傷付くことも厭わなかったセシリーだからこそ、アリアも自分の使い手としてセシリーが選ばれた事を喜び、心からセシリーを受け入れた訳ですから、ここはもう少しじっくり見せて欲しかったなと思いました。
ただ、あんまりダラダラと時間をかけても間延びしてしまいますし、一長一短だったのも間違いないところかと。
原作を読んでいるから比較してそう思ってしまったところも大きいので、絶対にその方が良かったのに！というレベルではないですね。
むしろ、セシリーとルークのやりとりをはじめ、後の伏線となる箇所については綺麗にまとめられていて好印象でした。
ジャックの心臓の近くに大きな傷が描かれていたりというような細かい箇所も仕事が丁寧でしたし、モブキャラの顔以外の設定回りはかなり良い雰囲気かと。
ジャックが息を引き取る間際のセシリーとの会話は印象的に描かれていましたが、あの会話のおかげで最後に人間らしい心を取り戻しながら死んで逝けたことは、ジャックにとっては大きな救いであったように思います。
悪魔としてのジャックには止めを刺さざるを得なかったセシリーですが、人としての尊厳は守ってあげる事が出来たのではないかと。
黒衣の男の甘言ではなく、彼の身を案じたセシリーの心こそが救いをもたらした、という事実に価値があったと思います。
サブタイトルにある誓約は、ジャックへの誓いという意味よりもまず、自分の目の前にいる全てのものを守り抜くというセシリーのセリフに掛かってくると思うのですが、非力な彼女がアリアという心強い戦友を得て、どの様に強さを身に着けていくのか？というのは本シリーズの大きな見所だと思うので、今後も見守って行きたいところですね。
おっぱいアーマーを脱いでも凄いんです！（胸的にｗｗ）というキャラ属性はバッチリと公認された感のあるセシリーですが、今後は精神的な面や、純粋な実力の面での凄さをアピールしていってほしいなと思います。
・聖剣の刀鍛冶（ブラックスミス） 公式サイトへはこちらから
にほんブログ村
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/b1667aee7bdc254a1407f2436c26de05/b4
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/5fe9b8d1fb2ef1edabf65674b759b8ff/3f
