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とある魔術の禁書目録第10話『お姉様(みさかみこと)』の感想レビュー

2008年12月07日 16時44分00秒 | とある魔術の禁書目録&超電磁砲
『「妹」です。と、ミサカは間髪入れずに答えました。』
新キャラ「ミサカ」の加入で、人気の美琴編が遂に開幕!
美琴の後輩、黒子が言う「お姉さま」とは微妙にニュアンスが異なる様子ですが、ミサカと美琴の関係とは?というお話です。

コンビニから出てきた白髪の少年を狙う狙撃用の銃。
軍用ゴーグルを被って狙いをつけるのは、美琴そっくりな外見を持つ少女。

『目標コード・・・「一方通行(アクセラレータ)」。』

間違いなく発射された弾丸ですが、攻撃を受けたのは発射した少女の方でした。
一方通行と呼ばれた少年の能力が気になるところですね。
直撃を受けた少女の正体とともに、今回からのシリーズの重要なポイントだと言えるかと。
そもそも、少女が本当に美琴であったなら、自慢のレールガンの能力を使えば良いわけですし、彼女の性格からこのような行動を起こすこと自体が不自然に感じられるところです。
とりあえず、血がドバドバ出て致命傷になっている描写がきっちりと書き込まれていて、かなり陰惨なシーンになっていましたね。
このおどろおどろしさは、原作ライトノベル3巻の冒頭部を忠実に再現しているな~と思わされました。

場面は一転、夏休みの補習帰りの上条さん。
記憶を失っていたから補習を受けなければならないということも知らず、再補習というわけですね。

あまりの暑さにジュースでも買おうと自販機の前に立つも、持っていたのは2000円札のみ。
自分の不幸体質を理解している上条さんはおそるおそる紙幣を入れますが・・・案の定自販機に食われていますww
そんな失意の上条さんの後ろから現われたのは・・・

『ん?常盤台中学の制服・・・誰だっけ?』

美琴のことも記憶には残っていなかったという訳ですね。
何かにつけて上条さんのことを追い掛け回している美琴ですが、相手が自分の事を忘れているとは全く気付きません。
もしも彼女がその事実に気付いたら、どの様な感想を抱くことになるのか・・・切ないです。
とりあえず、無意識とはいえいつものようにレールガンを無効化し、美琴からの追求を受けることはありませんでした。

『裏技があんのよ・・・お金を入れなくてもジュースが出てくる裏技がね!』

軽いフットワークから一回転して・・・

『ちぇいさーーー!!!』

自販機にまわし蹴りを叩き込む美琴。
それは裏技ではなく力技ww
原作イラストでも印象的な名場面ですが、PTAから苦情が来ないかちょっと心配になる位堂々と再現していたので驚きです。
回転の際、めくれ上がったスカートから短パンが・・・というところを目ざとく見ていた上条さんですが、青少年としては無理も無いところでしょうか。
しかしながら、この短パンが、意外な目印に!という伏線なのであなどれません。
某作品の、パンツじゃないから恥ずかしくないモン!という名キャッチコピーを書いておくべきかもww

上条さんから事情を聞いてひとしきり笑い転げた美琴でしたが、さすがに2000札を食われた上条さんに同情し、

『じゃあ、取り返してあげるわ。こうやって。』

と、ためらい無く自販機にビリビリアタック。
出てきたのはお札じゃなくて大量のジュース缶・・・そして警報音。
猛ダッシュで逃げる上条さんは、今日も不幸全開でした。
細かいことは気にしない、というのがお嬢様学校の気質なのかもしれませんが、中でも美琴のテンション高すぎですね。
もともと快活なだけでなく、上条さんとの会話が、彼女をハイテンションにしているのかもしれません。

黒豆サイダー、椰子の実サイダー、ホットのイチゴおでん・・・自販機に得体の知れない飲み物が入っているのはライトノベルのお約束といったところでしょうか。
大量のジュースを抱えて追いついてきた美琴は、上条さんに

『あんたはこの御坂美琴を打ち負かしたのよ?ならば最低限、勝者としての責任くらいは取ってもらわないと困るの!』

と、指摘。
美琴自身は、自分のレールガンを軽々と打ち消してしまう上条さんのことを、すごい実力の持ち主で、しかもまだ実力を隠している、と思い込んでいるわけですね。
単純に「強いから気になる存在」というのではない様ですが、他の一般生徒と明らかに違う実力の持ち主である美琴が、自分と同じかそれ以上の実力を持ったものに対してどの様な感情を抱くのか?ということは後々重要になってくるかもしれません。

『ほら、いいからジュースお飲み。美琴先生直々のプレゼントだなんて、うちの後輩だったら卒倒してるのよ?・・・私が常盤台の中でなんて呼ばれてるか知ってる?』

うんざり顔で語る美琴。
女子校恐るべし!な雰囲気が伝わってきますが、

『・・・お姉さま?』

上条さんより早く、問いかけに答える声が。

『まあまあ、お姉さま!補習なんて似合わない真似してると思ったら、このための口実だったんですのね?・・・はじめまして。私、お姉さまの露払いをしている、白井黒子と言いますの。もし、お姉さまにちょっかいを出す気なら、まず私を通してからにしてくださいな。』

上条さんにやんわりと釘を刺しつつ、美琴ラブな雰囲気をまとった黒子。
その能力は『空間移動(テレポート)』。
(能力者としてはレベル4。学園都市に7人しかいないレベル5を除けば、十分以上に強いと言って良いでしょう。)
美琴のビリビリアタックも難なくかわし、言いたいことを言った黒子は消えてしまいます。
黒子の言った美琴の行動原理が本当だったとしたら、かなりのツンデレポイントですね。
たまたまバッタリ街中で出会えるという可能性を求めて、受ける必要も無い補習に出てくるわけですから。

ようやく後輩から解放されたと思ったのも束の間、

『・・・お姉さま・・・。』

逆サイドからも呼び声が。

『またか!・・・え?増えてる・・・。御坂2号!?』

『「妹」です。と、ミサカは間髪入れずに答えました。』

冒頭でも登場していた?美琴そっくりな少女。
彼女は自分の事を美琴の妹だと告げますが、体に傷も無く、謎が謎を呼びますね。
ただし、上条さんはそんなことを知らないので、変わった双子の妹だなと素直に受け取っているようです。
むしろ、ヒートアップしていたのは美琴。

『あんた!一体どうしてこんなところでぶらぶらしてんのよ!?』

『どうしてかと問われれば、研修中です、とミサカは簡潔に答えます。』

『おい、妹。ちょろっとコッチ来てみようか。いいから・・・来なさい。』

いつに無く鬼気迫る様子の美琴に、

『複雑な御家庭・・・なのかな?』

と上条さんも不安顔。
ともあれ、帰宅の途に着きます。

『熱い・・・冷たい・・・重い・・・。』

ジュースを抱えて帰っていると、目の前にテニスボールが。
わざわざ避けて歩いた上条さんでしたが、不幸体質の力はそれ以上。
「運悪く」風が吹いてきて、まんがのようにひっくり返ってしまう上条さん。

『ん?お前・・・さっき妹連れてどっか行かなかったっけ?(あれ?さっきは短パンだったはずじゃ?)』

上条さんの頭上には、縞パンを履いたミサカが現われました。
隠す様子もないとはいえ、上条さんもじろじろ見すぎですねww
美琴とミサカを見分ける目印の1つになるので重要かも。

『必要ならば、手を貸しますが?と、ミサカはため息混じりに提案します。』

さっきあったことがあるとは思えない、そっけない反応が印象的です。
これが彼女の普通の反応なのか、それとも違うのかは後々判明してきそうですね。

片手に持った軍用ゴーグルのことを尋ねられたミサカは、

『ミサカはお姉さまと異なり、電子線や磁力線を目で追うスキルがないのでそれらを視覚化するデバイスが必要なのです、と、ミサカは懇切丁寧に説明しました。』

と語ります。
冒頭の人物は、少なくとも美琴ではないことが明らかになりましたね。
また、ミサカの実力は、美琴に比べると遥かに弱いこともうかがえます。

ミサカに手伝ってもらいながら、自分の部屋へと帰宅する上条さん。

『真のメイドさんに休息はいらない!ってのがうちの教訓だからな~。』

自宅に向かう途中、隣に住む土御門の義妹である舞夏に出会う上条さんたち。
メイドさん養成学校に通う彼女は、部屋のエアコンが壊れたので今日はこっちで過ごすとの事。
出番の少ないレアキャラですが、自動掃除メカに乗ってクルクル回る様子がらぶりぃでした。

『最後に・・・家出少女をかくまうコツその1。都会なら平時は外をブラブラさせておいて、夜になったら回収すると言う餌付け法が一番楽チン。・・・あのシスター、部屋の中でドタバタ騒ぎすぎだろ。』

インデックスのことはお見通しだった舞夏。
見た目とは違って案外鋭い感じですね。

『当麻が、また知らない人と!』

『もはやそういう星の下に生まれたのかも。それはフラグを立てるように様々なルートを構築していく・・・。』

帰ってきた部屋の前では、インデックスと姫神が座り込んでいました。
姫神のセリフは、と禁での上条さんの立ち位置を的確に表現していますねww
姫神の胸元には十字架が掛かっています。
・・・まったく何の説明もなく、原作既読者だけがニヤリとするところですが、それこそが姫神の吸血殺しの力が外に出るのを抑える、イギリス清教製作のケルト十字だったり。
歩く教会の一部分を抽出して作った逸品なのにこの扱い。
姫神の出番があっただけましなのかww

2人がしていたのはスフィンクスの蚤取り。
インデックスはセージを燻してそれを行なうつもりでしたが、建物内では無理。
一方姫神は・・・

『魔法のスプレーと答えるしか・・・。魔法のスプレーは害虫に向けて吹きかけるだけ。』

直接殺虫剤を吹きかける気まんまんでした。
(この間、後ろでスフィンクスの尻尾が揺れるのを眺めるミサカの表情がテラカワユスでした。)

結局、ミサカが『特定の周波数にあわせた電撃で蚤だけを殺して』、事件は解決。
実は猫好きのミサカは、インデックスたちの暴挙を止めたかったご様子です。

翌日、小萌先生の補習に出た上条さんですが、がんばって勉強しても能力が向上しないのではないかと不満顔。
イマジンブレイカーはあくまでレベル0扱いなので、強さと評価は関係ないというわけですね。

『学園都市の第3位、常盤台中学の御坂さんなんて、もとはレベル1だったのに、がんばって、がんばって、レベル5まで上り詰めたんですよ?』

小萌先生は美琴のエピソードを聞かせて、上条さんを叱咤します。
美琴の努力が垣間見えますね。
元からイマジンブレイカーを持っていた上条さんとはある意味対称的であるようにも思えます。
そんなに有名な美琴ですが、彼女に双子の妹がいたとしたら、もっと騒がれていても良さそうなものかもしれませんね。
アニメ版でも人気キャラである小萌先生の出番はもう少し増やしてあげても・・・と思ってしまいます。

帰宅途中、気だるげにたたずむ美琴を発見する上条さん。
記憶を失う前より、ちょっと積極的に関わってる気もしますね。

『私、あの飛行船って嫌いなのよね・・・。機械が決めた政策に、人間が従ってるからよ。』

『機械・・・なんだっけ?あ~、「樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)」だっけか?』

『ツリーダイアグラム・・・気象データ解析という建前で、学園都市が打ち上げた人工衛星、おりひめ1号に搭載された、世界最高のスーパーコンピューター。・・・なんて言われてるけど、実際そんな馬鹿げたものが存在するのかしらね?』

美琴は何気ない口調ですが、それに関係した何かを隠していそうな感じです。
これも全く語られていませんが、インデックスを6話で救った際、小萌先生の家の屋根を貫いた竜王の殺息の光線が、宇宙で破壊したのがその人工衛星でした。
ツリーダイアグラムの噂が本当であれ、ガセネタであれ、現在は存在しなくなったということは間違いないですね。
美琴の悩みが打ち明けられるのはいつになるのか気がかりです。

美琴と分かれた上条さんは、その近くでミサカとも再会します。
チーズ蒸しパンを構えて、捨て猫と向き合うミサカですが・・・

『なんだ?それ、あげないのかよ?』

『ミサカにはこの猫に餌を与えることは不可能でしょう。と、結論付けます。ミサカには1つ、致命的な欠陥がありますから。と、補足説明します。ミサカの体は常に微弱な磁場を形成します。と、ミサカは説明します。人体には感知できない程度ですが、他の動物だと異なるようです。』

ネコが好きでも近づくことができないと言う訳ですね。

『このままだと保健所に回収される恐れがあります。と、ミサカは指摘します。』

そんなミサカに期待されたら、上条さんも家に連れ帰ってあげるしかなくなりますねww
スフィンクスに引き続き、どんどん「わくわく上条さん王国」が形成される方向になっていますね。
なんといっても一番の目玉は大食漢のシスターさんな訳ですが。

ネコに付ける名前に、『犬』、『徳川家康』、『シュレディンガー』などの候補を挙げるミサカ。
天然&不思議系の路線が姫神とちょっと被っていますね。
姫神はわりと狙っている印象ですが、ミサカはもっとフリーダムな感じかと。

古本屋でネコの飼い方の本を探そうとする上条さん。

『ん?そう言えば、ネコを抱えたまま店の中に入っても大丈夫かなぁ?』

『果てしなく説明くさいセリフなのですが、こちらに預けるのはご遠慮ください。と、ミサカ・・・はっ!?』

上条さんはネコをスローパス。

『磁場の出る体質のお陰でネコに嫌われてるって?ならば、その壁を乗り越えてこそ、真の友情が芽生えるってもんだろ?』

『まったく・・・一体どんな神経で、子猫を投げることを良しとしたんでしょうか・・・。と、ミサカは一人呟きます。』

記憶は失っても、女性の心を口説き落とすテクニックは忘れていないのが上条さんクオリティですねww
しかも狙っていない「天然」でフラグを立てまくれるあたりがニクイです。

『・・・!?』

突如背後に現われたのはアクセラレータでした。
その場にネコを下ろし、ゆっくりと振り返るミサカ。
のんきに本を物色している場合じゃないですよ、上条さん!

場面は路地裏に。
吹っ飛ばされるミサカ?

『さ~て、問題です。学園都市最強のレベル5と言えば、誰でしょうか?』

にじり寄るアクセラレータを映しつつ、エンディング。
美琴の上の、更に上の敵を相手に、ミサカはどうなってしまうのか、手に汗握ります。
この先どうなるか知っていても、何とかミサカを助けてあげたい気持ちになってしまいました。

次回、第11話、『妹達(シスターズ)』

とりあえず、美琴&ミサカ編の序章と言うことで、新設定が増えた分、判らないことだらけ・・・という方が多くなっていそうですね。
ミサカたちの正体や、アクセラレータと戦う理由については、大体が次週で明かされそうな感じですが、上手く説明されていることに期待したいです。





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