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未踏召喚://ブラッドサインの感想レビュー(ライトノベル)

2014年09月10日 23時03分44秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『未踏召喚://ブラッドサイン』(鎌池和馬先生原作、依河和希先生イラスト)が発売中です。
禁書シリーズの鎌池先生の新作ということで注目されていた方も多いのではないでしょうか+(0゜・∀・) + ワクテカ +

表紙は、ヒロインの白き女王。
神々しくも可憐な美少女といった佇まいの彼女ですが、召喚師によって召喚される被召物(マテリアル)の頂点、唯一最強の力を持った存在ということで、綺麗なバラにはトゲがあるってレベルじゃねーぞw
しかし、美少女を召喚して色々命令するとか、ある意味男の理想というかロマンたっぷりですのう(;゜∀゜)=3ムッハー

お話的には、若くして『不殺王“アリス(ウィズ)ラビット”』の二つ名を持つ召喚師・城山恭介は、召喚士同士の激しい戦闘による負傷で行き倒れていた巫女服の少女・冥乃河彼岸を保護したことで、生死をかけた大きな戦いへと巻き込まれていくことに…という召喚バトル×ボーイ・ミーツ・ガール展開です。

凄い実力を持ちながらも争いより平穏を好む恭介が、双子の姉である蓮華を救いたいと願う彼岸を救うべく颯爽と力を貸す、という王道展開にワクワクさせられましたね。
空中で変則的な立体ビリヤードをするような本作の召喚儀式手順が独特で、一般的な召喚魔術のイメージと全く違うスタイルを形作っているのが興味深かったです。
一見難解そうに見えましたが、最初に召喚に関するこの世界でのルールをキッチリと提示たあとで、その具体的な成功例&失敗例を戦闘の勝敗に上手く絡めながら見せてくれるので、意外とすんなり理解&状況を把握することが出来て良かったです。
戦闘中に依代に降ろす被召物を次々と入れ替えることで、より強い被召物を召喚出来るようになる設定は、神話に出てくるクラスの有名な存在も多数登場するので序盤からなんとも派手で華やかですし、道具や触媒といった外的要因よりも術者の知識や実戦での力量がそのまま勝敗に直結してくる辺りは、スポーツの試合感覚に近いかも。
これはなんともコミックやアニメで見栄えしそうな感じですね(/ω・\)チラッ

召喚術と科学は相反するものではなく、むしろ高度な科学技術を取り込むことで儀式手順が大幅に簡略化されているのも特徴的ですね。
良い事か悪い事かはともかく、科学と召喚術はガッツリ交差してるなとw
特殊な手榴弾っぽいアイテムを投げるだけで召喚術を使用可能な特殊な対戦フィールドを形成出来るお手軽さが画期的でしたが、中で行われているのは血で血を洗う殺し合いという罠。
((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
敗北と廃人化がほぼ同義という過酷過ぎる戦場で、それでも戦い続ける事を選択したキャラクター達の意思や覚悟の強さ、気高さは、本作の大きな見どころかと。

召喚師として様々な経験を積みながらも胸に後悔を抱えて生きている恭介と、後悔しない生き方を貫こうとする彼岸とでは、実力も立ち位置も大きく違っているわけですが、そんなふたりが即席のコンビを組んで、どこまで絶対強者とやり合うことが出来るのか?血生臭く、欲望にまみれ、寧ろ自身が捕らわれてしまった敵組織の構成員達の野望を食い止め、世界を守る事は出来るのか?初回からハリウッド映画ばりのスケールの大きな物語は、何も事情を知らないままにひとりの少女を救うために拳を振るったことを発端に、遂には世界規模の事件へと巻き込まれていくことになった禁書シリーズとは対称的と言えるかも知れませんね。

ラブコメ的には、美少女巫女を拾ってくるわ、ボインなお姉さまと幼女に最初から慕われているわ、美少女エリート召喚師からライバル視されるわと、冒頭からハーレムラノベ3~4巻目ぐらいの充実ぶりですが、そんな濃い目のヒロインズの中でも、表紙に描かれている白き女王の存在感が半端無く際立っていて驚かされましたね。
出会い方やら、お色気イベントやらの流れ的に、彼岸がメインヒロインなのかなと思っていたのですが、物語の根幹部分に絡んでくる白き女王と恭介の関係はとても因縁深く、文字通り世界を揺るがすほどの過激な恋模様が描かれていきそうで楽しみ。

鎌池和馬『とある魔術の禁書目録』10周年記念完全新作アニメーションPV映像!!



気になった方は是非、チェックなさってみてくださいませ。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
PV、豪華ですね!w (猫屋敷)
2014-10-09 00:35:52
こんばんわ。
ここにもお邪魔します!(ごめんなさい)

gurimoe さんは分り易かったと感想がありましたが
自分はあの召喚術のルールが分からなくて、ちょっと辛かったですね。
何ピースか足りてないパズルな感じです(^^;

とは言え、面白かったのは事実!
初めての鎌池先生の本でしたが、とても楽しめました♪

しかし、読み終わって「あれ?読みきり?」と思ったのですが、あとがきにはしっかり新シリーズとあるので、これからどう展開していくのか楽しみです!

ただ、主人公の声が阿部敦さんで再生されるのは、あかんと思いましたがw
>猫屋敷様 (gurimoe)
2014-10-11 01:48:42
・コメントありがとうございます。
遅レスになってしまって申し訳ないですが、ご無理のない範囲でコメント頂ければ幸いです(`・ω・´)ゞ

1巻の段階でここまで世界観というか、召喚体系を確立しているのが凄い&その割には具体例を必要十分なだけ配置して表現しているので判りやすいなぁ(;゜∀゜)=3ムッハーという感じだったのですが、禁書の各巻で続々追加される各派閥毎のルール説明や、ヘヴィーオブジェクトの手を変え品を変えな超科学兵器の設定と比較して、みたいな前提で考えていたので、鎌池先生1作目ということであれば、やたら難解に感じてしまうというのも無理ないところかと。
この辺りは、具体的でカッコ良いイラストの被召物が増えてきたら打ち解けやすくなるかもしれませんね。
自分も、完璧な理解とは言いがたいですし、2巻が出てきたら復習しながら覚えなおしていかないといけないかもw

個人的には、まだまだ始まったばかり&過去回想編もいずれはしてくれるのでは?みたいな印象なので、禁書シリーズの合間に気長に待ちながら読み進めていきたいですw

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