新約 とある魔術の禁書目録12巻の感想レビュー（ライトノベル)

電撃文庫のラノベ、『新約 とある魔術の禁書目録(12)』（鎌池和馬先生原作、はいむらきよたか先生イラスト）が発売中です。

表紙は、上条さんとインデックスの主役コンビ。
10周年記念のトリを務めてメインヒロインの面目躍如といったところでしょうか。
もう、インなんとかさんとは呼ばせないｗ
手乗りサイズのオティヌスもかわええのう(*´∀｀*)ポワワ

お話的には、複合商業巨大ビル・ダイアノイドを舞台に、学園都市第六位・藍花悦を名乗る少年を巡って謎の存在サンジェルマンが暗躍！
時を同じくして、オティヌス以外の魔神も複数で動き始めて…という、閉じ込められ系捜索＆対峙展開です。

学園都市に7人しかいないレベル5の最後の人がいよいよ登場！？という事でファン必見だったわけですが、本人がはじめから偽物だと言っていたでござるの巻(´・ω・｀)
フレンダへの想いを胸に危険な潜入を行う彼の正体と、その行動がどんな結果を呼び起こすのか？というのが今巻最大の見所ですね。
浜面よりも更に無能力で弱々しい姿にハラハラさせられましたが、既に故人となったフレンダとの想い出が描かれる様子が切なく、なんとか彼なりの答えを見つけ出せるように応援したい気持ちになってしまいました。
余談ながら、実は女の子でした！みたいなオチがあると良いなぁと思っていたのは自分だけではないはずｗ

フレンダ絡みということでアイテムのメンバーも出番たっぷり！
いつの間にやら主人公格になった浜面が、重機系のパワーリフターを操って大立ち回りを繰り広げたり、むぎのんが相変わらずの破壊神っぷりを披露したりと、それぞれらしい活躍を見せてくれたのでテンション上がりました。
流れ次第では、藍花VSむぎのんみたいな展開も大いに有り得るかと((((；゜Д゜))))ガクガクブルブルでしたが、そんな悲劇を回避しつつ、愛する恋人を守るために奔走する浜面が男らしくてカッコ良かったですね。
上条さんによって示されるこうすべき！という答えよりも、仲間を守る事を再優先で無茶をする姿が頼もしかったです。
浜面さんになら、掘られてもイイ…！！的なカッコ良さがあるかと（マテ

魔神から上条さんちの妖精さんになったオティヌスの出番が、ぶっちゃけインデックスよりも多い＆めっちゃ頼りになる、しかも可愛い！なのも（・∀・）ニヤニヤでしたね。
なんという南くんの恋人状態ｗ
まさかの魔神大売り出し展開に驚かされてしまいましたが、彼女のサポートがあれば上手く抜け道をくぐり抜けられそうで楽しみ。
先日発売されたとある魔術のヘヴィーな座敷童が簡単な殺人妃の婚活事情のほうでも重要な助言をしてくれていましたし、その有能＆チートぶりは言わずもがなかと。(・∀・)イイネ!!
魔神との戦いは寧ろ次巻からが本番の様ですし、当分はレギュラーポジションで活躍してくれると良いですね。

今巻の敵であるサンジェルマンについては、魔神並みの規格外な力の持ち主という扱いで無敵感半端無かったですが、世間一般で語られているその伝承についても詳しく説明されていましたし、そこから対処法を推測して同じ土俵で戦えるレベルにもっていくまでの流れは説得力が高く、広げた風呂敷がきちんと折りたたまれていく様子がお見事でした。
ロジカルに弱点を突いて行くのと同時に、ヒーロー達の熱い感情のドラマが合わさって最高潮の盛り上がりを見せるクライマックスのバトルシーンは必見です♪


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。

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