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SH@PPLE6巻の感想レビュー(ライトノベル)

2009年06月23日 20時52分45秒 | ライトノベル・小説
富士見ファンタジア文庫のラノベ、『SH@PPLE―しゃっぷる―』(竹岡葉月先生原作、よう太先生イラスト)の6巻が発売中です。

表紙は今巻の主役である胡蝶の宮こと蝶間林典子。
表紙も扉絵漫画も、本編も、まさに胡蝶の宮尽くしといった内容なのでファン必見です。
(*^-^)b

今までも華々しい存在感とともに、物語やお色気シーンを彩って来た彼女ですが、今巻のエピソードでは、更にもう1段階上のステージに上った印象アリ。
中学生離れしたスタイルだけでなく、精神的な意味でも、より華のある、成熟した魅力を見せてくれたので良かったです。

むしろ序盤では悩みっぱなしだった胡蝶の宮ですが、最後まで悩む事自体は放棄せず、最善を尽くそうと苦悩し続けた姿こそが美しかったと感じた次第です。

それが彼女の感情的に最善かどうか?という物差しだけではなく、蝶間林の人間としてどの様に立ち振る舞うべきかという事を理解した上で行動する胡蝶の宮の様子が切なく、また、そんな彼女に振り回されつつも、一緒に行動した事で認識を新たにした雪国、更にそれを2人の後ろから眺めながら、自分の中に湧き上がる感情に戸惑う蜜という三者の危うく微妙な関係にハラハラドキドキさせられました。

お話の元凶となったのは胡蝶の宮に一目惚れして、強引に縁談をまとめようとしたゲストキャラのセレブな美男子、剣でしたが、それ自体はよくあるパターンだと言って良いと思います。
それだけで終わらずに、その状況を上手く使って、普段女装している雪国が、舞姫として雪国に男装するという二重展開を生み出し、剣とSECとの因縁にまで繋げた演出こそが巧みだったと思います。

蜜が走り、SECがかき回し、雪国が吼える!と、大いに盛り上がるクライマックスは必見です。
大胆な行動と共に胡蝶の宮が紡ぎ出す言葉の一つ一つが、胸に響いてくる名言だと言っても過言ではないかと。

自分自身の答えを見つけた胡蝶の宮を見て、雪国や蜜は次にどんな行動を起こすのか、秋頃予定の7巻が今から楽しみです。

ちなみに、扉絵漫画などで印象的なガ○ダムホルスタインが、あとがきのネタでも大活躍していて吹きましたww
帯の厚さと遊び心に定評のあるSH@PPLEですので、次回は以前の巻の帯にあったマク○スFバージョンのネタもやって頂きたい気がしますね。
(^~^)

コミック化、ドラマCD化も決まり、順風満帆といった感じの本シリーズ。
気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。



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