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特別編集版 魔法少女育成計画の感想レビュー(ライトノベル)

2014年05月28日 22時52分42秒 | ライトノベル・小説
宝島社から、『特別編集版 魔法少女育成計画』(遠藤浅蜊先生原作、マルイノ先生イラスト)が発売中です。
本家このラノ版よりもかなりデカくて分厚い仕上がりの今巻ですが、“魔法少女育成計画”本編に加えてWeb公開されたフレデリカ視点の中編“スノーホワイト育成計画”と、ラ・ピュセル視点の新規書き下ろし短編“女騎士の孤独な戦い”を収録。
更に、マルイノ先生描きおろしのミニポスター&イラストギャラリーと、ゲスト参加の森名尚先生によるねむりんが主役の四コママンガ“ねむりんのやわらかどりぃむ”までセットになった正に完全版と言える充実の内容です。
まだ本シリーズを読んだことが無いという方には特におすすめですね。

メインである“魔法少女育成計画”本編については、1ページあたりの文字数が違う関係からかイラストの入る位置が右ページと左ページで入れ替わっている箇所もありますが、シリーズの原点にして至高とも言えるあの面白さはそのままに、大きくなって迫力が増したイラストで楽しめるのはいい感じ♪
なんとか生存させてあげたいキャラも多いのですが、やはり結果は死屍累々ェ…でも、それが本シリーズの一番の見どころなのが辛いところですね(´;ω;`)ブワッ
スノーホワイトがまだひ弱な魔法少女だった頃のエピソードだと思うと、より感慨深いものがあったり。

そんなスノーホワイトを“育成”して、理想の魔法少女をつくりあげようとしたのがフレデリカなわけですが、後のシリーズでも大活躍する彼女との最初の因縁が語られる“スノーホワイト育成計画”は、むしろなんでこれが本編に入っていなかったの?と思ってしまうぐらい重要な転機が描かれているので、未見の方は是非チェックを。
最新刊のlimitedでも狡猾に立ちまわっていたフレデリカですが、清々しいほどの下衆っぷり&手段を選ばない外道ぶりに思わず鳥肌が立ってしまいますね。
スノーホワイトとリップルの精神的な弱みを的確に見抜いて己の野望を実現させようとした彼女が、いかにして“魔法少女狩り”と呼ばれる存在にまで二人を導いていったのか、とても興味深く読めましたが、なんというか、“そりゃあスノーホワイトさんもブチ切れるわ!!”という言葉しか出てこないw
現状、ラスボス的ポジションにも思えるフレデリカと、スノーホワイト&リップルが一堂に会する日が待ち遠しいですね。

さて、そんな感じで殺伐とした二編とは異なり、短編の“女騎士の孤独な戦い”や4コマの“ねむりんのやわらかどりぃむ”はコミカル&ほのぼの路線で和みました。
殺し合いの始まる前の魔法少女達の日常風景が描かれているのでみんな仲良し♪という雰囲気ですし、基本的にキャラが立っているので珍しい絡みが見られるだけで(・∀・)ニヤニヤ楽しめますね。

本編を既に読み終わっている場合、中編は無料で公開されていますし、ボリューム的にはもう少し描きおろし&描きおろしの新パートが欲しかった気もしますが、元々前後編構成が多いシリーズなので、今後もこういった形でエピソード毎にまとめられたバージョンが出るのはありかも。
重ね重ねになりますが、未読の方にはメリットしかないのでこれを機に買い集めてみるのもおすすめです。
コミカライズや“月間魔法少女育成計画”のWeb連載等、メディアミックス展開も盛んになってきましたし、このラノ文庫でもオリジナリティがあって人気の高いシリーズだと思うので、このままアニメ化まで行って欲しいなぁ。


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。


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