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フルメタル・パニック!アナザー3巻の感想レビュー(ライトノベル)

2012年03月17日 21時46分27秒 | ライトノベル・小説
富士見ファンタジア文庫のラノベ、『フルメタル・パニック!アナザー3』(原案・監修:賀東招二先生 著:大黒尚人先生 イラスト:四季童子先生)が発売中です。
表紙はラシッド王国第三王子のユースフ。
本人も、専用機のヴォルフのデザインもかなりのイケメンで、女性ファンが喜びそうですね。
ラノベと言えば、美少女ヒロインが表紙にくるのがお約束な感じですが、Twitterを見ていると、フルメタは女性人気も高いイメージなので、十分に需要が有りそうな気がしますね。
見た目も才能も十分なのに、まさかの残念属性というギャップも狙ってきてるなぁw

お話的には、「再登場のユースフがまさかのレギュラーキャラに!」&「アデリーナと達哉の関係に亀裂が?」回でした。
前回の雪辱を晴らすために訪れたユースフと達哉のリベンジマッチがあったり、ブレイズ・レイヴンのメインパイロットを決める為のテストが繰り返されたり、とある機体に乗り込んだ強敵を相手に達哉がガチバトルを繰り広げたりと盛りだくさんの
バトルパートと、メイド喫茶とコスプレ劇が楽しい王道の文化祭が描かれる日常パートで、そつなく人間関係を掘り下げていく展開です。

ユースフ参戦でラブコメ関係にも変化が見られるのかと思ったら、専属&幼馴染の個性派メイドキャラを侍らせて来るなんて、これだからブルジョワさんはw
お金持ちキャラというのは、一人いると日常パートで色々遊ぶ時に無理が利く優良属性ですし、アデリーナとはまた違った意味での世間知らずとして、面白おかしい行動を繰り広げてくれそうで楽しみですね。
専用機持ちというのも、フルメタの世界ではたしかに珍しい感じですが、今巻の隠し玉とも言えるアレの存在を考えれば、達哉&アデリーナと一緒に行動する時も引けを取らずに済むと思いますし、大いにありかなと。

王族の英才教育で身につけた戦闘技術だけでなく、より実戦的なD.O.M.Sの高度なテクニック、更には達哉が見せたような奇抜で臨機応変な戦い方まで貪欲に学び取っていこうとする姿が好印象でしたね。
前回の登場時は、どちらかと言うとボンボン属性が優先なのかな?と思っていたので、評価上がったかもw
ホームから飛び出してきたことには驚かされましたが、視野を広げつつ見聞を深めて行って欲しいですね。

逆に、達哉がブレイズレイヴンでの戦闘で予想以上に戦えてしまったことから、知らず知らずのうちに嫉妬&思考迷路にはまり込んでしまったのがアデリーナ。
読者や、上官キャラからは、彼女のスランプの原因が達哉への嫉妬に起因していることは一目瞭然なわけですが、そこに上手く折り合いを付けられない辺りに、歳相応の若さを感じて(・∀・)ニヤニヤしてしまいますね。

彼女の生い立ちを考えれば、自分にない様々なものを持っている達哉に、自分が一番得意としているものまで奪われてしまいそうになるという不安はたしかにあったと思いますし、焦ってしまうのもわかりますね。
悩んだ末に、彼女が取った行動と、それによって得られた回答が何だったのか?というのは、今巻の最大の見所かと。

個人的には、異性としての達哉個人への感情云々よりも、彼の戦闘時の発想&実行力を意識するあまり迷走してしまっている部分が大きいのかなと思っていたのですが、終わってみると、奪われるどころかむしろ…というわけで、ラブコメ的に良い最終回でした♪

無印のフルメタだと、なかなか素直になれずに相手の事が好きだけど、恥ずかしかったり常識なかったりwで上手く伝えられなくて何度もヤキモキor空回り!みたいなイメージが強かったですが、アナザーでは、相手を意識している事についてはわりと素直に受け止めていて、とりあえず一緒に行動していく中で相手の長所を再発見したり、言うべきことを言って理解してもらおうというスタンスが基本姿勢なのかなと感じました。
考え方が大人っぽいキャラが多くて、スマートな感じがオシャレかなと。
特に、重大なセリフの後とは言え、イイ雰囲気からそのまま…の某シーンでは、これなんてトレンディードラマキャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャーとツッコまざるを得なかった件。
水に濡れた女の子って、セクシーでグッと来ますなぁ♪

全体的に、フルメタらしさをしっかりと感じさせた上で、今までとは異なる描写の仕方も増えてきたのは、大黒先生らしさが出てきたということだと思うので、良い傾向なのではないかと。
巻末の解説によると、4巻は賀東先生の新シリーズと同時期頃リリースという可能性も高そうなので楽しみです。

気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。

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