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天使の3P!《スリーピース!》の感想レビュー(ライトノベル)

2012年06月08日 16時13分57秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『天使の3P!《スリーピース!》』(蒼山サグ先生原作、てぃんくる先生イラスト)が発売中です。
表紙はギターを抱えて佇む様子が愛らしいヒロインの潤。
拙者も体ごとやさしく強く挟み込んで貰いたいでござ…おっと、ダレカキタヨウダ 「タイーlΦ(l´lДl`l)Φlーホ!!」
ロリラノベ業界の金字塔的存在である『ロウきゅーぶ!』のおふたりが続けてコンビを組むということで注目されていた方も多いのではないかと。
全裸とかお風呂とかに期待されている紳士の皆さんにも大満足なイラスト&シチュエーションがたっぷりなのでオススメ♪
文中の言葉をお借りすれば、『これが、これこそが小学生だ!』な魅力でいっぱいの作品に仕上がっていたので良かったです。
ちなみに、ちゃんと楽器を抱えて演奏中のイラストも描かれているのでご安心をw

お話的には、ひきこもり&不登校の高校生である主人公・響が、趣味の動画サイトへの楽曲投稿(いわゆるボカ◯P的活動)を通じて潤達小学生3人組と出会い、「思い出の教会をステージにしてライブを開きたい」という彼女達の願いを叶えるために一肌脱ぐ事に…といった展開です。

基本的には、主人公が教え役でヒロインの少女たちを手取り足取り…というロウきゅーぶ!の系譜を素直に受け継ぐ形で進行していくので、ロウきゅーぶ!ファンの方ならすんなり入っていけるのではないかと思います。
体育会系のバスケから文化系のバンド活動へとメインテーマは変わったわけですが、基本的に登場人物のほとんどが良い人で、自分自身よりも他の人のために行動しようとする方向性は同じなので、雰囲気はとても似通っているかと。

ただ、今回は直接対面するよりも先に、動画サイトに響がアップしていた曲をヒロインズが聴き続けていたという設定なので、響本人の見た目や、人となりよりもまず、音楽に関する才能の部分に惹かれていたというのが後々ポイントになってくるかも知れませんね。
ぶっちゃけ、バスケの練習シーンの様に細かな描写は無く、3人とも独学でそこそこ演奏できる状態からのスタートだったので、技術よりもヒロインズと響の『心の成長』部分に重きが置かれていた様に感じられました。
心情描写は丁寧で、それぞれの行動の理由もはっきりとしている分、説得力は十分にあったと思います。
多少タイミングや人間関係がご都合主義的に感じられる部分もありましたが、そこは最後にイイハナシダナー系にまとめる為の最適な演出だと思えば納得行くところかと。

いわゆるバンドあるある系のネタがもっと仕込まれているのかと思っていましたが、有名ドコロの楽器のモデルネタや、実在するバンド&楽曲ネタがメインなので、そこまで造形が深くなくてもなんとなくノリを楽しむことが出来ると思います。
丁度、潤達が最初にお披露目する曲を自分もギターで引いていた時期があった(いや、ふつうにコード伴奏だけでソロでどうこうまでは行かなかったですがw)のでやたらテンションが上がってしまいましたが、小5で10歳の彼女達にしてみれば、生まれる前に流行ったバンドの曲になるわけですし、環境が整っていたとはいえ、イマドキの「アイドル系」ではなく「ロック」を演奏します!という姿勢自体がある意味ロックな雰囲気ですねw
というか、スポーツものやバンドものというのはラノベには不向きという意見が多い中、あえてそのジャンルで勝負しようとする蒼山先生の心意気自体がロックだなと思ったり。

今回は無事に演奏会を成功させる&今後の方向性を明確にするというところまでが収録されているので、バンドの3人と響とのキャッキャウフフ展開については次巻以降からが本番になってきそうだなぁという印象だったのですが、その分、響のクラスメイトである同年代ヒロインの桜花(さくら)と、実の妹(小5)であるくるみの可愛らしさ押しに全力投球されていて(・∀・)ニヤニヤでした。
これは3Pではない、5Pだ!(むしろ、響も入れたら6Pだ!)みたいな大乱◯具合ですが、いいぞ、もっとや(ry

特に、くるみが憎まれ口を聞きながらも響と一緒にお風呂に入りたがる様子は、文字通り犯罪級のあざとさで非常にウラヤマけしからんことになっているでござるよ!
これは紳士的に見逃せようか、いや、見逃せまい!
普通、ラノベで一緒にお風呂のシチュエーションといえば、浴槽は同じでも背中越し、ぐらいで止めるのがお約束だと思っていましたが、いや、完全に浴槽の中でつかりつつ、後ろからしっかりと支える形で膝の上に乗せてますからw
もう間違いなく入ってるだろ、コレ!(湯船的な意味でw)
なんだか色々とツッコみたくなったのは自分だけではないはず♪
『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!』と見せかけて『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』なツンデレブラコンっぷりが美味しゅうございました。
というか、普通に『俺の妹がこんなに可愛い』なシチュエーションが満載過ぎで僕はもうっ……!!

また、桜花の扱いについても、ラブコメ成分的に潤達3人を上回る正統派のヒロインぶりでしたし、一応はロリコンに興味が無いはずの響と、なんともお似合いなカップルになれそうな雰囲気で良かったです。
裏ヒロイン的な座で満足せず、是非とも正妻ポジションを狙いに来て欲しいところですね。
ネタバレ出来ないものの、今巻のMVPは間違いなく彼女だろうと言わざるを得ませんでしたしw

さて、響のボ◯ロP的な意味での知名度については、再生数10,000というのをどれだけ評価するかで印象が変わってきそうですが、単曲でどのくらいの期間で、どんなPV映像でそこまでの再生を集めたのか気になるところではありますね。
(感想記事と動画再生では勝手が違い過ぎますが、単一記事で10,000PVなんて夢のように大きな数字に思えてしまう私が通りますよっとw)
個人的には、演奏会での人集めをする最初の方法としてなぜ動画配信をしようと思い至らなかったのか?という点についてかなり疑問が残ったというのが正直なところだったわけで。
ひきこもりのなか、わざわざアップ報告用のブログまで立ちあげて動画サイトへ投稿をするほどのめり込んだ響ですから、依存云々を抜きにしても単純にまずヒロイン達の演奏シーンをアップしてみようかな?ぐらいの発想をしないのは却って不自然かなとも思ったり。

そのあたりは2巻以降のシナリオ様にあえて残したということなのかも知れませんし、例えば絵をつけてくれた絵師さんが美少女で新キャラ登場!&楽曲を本格配信!みたいな展開もありかも?
くるみがバンドに入ってしまうと3Pというタイトルがブレてしまいますし、歌唱ソフトのボーカルで楽曲を組む&PV配信するのと、実際に生歌を歌ってみた状態でプロモーションをするのではまた色々と勝手が違いそうだなという気もするので、そのあたりをどう調理して見せて頂けるかに期待したいです。
動画は卒業してリアルと向きあう的な方向性という可能性もありますし、色々妄想が膨らみまくり♪
ゆくゆくはロウきゅーぶ!と小学生コラボ企画、なんかもあるとイイなぁ。
(完全に妄想なので勇み足ですがw)


気になった方は是非、チェックなさってみてくださいませ。


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