gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

ゲーム・アニメ・ライトノベルの感想サイトを目指します。Twitterでもつぶやいてみたり。

大奥のサクラ3巻の感想レビュー(ライトノベル)

2012年06月02日 16時13分16秒 | ライトノベル・小説
角川スニーカー文庫のラノベ、『大奥のサクラ 現代大奥女学院まるさんっ!』(日日日先生原作、みやま零先生イラスト)が発売中です。
表紙は今巻から本格参戦の吸血姫(ばんぱいあ)。
燃えるような赤い髪と意志の強そうな目が凛々しくて魅力的ですね。
カラー口絵のお風呂シーンではさくらと一緒にあられもない姿を披露してくれたりと、サービス感も満点で(・∀・)ニヤニヤです♪

お話的には、まさかの秀影新将軍就任で大奥の体制も一新!
仕事をこなしつつもさくらにプロポーズしたりと浮かれ気分な秀影ですが、当のさくらは前将軍へのクーデターの嫌疑をかけられる形で地下監獄へと潜入捜査に赴くことに。
果たして、大奥の生徒消失事件の真相とは!?…という展開です。

銀狼は行方不明、水蛇は死亡と、一人取り残される形となったさくらには同情してしまいますが、これで秀影とも正式に結ばれてめでたしめでたし♪…とは行かないのが辛いところですね。
既に完全に両思い状態なふたりなので、ラブコメとしてはハッピーエンド確定といっても良いわけですが、ここに来て将軍となった秀影のまわりに新女性キャラ達が!というのもまた、避けては通れない道なわけでw

事が大奥の中だけの問題であれば、ハーレムエンドで万事OKという選択肢もあり得たかも知れませんが、新勢力である黒船の一団が攻めこんでくる!&更なる勢力が台頭してきて…と、戦火はむしろ拡大の一途。
黒船側が大奥を狙う理由についてはっきりと明示される一方、新勢力とも早速因縁が出来てしまったりと、これ以上ないほどに三つ巴の様相を呈してきたのでテンション上がりました♪
今までは、大奥の『中』で戦いを繰り広げてきたさくらが、今後は大奥の代表的な立ち位置の存在として『外』の敵と戦っていくことになるのでしょうね。
なるほど、同じ『大奥のサクラ』という言葉でも、新たなニュアンスが加わる感じかなと。

ぶっちゃけて言えば、今巻は新しいステージ&新しいキャラ達の顔見せがメインのエピソードだった分、血がドバドバ出たり死人が続出!みたいな派手で過激な展開からは一度離れた形だったわけですが、さくらの内面の掘り下げや、世界の秘密の新たな伏線張り、生死が心配されていたキャラクター達の安否等々、物語的な見所が満載で興味深く、読み応えがありました。
また、新勢力のリーダー格である吸血姫&電姫の抱えるものの重みや覚悟といった部分も丁寧に描かれており、可憐な容姿からは想像できない悲壮な決意とシリアスな生き様には心を震わされるものがありました。
正に、相手にとって不足なし!といった感じですね。

今のところは、新兵器を一般人を省みること無く投入してくる黒船勢が、戦力的にも覚悟的にも頭ひとつ抜けている感がありますが、仲間や支持者の集めかた次第では、勢力図の書き換えもそう難しい問題ではないはず。
正に時代の荒波が押し寄せているといった感じですが、さくらにはどうにか上手く舵取り&自分の真実のルーツ探しをしていって欲しいところですね。


気になった方は是非、チェックなさってみてくださいませ。



[スニーカー文庫公式サイト]ザ・スニーカーWEB へはこちらから

web KADOKAWA公式サイトへはこちらから


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

blogram投票ボタン







最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。