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富士見ファンタジア文庫のラノベ、『フルメタル・パニック! アナザー9』(原案・監修:賀東招二先生 著:大黒尚人先生 イラスト:四季童子先生)が発売中です。
表紙は、民兵時代のアデリーナ。
幼女時代のロリリーナたん萌え~!!(*°∀°)=3な感じですが、今回、かなりシビアな戦場を生き抜いて来た事が判明する罠。
でもほっぺたぷにぷにしたくなってくる可愛いイラスト満載で、気持ち的にはほんわかする部分も多かったなとw
お話的には、達哉、ユースフ、アデリーナがそれぞれ過去を回想する番外短編集構成です。
達哉とユースフのエピソードについては、オチになるアイデアがまずあって、そこに向かってお約束のドタバタ劇が繰り広げられていくので、まんまフルメタの短編集と同じノリに感じられましたね。
アナザー本編が超シリアスモードに突入しているこのタイミングに読むよりは、ドラマガに収録された時にキャラの掘り下げを兼ねて読みたかった感じですが、それぞれのキャラにそれぞれらしさが感じられて良かったです。
そしてアデリーナのエピソードの方はというと、ミハイロフ&ナタリアとの因縁がようやく明らかに!という本編に密接に関わってくる内容で読み応えがあり、マオとの出会いからスカウトまでの一部始終が余すところ無く語られていたので大満足♪
若干、モブキャラに厳しい展開な気もしましたが、油断していなくてもふとしたことですぐに死んでしまうのが戦場というものでしょうし、天賦の才能と幸運と温情によって生き残ることが出来たアデリーナの数奇な運命を引き立てる効果もあった様に感じられました。
子どもが戦争に駆り出される事の悲惨さを再確認させられるとともに、殺し合いが日常茶飯時の劇中の大人たちでさえ、そんな現実に対してやりきれなさを感じていることが伝わってきたのが印象的でしたね。
特に、ミハイロフについては、個人的には本編中の悪役イメージが強かったですが、決して無慈悲で残酷というわけではなく、冷静に状況を見定め合理的な判断を下せる有能な指揮官兼操縦者であることや、むしろアデリーナに対してはその才能を好意的に認め、高く評価していたことが判ったので驚かされました。
もっと端的に利用価値のあるコマとしてみなしているだけなのかと思っていたので、思わぬ人間味を見ることが出来て好感度上がりましたw
ナタリアも、アデリーナとはもっとドロドロした人間関係で相容れない様な状況を想像していたのですが、めっちゃ良い人やないかい(*´∀`*)ポワワ
戦争の火種をばら撒きまくっているわけですし、このふたりにも何らかの重い鉄槌が下ってしまうだろう事は避けられないと思いますが、単純に達哉が無双してリベンジ!みたいな感じにするのではなく、決着が付くギリギリまで、紋切り型の勧善懲悪には収まらない多角的な人間ドラマで盛り上げていって頂きたいですね。
本編からのフルメタファンとしては、今回のマオの戦いぶりにテンション上がりまくりましたし、クライマックスでは宗介やかなめの参戦に期待したい気持ちもあるわけですが、アナザーオリジナルのキャラクター達もようやくここまで成長したわけですから、やはり彼らの問題は彼ら自身の手で決着を付けて欲しいですね。
それだけの実力を達哉たちは既に身につけていると思いますし、先達から受け取ったバトンを今度は次の世代に受け渡していくためにも、しっかりと踏ん張って欲しいところです。
気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。
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表紙は、民兵時代のアデリーナ。
幼女時代のロリリーナたん萌え~!!(*°∀°)=3な感じですが、今回、かなりシビアな戦場を生き抜いて来た事が判明する罠。
でもほっぺたぷにぷにしたくなってくる可愛いイラスト満載で、気持ち的にはほんわかする部分も多かったなとw
お話的には、達哉、ユースフ、アデリーナがそれぞれ過去を回想する番外短編集構成です。
達哉とユースフのエピソードについては、オチになるアイデアがまずあって、そこに向かってお約束のドタバタ劇が繰り広げられていくので、まんまフルメタの短編集と同じノリに感じられましたね。
アナザー本編が超シリアスモードに突入しているこのタイミングに読むよりは、ドラマガに収録された時にキャラの掘り下げを兼ねて読みたかった感じですが、それぞれのキャラにそれぞれらしさが感じられて良かったです。
そしてアデリーナのエピソードの方はというと、ミハイロフ&ナタリアとの因縁がようやく明らかに!という本編に密接に関わってくる内容で読み応えがあり、マオとの出会いからスカウトまでの一部始終が余すところ無く語られていたので大満足♪
若干、モブキャラに厳しい展開な気もしましたが、油断していなくてもふとしたことですぐに死んでしまうのが戦場というものでしょうし、天賦の才能と幸運と温情によって生き残ることが出来たアデリーナの数奇な運命を引き立てる効果もあった様に感じられました。
子どもが戦争に駆り出される事の悲惨さを再確認させられるとともに、殺し合いが日常茶飯時の劇中の大人たちでさえ、そんな現実に対してやりきれなさを感じていることが伝わってきたのが印象的でしたね。
特に、ミハイロフについては、個人的には本編中の悪役イメージが強かったですが、決して無慈悲で残酷というわけではなく、冷静に状況を見定め合理的な判断を下せる有能な指揮官兼操縦者であることや、むしろアデリーナに対してはその才能を好意的に認め、高く評価していたことが判ったので驚かされました。
もっと端的に利用価値のあるコマとしてみなしているだけなのかと思っていたので、思わぬ人間味を見ることが出来て好感度上がりましたw
ナタリアも、アデリーナとはもっとドロドロした人間関係で相容れない様な状況を想像していたのですが、めっちゃ良い人やないかい(*´∀`*)ポワワ
戦争の火種をばら撒きまくっているわけですし、このふたりにも何らかの重い鉄槌が下ってしまうだろう事は避けられないと思いますが、単純に達哉が無双してリベンジ!みたいな感じにするのではなく、決着が付くギリギリまで、紋切り型の勧善懲悪には収まらない多角的な人間ドラマで盛り上げていって頂きたいですね。
本編からのフルメタファンとしては、今回のマオの戦いぶりにテンション上がりまくりましたし、クライマックスでは宗介やかなめの参戦に期待したい気持ちもあるわけですが、アナザーオリジナルのキャラクター達もようやくここまで成長したわけですから、やはり彼らの問題は彼ら自身の手で決着を付けて欲しいですね。
それだけの実力を達哉たちは既に身につけていると思いますし、先達から受け取ったバトンを今度は次の世代に受け渡していくためにも、しっかりと踏ん張って欲しいところです。
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