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ロクでなし魔術講師と禁忌教典3巻の感想レビュー(ライトノベル)

2015年03月20日 23時14分43秒 | ライトノベル・小説
富士見ファンタジア文庫のラノベ、『ロクでなし魔術講師と禁忌教典(アカシックレコード)3』(羊太郎先生原作、三嶋くろね先生イラスト)が発売中です。

表紙は、主人公のグレンと、元同僚から教え子にまさかのクラスチェンジしたリィエル。
いつかは合流するかもと思っていましたが、超速のレギュラー昇格でテンション上がりますね(*´∀`*)ポワワ
オビの名言通りの水着回で、倍率ドン!更に倍!!ですわw

お話的には、ルミアの護衛として軍から派遣されてきたのは、グレンもよく知るリィエルだった!
特殊な生い立ちから学生生活も初めてなリィエルに最初は戸惑っていたクラスメイト達ですが、ルミアとシスティーナが積極的に打ち解けようとした甲斐もあって、少しずつ馴染み始める事に。
そんな中、学修旅行で離島の研究所へと訪れることになったクラスメイト達が、海とお泊りで楽しく青春を謳歌している裏側では、天の知慧研究会が不穏な動きを見せ始めていた…という陰謀展開です。

戦闘力はピカイチながらも一般的な常識に欠けるリィエルは、外見よりも幼い子どものようなメンタリティの持ち主だったわけですが、そこをフォローしようとグレンが苦心するなか、進んで話しかけ、友達になろうとするルミアの優しさに心温まりましたね。
父親グレン、母親ルミア、姉がシスティの擬似家族的な触れ合いの中、少しずつリィエルの心が満たされていく様子が感動的に描かれ、好印象でした。

てっきり、新ヒロイン追加で恋の鞘当てが激戦化!みたいな展開を予想していたので意外でしたが、システィの乙女心がドキドキ!なグレンとの個人授業イベントや、ルミアのグレンの考えることは何でもお見通し!と言わんばかりの以心伝心っぷりでヒロイン個々人の魅力を掘り下げつつ、お約束の水着イベントで読者サービスもばっちり!という隙のない布陣で満足度高し♪
というか、文字通りお姫様ポジションでグレンと深い繋がり&相互理解があり、気立ても良いと、完璧超人なルミアのヒロイン力が頭ひとつ抜けて高いのでシスティ頑張れ、超頑張れ!

リィエルについては、恋心とは違った理由でグレンに執着・依存してしまっているという事実が、物哀しい雰囲気の過去を掘り下げていく中で明かされ、それがメインのストーリーにも深く関わってくるのが大きな見所かと。
あえてボカされている部分に致命的な秘密が隠されているのは疑いようが無いですし、伏線からそれがとても陰惨な真実に繋がっていることが透けて見えるのがツライところですね。
温かく育まれた友情が、終盤のイベントで一気に…という流れは、予想していても切なさが半端無かったですし、未だかつて無い大ピンチと絶望感のまま次巻に続くとか、心臓に悪過ぎィ!((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
リィエルの心が押しつぶされてしまわないかめちゃくちゃ心配ですが、残酷な真実を知った上で尚、グレン達に支えられながら成長を遂げる…的な、王道の大逆転劇に期待したいところですね。
どうせなら、この事件をキッカケに1人の女性としてもグレンを慕うようになる→晴れてハーレム要員に覚醒♪という流れだと極めて俺得なのですがw

メインヒロイン達の裏に隠れがちですが、クラスメイトの中にも良い動きを見せてくれるキャラが増えてきたのも興味深かったですね。
グレンが破天荒ながらも学生思いの教師として成長していくのに応える形で、学生たちもまた、グレンを敬愛するようになっていく様子は如何にも青春!な感じですし、話のわかる先生として慕われ、仲良くなっていく姿を見ると、グレンの今までの苦労も報われた気がして何よりでした。
今後は、校外に出て戦うパターンなんかも増えてくるかもしれませんし、穏やかな授業風景がいつまで見られるのか少し心配になってくる部分もありますが、互いに切磋琢磨し合いながら、グレンの教え子として、正しい方向にその才を伸ばしていって欲しいですね。


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。


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