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『変態王子と笑わない猫。』3巻の感想レビュー(ライトノベル)

2011年05月28日 14時46分04秒 | ライトノベル・小説
MF文庫Jのラノベ、『変態王子と笑わない猫。3』(さがら総先生原作、カントク先生イラスト)が発売中です。

とりあえず、ヘンティカンヘンタイ!(挨拶)は大丈夫だと思うけど、ちゅぱちゅぱぶらじゃー!は許されるのか?という謎についてちゅぱちゅぱぶらじゃー!する必要があると思うんだ。
意味のわからない方は、とりあえずあとがきをチェックするのが良いと思われ…と書いておくべきですね、わかります。

表紙は新キャラのエミ。
て~ん~し~の よ~おな~ よぅじょの~え~がお~ <(`・∀・´)>ハッ! という感じで心が荒ぶり…もとい、癒されますね。
エミにゃん(^ω^)ペロペロ
てっきり鋼の王ことつくしのターンかと思っていたので予想外というか、いきなり飛び道具(゜∀゜)キタコレ!!さすが変態式…あざとい、だがそれが( ・∀・)イイ!!とか、読む前から色々とニヤニヤしてしまいましたが、物語的にも新展開を迎えつつあるようでテンション上がりました。
というか、オビの<(`・∀・´)>ハッ!の表紙とのシンクロ感パネェっすw

お話的には、いきなりツインテのロリっ娘が妹になって、そっち系のジャンル属性もイケるようになって…アレ、ネタのつもりが大体合ってる不思議w
体育祭を間近に控え、何故か普通では考えられない超常現象まみれになった学校で過ごすことになった一行でしたが、その裏にはどうやら猫神も関わっていて…という展開です。

プロローグ部分で梓のことが描かれていることもあって、彼女が何らかの形で事の発端に関わっているっぽいなぁ…と思いながら読む人が多そうな気配ですね。
そこにエミの能力や思惑が絡まってきて、何がホントで何がフェイクなのかわからないドキドキ感の中、謎を謎を呼ぶ感じで最後まで目が離せなかったです。

強力とはいえ、限定的に発揮されるパターンが多かった猫神の能力ですが、やろうと思えばここまで好き放題に出来るんだなぁ…と、再認識させられた印象ですね。
自分自身の思い込みが、真実へ至る道を閉ざしていた…というのは、図らずも劇中の陽人と同じだったかも。

というか、1巻の時からモテだした印象の陽人でしたが、建前を上手く使っていた昔から、ちゃんとフラグを立てる能力があったとか、ちょっと裏切られた気分もあったり。
なんというリア充!
しかも天然タラシ属性なのが羨ましすぎるw
がるがるわんこだけで良いので是非わけてくだしあ(正座)

さて、本妻の地位が不動の月子といい、勘違いはともかく脅迫デレが可愛いつくしといい、神がかり的猛プッシュのエミといい、ライバルたちが萌えアピールしまくりの中、かなり後手にまわってしまっていた梓ですが、ラストのイラスト付きイベントで超挽回(゜∀゜)キタコレ!!
なんかもう、属性的に『不憫萌え』ポジション一直線な彼女ですが、いろいろ報われて良かったねというか、普通、これ系のイベントってかなりの至近距離から描くことが多いけど、あえての遠距離構図が『恋人たちの風景的』な意味でニヤニヤすぎるというか、感無量過ぎてお腹いっぱいでした。
あれが見られただけでも読む価値あったなとw

今回は演出上の問題もあって、本人の意志がどこまで積極的に介入していたのか?という問題こそ残りますが、ヒロイン達の恋の鞘当てがますます過激になって来そうで楽しみ。
やはり陽人自身の意志で行動を起こした結果だというのは大きいですし、それが良い意味で梓にとっての自信になってくれると良いのですが。

むしろ、本当に気付いていないのか、あえて見て見ぬふりを通しているのかあやふやになって来た陽人が、今後どういう気持ちでヒロイン達と向き合っていくのかが大きな注目点になりましたね。
ぶっちゃけ、既に弁明不可能というか、本当に何も考えずに事態を収拾するためだけにあの行為に及んだのだとしたらあまりにも興醒めどころか主人公失格ですし、無自覚から自覚への過渡期と考えるのが妥当なところかも知れませんね。
だからこそ、それを横から見ていてピンと来たであろう月子も、『現状維持』ではなく、エピローグでのあの意思表明へと繋がった…と考えれば説得力高いですし。

色々と過去絡みで新設定が飛び出し、1巻の時点とは異なる方向性で物語が転がっていきそうな気配ですが、猫神の設定自体は本作にとって必要不可欠のものですし、謎を解き明かしつつ仲も深めていく…という展開に期待したいです。
各ヒロインごとの日常SSとかがあっても面白そうですし、コミカライズもはじまったこの好機に、いろいろと作品全体の裾野を広げていってくれると良いですね。
最近、同レーベルのはがないがいよいよアニメ化決定したことですし、その次の世代を担う作品として期待を集めている本作なので、いろいろとプレッシャーが大きい部分もあるのではないかと思いますが、さがら先生、カントク先生をはじめ、スタッフの皆さんには、それに負けずに頑張って盛り上げていって頂きたいところです。


気になった方は是非、チェックなさってみてくださいませ。

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