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C3‐シーキューブ‐11巻の感想レビュー(ライトノベル)

2011年04月10日 00時47分23秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ『C3 -シーキューブ-XI』(水瀬葉月先生原作、さそりがため先生イラスト)が発売中です。
まさかのアニメ化キマシタワーヾ( ̄∇ ̄=ノ バンザーイ♪ヾ(_ _)ノ モヒトツヾ= ̄∇ ̄)ノ バンザーイ♪ということで、パンツ祭りの日も近いですね(キリッ
表紙のパンチラには定評のある本シリーズですから、これはもう期待するしかw
というか、オビのアニメ版キャラデザも、頭身上がって妖艶さマシマシでかなり良い感じですし、人気出そうで楽しみ。

表紙はもちろんメインヒロインのフィアなわけですが、今回はスカートタイプの巫女さんですか。
隠す気の全くないパンチラが目にも鮮やかですが、正式な和装の時は下着をつけな…おっと、ダレカキタヨウダ。

お話的には、新学年になって心ウキウキなフィアに可愛い後輩が出来ることに。
お花見、ミスコン、新入生歓迎会と、お祭りイベントで盛り上がる一行ですが、そんな平穏を打ち破る新たな刺客が近付いていて…という展開です。

クラス替えでメインメンバーが揃いやすくなったり、案の定、あのキャラが後輩になったりと賑やかになっていくフィアの周辺ですが、敵・味方共に新キャラも増えて、日常と非日常の各シーンを盛り上げてくれます。
特に、禍具にまつわる呪いがテーマの本シリーズなので、性格的にどこかぶっ飛んだキャラが敵になるケースが多い中、珍しく正統派の実力者として立ちはだかるリリィハウルの存在感が光りますね。
騎士で金髪、青リボンに剣技無双とくれば、イメージ的にどうしても某キャラを思い浮かべてしまう方も多そうですが、その活躍や如何に?
…ぶっちゃけ、予想以上に似ている部分と、まさかの◯◯要素の両方でニヤニヤさせられた件。
2期か3期ぐらいでこの巻がアニメ化される際は、是非CV=川澄さんでお願いしますw

というか、彼女が明なら、暗となるコンビ役のネトーとの対称性が印象的ですね。
キワドイセリフと異常過ぎる言動で猟奇的な存在感を発しまくりなネトーは、ある意味本シリーズの特徴を集約した様なキャラとして描かれているわけですが、彼が本能の赴くまま狂ったように行動するタイプだとするならば、リリィハウルは冷静かつ理論的に己の信念を貫くべく狂うタイプのキャラなわけで。
どちらのほうが真に異常性が高いと言えるのか考えさせられるところかと。

今巻のルールというか、勝利条件については早めに明らかになりますが、どうやって会ったことのない相手と協力し、互いの敵を退けるか?という駆け引きが主な見所ですね。
推理もののような感じで人物を追っていく様子がスリリングで、いつもと違った雰囲気が新鮮でした。
行動の主体が春亮ではなくフィアになっている場面が多いのも特徴で、呪いを解いて人間になりたがっている彼女の優しさや、心の成長が感じられるエピソードが語られるのに感動させられました。
春亮ではないですが、子の成長を見守る親的な気持ちで感情移入させられてしまいますねw

彼に対する恋心を自覚しつつも、自信の呪われた本性から一歩を踏み出せないフィアの様子はもどかしくも切ない乙女心をこれでもか!とばかりに感じさせてくれるので胸熱でした。
ラブコメ目当てで読まれている方には特にオススメですね。
それもこれも、いんちょーさんこと錐霞が本気の愛情表現へと踏み込んだことが生み出した結果であるわけですが、フィア、このは、錐霞、三者三様の今まで以上の恋の鞘当てが面白かったです。
しかし、正統派イベントを消化していく錐霞、能動的に行動を起こしはじめるフィアにあてられたとはいえ、このかがあそこまで大きな賭けに出るとは。
むしろ、黒絵の口車を褒めるべきかw
時代は魔法少女このは☆マギカというわけですね、わかります(マテ

メインストーリーについては、構造的に『消去法でいくと怪しげな人物がほぼ特定されてしまう』訳ですが、本当にそれが真実なのか、或いはブラフなのか?と考えながら読み進めていけるので、最後までテンションを十分保持出来ました。
丁度イイ具合にエロ系イベントも挿入されていますし、オチも綺麗に二重底、という感じでまとめられているので、全体として綺麗な作品に仕上がっていたと思います。

というか、まさかここでフィアがあんな状態になってしまうとは予想していなかったので、普通に驚かされましたね。
仲間の力添えに加えて、ここでこういう変化が起こるとは、これからますますの激戦が待ち構えていることの証左であるようにも感じられて目が離せません。
パワーバランス的にフィアが突出しがちな傾向が強まっていますが、このはや錐霞も黙ってはいないでしょうし、次巻以降でスポットが当たってくるのかと思うと楽しみです。

また、敵勢力のキャラについても、再登場する可能性が高いものがいますし、完結までの流れの中で、どの様な再開を果たすことになるのか楽しみです。
何気に新キャラ登場の傾向が強い本シリーズですが、ン・イゾイーのように仲間に近い状態になるも良し、あくまで好敵手的存在のままでいるも良し、上手く今後の物語を盛り上げていってくれると良いなと思います。

呪わしい生い立ちから目を背けず、きちんと向き合いながらも前を向いて歩き出すフィアの健気さはとても魅力的ですね。
その真摯で純粋な願いは、気高い信念となってこれかも彼女を輝かせていってくれるに違いないですし、そんな姿に春亮が気付いてあげられる機会も増えるんじゃないかなと思います。
エロ&グロ要素が目立っている本シリーズですが、その根本には主人公の行動によってヒロインの心が救われ、ヒロインの心からの笑顔を見て主人公がますます惹かれていくという、ラブコメの王道がしっかりと貫かれているのもまた、忘れてはならない大きな特徴だと言えるのではないでしょうか。


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。

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