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Yの紋章師2巻の感想レビュー(ライトノベル)

2015年03月06日 23時04分05秒 | ライトノベル・小説
MF文庫Jのラノベ、『Y<ヨグ>の紋章師2』(越智文比古先生原作、カグユヅ先生イラスト)が発売中です。

表紙は、レオンとマリーディア女王。
女王らしい気品と貫禄に加えて、このオパーイの存在感が極上ですのう(*´∀`*)ポワワ

お話的には、オズワルドによって命を救われたレオン達は、彼の残したこれから起こる出来事について綴られた文書を頼りに運命に抗おうと決意。
レオンの初恋の少女・マリーがガルゼノン王国の女王となっていた事に驚きつつも、彼女の死の運命を回避すべく、亡命作戦の護衛して…という運命改変展開です。

ループものの王道とも言える悲劇の回避を目指すシチュエーションにワクワクさせられましたね。
救う相手が初恋の相手ということでラブコメ的にもドラマチックでしたし、文書と異なる出来事が起こってしまうハプニングや、暗殺犯探しのミステリー要素も加わって、最後まで続きが気になる展開だったのが(・∀・)イイネ!!

本来なら自分が死んでいたと知らされたカロンやシャルロットが色々と思い悩む様子も掘り下げられていましたし、真実を知ったことでオズワルドの孤独と偉大さをより噛みしめることになったレオン達の心情描写も丁寧で良かったです。
自分自身の事として既に覚悟が決まったレオンよりもむしろ、巻き込まれた形のカロン達のほうが不安や恐怖が大きかったでしょうね。
それでも、カロンは友情、シャルロットは愛情ゆえにレオンと行動を共にする様子が胸熱だったわけですが、カロンはガンガン死亡フラグ立てまくりでしたし、シャルロットはどんどん精神的に追い詰められまくりで心臓に悪かった件((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
相談できる相手も、秘密を共有するお互い以外には居ませんし、こりゃストレス溜まるよなぁ…。

バトル的には、強敵とのタイマンではなく、大量の敵から逃げる&守る為の戦いなので前巻と大きく雰囲気が変わりましたね。
予め犯人が判っている事が純粋な+にはならず、予言が食い違う事でだんだん疑心暗鬼になっていく状況なので本来の実力も発揮出来ませんし、そもそも圧倒的に実戦経験が足りない新兵には荷が重すぎィ!
その分、美人なお姉さんキャラのイオーラが上官として戦闘に指揮にと活躍してくれましたし、オズワルド仕込みの近距離格闘戦がきちんと役立っていたのは感慨深かったです。
ああ、その辺りも見越して訓練してたのね…(´;ω;`)ブワッ

ラブコメ的には、マリーと再会してヾ(*´∀`*)ノキャッキャ(´∀`*)ウフフなのかと思いきや、レオニダムを殺した影響でかなりぎこちなくなってしまったので驚かされましたね。
女王としての重責もありますし、後ろ盾でもあり保護者役でもあったレオニダムを殺したレオンへの想いは複雑だったと思いますが、今回の歩み寄りで良しとするか、今後もちょこちょこ出番があるのか、私、気になります!
個人的には、もっと運命の再会!的に盛り上がっても良かった気がするというか、早くも正妻はチェルシー一択かしら?と心配になって来たり。
シャルロットはシャルロットで意味深な引きになっていましたし、ほのぼの嫉妬イベントやらお風呂イラストサービスなんかで頑張っていた割には先に生死イベントを乗り越えないと参戦自体出来なくなってしまう恐れがありますから安心できないw

さて、今回のキーパーソンであるカロンの行動については、読む人によって賛否両論分かれるところに思えましたが、物語を盛り上げるという意味では順当な演出だったかと。
オズワルドとレオニダムが死亡している時点で、ある意味完全なハッピーエンドの道は絶たれているというか、更にもう一周する必要があるように思えてなりませんが、そのあたりも含めてどういう状況で決戦の日を迎えることになるのか楽しみ。
文書が無ければもっと悲惨な結末を迎えてしまう可能性もあるとは思うのですが、後悔多めのシリアス展開が続いていますし、次巻では明るい希望と手応えが感じられるイベントが見られると良いですね。

気になった方は是非、チェックなさってみてくださいませ。

『第10回MF文庫Jライトノベル新人賞』受賞作紹介PV


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