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慣用句の理解度が下がり、新しい表現が定着しつつある

2017-09-25 | アート・文化
 文化庁は「国語に関する世論調査」の結果を発表した(9月21日)。調査は今年2~3月、全国の16歳以上の男女3,566人を対象に個別面接で実施し、有効回答数は2,015人。
 長く使われてきた慣用句の理解度が下がる一方、様々な新しい表現が定着しつつある実態が明らかになった。
 ◆使い方
 存続するか滅亡するかの重大な局面
  本来:存亡の機  6.6%
  誤用:存亡の危機 83.0%
 卑劣なやり方で失敗させられること
  本来:足をすくわれる  26.3%(19年度 16.7%)
  誤用:足下をすくわれる 64.4%(19年度 74.1%)
 はっきりと言わない曖昧な言い方
  本来:言葉を濁す  74.3%(17年度 66.9%)
  誤用:口を濁す   17.5%(17年度 27.6%)
 ◆意味
 知恵熱
  本来:乳児期に突然起こることがある発熱   45.6%
  誤用:深く考えたり頭を使ったりした後の発熱 40.2%
 さわり
  本来:話などの要点のこと    36.1%
  誤用:話などの最初の部分のこと 53.3%
 ぞっとしない
  本来:面白くない   22.8%
  誤用:恐ろしくない  56.1%
 ◆新しい表現を使う
 心が折れる
  使うことがある:全体で43.3%
    20代は76%、
    50代は約半数、70歳以上では18%
 目が点になる(1980年代にマンガで使われ始めた)
  使うことがある:46.3%
    16~19歳では37%、20代は51%
    50代が69.9%、40代が65.5%と高かった

 散歩道沿いのマンションの玄関先に”クサギ”が植えられている。高さは数m程。花が咲き出している。
 花は枝端から伸びる大型の集散花序。萼は始め5角紅紫色の袋状で、これが5裂して中から花冠(かかん)が伸びてくる。花冠は白色で、花筒から細長い5裂片、やや反り返り気味に開く。この長い花冠から雄しべ4本と雌しべ1本の花柱が突き出る。
 名(クサギ:臭木)は、葉・茎が傷つけられると悪臭がするから、と言う。でも悪臭と言うより独特な匂いと思うけど。花にはユリに似た芳香がある・・知られてない!。
 クサギ(臭木)
 クマツヅラ科クサギ属
 日本全土に自生する落葉性小高木
 開花時期は8月~10月
 花冠は5裂、花色は白、雄蕊4本で雌蕊1本
 結実は10月~11月、秋に瑠璃色の丸い実が熟す、実の周りは赤色の萼