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2014年の医療事故報告、最多の3194件

2015-03-31 | 社会・経済
 日本医療機能評価機構は、2014年に全国の医療機関から報告があった医療事故が3,194件だったと発表した(3月26日)。前年(2013年)の145件増で、2005年の集計開始以来の最多となった。
 同機構は件数の増加について「医療事故の報告が定着してきた」としている。10月から、全国約18万の医療機関を対象に、患者の予期せぬ死亡事例があった場合、新設される第三者機関「医療事故調査・支援センター」への届け出と、院内調査を義務付ける医療事故調査制度が始まる。
 集計によると、法令に基づく報告義務がある大学病院・国立病院機構の病院などの275施設から2,911件、任意で報告制度に参加する病院など718施設からは283件だった。
 事故の内容は、
  ベッドからの移動中の転落など「療養上の世話」に関する事故が1,119件
  体内へのガーゼの置き忘れなど「治療・処置」に絡む事故は757件
  薬の投与量の間違いなど「薬剤」関係の事故が210件
  事故との因果関係は不明だが、事故後に患者が死亡したのは225件
  障害が残る可能性が高いケースは294件
 ◆日本医療機能評価機構(JCQHC:Japan Council for Quality Health Care)
 公益財団法人。
 「医療機関の機能を学術的観点から中立的な立場で評価し、その結果明らかとなった問題点の改善を支援する第三者機関」として、平成7年(1995年)に設立。

 今日も晴天。風も穏やかで春の陽気。
 散歩道沿いの小さな空き地、ヒマラヤユキノシタの花が咲いている。葉は幾分厚めで、大きなシャモジの様な丸い葉の間から花茎を伸ばし、その先に淡いピンク色の花が纏まって咲いている。常緑多年草ではあるが赤くなった葉もある。
 ヒマラヤユキノシタが属するユキノシタ科ベルゲニア属は10種程が知られており、種間雑種も多い。ヒマラヤユキノシタはベルゲニア・ストレイチー(Bergenia stracheyi)に付けられた名であるが、交雑種も含めてヒマラヤユキノシタと呼んでいる事が多いと言う。
 名(ヒマラヤユキノシタ:ヒマラヤ雪ノ下)の由来は、ヒマラヤ原産で雪の下科から、の説がある。
 ヒマラヤユキノシタ(ヒマラヤ雪ノ下)
 別名:大岩軍配(おおいわぐんばい)、桜鏡(さくらかがみ)
   ウインター・ベゴニア(Winter begonia) 、ベルゲニア(Bergenia)
 ユキノシタ科ベルゲニア属
 耐寒性常緑多年草
 原産地はヒマラヤ山脈周辺、明治初めに渡来
 開花時期は3月~5月
 花径は1cm程、花色はピンクが代表的で赤・白色がある


米国、食生活指針でコレステロール摂取基準は撤廃、日本も削除予定

2015-03-30 | 食・レシピ
 米政府は今年の食生活指針で、コレステロールの摂取基準を撤廃する方針との事(2015年2月発表)。撤廃されるのは食事から取るコレステロールの基準である(血液中のコレステロールの値が高くてよいわけではない)。
 米国の農務省と保健福祉省の諮問委員会は、「コレステロール摂取量と血中濃度の関係を示す証拠がないため、過剰摂取を懸念すべき栄養素ではない」と結論づけ、「前の指針で1日300ミリグラムを超えないよう制限すべきだとしたが、今年の指針ではこうした勧告はしない」とした。コレステロールの取り過ぎは動脈硬化などを招き注意が必要だとされてきた。現在、国民から意見を募集中。
 血中のコレステロールは体内で合成できる脂質である。食事で摂取されたコレステロールの4割~6割が吸収されるが、経口摂取されるコレステロール(食事性コレステロール)は体内で作られるコレステロールの2割程(1/3~1/7)である。また、多く摂取すると肝臓でのコレステロール合成は減少し、少なく摂取するとコレステロール合成は増加し、末梢への補給が一定に保たれるようにフィードバック機構が働く。このためコレステロール摂取量が直接、血中総コレステロール値に反映されるわけではない。・・報告された多くの科学データから。
 日本での「厚生労働省:日本人の食事摂取基準」2010年版では、18歳以上の1日のコレステロール摂取目標を、男性750mg未満、女性600mg未満としていた。5年ごとに出している食事摂取基準の2015年版においては、“目標値を算定するのに十分な科学的根拠が得られなかった”として、コレステロール摂取基準の項目をなくしている。

 今日も晴れて良い天気。風が少しあるが冷たくはない。
 雑木林の木陰で、ショウジョウバカマの花が咲いている。葉は根本から多数出てロゼット状に平らに広がり、花茎はその中から出て、その先端に横向きに花が付いている。花の色は淡紅紫色、生育場所によって紫色・紅色・白色と変化する。
 名(ショウジョウバカマ)の由来は、紅紫色の花を空想上の動物”ショウジョウ(猩々)”の顔に、葉がロゼット状に広がる様子を”袴”に見立てたと言う。花の色が猩々の赤い髪や緋色の袴の色にいているからと言う説もある。
 ショウジョウバカマ(猩猩袴)
 別名:簪花(かんざしばな)
 ユリ科ショウジョウバカマ属
 常緑の宿根草
 やや湿った場所を好む
 垂直分布が広く、田んぼの畦道から高山帯の高層湿原まで生えている
 原産地:日本、朝鮮半島
 主な開花時期は3月~4月


2015年版世界空港ランキングで東京国際空港は5位

2015-03-29 | 国際・政治
 航空サービス調査会社スカイトラックスが2015年版の世界空港ランキングを発表した。
 スカイトラックスは世界の空港388ヵ所について、搭乗手続き・出入国審査・ショッピングなど39項目を評価対象としている。空港利用者(112ヵ国の1300万人余り)への9カ月間におよぶアンケート調査を基に、2015年のランキングを決定した。この世界空港ランキングは1999年から発表されている。
 世界一の空港に選ばれたのは、シンガポールのチャンギ空港で3年連続である。チャンギ空港は週に国際航空80社の5000便が利用する。第1ターミナルの拡張工事も実施する。
 日本の東京国際空港(羽田空港)は前年の6位から5位となり、中部国際空港も7位にランク入りした。
 ◆世界空港ランキング(総合ランキング)
 1位、チャンギ空港(シンガポール)
 2位、仁川国際空港(韓国)
 3位、ミュンヘン空港(ドイツ)
 4位、香港国際空港
 5位、東京国際空港(日本)
 6位、チューリヒ空港(スイス)
 7位、中部国際空港(日本)
 8位、ロンドン・ヒースロー空港(英国)
 9位、アムステルダム・スキポール空港(オランダ)
 10位、北京首都国際空港(中国)
 11位、バンクーバー国際空港(カナダ)
 12位、関西国際空港(日本)
 13位、フランクフルト国際空港(ドイツ)
 14位、成田国際空港(日本)
 15位、オークランド国際空港(ニュージーランド)
 16位、コペンハーゲン空港(デンマーク)
 17位、桃園国際空港(台湾)
 18位、ヘルシンキ・ヴァンター国際空港(フィンランド)
 19位、クアラルンプール国際空港(マレーシア)
 20位、ブリスベン空港(オーストラリア)

 午後に曇り、小雨がぱらついたが、今日の天気は概ね晴れ。昨日よりは少し天気が悪い。
 昨日は塩釜神社の満開のシキザクラを見た。見たのはサクラだけでなく、塩釜神社拝殿前のタラヨウの巨木。説明板には、宮城県天然記念物、塩釜神社の多羅葉(タラヨウ)、樹齢五百年、樹高二十二米、とある。
 このタラヨウに小さな球形の赤い実がビッシリと塊になったのが沢山ついている。高い所に付いているので仰ぎ見る形となる・・首が疲れる。
 タラヨウは、”エカキバ”とか”ハガキの木”と呼ばれる。葉は20cm位の長楕円形で肉厚・光沢がある。この葉の裏面を傷つけると黒くなって字が書けるからだ。でも、ハガキ(葉書)の語源ではない・・ハガキは端書が本来で、葉書は借字という事だ。葉書の連想から、郵便局ではタラヨウを”郵便の木”に指定しており、葉は葉書(特殊郵便扱い)として扱ってくれる。
 名(タラヨウ:多羅葉)の由来は、葉に文字を書けるのでインドで経文を書く紙の原料であるヤシ科のタラジュ(多羅樹)の様だから、と言う。
 タラヨウ(多羅葉)
 モチノキ科モチノキ属
 常緑高木、樹高20m
 雌雄異株
 原産地は日本、中国
 花期は4月~5月
 花は淡黄緑色の4mm程の小さな花で、纏まって咲く
 秋には8mmほどの小さな球形の赤い実が纏まる


塩釜神社の四季桜が満開

2015-03-28 | まち歩き
 今日は良い天気。晴れて暖かく、風も穏やか。
 こんな日は花見にとても良い。ソメイヨシノはまだまだ咲かないので、塩釜神社のシキザクラ(四季桜)が満開、との事で出かけた。境内では桜の他に、トサミズキ(土佐水木)やキブシ(木五倍子)も咲き出していた。
 ◆シキザクラ(四季桜)
 バラ科サクラ属の落葉小高木。
 エドヒガンとマメザクラの種間交雑種と考えられている桜の園芸品種。江戸時代から栽培されている。
 花が4月上旬頃と10月末頃の年2回開花する。花は5弁花、一重で色は白色~淡い紅色。
 春(4月上旬頃)の開花のほうが花が大きく多く咲く。
 ◆鹽竈神社
 創建1200年以上の歴史と、奥州一宮としての格式を誇る神社。本殿や拝殿は国の重要文化財に指定。
 地元塩釜の方々から「しおがまさま」と称され、海上安全・大漁満足・武運長久・国家安泰・安産守護・延命長寿、交通安全、必勝・成功の神様として信仰されている。


 花よりダンゴ、花もダンゴも美味しかった。


医学の「ガードナー国際賞」、大隅良典教授と坂口志文教授に

2015-03-26 | 学問
 ガードナー財団は25日、医学分野で大きな貢献をした研究者に与える「ガードナー国際賞」の受賞者の5名を発表した(3月25日)。うち、日本人の東京工業大学の大隅良典栄誉教授(70)と大阪大学の坂口志文教授(64)が選ばれた。賞金はそれぞれ10万カナダドル(約960万円)、10月にカナダで授賞式がある。
 大隅栄誉教授は、細胞の中でたんぱく質の分解と再利用を促す「オートファジー」の働きを解明した。この機能に異常が起きると、神経の病気やがんが引き起こされので、アルツハイマー病やがんなどの治療への応用が期待されている。
 坂口教授はリンパ球の中に過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞」を発見した。この細胞を減らしたり、働きを抑えたりすると、がんを攻撃する免疫機能が高まることなどを突き止め、病気の治療法や予防法の開発につながることが期待されている。
 受賞決定を受けて両氏は記者会見し、大隅栄誉教授は「27年間オートファジーの研究をやってきて、いまだに解けたという思いにならない研究テーマに当たったことは本当に幸せだった」。坂口教授は研究者として不遇の時代が長かった経験を踏まえ、「受賞を機に、この分野に注目が集まって研究が進展してほしい」、と述べた。
 ◆ガードナー国際賞(英:Gairdner International Award)
 カナダのガードナー財団より、医学に対してて顕著な発見や貢献した者に与えられる学術賞で、1959年から始まった。
 生命科学・医学分野の賞として、最も著名な賞の一つとして知られ、受賞者の多くがノーベル賞を受賞している。毎年、3名から6名に与えられ、55年間に15ヵ国320人が受賞し、うち82人がその後ノーベル賞を受賞している。日本人の受賞者は、これで11人となる。因みに、2012年のノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授も2009年に選ばれている。

 天気は晴れ。気温は昨日より少し高い。風が少し強いので暖かさは感じない。
 妹の家の庭で”クリスマスローズ”が咲いていた。花は下向きに咲いているので上からは花びら(花弁)しか見えない。・・クリスマスローズの花びら(花弁)に見えるのは萼(がく)。花びらは退化して小さな蜜腺(ネクタリー)となり、おしべの付け根を囲むような形で小さく残っている。花の中心は雌しべ、その外に雄しべ・蜜腺・萼となる。
 ”クリスマスローズ”と呼ぶのは、クリスマスの頃に開花する「ヘレボルス・ニゲル」だけを指した呼称である。日本の園芸市場では、クリスマスの頃ではなく春に開花する「レンテン・ローズ」と呼ばれる「ヘレボルス・オリエンタリス」なども「クリスマス・ローズ」の名前で出回る。
 レンテンローズは、レント(Lent:受難節、復活祭(イースター)までの40日間)の頃、2月頃~3月頃に咲く。この種を元にして他種とで作られた園芸種はオリエンタル・ハイブリッドと呼ばれる。日本の気候に合い良く育つので広く普及している
 因みに、キンポウゲ科植物は毒性を持つものが多く、クリスマスローズも全草(特に根)に心臓障害を起こす毒物を持っており、多量摂取すると死に至る。
 クリスマスローズ
 別名:雪起こし(ゆきおこし)
 キンポウゲ科ヘレボラス属
 原産地はヨーロッパ、西アジア
 日本には明治の初めに入り、薬草として栽培
 多年草
 開花期は12月~4月


天神様でみんなの市

2015-03-25 | まち歩き
 今日は朝から晴れたけど風が強く寒い。気温は低いが昨日よりは暖かい。
 25日の今日は、榴岡天満宮の境内で「天神様でみんなの市」が開かれる。との事で、市に出かけた。お店で「べこ餅」を買った。
 ◆榴岡天満宮
 所在地:仙台市宮城野区榴ヶ岡
 祭神:菅原道真
 例祭日:7月25日
 境内の樹木:ウメ、サクラ、シラカシ
 ◆べこ餅
 米粉と砂糖・黒糖を使った和菓子。北海道(特に道南・道央)で作られ食べられてきたと言う。
 「べこ餅」の名は、白と黒の二色の模様が牛(ホルスタイン種)の柄に似ているからとの説がある。でも「べこ餅」が広まった頃はホルスタイン種が北海道に登場していなかったので、それ以前の牛の種の茶色(黒糖の茶色)が似ていた、とする説などがある。


 おみくじを引いたら「吉」だった。健康の項を見たら”運動不足に注意”とあった・・その通りです。


 天満宮のお隣にある榴ヶ岡公園で桜の樹を見る。開花の予想は、4月の7日~10日なので、蕾はまだまだ小さい。



未就学児に「おこづかいをあげていない」家庭は8割以上

2015-03-24 | 社会・経済
 クックパッドグループの(株)キッズスターが、「未就学児のおこづかい事情アンケート」を発表した(2月18日)。調査は、未就学児(0~6歳)の子どもを持つ家族644世帯(男児220人、女児424人)にアンケート調査を実施した。
 これによると、未就学児を持つ家庭の8割以上が「おこづかいをあげていない」。おこづかいをもらった児の使い道は、1位が「お菓子」、2位が「おもちゃ」。
 ◆未就学児のおこづかい事情
 1、未就学児のおこづかい
   あげてない  84%
   あげてる   16%
 2、「おこづかいをあげていない」への「何歳からおこづかいをあげたいと思っていますか」
   小学校1年生   36%
   まだわからない 16%
   小学校3年生   10%
 3、「おこづかいをあげている」への「どんな時におこづかいをあげますか」
   子どもがお手伝いをしたときにあげている  33%
   定期的にあげている            19%
   お祭りやイベントがあるときにあげている  14%
 4、ひと月にあげるおこづかいの金額は
   あげているのはお母さん(37%)、お父さん(11%)
   200円未満      26%
   200円~400円未満  10%
   1,000円以上     9%

 朝起きたら屋根も道路も薄らと雪が積もっていた。でも朝日が出たら消え始めた。風が強くて冷たい、冬に戻った様だ。概ね晴れの天気だが、昼頃に霙か雨か・・降ってきた。
 住宅展示場には小さな庭も家の横に作られている。その庭にミツマタの花が咲き出した。樹の高さは1.5m程と小さいが沢山の花が付いている。花は良い匂いがする。良い匂いと言えば、この花が咲く時期には、ジンチョウゲ(沈丁花、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属)の花も咲く。
 花の色は黄色。花色が橙色~朱色もあり、アカバナミツマタ(赤花三椏、赤花三叉)と呼ばれ、愛媛県で発見さた園芸種との事。
 名(ミツマタ:三叉)の由来は、枝が3つに分かれるからと言う・・見た目そのまま。
 和紙の原料として、コウゾ・ミツマタ・ガンピの靭皮(植物の外皮の下にある柔らかな内皮)繊維が主に使われてきた。これは、繊維が長くて強靱だから。
 ミツマタ(三叉、三椏)
 ジンチョウゲ科ミツマタ属
 落葉低木、樹高1m~2m
 原産地は中国中南部・ヒマラヤ地方
 江戸時代初期に和紙原料とした記録がある
 開花時期は3月~4月
 花は外側が白色で内側が黄色、内側が赤いアカバナミツマタもある


シキミの花が咲いていた

2015-03-23 | 園芸
 今日の天気は変化が著しい。朝の曇り・雨から始まり晴れ、雪、曇り、晴れと急変する。風も強く、気温も低い。
 昼頃は晴れ、お墓詣りをする。墓地の中に”シキミ”の木が1本あり、花が沢山咲いている。和尚さんの話では、随分前からあります、時々仏前に供えます、との事。
 シキミの枝は仏事に使用する木として知られ、寺院や墓地に良く植えられている。葉を千切って匂いをかぐと良い香りがする・・葉や樹皮を線香・抹香に利用する。でも、全て(花・葉・実・根・茎にいたるまで)が毒で、特に果実・種子は有毒物質(アニサチンなど)を含んでいる。果実を食べると死亡する可能性がある。なので、「しきみの実」は植物としては唯一、毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている。
 名(シキミ:樒)の由来は、前述の「悪しき実」が転訛し、シキミとなったとされる。他の説として、季節に関係なく芽を出すので「四季芽」からシキミ、やや平べったい形をした実の形から「敷き実」からシキミ、・・などがある。
 シキミ(樒、櫁)
 別名:ハナノキ、ハナシバ、コウシバ、仏前草
 シキミ科シキミ属
 広葉常緑樹の小高木、育つと樹高5m程
 原産地は、日本・中国
 開花時期は3月~4月
 花は両性花。でも、雄しべが閉じているときに雌しべが開き、雄しべが開いているときに雌しべは閉じている(雌性先熟)
 花色は黄白色。花弁と萼片が同色で同じ大きさなので見た目には区別がつかない


2014年の国内広告費は6兆円で3年連続増加

2015-03-22 | 社会・経済
 電通は、2014年の日本の広告費を推定した「2014年日本の広告費」を発表した(2月24日)。
 総広告費は6兆1522億円、前年より2.9%増で3年連続の増加。広告費の総額が6兆円超えは平成20年以来の6年ぶり。
 広告費の増加は、企業業績の回復・消費税率引き上げ前の駆け込み需要、スポーツイベント(ソチオリンピック、サッカーのワールドカップブラジル大会)などがあったためである。媒体別で最も高い成長率だったのはインターネットで、スマートフォン・動画広告・新しいアドテクノロジーを利用した広告が伸び、初めて1兆円を超えた。
 ◆広告費の内訳(2014年)
 マスコミ四媒体広告費   2兆9393億円(前年より1.6%増)
      新聞広告費    6057億円(前年より1.8%減)
      雑誌広告費    2500億円(前年と同じ)
      ラジオ広告費   1272億円(前年より2.3%増)
      テレビメディア  1兆9564億円(前年より2.8%増)
      (地上波テレビ+衛星メディア関連)
 インターネット広告費   1兆519億円(前年より12.1%増)
      広告媒体費    8245億円(前年より14.5%増)
      広告制作費    2274億円(前年より4.4%増)
 プロモーションメディア広告費  2兆1,610億円(前年より0.8%増)
      屋外広告費    3,171億円(前年より3.3%増)
      交通広告費    2,054億円(前年より2.5%増)
      折込広告費    4,920億円(前年より3.6%減)
      DM        3,923億円(前年より0.8%増)
      フリーペーパー・フリーマガジン 2,316億円(前年より1.2%増)
      POP        1,965億円(前年より0.6%増)
      電話帳広告費    417億円(前年より7.9%減)
      展示・映像他    2,844億円(前年より6.1%増)

 朝から晴れて気温が上がった。春らしくなってきた。
 道路の植栽地の小さな空き地で小さなタネツケバナが咲いている。茎に沿って鋭角に細長い棒状の実(長角果)が付き、小葉は小さく楕円形から円形なのでミチタネツケバナ。
 タネツケバナ(種漬花)は田圃などの湿った所で多く見られ、ミチタネツケバナ(道種漬花)は道(路傍)などのやや乾燥した所で育っている。道で育っているタネツカバナだからミチタネツケバナとの命名。タネツケバナ(種漬花)の名の由来は、種籾(たねもみ)を水に浸ける頃に花が咲くからとの説と、実が熟すと種を四方に飛ばして発芽させて繁殖力が強から(種付花)の説がある。前者の説が人口に膾炙(かいしゃ)されているようだ。
 花は小さく(径7mm位)白色で、アブラナ科特有の四弁花(十字花)。果実が直立して花を挟む
 ミチタネツケバナ(道種漬花、路種漬花)
 アブラナ科タネツケバナ属
 越年草または一年草
 ヨーロッパ原産の帰化植物
 渡来したのは新しく、1970年代と言われる
 タネツケバナ(種漬花)は江戸時代に渡来したと思われる
 開花時期は2月~3月


日本の対米投資、2014年は380億ドル、2年連続で国別トップ

2015-03-21 | 社会・経済
 米商務省が発表した外国直接投資統計によると、企業買収などを通じた米国への直接投資額で日本が377.25億ドル(約4兆5520億円)と2014年の国別トップだった(3月19日)。昨年(2013年)も、1992年以来の21年ぶりとなる首位だった。
 サントリーホールディングスがビーム(米蒸留酒大手、現ビームサントリー)を1兆6000億円超で買収したことなどが投資の増加となった。米国への投資増大は、日本企業の業績改善・日銀の金融緩和・株価の上昇などで資金調達をしやすい環境が整ってきた、と言う。米景気の拡大で高水準の対米投資が続くと見られる。
 ◆2014年の対米投資
   国   投資額
 1、日本   377.25億ドル(2013年は、400.41億ドル)
 2、スイス  296.17億ドル
 3、カナダ  264.11億ドル
 4、オランダ 237.52億ドル
 5、フランス 143.43億ドル

 今日(3月21日)は春分の日。「自然をたたえ、生物をいつくしむ」として制定された祝日。春分では、「昼夜の長さが同じになる」と言われるが、実際には昼が夜より長い。日本付近では、約14分程とかで、昼夜がほとんど等しくなるのは、春分より3日前。今日のこの日は彼岸の中日でもある。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、寒さも和らぎ、温和な気候になる。
 いつもの散歩道、梅田川沿いのサンシュユ(山茱萸)、花が今年も綺麗に咲き出した。満開ではないが、半分程は開いている。
 花が咲くのは、梅の花が咲く頃で、葉より先に枝先に小さな黄色の花を沢山咲かせる。満開となった花の黄金色に輝く花姿から春黄金花(はるこがねばな)の別名がある。また、秋にはグミに似た楕円形で光沢のある果実を付け、秋珊瑚(あきさんご)の別名もある。江戸中期(享保七年:1722年)に朝鮮から渡来し、薬用植物として栽培された。名のサンシュユは中国名「山茱萸」を音読みしたもの。茱萸とはグミのこと。
 サンシュユ(山茱萸 )
 別名:春黄金花(はるこがねばな)、秋珊瑚(あきさんご)
 ミズキ科ミズキ属
 中国・朝鮮原産、薬用植物として18世紀に渡来
 落葉小高木
 開花時期は2月~4月
 実は秋にグミのような赤い実に熟す。滋養・強壮の薬効がある山茱萸酒を作ることができる


2014年の国際特許出願件数、中国・華為技術が首位となる

2015-03-20 | 社会・経済
 世界知的所有権機関(WIPO)は、特許協力条約(PCT)に基づく2014年の国際特許出願状況を発表した(3月19日)。
 出願総数は、約21万4500件と前年より4.5%増で過去最高となった。ランク上位国の出願数は増加し、特に中国が19%と大幅増であった。この反面、日本は3%減となっている。
 ◆2014年の国・地域別の国際特許出願状況
  順位(前年)国・地域   件数
  1、(1) 米国    61,492(前年約5万7000件)
  2、(2) 日本    42,459(前年約4万3000件)
  3、(4) 中国    25,539(前年約2万1000件)
  4、(3) ドイツ   18,008
  5、(5) 韓国    13,151
 企業別で、1位となったのは中国・華為技術で初めて、2位は米国・クアルコム、3位は中国・中興通訊(ZTE)、4位は前年首位だったパナソニック、5位は前年にベスト10入りした三菱電機。尚、シャープは14位(前年6位)、トヨタ自動車は12位(前年8位)だった。
 ◆2014年の企業別の国際特許出願件数
  1、華為技術    中国   3,442
  2、クアルコム   米国   2,409
  3、中華通訊(ZTE) 中国   2,179
  4、パナソニック  日本   1,682
  5、三菱電機    日本   1,593
  6、インテル    米国   1,539
  7、エリクソン スェーデン  1,512
  8、マイクロソフト 米国   1,460
  9、シーメンス  ドイツ   1,399
  10、フィリップス オランダ  1,391

 天気は曇りから晴れ。次第に気温も上がりだした。
 畑でヒメオドリコソウと一緒にホトケノザの花が咲いている。花は秋にも咲かせるが、主に春頃に咲かせる。花が付く茎の上では葉が茎を抱いて葉柄がないが、下の方の葉は長い葉柄がある。
 「ホトケノザ」は春の七草の一つであるが、この植物ではなく、コオニタビラコ(小鬼田平子、キク科)・タビラコ(田平子)の事を言う。・・この「ホトケノザ」は食用にならない。
 名(ホトケノザ:仏の座)の由来は、対生する半円形の葉が茎を囲む様子を蓮華座(れんげざ)に見立てたことからと言う。葉が段々と付いているので、三階草(さんがいぐさ)とも呼ばれる。
 ホトケノザ(仏の座)
 別名:三階草(さんがいぐさ)
 シソ科オドリコソウ属
 一年草あるいは越年草
 古い時代にヨーロッパから渡来した帰化植物と考えられている
 開花時期は2月~6月
 上部の葉脇に長さ2cmほどのピンク色で唇形状の花を付ける
 この花より小さくて濃赤色をしたつぼみの様に見える花がある。これは閉鎖花と呼ばれるもので、開花することなく受粉して結実する。
 花色に白色もあり、シロバナホトケノザと呼ばれる


温めると縮む材料を発見、既存材料の2倍以上の収縮率

2015-03-18 | 科学・技術
 東京工業大学の東正樹教授らは、中央大学・高輝度光科学研究センター・京都大学との共同研究により、室温付近で既存材料の2倍以上の大きさの「負の熱膨張」を示す酸化物材料を発見した(2月26日発表)。
 負の熱膨張を示す酸化物材料は、「ペロブスカイト」構造を持つ「BiNi1-xFexO3(ビスマス・ニッケル・鉄酸化物)」。室温近傍の温度域で温度上昇1度当たり100万分の187の負の線熱膨張係数を持つ。この新材料をエポキシ樹脂中に少量分散させ、常温の範囲で熱膨張のゼロ実現もできることも示した。
 ほとんどの物質は温度上昇による熱膨張によって長さや体積が増大する(正の熱膨張)。このため、光通信・半導体製造などの精密な位置決めが要求されると熱膨張が問題になり、温度上昇に伴って収縮する「負の熱膨張」を持つ物質によって、構造材の熱膨張を打ち消している。しかし、負の熱膨張を持つ物質の種類は少なく、市販品では最高でも温度上昇1度当たり100万分の40の負の線熱膨張係数しかない。因みに、東正樹教授らは2011年に、温度上昇1度当たり100万分の82との大きな負の熱膨張を示すビスマス・ランタン・ニッケル酸化物を報告していた。
 「大きな負の熱膨張材料」は、精密光学部品や精密機械部品など、既存の負の熱膨張材料が担っていた様々な分野での利用が期待される。加えて、「負の熱膨張」は絶縁体-金属転移を伴うことから、長さの変化を電気抵抗の巨大な変化に変換する高精度のセンサー材料への応用へつながる、との事。

 今日は概ね晴れ。気温が高く寒さを感じない。
 垣根沿いに植えられているウグイスカグラに花が咲き出した。蕾も多いのでこれからだ。花冠は細い漏斗形で、先端は5裂して開く。花後の果実はグミの様な楕円形の液果、初夏に透明感のある赤に熟す。
 名(ウグイスカグラ:鶯神楽)の由来には諸説あるが、鶯が鳴き始める頃に花が咲く、からと言う。
 ウグイスカグラ(鶯神楽)
 スイカズラ科スイカズラ属
 落葉性低木、樹高は1m~3m
 原産地は日本(北海道~本州、四国)
 開花時期は3月~5月
 花色は薄ピンク色、花冠は細い漏斗型で先は5裂して開く
 初夏(6月頃)に1cm程の果実が透明感のある赤に熟し、食べれる


線虫の嗅覚を用いて高精度にがんを判定

2015-03-17 | 健康・病気
 九州大学は、線虫を使って微量の尿からがんの有無を高度に識別できると発表した(3月12日)。様々な種類のがんを、早期の段階で高精度かつ安価に検出することにつながると言う。
 この成果は、九州大学の広津崇亮助教、伊万里有田共立病院の園田英人外科部長、九州大学の前原喜彦教授らの研究グループによるものである。
 特徴は、
  尿1滴で検査でき、苦痛を伴わない
  尿の採取に当たって食事制限は不要、健康診断などで採取した尿を使える
  診断結果が出るまでの時間は、約1時間半と短い
  1検体あたり数百円以下のコストで検査できる
  多くのがんを1度に検出できる
    対象とした10数種類のがんをすべて検出できる
    その中には早期発見が難しい膵臓がんも含まれた
  ステージ0または1の早期がんや、従来手法では見つけられなかったがんも検出できる
  検出感度は95.8%と高い
 がん患者は特有の匂いを発することが知られている。研究グループは、この匂いを識別する生物として「C.elegans」と呼ぶ線虫に着目した。線虫は嗅覚に優れた生物で、犬と同等の約1200種の嗅覚受容体を持つと言う。臭い試料を尿とし、がん患者の尿20検体と健常者の尿10検体について、線虫の反応を調べた。すべてのがん患者の尿に誘引行動を示し、すべての健常者の尿には忌避行動を示した。
 この結果に基づき、線虫の嗅覚を活用したがん診断テストを実施した。242検体(がん患者が24、健常者が218の尿)での線虫の反応は、がん患者24例中23例が陽性を示し、健常者218例中207例が陰性を示した。すなわち、感度(がん患者をがんと診断できる確率)は95.8%、特異度(健常者を健常者と診断できる確率)は95.0%だった。同じ被験者について同時に検査した他の腫瘍マーカーに比べると、感度が圧倒的に高かった。
 ◆線虫
 使用したのは、体長1mm程の線虫。
 線形動物は、線形動物門に属する動物の総称。線虫ともいう。
 大半の種は土壌や海洋中で非寄生性の生活を営んでいる。
 土壌中に莫大な個体数がおり、地球上のバイオマスの15%を占めているとも言われる。
 体は細長い糸状で、触手や付属肢を持たない。基本的に無色透明である。体節構造をもたない。

 今日は晴れ、気温も高く最高気温16℃の予想。・・春が来た。
 久しぶりに畑に行ったらヒメオドリコソウの花が咲いていた。纏まって咲いていると綺麗。でも、葉に悪臭がある・・揉むとより強くなる・・触らずに観賞。
 ヒメオドリコソウは、ホトケノザと葉や花が良く似ているが、五重塔の様に重なった紫がかった葉・葉面の細脈に沿ったしわ・毛が生えた葉や茎が四角形などが特徴。
 名(ヒメオドリコソウ:姫踊子草)の由来は、オドリコソウ(踊子草、シソ科オドリコソウ属、花の形が笠をかぶって踊る人の姿に似る)を小さくした様な花からと言う。
 ヒメオドリコソウ(姫踊子草)
 シソ科オドリコソウ属
 二年草
 ヨーロッパ原産、明治時代中期に帰化を確認
 開花時期は2月~5月
 上部の葉は赤紫色を帯び密集、その葉腋に淡紅色の唇形花がつく


寝たきり予防に1日8000歩と筋トレを習慣に

2015-03-16 | 健康・病気
 新聞を見ていたら、「高齢者の寝たきり予防には、1日8000歩と筋トレを習慣に」とあった。私はもう立派な高齢者だ!!。1日8000歩は思ったより大変だ・・。
 日本人の高齢者が寝たきりになる主原因は、脳卒中、転倒・骨折、認知症、高齢。
 ◆寝たきりになる原因
  国民生活基礎調査 平成10年より
   65歳以上の要介護者数:100.4万人
   65歳以上の寝たきり:31.6万人
  脳血管疾患   37.9%
  高齢による衰弱 15.2%
  骨折・転倒   12.4%
  認知症     10.1%
  リュウマチ・関節炎 5.5%
  心臓病     4.7%
 筑波大学の久野譜也教授は「高齢者がいつまでも元気に健康を維持するには、脳と動脈と筋肉をどう若返らせるかがキーポイント。それに必要なのが有酸素運動と筋トレ。」と指摘。有酸素運動とはウオーキングやジョギングなど比較的時間を継続してできる運動のこと。
 高齢者にとって手軽な有酸素運動は歩くことだ。目標はまず1日に合計で8000歩。毎日8000歩である必要もなく、1週間の合計で8000歩X7日=5万6000歩に達すれば良いとの事。・・継続して歩こう。

 朝から晴れ上がった良い天気。気温も高く、4月上旬の気温とか。風も穏やかで、暖かい。
 道は緩い傾斜の丘陵地をなだらかに上り・下る。道沿いにネコヤナギが植えられている。花穂が銀白色で柔らかく、猫の尻尾の様に見える。花も咲き出した。
 ヤナギ(柳)は、ヤナギ科ヤナギ属 の樹木の総称である。世界に約350種あると言われ、日本でも30種以上はあると言う。日本では、柳と言えばシダレヤナギ(枝垂柳、落葉高木)を指すことが多い。ネコヤナギ(猫柳、落葉低木)も親しみ深い種の一つである。
 ネコヤナギ(猫柳)
 別名:川楊(かわやなぎ)、狗尾柳(えのころやなぎ)
 学名:Salix gracilistyla
 ヤナギ科ヤナギ属
 原産地は日本・中国など
 落葉性低木、雌雄異株
 早春、葉が出る前に大きな花穂を付ける
 開花時期:3月~4月
 花は尾状花序


高精度「光格子時計」の再現性を実現

2015-03-15 | 科学・技術
 東京大学香取秀俊教授、理化学研究所高本将男研究員らの光格子時計の研究グループは、光格子時計を低温環境で動作させることで、1秒のずれが生じるのに160億年と、世界最高の精度を実現したと発表した(2月10日)。この成果は英国科学誌「ネイチャー・フォトニクス」に論文として掲載された(2月9日)。東京大学香取秀俊教授は、「光格子時計の発明とその開発」により、日本学士院賞2015年度受賞者である。
 香取教授らは、ストロンチウム原子をさまざまな方向からレーザー光を照射した微小空間に閉じ込め、一定の振動を維持するよう工夫。周囲の室温の壁などから出る電磁波の影響を抑えるため、機械で-178℃に冷却した。さらに原子1000個を同時測定することで測定誤差を小さくした。光格子時計2台が2X10^(-18)の精度で一致することを実証した。2台の時計で1秒のずれが生じるのに160億年かかる・・宇宙年齢の138億年で1秒も狂わない高精度。
 この様な高精度時計は、従来の時間を共有する役割を超え、重力で曲がった相対論的な時空間を見る新しい計測ツールになる。高精度な時計を小型化・可搬化して屋外に持ち出せるようになれば、局所的な重力の変化に伴う時間の変化を観測して、地下資源探査・地下空洞・マグマだまり・地殻変動などの検出ができる可能性を秘めている、との事。
 ◆時計の精度
 ぜんまい式     1日に10秒以内
 クオーツ時計    1年に20秒以内
 セシウム原子時計  3000万年に1秒以内(精度:1X10^(-15))
 光格子時計     160億年で1秒以内(精度:2X10^(-18))
 ◆1秒の長さ
 現在の1秒の定義は、「セシウム133の原子の基底状態の2つの超微細準位の間の遷移に対応する放射の周期の91億9263万1770倍の継続時間」である。
 ◆光格子時計
 香取秀俊東京大学准教授(当時)が2001年に提案した方式。
 まず、「魔法波長」と呼ばれる特別な波長のレーザー光を干渉させて作った微小空間(光格子)に、レーザー冷却された原子を1つずつ捕獲し、原子同士の相互作用が起きないようにする。次に、これらの原子にレーザー光を当て、光を吸収する「原子の振り子」の振動数を精密に測定する。この光の振動を数えて、1秒の長さを決める。光格子全体には多数の原子を捕獲できるので、それらの「原子の振り子」の振動数を一度に測定して平均をとることで、短時間で時間を決めることができるというもの。

 晴れ。風は弱く、最高気温が10℃程で春めいた日だ。
 道沿いの小さな空き地で見かけた黄色の花。キバナサフランと呼ばれるクロッカスだ。花被片が6枚、雄しべが3本、中央の雌しべは柱頭が糸状に3つに分かれている。
 クロッカス(英: crocus)は、アヤメ科クロッカス属の総称で、世界に75種程ある。園芸上、春咲き種をクロッカス、秋咲き種をサフランと呼ぶのが一般的のようだ。サフランを秋咲きクロッカスと呼ぶこともある。
 キバナサフラン
 アヤメ科サフラン属
 開花時期は2月~4月
 色々な花色の品種がある、黄・白・青・紫など
 葉は細長く、真中に白い筋が入っている