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いつか行きたい、夕日絶景ランキングTOP10

2018-08-31 | 旅行
 今日は8月31日、明日は9月。暑い・暑いと言いながら、9月になれば、もう秋かな。
 「夕日には人間に訴えかける “何か” があるのだ。」との記事。なるほど、と思ってみたら「いつか行きたい、夕日絶景ランキングTOP10」・・いつか行きたい!!。
 旅行情報誌「じゃらん」が夕日にまつわるアンケート結果を発表した。
 それが『映える夕日絶景ランキングTOP10』である。
 ◆映える夕日絶景ランキングTOP10
 第1位: 父母ヶ浜;ちちぶがはま (香川県)
   父母ヶ浜は風のない干潮時の潮だまりが鏡のようになる
   これから「日本のウユニ塩湖」と称されている
 第2位: ゴジラ岩 (岩手県)
 第3位: 砂山ビーチ (沖縄県)
 第4位: 笹川流れ (新潟県)
 第5位: 石見畳ヶ浦;いわみたたみがうら (島根県)
 第6位: 夕日の森 展望台 (新潟県)
 第7位: 万座毛 (沖縄県)
 第8位: 屏風ケ浦 (千葉県)
 第9位: 人形岩 (鹿児島県)
 第10位: 大観山 (神奈川県)

 今日も天気は雨、時々雨が止む。台風21号が接近しているので、暫く雨模様の天気が続く。
 雨が止んだ、雑草が茂る小道。黄色の花が咲く”キンミズヒキ”を見る。細長い細茎に沿って黄色の小さな五弁花が付いている。茎の上半分は花が付き、根本の下半分には実が付いている。この果実の表面には鍵形の棘があり、小動物や衣類などに付着するので、ヒッツキグサ(引っ付き草)と呼ばれる。
 名(キンミズヒキ:金水引)の由来は、草姿がミズヒキ(水引、タデ科タデ属)似ており、花の様子が黄金色の金糸に見えるからと言う。・・私見:余り似てない!。
 キンミズヒキ(金水引)
 別名:引っ付き草、龍牙草(りゅうげそう)、仙鶴草(せんかくそう)
 英名:Hairy Agrimony
 バラ科キンミズヒキ属
 多年草、丈は0.4m~1.5m
 原産地はアジア、日本など
 開花時期は7月~10月
 花は径数mm~10mm程、黄色の5弁花で細長い花穂に沢山付く
 花後に果実ができる
 果実は宿存咢の内側にでき、咢の縁には内側に曲がった刺毛があり、この刺毛が衣類などに附着する


二日酔いの特効薬ができる?!マウスには効いた

2018-08-30 | 健康・病気
  二日酔いは辛い。
  アメリカで救急搬送される患者の8~10%は急性アルコール中毒。
  アルコールを過剰に摂取すれば心臓病や肝臓がんを含む深刻な健康被害を引き起こす。
 米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の教授ユンフェン・リュ(専門は化学分子工学)が「二日酔いの薬」を開発した。南カリフォルニア大学ケック医科大学院教授のCheng Ji博士(肝臓疾患が専門)と教え子の大学院生Duo Xuとともにマウスで実験を行った結果だ。
 研究チームは、アルコールを分解する人間の体の働きを再現するために、3つの酵素に着目。これらの酵素はアルコールを無害化する、新しい酵素ではないが、難しいのは、安全かつ効率的に肝臓に届けること。通常は肝臓の細胞の中にあるアルコール分解酵素を極小のカプセルに詰め、それを体内に注入することでアルコールの分解速度を速める。
 チームは、米食品医薬品局(FDA)が医薬品用に認可した材料で極小カプセルを製造し、中に酵素を詰めた。そのカプセルを酒に酔わせたマウスの血管に注入し、血流に乗せて循環させ、最終到達点の肝臓に送った。すると酵素がマウスの肝臓の細胞に蓄積し、活発にアルコールを分解し始めた。
 実験では、酔ったマウス(人間よりずっと早く眠ってしまう)に酵素を注入した場合、注入しなかった場合と比べて、アルコール摂取から4時間後の血中アルコール濃度が45%も減少した。さらに、発がん性があり、頭痛や嘔吐の原因になるアセトアルデヒド(アルコールを代謝する際に体内で発生する強毒)の血中濃度も低いままだった。しかもそれらのマウスは、酵素を注入しなかったマウスより早く目を覚ました。
 効率的に素早くアルコールを分解できれば、患者は以前より早く目を覚ませるし、アルコール中毒の予防にも役立つ。アルコール摂取によるストレスやダメージから肝臓を保護することにもつながる。現在は、カプセルの安全性も含めて危険な副作用がないか検証中だ。マウスで治療の有効性が証明されれば、1年以内にも、臨床試験を始められるかもしれない。
 解毒剤ができてもアルコールの過剰摂取(つまり飲み過ぎ)はなくならないだろうが、二日酔いから早く回復する一助にはなる。その日が来るまで、互い節度を持ってお酒をたしなもう。

 朝から雨、時々止み曇り空、時々スコール状態と強く降る。
 2・3日前の晴れた日。”イチジク”林の傍を通る。赤くなってきた実(無花果)が見える。
 ”イチジク”は雌雄異花で、花嚢内部の上部に雄花、下部に雌花が付く。日本には中国から雌株だけが導入され、雌花のみを付け、壺の形をした果嚢(かのう)の中で花が咲く、・・外から花は見えない。このため”イチジク”を漢語では”無花果”の字をあてた。
 名(イチジク)の由来には諸説あり、1ヶ月で熟す・毎日1個ずつ熟す「一熟」からの説、中国語の「映日果」での音読”エイジツカ”の転訛説などがある。
 イチジク(無花果、映日果)
 別名:伝来時に、蓬莱柿(ほうらいし)、南蛮柿(なんばんがき)、唐柿(とうがき)
 クワ科イチジク属
 落葉高木
 原産地はアラビア南部。不老長寿の果物とも呼ばれる
 栽培は6000年前頃からと言われ、旧約聖書にも登場する果物
 インドから8~9世紀ごろに中国へ、中国から日本に17世紀前半に渡来した
 雌雄異株だが、日本で栽培されているのは雌株のみ。受粉しなくても果嚢が熟す単為結実(たんいけつじつ)の品種である
 因みに、葉は三裂・五裂掌状で互生する。浅く三裂するものは江戸時代に、深く五裂して裂片の先端が丸みを帯びるものは明治以降に渡来した。


砂糖取るなら日中の活動時間帯に、ラットの実験結果からのアドバイス

2018-08-29 | 食・レシピ
 名古屋大学大学院生命農学研究科の小田裕昭准教授らの研究グループは、「砂糖を取るにしても活動時間帯に限った方が肝臓や血中の脂肪量が抑えられることがラットの実験で分かった」と発表した(8月21日)。
 砂糖の取り過ぎはメタボリックシンドロームの主因と考えられている。このため世界保健機関(WHO)は2015年に、成人の1日の砂糖摂取量(単糖類と2糖類のショ糖(砂糖)摂取量)を摂取エネルギーの5%未満、目安として小さじ6杯程度(約24グラム)未満にすることを推奨する指針を発表している。従来は10%までと推奨していたが、各種の研究結果から基準を引き下げた。
 研究グループは、人間とは異なり活動時間は夜が中心の夜行性の生後5週、体重90グラムのラットを実験対象に選択。A:夜間にだけに砂糖を摂取できるグループと、B:時間に関係なく自由に摂取できるグループなどに分けて実験した。そして約4週間後に肝臓内と血中の脂肪量などを調べた。
 結果、2グループとも体重にほとんど変化がなかったのに、A:砂糖を活動時間帯の夜だけに与えられたグループは、B:時間に関係なく与えられたグループより約20%、肝臓内・血中、いずれの脂肪量とも少なかった。
 小田准教授ら研究グループは「砂糖を控えなければならないことは理解していてもなかなかできない。今回の研究成果は(人間にとっても)甘いものを食べる時間を日中の活動時間帯に制限することで砂糖の取り過ぎの悪影響を抑えることができることを示している」としている。脂肪肝や高脂血症の予防や改善の参考になりそうだ。

 朝から小雨、降ったり止んだり。最高気温30℃以下と、少し過ごし易い。
 塀に絡みついていた”ヘクソカズラ”の花。秋には、直径5mm程の黄褐色の実となる。果実の付いたツルはフラワーアレンジメントなどに利用する方もいる。果皮に見える部分は萼の変化したもので、偽果皮と呼ばれる。
 近くに寄らないと、名前の由来となっている独特の臭気は無い。
 咲いている花は小さく可憐で可愛い。でも名は、ヘクソカズラ(屁糞葛)と酷い。
 名(屁屎葛)の由来は、葉や茎に悪臭があることからで、古語ではクソカズラ(屎葛)と、古くから酷い名前のようだ。この臭い(茎・葉を傷付けると揮発性成分が出る)は自己防衛のためだからと言う。花の中心の赤がお灸(ヤイト)に見える事から、別名にヤイトバナ(灸花)がある。花は可憐で可愛いから、サオトメバナの別名もある。
 ヘクソカズラ (屁糞葛)
 別名:灸花(やいとばな)、早乙女花(さおとめばな)、馬食わず(うまくわず)
 アカネ科ヘクソカズラ属
 蔓性の多年草
 開花時期は7月~9月
 秋に丸い茶色の実(球形で径数mm)を付ける


日本の大学の研究費、世界4位となり修士号・博士号取得者数も減少

2018-08-28 | 学問
 文部科学省科学技術・学術政策研究所は、国内外の科学技術動向をまとめた報告書「科学技術指標2018」を公表した(8月22日)。学術論文の動向などを欧米や中国など主要国と比較し、日本の国際的な立ち位置を確認する。
 ☆主要な指標を見ると、
  日本の研究開発費、研究者数は共に主要国(日米独仏英中韓の7ヵ国)中第3位
  論文数(分数カウント)は世界第4位(学術論文数は14~16年平均)
  注目度の高い論文数(分数カウント)では世界第9位
  パテントファミリー(2ヵ国以上への特許出願)数では世界第1位 これらは昨年と同じ順位
 ☆大学部門の研究費(イノベーション創出の源泉ともいえる)
  米国:6.77兆円
  中国:3.09兆円(2011年に日本を抜いた)
  独国:2.17兆円(1981年以降で初めて日本を上回る)
  日本:2.08兆円(2016年)
 研究開発費総額(2015年)では
  米国:51.2兆円
  中国:41.9兆円
  日本:18.9兆円 世界3位だが、差は大きい
 ☆研究者の供給源となる修士号や博士号取得者数(人口100万人あたり)
  博士号取得者数は08年には131人だったのが14年は118人と減少
  独国は同312人が同348人に増えている
 予算面でも人員面でも日本の科学技術力の将来見通しは厳しそう
 英ネイチャーが日本の科学研究費の乏しさを指摘(2017.8.17)。「未来を守るため対策取るべき」と警鐘し、かつての「研究者の楽園」は、過去10年で20%以上も予算が削減と指摘している。

 朝から小雨、時々止む。
 垣根となっている”花園衝羽根空木(はなぞのつくばねうつぎ)”に花が咲いている。でももう咲き終わりかな、何時もの年より咲き始めが早かったからかな。
 名(ハナゾノツクバネウツギ)の由来は、花の残った5枚の咢の形が”羽根衝きの羽根”に似ており、木の姿が”空木(うつぎ)”に似ていることから。衝羽根(つくばね)とは正月に遊ぶ羽根つきの羽である。これを、”アベリア”と呼ぶことがある。”アベリア”とは、スイカズラ科ツクバネウツギ属の属名(ラテン名)であり、特定の種の事ではない。この園芸種(ツクバネウツギ属の常緑低木の交配種:Abelia × grandiflora)が多用され、学名も和名も長いので、短い”アベリア”が使われるようだ。
 ハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)
 別名:アベリア
 学名:Abelia×grandiflora(アベリア・グランディフロラ)
   幾つかのアベリア属の交配から作られた園芸種
 スイカズラ科ツクバネウツギ属
 常緑性の低木(寒冷地では落葉)
 開花時期は6月~11月(開花時期が長いのが特徴)
 花は小さいロート状(径2cm位)
 花色は白やピンク


世論調査で、現在の所得・収入に「満足・まあ満足」は計51.5%

2018-08-27 | 社会・経済
 内閣府は、2018年度の「国民生活に関する世論調査」を公表した(8月24日)。調査は6月14日~7月1日に全国18歳以上の男女1万人に面接して実施し、5,969人の回答を得た。
 現在の所得や収入に
  「満足している」「まあ満足している」と答えた人の割合は計51.5%
      前年(51.3%)より0.2ポイント増えた
  「不満だ」「やや不満だ」は計46.4%
      前年(46.9%)より0.5ポイント減
      「満足派」が「不満派」を上回るのは2年連続となる。
 現在の生活にどの程度満足しているか
  「満足」「まあ満足」が計74.7%
      前年(73.9%)より0.8ポイント増 過去最高を更新
 生活が
  「向上している」は7.2%(前年より0.6ポイント増)
  「低下している」は13.8%(前年より0.9ポイント減)
 政府への要望を複数回答で聞くと
  「医療・年金などの社会保障の整備」が最多の64.6%(同0.5ポイント減)
     6年連続で最多だった
  「高齢社会対策」が52.4%
  「景気対策」が50.6%
  「防衛・安全保障」は32.8%(同3.4ポイント減)
  「防災」は28.3%(同2.4ポイント増)
     比較可能な1992年以降で最も高かった。6月の大阪北部地震などの影響か 

 朝から曇り、時々小雨。気温は最高気温30℃以下と過ごしやすい。
 歩道沿いの小さな花壇で、”ニチニチソウ”が満開だ。手入れが良く、雑草もない。
 開花時期は6月~10月と長く、まだまだお花は咲くね。花は数日と短命だが毎日の様に新しい花を咲かせるので、ニチニチソウ(日々草)と名付けられた、と言う。
 ”ニチニチソウ”には、ビンカアルカロイドと総称する10種以上のアルカロイドが、全草に含まれる。そのうちの、ビンクリスチンとビンブラスチンには薬用作用があるが、食べると、嘔吐・下痢では済まない。
 因みに、”ツルニチニチソウ(ツルビンカ)”はキョウチクトウ科ツルニチニチソウ属であり別属の植物である。
 ニチニチソウ(日日草)
 別名:日日花(にちにちか)、ビンカ
 学名:Catharanthus roseus
     (Vinca rosea)
 キョウチクトウ科ニチニチソウ属
 一年草
 原産地はマダガスカル~インド
 日本には江戸中期に入ったとされる
 開花時期は6月~10月
 花は3~4cm
(大輪品種で径5cm、極小輪品種は1cm位)
 花弁は5枚に見えるが、根元が筒状で先が大きく5つに裂けている
 花色は白・紅・ピンクなど
 中心に赤や黄色の芽が入るのがある


国際地学五輪、日本の代表高校生4名で金3・銀1を獲得

2018-08-26 | 学問
 文部科学省は、タイ(カンチャナブリー)で開催された「第12回国際地学オリンピック」に参加した生徒が、金メダル等を獲得したと発表した(8月17日)。成績優秀者には、金メダル(参加者の約10%)、銀メダル(同20%)、銅メダル(同30%)が与えられる。
 場所:タイ(カンチャナブリー)
 期間:平成30年8月8日(水曜日)~17日(金曜日)
 参加国数:38ヵ国・地域
 人数:139名
 受賞状況:金メダル3名、銀メダル1名
 参加者:4名の高校生 他に2名を特別派遣(ゲスト参加であり表彰対象とはならない)
 受賞者
 金メダル:青沼 惠人(あおぬまけいと)さん 筑波大学付属駒場高等学校(東京都)3年(17歳)
 金メダル:大野 智洋(おおのともひろ)さん 甲陽学院高等学校(兵庫県)2年(16歳)
 金メダル:田中 匠(たなかたくみ)さん   栄光学園高等学校(神奈川県)3年(18歳)
 銀メダル:河村 菜々子(かわむらななこ)さん 高田高等学校(三重県)3年(18歳)
   (年齢は本大会終了時点のもの)
 特別派遣(ゲスト参加であり表彰対象とはならない)
 尹杰(いん じぇー)さん    佐賀県立佐賀西高等学校(佐賀県)3年(17歳)銀メダル相当
 野村海斗(のむら かいと)さん 筑波大学付属駒場高等学校(東京都)3年(17歳)銀メダル相当
 ◆国際地学オリンピックにおける日本代表の成績
  2017年(第11回 フランス大会)
    金メダル2名、銀メダル2名(参加規模:29ヵ国・地域、108名)
  2016年(第10回 日本大会)
    金メダル3名、銀メダル1名(参加規模:26ヵ国・地域、100名)
  2015年(第9回 ブラジル大会)
    金メダル1名、銀メダル1名、銅メダル2名(参加規模:22ヵ国・地域、85名)

 朝から雨。午後より曇り~小雨。気温は高く、最高気温30℃位かな。
 雨に打たれて、”ハナスベリヒユ(別名:ポーチュラカ)”が咲いている。”ポーチュラカ”はスベリヒユ属の学名に由来した名前。
 畑の雑草である”スベリヒユ”と”マツバボタン”の交配種もしくは”タチスベリヒユ”の突然変異種とされている。茎・葉は”スベリヒユ”と同じく多肉質で、花は”マツバボタン”と良く似ている。
 名(ハナスベリヒユ)の由来は、スベリヒユ由来の種で、綺麗な花が付くから。
 ハナスベリヒユ(花滑りひゆ)
 別名:ポーチュラカ
 学名:Portulaca oleracea cvs
 スベリヒユ科ポーチュラカ属(スベリヒユ属)
 一・二年草、多年草
 原産地は不明、熱帯・亜熱帯地方か
 ドイツから1983年に入って来たとされる
  普及は1990年の大阪花博がきっかけと言う
 丈は10cm~20cm(這うように伸びる)
 開花時期は6月~10月
 花径は3cm位、花色は白・黄・ピンク・薄紅など
 一重咲きと八重咲きがある


ビタミンCやクエン酸などが鉄イオンの吸収に必須の反応を促進する

2018-08-24 | 健康・病気
 生物の生命維持には「鉄」は必要不可欠な栄養素である。ヒトの体内には、釘1本分(約5g)の鉄がイオンとして存在し、様々な生体機能の調節に使われている。この鉄は、食物に含まれる鉄イオンを十二指腸の柔毛で吸収することで得られ、毎日そのうちの1~2mgが、排泄・皮膚の剥離・脱毛などにより失われてしまう。失った鉄イオンは日々の食事から補う。
 兵庫県立大学大学院の澤井仁美助教と理化学研究所放射光科学研究センターの杉本宏専任研究員を中心とした共同研究グループは、大型放射光施設「SPring-8」を利用して、ヒトの鉄吸収メカニズムに関わる膜タンパク質の立体構造を世界で初めて解明した。さらに、その立体構造に基づく機能解析により、食物に含まれるビタミンCや有機酸が鉄分の吸収効率を向上させる仕組みを原子レベルで明らかにした。
 鉄イオンの吸収に関わる膜タンパク質は、「食物中の鉄イオン(Fe3+)を還元する酵素;Dcytb」とDcytbによって「還元された鉄イオン(Fe2+)を細胞内に取り込むトランスポーター;DMT-1」の2種類。食物に含まれる鉄イオンのほとんどがFe3+の状態で存在しているが、DMT-1がFe2+しか輸送できないため、DcytbがFe3+をFe2+に変換する重要な役割を担っている。取り込まれた鉄イオン(Fe2+)は、細胞中では鉄貯蔵タンパク質に蓄えられ、必要に応じて毛細血管へと輸送される。毛細血管中の鉄イオンは、血清タンパク質と結合し血流にのって全身を巡る。
 本研究は、ヒトの十二指腸における鉄イオンの吸収メカニズムをさらに詳細に理解するために、鉄イオンの吸収に重要な鉄還元酵素Dcytbの立体構造や機能メカニズムを明らかにした。
 Dcytbの鉄還元メカニズムを解明するために、高純度なヒト由来Dcytbを調製し、脂質キュービック相法 により脂質環境中でDcytbの結晶を作る。その結晶に大型放射光施設「SPring-8」の理研マイクロフォーカスビームラインBL32XUの高輝度なX線ビームを照射して測定したデータを解析することにより、世界で初めてヒト由来Dcytbの立体構造を解明した。Dcytbは6本のαヘリックス構造からなる単量体が2つならんだホモ二量体を形成しており、単量体あたり2分子のヘムを含んでいた。
 ビタミンCと金属イオン(Fe3+の代わりに加えたZn2+)は、Dcytbの腸管腔側に面した部分に結合していた。この構造から、DcytbはFe3+だけでなくビタミンCを協働的に結合することが明らかになった。また、Dcytbの細胞質側にもビタミンCが結合しており、Fe3+の還元に用いられる電子は、ビタミンCから供給され、タンパク質中を通って腸管腔側のFe3+へと伝達されることがわかった。 さらに、これらの構造情報に基づく機能解析により、ビタミンCだけでなく食物に含まれる有機酸(クエン酸やリンゴ酸など)もFe3+とともにDcytbに結合し、Fe3+の還元反応を促進することを見出した。
 本研究グループが解明したビタミンCやクエン酸などが鉄イオンの吸収に必須の反応を促進する仕組みは、鉄分の効率的な摂取方法や鉄代謝異常による疾病への理解につながり、世界人口の約30%(20億人以上)を苦しめる鉄欠乏性貧血の予防や治療の端緒を拓く可能性がある。
 ◆用語解説
 SPring-8
 大型放射光施設「SPring-8」は兵庫県の播磨科学公園都市にある世界最高性能の放射光を生み出す理化学研究所の施設。SPring-8の名前はSuper Photon ring-8 GeV(80億電子ボルト)に由来。放射光とは、電子を光とほぼ等しい速度まで加速し、電磁石によって進行方向を曲げた時に発生する強力な電磁波のこと。これらの施設では、放射光を用いてナノテクノロジー・バイオテクノロジー・産業利用まで幅広い研究が行われている。
 脂質キュービック相法
 膜タンパク質を脂質二重層に再構成させた状態で結晶化させる方法。近年、本手法により結晶化が実現した膜タンパク質の結晶構造決定の例が多く報告されている。
 ホモ二量体
 二量体は、2つの分子が物理的・化学的な作用によって集合した状態。同一分子の二量体をホモ二量体、異種分子による二量体をヘテロ二量体という。本研究におけるDcytbの立体構造は、ホモ二量体である。
 ヘム
 ポルフィリンと呼ばれる環状平面分子の中心に鉄原子をもつ化合物。ポルフィリン環の修飾の種類や位置によっていくつかの種類に分類される。ヘムを分子中に取り込んで、はじめてその機能が発揮されるタンパク質をヘムタンパク質と呼び、通常、赤色を呈する。酸素運搬体であるヘモグロビン、電子伝達に関与するシトクロム類、酵素活性をもつペルオキシダーゼなどがヘムタンパク質の代表例。本研究対象のDcytbもヘムタンパク質であり、ヘムを介して細胞質側から腸管腔側へ電子を伝達する。
 ビタミンC
 L-アスコルビン酸のこと。水溶性ビタミンの一種で、生体内では還元剤として機能する。ヒトは体内でビタミンCを生合成できないため、食餌などにより外部から摂取する必要がある。

 朝から雨。台風の影響で東北は雨。明日も明後日も雨かな。
 ”ハマナス”に花が咲いている。そう言えば、お盆に帰省した時、八戸駅前の植栽地で、”ハナマス”に沢山の赤い実がついていた。今日は、”ハマナス”の花と赤い実。赤い実は、良い香りがして、甘酸っぱく、ビタミンCを豊富に含む、と言う。葉・枝に細かいトゲが沢山あり触ると痛い。
 名(ハマナス)の由来には幾つかの説があり、最も有力なのは、浜に自生し実が梨に似た味がする「ハマナシ:浜梨」が転訛して「ハマナス」となった説。ナス(茄子)からの由来ではない。
 因みに、アイヌの人々は玄関前に魔よけのために立てた。
 ハマナス(浜梨、浜茄子)
 学名:Rosa rugosa(ロサ・ルゴサ)
 バラ科バラ属
 落葉低木(丈は0.5m~2m)
 分布は東アジア温帯~亜冷帯
  日本では北海道に多く”北海道の花”となっている
    知床の岬に~はまなすの咲く頃(知床旅情)
  皇太子徳仁親王妃雅子殿下のお印
 開花時期は5月~6月
 花色は赤、白色もある
 結実は夏(8月~10月)、固くて赤い小さな丸い実(ミニトマト様)


お墓の形、「デザイン墓」がシェアアップの兆し

2018-08-23 | 世相
 全国優良石材店の会(http://www.zenyuseki.or.jp/、全優石)が実施した、「2018年お墓購入者アンケート調査」の結果がまとまり発表された。2004年から毎年春に実施し、今回の調査では、伝統的な「和型」の構成比が引き続き縮小、2015年に「和型」を逆転してから堅調に推移していた「洋型」が5年ぶりに前年比割れした。半面、「デザイン墓」が急伸し、お墓づくりの新たな潮流を予感させる結果となった。
 ☆お墓の形
 和型:35.2%(前回37.6%)
    2009年からは、和型は51.0%から15.8%減と低落傾向が続く
 洋型:43.7%(前回44.1%)
    2009年からは、洋型は30.4%から13.3%増だが今期は足踏み
 デザイン墓:16.2%(前回13.4%)
    例年の12~13%台から大幅に伸長した
 ☆墓石の購入価格
  全国平均162.7万円は、前回167.3万円(△4.6万円)、前々回170.4%(△7.7万円)から減少傾向
   和型:165.2万円
   洋型:160.5万円
   デザイン:166.5万円
  地域別の購入価格
   最も高いのは3年連続九州で190.2万円
   次いで、1都3県(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)の182.7万円
   最も低いのは東北138.8万円、北海道141.1万円
 ☆墓石選びの重視点
   重視点は、石の色・材質 次いで価格
 ◆調査実施概要
 調査期間:2018年3月1日(木)~5月31日(木)
 調査方法:応募はがきによる自記式調査
 調査地域:全国
 調査対象:上記調査期間中に、全優石認定店で墓石をご契約の方
 有効回収数:2,437サンプル(前年2,423サンプル)

 今日も晴れ。暑さが戻ってきた、最高気温34℃とか。
 畑には日照りでも元気に雑草”スベリヒユ”が繁茂している。枝先に黄色の小さな花が咲いている。花は朝早く咲き、昼頃には萎む。花が咲いている時間はとても短いようだ。
 葉は少し厚くて丸っこい、若葉は食用になる。茹でると独特のぬめりがあり、すべすべする。このスベスベから”スベリヒユ”との名がついたとか。名の由来には、葉っぱが滑らかなところから、との説もある。山形県では”ひょう”と呼ばれ、茹でて食べる山菜のひとつである。食べるにあたって、一度に多食すると下痢をしやすい、注意が必要。
 因みに、同属に「花滑りひゆ」があり、学名に由来した”ポーチュラカ”と呼ばれる。
 スベリヒユ
 別名:蜻蛉草(とんぼぐさ)・・葉の形がトンボの様
    五色草・・根が白、茎が赤、葉が緑、花が黄、種子が黒 より
 学名:Portulaca oleracea
 スベリヒユ科ポーチュラカ属(スベリヒユ属)
 一年草
 原産地は不明、自然帰化植物と考えられる
 開花時期は7月~9月
 枝先の葉の中心に黄色の5弁花、花径は数mm
 果実は熟すと上部が取れる蓋果で、沢山の細かい種子を持つ


米国人の調査で、1位の旅行したい国は日本

2018-08-22 | 旅行
 米国人千人を対象にした最も旅行したい国の調査で、日本がランキングの1位になったことが分かった。調査は英国に本社を置く住宅交換サービス会社(ラブ・ホーム・スワップ)が実施した。
 回答者の77%が「死ぬまでに旅行したい国のリスト」があるとし、そのうち55%が最も旅行したい国(複数回答可)として日本を挙げた。リストにある全ての国を訪ねたことがあるのは3%にとどまり、52%は「うち1ヵカ国を訪問する可能性がある」と答え、45%は「1ヵ国も訪れない可能性がある」と答えた。リストにある国に旅行するのが難しい理由については、85%が「費用が問題」と回答した。
 ◆最も旅行したい国(米国人への調査、複数回答可)
 1位日本 55%
 2位フィンランド 34%
 2位タイ 34%
 4位ポルトガル 28%
 5位アルゼンチン 26%
 6位シンガポール 19%
 7位クロアチア 14%
 8位スロベニア 5%
 ◆2018年はココに行きたい
  日本での人気旅行先(海外)ランキング
 1位ハワイ
 2位イタリア
 3位台湾
 4位フランス
 5位アメリカ西海岸

 東北は台風の影響を受けず、今日も晴れ。予報では、明日以降も晴れ、との事。
 切土斜面である空地に”クサフジ”の花が咲いている。
 名(クサフジ)の由来は、花の形がフジの花のように房咲きで、フジの葉より小さい葉が付く草なので、”クサフジ”になったと言う。藤(ふじ)には、木と草があり、木の藤(学名: Wisteria floribunda)は、マメ科フジ属のつる性落葉木本。草の藤(学名:Vicia cracca)はマメ科ソラマメ属に属する多年草。
 クサフジ(草藤)
 学名:Vicia cracca
 マメ科ソラマメ属
 つる性の多年草
   茎は木質になり角ばる
   茎の先端は巻きひげ状
 開花時期:6月~9月
 小型の青紫色の蝶形花を密につける
 果実は、豆果で長楕円形、中に種子が2~6個入る


特別展「古代アンデス文明展」仙台展を見る

2018-08-21 | アート・文化
 今日もいい天気。でも明日は雨かな。
 特別展「古代アンデス文明展」仙台展を見てきた。
 南米大陸の太平洋側、アンデス山脈沿いに栄えた文化、この地帯で栄えた文化は「アンデス文明」と総称される。特別展では、この中から代表的な九つの文化を取り上げている。
 現在のペルー・ボリビア・アルゼンチン・チリ北部に当たる地域を中心とした中央アンデス地域では、先史時代から16世紀までの約1万5000年にわたり、多様な文化が盛衰した。南北の広がりは約4000Km、標高差は砂漠の海岸地帯から人が住める限界の高地まで約4500mにも及ぶ。
 紀元前3000年~紀元前1500年頃:カラル 先土器時代
 紀元前1300年~紀元前500年頃:チャビン 宗教統一を進める
 紀元前200年~紀元後650年頃:ナスカ 地上絵が有名
 紀元後200年~紀元後800年:モチェ 北部海岸
 500年~1100年頃:ティワナ
 650年~1000年:ワリ
 800年~1375年:シカン
 1100年~1470年:チムー ペル北部海岸・シカンの後継国家
 15世紀前半~1572年:インカ ペルー南部高地・スペインにより滅亡
 ◆展示会
 期間:2018年7月27日(金)~9月30日(日)
 時間:9:00~16:45(※入館は16:15まで)
 会場:仙台市博物館(仙台市青葉区川内26番地)


胃がんの転移の一因を特定、「ゲノム編集」で抑制か

2018-08-20 | 医学
 名古屋大学の神田光郎助教らは、胃がんが肝臓へ転移する際に働くたんぱく質を特定した。
 遺伝子を改変する「ゲノム編集」で、このたんぱく質を取り除くと、転移や増殖が抑えられた。がんの転移を防ぐ治療薬の開発につながると期待される。
 神田助教によると、胃がんが肝臓などに転移するルートは、主に3つある。このうち血液の流れに乗ってがん細胞が移る「血行性転移」が原因の患者が最近増えているという。転移原因の半分を占めるが、ほかのルートに比べて詳しい仕組みが分かっていなかった。
 研究チームは、血液を通じて胃がんが肝臓に転移した患者4人の細胞を採り、約5万8千種類の分子を分析。「シナプトタグミン7」というたんぱく質が異常に増えていることを突き止めた。
 ゲノム編集で、シナプトタグミン7に関わる遺伝子を切り取ったがん細胞を作り、マウスの皮膚の下に移植したところ、通常のマウスに比べて転移したがん細胞の大きさが10分の1程度にとどまった。胃から肝臓につながる血管に移植したマウスの場合には、5匹中2匹でがんができていなかった。残りの3匹はがんができたが、がん細胞の量は通常のマウスに比べて100分の1だった。ゲノム編集した細胞は増殖したり転移したりする能力が落ちていた。
 神田助教は「転移だけでなく、胃がんそのものの増殖も抑えられる可能性がある」と話す。
 研究チームは今後、シナプトタグミン7ができないようにする薬の候補物質の開発を試みるほか、大腸がんや乳がんなど転移しやすいほかのがんでも同じ手法が使えるかも検討する。

 晴れ、雲が少し多い。風は弱いが時々強い。
 道路横(路肩?)の狭い空地に、”ナツズイセン”が咲いている。名(ナツズイセン:夏水仙)の由来は、葉・球根が水仙(すいせん)似で、夏に花が咲くからと言う。でもこの花はユリ科ではなく、ヒガンバナ科なので、花期には葉がない。この様な花茎と花だけの姿から、”裸百合(はだかゆり)”とも呼ばれる。”リコリス:Lycoris”とも呼ばれるが、リコリスは学名の”Lycoris(ヒガンバナ属)”なので、彼岸花・狐の剃刀・夏水仙などの総称でもある。
 ナツズイセン(夏水仙)
 別名:裸百合(はだかゆり)、リコリス
 学名:Lycoris squamigera
 ヒガンバナ科ヒガンバナ属
 多年草(球根植物)
 古い時代に中国から原種が渡来した
 開花時期は8月、1ヵ月ほど後に”ヒガンバナ”が咲く
 春にスイセンに似た葉を出し、夏に枯れる
 葉が枯れると花茎が伸び、ユリ様の花を数個つける
 花色は淡紅紫色


脳内のたんぱく質「スニップス」が眠気の正体か

2018-08-19 | 健康・病気
 筑波大の柳沢正史教授のチームが、「脳内にある80種類のたんぱく質の働きが活性化すると眠くなり、眠りにつくと働きが収まるのをマウスの実験で発見した」と発表した(6月13日付の英科学誌ネイチャー電子版)。
 眠気の“正体”は、「スニップス」と名付けたこの一群のたんぱく質はとみられ、睡眠そのものに深く関わっている。たんぱく質が睡眠を促して神経を休息させ、機能の回復につなげているとみている。「睡眠の質の向上や、不眠など睡眠障害の治療法の開発につながる可能性がある」という。
 チームは眠らせないで寝不足にしたマウスと、眠い状態が続くように遺伝子操作したマウスを使って実験。寝不足マウスの脳内では、眠くなると脳内のたんぱく質が活性化する「リン酸化」と呼ばれる反応が起き、眠ると元に戻るのを確かめた。この反応をじゃまする薬を与えると、マウスの眠気が収まるのも脳波の分析から確かめた。遺伝子操作したマウスは眠った後もたんぱく質が活性化した状態が続いた。
 それぞれのたんぱく質の役割はまだよく分かっていないが、たんぱく質の多くは神経細胞が情報をやりとりする「シナプス」と呼ばれる部位に集中していた。眠らない時間が長くなりすぎると神経の情報伝達に支障が出るといい、その回復に関わっているとみられる。

 雲が多い晴れ。気温は最高気温30°以下と、少し涼しいかな。少し涼しいので、畑の雑草取り。
 近所の畑で、見つけた”モロヘイア”の花。数輪咲いている。
 ”モロヘイア”は、若い茎葉を食用とする野菜、ほとんど癖がない野菜だ。茹でたり刻んだりすると粘りがでる。古くからインド・地中海沿岸では食べられおり、全体的に栄養価が極めて高く「野菜の王様」とも言われる。しかし、花が咲き、できる種と莢(さや)に強心作用のある成分(ストロファンチジン)がある・・言わば毒がある。食品安全委員会報告では、 収穫~つぼみのモロヘイヤの葉や茎には毒が含まれていないとされている。なので、花が咲き始めたら葉の収穫が終わり、となるのかな。
 名の”モロヘイヤ”はアラビア語語源「王様の野菜」からとか。和名はタイワンツナソ(台湾綱麻)。
 モロヘイヤ
 和名:台湾綱麻(たいわんつなそ)
   日本食品標準成分表にはモロヘイヤと載っている
 シナノキ科ツナソ属
 一年草
 原産地はインド
 若い茎葉を食用とする。史上最強の緑黄色野菜と言われる程栄養豊富かつ栄養バランスが良い
 日本では80年代に健康緑黄色野菜として導入された
 開花時期は8月~10月
  モロヘイヤに含まれるストロファンチジンは種・種の莢(サヤ)と発芽からしばらくまでの若葉


毒蛇ハブの全ゲノム解読、毒を作り出す遺伝子進化を解明

2018-08-17 | 医学
 ハブは、沖縄や奄美諸島に生息し猛毒を持つことで知られる。その毒液は、多様な生理活性を持つタンパク質で、その全容解明のために、全ゲノム解読が待たれていた。
 九州大学の柴田弘紀准教授は、沖縄科学技術大学院大学の佐藤矩行教授、東北大学の小川智久准教授らとの共同研究で、ハブの全ゲノム配列を決定した。「ハブ」の遺伝情報の解読は世界で初めてである(7月26日に佐藤矩行教授が県庁で記者会見を開く)。
 共同研究で、鹿児島県奄美大島産のハブの全ゲノム配列を解析した。約2万5千個の遺伝子のうち、毒液の成分として働くタンパク質の遺伝子60個と、それらと兄弟のタンパク質でありながら毒として働かない遺伝子(非毒型パラログ)を224個見出した。毒液関連遺伝子のうち、特に4つのタンパク質ファミリー(金属プロテアーゼ、ホスホリパーゼA2、セリンプロテアーゼ、C型レクチン)では、遺伝子のコピー数が大幅に増加し、かつコピー間のアミノ酸の置換速度が上昇していること(加速進化)が分かった。また、毒液関連遺伝子群が、鳥類や爬虫類に特徴的な組み替え率が高い小型の染色体、「微小染色体」に多く存在していることも見出した。これらのことから、ハブ毒液遺伝子群が、高度に多重化かつ急速に多様化しながら進化してきたことが示唆された。
 本成果により、蛇毒の作用機序の全容解明と、効果の高い抗毒素開発の大幅な効率化、さらにハブゲノム由来の新規の薬理分子からの有用な医薬品開発への道が開かれる。
 ◆ハブ
 ハブ(波布、Protobothrops flavoviridis)は、爬虫綱有鱗目クサリヘビ科ハブ属に分類されるヘビ。有毒。
 日本固有種で、奄美諸島・沖縄本島周辺の計22島に生息する。
 生態は夜行性で、昼間は穴の中などで休む。小雨や曇天の時などには昼間の活動もみられる。平地から山地の森林、草原、水辺、農地に棲む。地表でも樹上でも活動する。ネズミを追って、人家周辺にも入り込む。
 食性は動物食で、主に小型の哺乳類(クマネズミ属、など)、鳥類、爬虫類、両生類、魚類などを食べる。
 毒牙が1.5cmと大型で毒量が100-300mgと多い。1回の咬傷にあたり平均22.5mg、最大103mgの毒液を排出する。
 毒性はニホンマムシよりも弱いが、咬傷された場合は循環不全によるショック状態に陥るため、血清の使用などによる迅速な処置が必要になる。致死量は体重1kgあたり乾燥重量にして6mg。

 今日は晴れ、風がとても強い。気温は、最高気温30°以下とだんだんと涼しくなる。
 畑の”オクラ”。花が咲き、実が取れ出した。花は淡い黄色にワインレッドの咽部をもつ花で、花後に直立する角状の莢を付ける。花はすぐに萎む1日花。
 品種には、実の切り口が五角形になる品種や丸い品種などがある。食用とするオクラは若い莢で、開花から1週間から10日、長さ10~15cm位が収穫どきである。
 オクラ(秋葵)
 別名:陸蓮根(おかれんこん)、アメリカネリ
 英名:okra
 アオイ科トロロアオイ属
 日本では一年草(熱帯では多年草)
 原産地はアフリカ北東部(エチオピアが有力)
 エジプトでは、紀元前200年頃には栽培されていたと言う
 日本には中国を経て江戸時代の終わりに渡来
   本格的に普及したのは昭和40年頃
 開花時期(収穫時期)は7月~10月


火星に水が、氷河の下に湖のような領域が見つかる

2018-08-16 | 天文
 イタリアなどの研究チームが、「星の南極近くの氷河の下に液体の水がある」とする研究成果を発表した。論文が7月27日付の米科学誌サイエンスに掲載。
 研究チームは、欧州宇宙機関(ESA)の火星探査機「マーズ・エクスプレス」のレーダー観測装置で地下構造を分析。液体の水が安定して存在する可能性があった。南極近くの厚さ約1.5Kmの氷河の下に、幅約20Kmの湖のような領域が見つかった、と言う。氷河の下の温度は推定で零下68度の低温だが、カルシウムなどが高濃度に溶け込み、凍らず液体の状態が維持されている。
 生命にとっては厳しい環境であるが、研究チームは「地球の南極にある氷河の下の湖には生物がおり、環境が似ている可能性がある」、生命の存在も期待される。
 ◆火星と地球
            火星       地球
 太陽からの平均距離  2億2800万km   1億5000万km
 大きさ(直径)    6,794km     12,756km
 重さ(質量)     地球の0.1倍   5.97X10^(24)kg
 表面重力       地球の0.38倍   9.8m/s2
 表面平均気温     -43℃      13.8℃
 表面大気圧      0.7~0.9kPa   101.3kPa
 大気成分      ほぼ二酸化炭素   窒素、酸素など
          (水蒸気が僅か存在)

 今日の天気は、曇り~雨~曇り~晴れ、と忙しい。
 畑の片隅に、”クレオメ”の種を春に蒔いた。夏になったら、花が咲いた。
 花は花茎の先端に蝶の様で、長い雄しべが突出した姿が独特である。花弁の蝶が舞う様な姿から、西洋風蝶草(せいようふうちょうそう)とか、花が蕾の頃はピンクで、開花すると花弁が白くなるので、酔蝶花(すいちょうか)と呼ばれている。英名では長いおしべからの連想か、”Spider flower”。
 クレオメ(Cleome)
 別名:西洋風蝶草(せいようふうちょうそう)、酔蝶花(すいちょうか)
 英名:Spider flower
 学名:Cleome hassleriana
 フウチョウソウ科クレオメ属
 一年草
 原産地は南アメリカ、明治初めに渡来
 開花時期は7月~10月
 4花弁で、4本の雄しべが長く飛び出している
 花色は白・ピンク・紫などと複色


2017年平均の二酸化炭素の大気中濃度は過去最高だった

2018-08-15 | 環境
 米海洋大気局(NOAA)が、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の2017年平均の大気中濃度は過去最高だった、とする報告を公表した(8月8日)。
 報告書「STATE OF THE CLIMATE IN 2017」によると、
  CO2の2017年平均の大気中濃度は405ppm(1ppmは100万分の1) 記録が残る過去38年で最高だった
  地球表面(陸上と海洋)の2017年の年平均温度は1981~2010年の平均を0.43度前後上回った
  2017年の世界の海面水位の平均値は1993年と比べて7.7センチ高かった
    世界の海面水位は10年ごとに平均3.1センチ上昇している
  北極最大の海氷の2017年9月の面積は、記録に残っているデータの平均値より25%小さかった
  南極大陸の2017年3月の海氷面積は210万平方キロメートルまで減少して1978年に始まった衛星による記録上最小になった
  2017年の熱帯低気圧の総数は85を数え、1981年から2010年の平均82を上回った
 世界気象機関(WMO)はCO2の2015年平均の大気中濃度が「危険水準濃度」とされる400ppmになり過去最高を更新したと2016年10月に発表している。今回のNOAAの報告書はその後もCO2の大気中濃度が確実に高くなっていることを示した。温暖化が現実に進んでいるデータだ。
 地球温暖化防止の国際枠組み「パリ協定」は気温上昇を2度未満に抑えるとの長期目標を掲げている。この目標を達成するためには、CO2濃度を世界平均で420ppm程度に抑える必要があると指摘されている。
 ◆世界中の猛暑の日数
 図化したグラフ見ると、折れ線ながらもグラフは長期的に増加傾向にあることを示す
  (NOAA提供)
 1950年~1985年までは、35日前後
 1985年からは、増加傾向にあり、現在は60日位となっている
 ◆二酸化炭素(CO2)を排出する化石燃料
 2017年のエネルギー需要は、石油換算で140億5千万トン(前年比2.1%増)に達した。
 増加分のうち、3分の2はアジア由来で、うち4割超は中国とインド由来である。
 このため、CO2排出量が前年比1.4%増加した。

 今年の天気は、オカシイ。災害を齎す強く・多量の雨、東に西にの台風、異常に暑い日々、・・冬はどうだろう。
 春に花が咲いた”ナナカマド”(花は5月9日のブログ)。実が沢山付いている。付いた実は秋が深まると赤くなり、葉は紅葉する・・とても綺麗
 この姿から、別名”ヤマナンテン(山南天)”と呼ばれる。”ナンテン”と比べると、”ナナカマド”が”ナンテン”より、樹高・葉・花径・実など全体的に大きい。
 ナナカマド(七竈)
 別名:山南天(やまなんてん)
 バラ科ナナカマド属
 落葉小高木
 北海道~九州、朝鮮・樺太・南千島に分布
 開花時期は5月~7月
 枝先に複散房花序を出し、白い小さな花が沢山咲く
 花弁は5枚、花色は白
 成実期は9月~11月、球形の果実(径は数mm)