それは、きんな(昨日)のことじゃった~ 婆さん(古女房)がキノコ採りに連れて行けと"せう(言う)"んで、お山へと出掛けたんじゃ。
連れて行けとせうからにゃ、オニギリでも握ってくれるとばかり思っていたんじゃが、「面倒だのぅ、嫌だのぅ」とゴネてばかりでのぅ、
腹が減っては戦はできねぇんで、無理をせっておねげぇしたんじゃが、「うるせぇジジイじゃのぅ」とほざきよった。「困った婆さんじゃわい」
隣村のT爺さんが、「キノコがいっぺぇ出ているぞ」とせっていたが、流石はキノコ採り名人のT爺さんじゃのぅ、いっぺぇ出ているわい。
ジコボウっちゅうキノコを仰山採ってのぅ、カゴもいっぺぇになったし、そろそろお山を下るかと婆さんと話し合った後のことじゃった。
昨年初めて採ったホンシメジっちゅうキノコが気になってのぅ、帰る帰るとうるさい婆さんを騙し騙し、その場所へと向かったんじゃな。
じぇじぇじぇ!こりゃ、おったまげた!
昨年は9月の終わり頃に採ったんで、時期が未だ早いからと期待はしていなかったんじゃが、それがエライことになっておってのぅ、
あの幻のホンシメジがじゃな、それは見事な列を作りぞろぞろと並んでいるんじゃよ。オラ、ビックラこいて腰を抜かすところじゃった。
婆さんときたら、「こりゃ毒キノコでねぇかい?」と疑う始末で、「オラまだ死にたかねぇで、爺さんが食ってからでねぇと食わねぇ」とこくんじゃ。
この日の収穫じゃ
毎日更新、無理です
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