久々の「赤い実同盟」レポートです。
こちらを初めてみたとき、なんじゃこりゃっ!て、そう思いました。
最初にみたのは植物を紹介してるネットのサイトでだったんですけどね。
寒さには弱い植物らしく、アップされてる画像は、植物園などの温室で育てられているものがほとんどでした。
ただ今回おじさんが出会ったのは屋外にありました。
冬場は室内で管理していた鉢植えを、暖かくなって外に出してきたと考えられます。
温室の花だとばかり思っておりましたので、出会ったとき、 まさか? ひょっとして? こんなところに?って、信じられない思いでした。
でも見間違うはずはありません。
ネットの画像とはいえ、一目見たら忘れるはずがありません。
それほどにユニークなんですよ、形状が。
とにもかくにも、まず見ていただきましょう。
ねぇ? いかがですか? ユニークでしょう?
インパクトのある造形ですよね。
一目見たら忘れないということ、わかっていただけますよね。
それとね、形だけじゃなく、こちらの名前を聞いたらもう忘れられないこと必定です。
発表いたします~~~~
【ミッキーマウスノキ・ミッキーマウスの木】オクナ科
そうなんです、あのミッキーマウスの名前が付けられた植物なんです。
南アフリカ原産の熱帯性の常緑低木で、大きいものだと1、5~2mほどになるそうです。
日本には昭和40年代の後半に導入されています。
寒さに弱いことは、こちらを紹介している各サイトに書かれています。
成長して大きくなれば5℃くらいまでは耐えられるようですが、一般的には10℃を保つことが無難のようです。
ということは、沖縄以外だと、直植えは難しいということですね。
ただ昔からある観葉植物の管理と同じような扱いでしょうから、室内で育てるのには、格別神経質にならなくてもいいんじゃないでしょうかね。
果実の数は個体によりまちまちですが、ちらっと見た限りでは2~3個のものが目に付きました。
画像をチェックしてみると、未成熟のものも確認できます。
萼が5片ですのでね、5個の種子が出来るのでしょうが、すべてが成熟するとは限らないのでしょうね。
これって黒い実じゃないですか? って、そんな声が聞こえてきますね。
確かに「赤い実同盟」に入れるには少し強引かもしれません。
事実、果実は黒ですからね。
でも全体の印象は赤い実なんですよ。
「ゴンズイ」も「赤い実同盟」の会員にしたことだし、こちらもそうすることにします。
よくぞ付けたり、ミッキーマウス!
ディズニーのミッキーマウスに因んでの命名ですが、本家のミッキーにそっくりということではありませんよね。
赤い半球形の花床を顔、同じく赤くて反り返った萼を耳、1cmほどの黒光りのする果実を目に見立てたイメージが、ミッキーマウスってことなんでしょうね。
著作権とか商標権とかについて、ディズニーは世界中に目を光らせて、かなりうるさいという話はよく聞きますね。
「ミッキーマウスノキ」の件に関してはOKしたんだろうね。
もし日本人にこちらの名前を付けさせたら、「デメキンノキ・出目金の木」とかにしちゃうかもしれませんね。
正式名は「オクナ セルラタ・Ochna serrulata」ですが、これは学名そのままです。
オクナ科オクナ属、品種名がセルラタということです。
「ミッキーマウスノキ・Mickymouse Tree」は英名ですが、その他に「Mickeymouse plant」「 bird's-eye bush」などもあります。
一応「キバナオクナ」という和名もあるんですよ。
漢字表記すると「黄花オクナ」なんだけど、つい「黄花奥菜」って書きたくなっちゃいますね。
でもオクナはOchnaで、日本語じゃないんだよね。
黄花と名付けられているように、黄色い花が咲くそうです。
オクナ科という初めての科名ですが、南米を中心に、世界の熱帯地域に約40属600種あるそうです。
別のお宅の玄関先でも見つけましたよ。