紅葉の絨毯は落葉樹たちからの贈り物で、秋から初冬にかけて素敵な光景を見せてくれますが、時折、花びら絨毯に出くわすことがあります。
サクラの絨毯は有名でしょうが、椿、トキワマンサク、サルスベリ、キンモクセイ、つい最近だと、イイギリの絨毯にも出会いました。
この花の絨毯も素晴らしいですよね。
花が、そのままの形で敷きつめられますからね。
【エゴノキ】エゴノキ科エゴノキ属
この花も科名、属名そのままの基本の花でした。
エゴノキの漢字表記を探してみましたら、「売子の木」「斉ゴ木」 などを見つけたのですが、いまいちしっくりきませんね。
どちらにしても、エゴイズムのエゴで無いことは、確かなようで・・・
エゴイストは、こんなに楽しませてくれませんよね。
ナルシズム? あるかも。
実を食べると、えぐい(えごい)味がするというのが、名前の由来です。
白く清楚な花が、下向きに咲きます。
たくさんの花を付けたエゴノキの下を通ると、花のトンネルと絨毯を、同時に体感することができますよ。
【ハクウンボク・白雲木】エゴノキ科エゴノキ属
ちょっと因縁のある木なのでね、今年こそ、どうしても花を見てみたいと思っていました。
昨年の秋にハクウンボクのある場所は確認していたのですが、簡単に顔を出せる近所ではないのでね、花時期を逸してしまうんじゃないかと心配しておりました。
ちゃんと花と出会えましたよ。
蕾の頃の花茎は立ち上がっています。
花が咲き進むににつれて、下がってきます。
満開になると房状の花序は、すっかり枝垂れて咲いています。
花を見ると、エゴノキそっくりです。
それもそのはず、両者ともエゴノキ属ですのでね、お仲間といっていいでしょう。
エゴノキより、少しだけ大きいかな。
葉っぱは、かなり大きいです。
たくさんの白い花が咲いているのを、たなびく白雲に見立てたのが名前の由来です。
なかなかスケール感のある名前ですね。
実の季節にも、是非会ってみたいと思っています。