goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

白花さん、こんにちわ~

2011年11月11日 | 花たち


もしかしたら出会う機会を逸したかもしれないのに、ひょんなことで出会った花たちはこれまでにも数々ありましたが、今回もそんな花のひとつです。

多摩川土手を羽田を目指して下っておりました。
未踏破の川崎エリアだったのでいくらか緊張してママチャリを進めておりました。
案の定通り抜け出来ないゾーンに入り込んで、引き返したこともありましたよ。
六郷の土手を対岸にみながら、これでゴールも見えてきたと安心しましてね、一休みすることにしたんです。
堤から川のフロントまで下りれる道を探していましたが、探すとなかなか見つからないのが世の常。
大師橋に近づいたところで、やっと川面まで下りて行ける通路がありました。

そこで出会ったのが今回の花。
もちろん初登場。


【シロバナシナガワハギ・白花品川萩】マメ科シナガワハギ属

見た途端に思いましたよ。

知ってる花に似ているけど花色が違うってね。
そう「シナガワハギ・品川萩」は黄色ですが、このお方は白花です。

過去に一度(06年ですから5年も前になります)だけ、西新宿の空地(ただいま未来都市に変貌中)で出会ったことのあるシナガワハギ。
出会いの状況から、名前を誰に教えていただいたのかなどのエピソードが、瞬時に蘇えりました。
→こちらの記事です。
その節はお世話になりました、ポージィさん

名前からも判るように、シナガワハナの白花バージョンだと考えていいでしょうね。

江戸時代にやってきた帰化植物で、後期に品川で数多く自生しているところから「シナガワハギ・品川萩」と命名されたそうです。
故郷は中央アジア。

【コゴメハギ・小米萩】の別名は小さな白い花に因みます。
世にある「コゴメ~」たち、すべてそうです。

今回出会った固体、あまりいい状態ではありませんでした。
花時期も少々ずれているようです。
でも周りを見回すと、かなりの群生地のようです。
盛りの時期にはさぞやと想像させてくれる環境でしたよ。


秋の妖精

2011年11月07日 | 花たち

 


【原種シクラメン】サクラソウ科シクラメン属

ここ数年、見かける機会が増えてきましたよね。
寒さに強い品種がありますのでね、露地栽培で冬越しできるのが、園芸種の鉢植えのシクラメンとは大きく違うところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋の妖精と呼んでもいいような、そんな風情を漂わせております。

小花マニアの戯言ではないと、  思うんだけどな・・・


再会、「特別な花」

2011年10月31日 | 花たち



2011/05/25撮影

出会っていたんだよね、自然な姿で頑張っているこちらをさ。

見つけたとき、ドキドキしちゃいました。

このお方、「特別な花」なんですよ、おじさんにとってはね。


その後数回ここには来ておりますが、花時期ではなくてもついご挨拶だけでもとね、立ち寄っておりました。


過日、お仲間の花が咲いているのを見かけましてね、1ヶ月ほど遅れてやってくるこちらの開花を、心待ちにしておりました。


満を持して行ってきましたよ~~


迎えてくれたこちらですが・・・

見えますかね、
ほぼ中央、やや下方にいらっしゃるんですけどね、
 

小さな蕾がポツンとね・・・

花は1年目の茎に一輪づつ咲くんでしたよね、あなたは。

 

この辺りには数株ありますのでね、他のもチェックしてみましょう。



ありました、ありました、咲いてるお方がいらっしゃいました。

コウヤボウキ・高野箒】キク科コウヤボウキ属

2年振りの再会です。
より自然な環境で生育しておりますのでね、花数はそれほど多くはありませんが、それがまた嬉しかったりするんですよ。

ああでもない、こうでもないと、膝をつき座り込み、ときに腹這いになりながら撮った画像のなかから、選り抜いた美人さんを見てください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



いかがですか、美人でしょう?
クルッとした花弁が、そそるでしょう?


花の詳細につきましては、過去記事「特別な花」でお確かめください。
何故「特別」なのかの一端も、判りますよ。
 
未見なのですが、花後も可愛いと評判なんですよね。
今年は是非ともと思っておりますが、はてさて結末やいかに。

 


這い、這い、アオイ

2011年10月28日 | 花たち

 

あっ、お久し振りです~~ 2年半振りです(調べました)。

さっさと片付けられちゃったんだよね、道端だから。

以来ね、側を通るたびに見回してテェックしてたんだけどね、見つけられなかったんだよな。
会えてよかった。


ハイアオイ・這葵】アオイ科ゼニアオイ属

名前通り、這ってますね。

花も咲いてました、チラホラですが。
開花時期からすると、今は外れているんです。




 

 

 

 

 

 

 

 

 

アオイ科の小さな小さな花。

可愛いな。

春の時期と比べると花数が少ないです。

寒さに向かいますのでね、精鋭を少数に絞込み、栄養補給を集中させることで、なんとか子孫を残すことにしているんだろうか・・・

ともかく、ガンバレ!
 


タデ科で蔓といえば?

2011年10月26日 | 花たち

 

こちらも初めての出会いをした植物です。

フィールドを広げることでしか新しい出会いは期待できない、なんてつい先日述べたばかりですが、その通りのことが身に起きてしまいましたよ、ときをおかずして。


ハハ~~ン!  !  フムフム!!  ハイハイ このおかたですね・・・


すぐ判りました、この子の素性は、見かけた瞬間に。
どこから見てもタデ科でしょう。
それに見ての通りの蔓性ですものね。

タデ科で蔓といえば・・・

 


【ツルソバ・蔓蕎麦】タデ科タデ属


ひねりも何もない「ツルソバ・蔓蕎麦」でした~~~

ヒメツルソバ・姫蔓蕎麦」の名前の由来にもなっているツルソバに、ようやっと出会うことができました。
その存在を知って以来5年? 6年? 長い年月でござんした。

関東以西の温暖な海岸近くに生育する蔓性多年草です。
南方系のタデ科植物で、沖縄では実や新芽をサラダや和え物、天ぷらなどにして食べるようです。

ミゾソバやママコノシリヌグイなどと同様、米粒のような集合花が可愛いです。

葉には照りがありますね。

花も葉も蕎麦に似て長く蔓を伸ばすことから「ツルソバ・蔓蕎麦」と名付けられたことは一目瞭然。
言わずもがなの話です。


咲き始めたばかりのようです。花がまだ少ないです。

花期も長く、青い実と花とを同時に見ることもできるようですのでね、再会の日は約束されました。

暖かい日がいいよな。
出来るなら年内の。