【ヌスビトハギ・盗人萩】マメ科
今年が初見の花ですが、あるところにはある花です。
キキョウソウがそうでした。
おじさんの花フィールド(ご近所ということですが)では、まったく見かけることが無いのです。
でもあるところには、でしてね、この夏から伺っている公園には、あっちにもこっちにも、それこそゴマンと咲いておりました。
長い花茎に、小さな花が穂状に付いています。
50センチから1メートル弱の高さかな。
ハギとは名乗っておりますが、ハギ属ではなく、ヌスビトハギ属という一家を成しております。
ボケ写真ですが・・・
わかりますよね、青い実が。
「泥棒が足音がしないように足の裏の外側を使って歩く足跡に豆果が似ているので名付けられた」「実の形が盗人の 『忍び足』 の形に似ている事でヌスビトハギの名になったとされる」というのが名前の由来の定説になってます。
・・・そうかな、泥棒の足跡か?
このおかた、引っ付き虫くんなんです。
イノコズチの別名としての泥棒草、引っ付き虫全般にも使われる名前なんだよね。
そっちのドロボウからきてるんじゃないのかな、ヌスビトハギ・盗人萩の名前は。
こちらのかたも、たくさんいらっしゃいましたよ。
【アレチヌスビトハギ・荒地盗人萩】マメ科
ヌスビトハギは日本の自生種ですが、アレチヌスビトハギは北米からやってきた帰化植物です。
アレチのほうが、ふた回りほど大きいかな。
1メートル越えは当たり前、1,5メートルほどになっているものもみかけました。
案に違わず、アレチくんは日本各地で勢力拡大中らしいですよ。
ヌスビトハギとアレチヌスビトハギの違いは、実を見ると一目瞭然です。
2個がヌスビトハギ、3~6個がアレチヌスビトハギです。
昨年は空間移動させてしまったので、今年は気を付けて剥がしてきたつもりでしたが、スニーカー内側にも紐にも、しっかり引っ付いておりました。
マジックテープ並みの吸着力で、剥がすのも一苦労です。
可愛い姿はしておりますが、強烈な引っ付き虫くんですよ。
でも、京都で撮ってきましたよ~♪
まさか、こちらまで連れて帰っていませんよね~~
私には足跡じゃなくてサングラスでインプットされちゃいました。
アレチヌスビトハギの方は数が多いので当てはまりませんが。
この、たくさん実をつけてどんどん殖えそうなアレチさんのほうは、
10日ばかり前に出かけた森で初対面果たして来ました。
手で触れてはみなかったのですけど、そんなに強烈なひっつき虫
なんですね。
見えませんよね、泥棒の足跡には。
私はね、ヒゲダンスってありましたでしょう?
あのヒゲがインプットされてます(笑)。
アレチヌスビトハギとは、対面なさいましたか。
私が出会ったものたちは、花の状態があまりよくなくて(汗)。
もっときれいな花を撮りたかったです。
薄っぺらな実なんですが、その薄さが曲者でしてね、こそげるように剥がさないと、なかなかとれないんです。
剥がしたものも、うっかりしてるとまたどこかに引っ付いてしまうし。
往生しました(泣)。