毎年のことですが、この時期になると通勤途中の駐車場に、突如として巨大な植物が登場します。
おじさんの背丈は優に越え、2m以上、高いものは2,5mほどありますかね。
側に寄ると、見上げてしまいます。
【イヌキクイモ・犬菊芋】キク科ヒマワリ属
北米原産の多年草で、わが国には江戸時代末期にやってきたのが、今では各地に帰化しています。
わが町でもここ以外に、線路内の土手に帰化しているものが見られます。
同科同属のキクイモは太い芋(塊茎)を食用や飼料として利用するが、こちらは塊茎がそれほど大きくならないので、役に立たないとの意味の「イヌ」が付けられて、「イヌキクイモ・犬菊芋」と命名されました。
キクイモとの区別はつきにくく、葉の色が黒ずむとか、鋸歯が小さいとか、総苞が長くて反り返らないとかの相違点があるようですが、そんなこと言われてもね。
引っこ抜いて芋の大きさを比べれば即決なんて話もありますが、それもどうよってところです。
いちいち引っこ抜くなんて芸当は到底出来ないし、駐車場とはいえ、よそ様の敷地内の植物を勝手に抜くなんて、もってのほかです。
おじさんの見分け方はいたって簡単です。
花時期です。
イヌキクイモはキクイモよりずっと早くに咲き出します。
ここのイヌキクイモの開花は、他の植物同様今年は早かったようですが、それでも例年8月の頭には咲いてますからね。
キクイモのほうは8月の終りか9月に入ってから開花しますので、違い一目瞭然。
これ以上簡単な方法は無いというような見分け方ですが、それで充分事足りています。
なお現在では、イヌキクイモはキクイモが変異したものと考えられ、厳密に分ける必要はないとの意見が大勢を占めつつあります。
ヒマワリをうんと小さくしたような大きさ(6~8cmほどでしょうかね)の黄色い花を、次々と咲かせます。
大きな草丈の先で黄色い花が咲いて、それが風に揺れている風景は、なかなかいいもんんですよ。
【キクイモモドキ・菊芋擬き】キク科キクイモモドキ属
こちらもキクイモに似ていることから名付けられましたが、草丈はせいぜい1mほど、花は5~6cmと小振りだし、株全体の風情もまったく違います。
属も違いますしね。
なにより、こちらには塊茎がありません。
芋も無いのにキクイモモドキとは、これいかに。
イヌとかモドキとか名付けられた植物たちは、いい迷惑です。
「ヒメヒマワリ・姫向日葵」や「ヒメキクイモ・姫菊芋」との和名があります。
子供の頃は、小さいヒマワリと呼んでいました。
イヌキクイモ -タワーのある風景-
背が高いため、どこにいてもすぐ解ります。
役に立たないから「イヌ」ですか。
うちのイヌ、役に立ちましたよ。
いつも悪い事はイヌが使われて、感じ悪いです。(笑)
うちの庭には、キクイモモドキが咲いています。
これも意外と大きくなるし、株も増えるので風情が
ないです。
風にゆれても可愛くないですよ。
空をバックにお互いに引き立てあってるみたい。全然違う両者なのに
見上げて見るとき、共通点が感じられます。
うちの近所では、キクイモと名の付く仲間たち、一切見られなく
なってしまいました。ノビノビと背を伸ばして黄色い花が揺れているのを
遠くから眺めるのはなかなかいい感じですのに。
イヌキクイモはわざわざ分けなくていいですよね。こんな分け方をして
劣るという意味でイヌをつけるなんて酷いです。この基準に則るなら
私もさしずめイヌビトってとこです。
キクイモモドキは小さいヒマワリ、もしくはヒメヒマワリでいいですよね~
どう見てもイヌが疎んじられていますね。。
帰化植物ですか。どれも見たことないです。
イヌとタワー、いいですね♪
見たところキクイモとなんら大差ないようにみえますね。
でも、咲く時期と塊茎が違うのですね。
二年ほど前から山庭に植えていますが、大きくなりますよ。
昨年は、3m50cmでした・・・・
今年もずんずん伸びています(汗)
そのキクイモの芋ですが、掘りたてを綺麗に洗って皮をむいて薄くスライスしてサラダで食べます。
ちょうど、タマネギのスライスみたいでなかなか美味しいです。
残ったら酢づけにしました~お寿司のショウガのようです。
真夏の青い空に黄色の花が映えますね!
なんだか胸がセイセイするようです。
イヌのつく植物はいろいろあるんですね。
そんな意地悪な意味があったのは、知りませんでした~面白かったです。
ここまでの背丈があると、すぐ判りますよね。
これから目立ってくるんじゃありませんかね。
犬にとってはいい迷惑です。
ネコより人間には役に立っていると思うんだけど、何故か「イヌ」なんですよね。
それだけ身近だったことなんでしょう。
お庭にキクイモモドキがあるんですね。
あまりお好きじゃありませんか。
でも夏らしくて元気なところは、ありますでしょう?
★ポージィさん
撮影した日は風が強くてアップ系の画像はうまく撮れなかったので、ならば見上げたアングル勝負だと、タワーバックの写真を何枚か撮りました。
ヒマワリとはまた違って、大きな葉っぱが効果的だと、自画自賛しています(笑)。
イヌキクイモ、タワーに負けていませんよね。
ご近所からキクイモ系の花たち姿を消してしまいましたか。
大きくなりますのでね、つい邪魔物扱いされてしまうんでしょうね。
たまたま近くありますので、逞しく成長して、風にも負けず靡いている姿を毎年見ています。
いいもんですよね。
イヌキクイモと区別する必要は無いんじゃないかとの意見が、主流になりつつあるようです。
何が劣るんだって、根拠を示して欲しいですね。
芋が採れるかとれないか、それって人間が勝手に決めた基準ですから。
ポージィさんはイヌビトですか?
背が低い人が劣るなんてこと、そんなこと絶対にありません!
大きくても駄目なヤツはダメなんです。いっぱい知ってます(笑)。
キクイモモドキはヒメヒマワリという歴とした名前があります。
私のなかでは、小さいヒマワリは健在です(笑)。
★noodlesさん
現在の主流は、イヌキクイモはキクイモが変異したものとの説になっているようです。
そうなんです、モドキは姫なんです(笑)。
「イヌ」は植物界ならずとも貶められたいますよね。
それだけ昔から人間に近いところいたってことでしょう。
キクイモ系の何か、見かけませんか?
>イヌとタワー、いいですね♪
ありがとうございます。
電柱をなんとかしたかったんですが、アングル上無理でした(笑)。
イヌキクイモ、初めて知りましたか。
かくいう私も、「イヌ」の存在を知ったのは3年前ですけどね(笑)。
そうなんです、見た目はキクイモそっくりなんです。
そりゃまあ、専門的なことを言ったら違いはあるんでしょうが、とにかくそっくりです(笑)。
山庭いちばんのノッポさんだって、仰ってましたよね。
ヒィェ~~、3、5mですか! そんなになるんだ。
キクイモは食用になるとの話は聞いていましたが、実際に食べたかたから伺うのは初めてです。
スライスしてサラダでですか。
タマネギのスライスと同じような食べ方なんですね。
酢漬けもそそりますね(笑)。
ちょっと雲の多い日の撮影でしたが、夏らしい雰囲気は伝わりましたか。
よかったです。
植物には「イヌ」の付く名前が多いんですよ。
愛犬家ならずとも、こりゃあんまりだって、そう思うことは多々あります。
「ネコ」は少ないんですけどね(笑)。