<EURO ARTS>
20 72328(DVD-Video) 2枚組 \4250
モーツァルト:弦楽四重奏曲集「ハイドン・セット」
第14番ト長調 K.387「春」、第15番ニ短調 K.421、第16番変ホ長調 K.428、
第17番変ロ長調 K.458「狩り」、第18番イ長調 K.464、
第19番ハ長調 K.465「不協和音」
ハーゲン弦楽四重奏団
【ルーカス・ハーゲン(Vn) ライナー・シュミット(Vn)
ヴェロニカ・ハーゲン(Va)クレメンス・ハーゲン(Vc)】
録音:1998年1月26日 モーツァルテウム 大ホール
ハーゲン弦楽四重奏団による「ハイドン・セット」の映像が発売されます。
1998年ザルツブルクのモーツァルト週間で演奏されたものを収録。歯切れの良
いアンサンブル、拡大する音楽のスケール、4人がお互いに競い合うように演奏
する様が見応えのある映像です。最高傑作群と言われる「ハイドン・セット」
は、モーツァルトからハイドンに献呈され、そのハイドンから絶賛された弦楽
四重奏曲。伸びやかな印象の14番はハーゲンQ.の生き生きとした演奏が際立ち、
セット唯一の短調15番では濃厚な歌心が溢れ、現代的な感性、高い洞察力に支
えられた19番「不協和音」など、瑞々しい演奏を披露しています。結成から四
半世紀を越える兄弟クヮルテットだからこそ表現しえる弦楽四重奏の醍醐味を
感じさせてくれるDVDです。
●旧譜のご案内
20 55768(DVD-Video) \2900
世界のピアニスト/ローランド・ペンティネン
【リスニング・トゥー・ユアセルフ】
クープラン:神秘なバリケード、
ラモー:ガヴォットと変奏曲、
ブゾーニ:
アルバムブラット/悲歌集より「トゥーランドットの居間」、「夜のワルツ」、
サーリアホ:前奏曲/バラード、
ショパン:バラード第4番、
アルベニス:イベリアより「ロンデーニャ」、「トリアーナ」
ラフマニノフ:幻想的小品集より「セレナーデ」
ラヴェル:鏡より「悲しい鳥たち」
【特典映像:ペンティネン・インタビュー(字幕:英語、独語、仏語、西語)】
ローランド・ペンティネン(P)
収録:2007年7月2日 (ルール・ピアノフェスティヴァルでのライヴ)
<harmonia mundi>
HMU 807446(SACD-Hybrid) \2500
ヘンデル:オルガン協奏曲op.4
(1)第1番ト短調 (2)第2番変ロ長調 (3)第3番ト短調 (4)第4番ヘ長調
(5)第5番ヘ長調 (6)第6番変ロ長調
リチャード・エガー(オルガン&指揮)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
使用オルガン:Robin Jennings/4ストップの室内オルガン(2005年)
6月に来日が予定されているエガーの弾き振りによる、オルガン協奏曲。オルガ
ンの音色は、リコーダーの重奏を聴いているような、心に染入る実にあたたか
なもの。有名な第6番も、ゆったりとしたテンポ設定が、曲のもつ愛らしさを
200パーセント引き出しており、思わずにっこりしたくなる出来栄え。エガー自
身、ライナーノーツに書いていますが、イギリスのオルガンはドイツのとは違っ
て、荘厳で重厚な響きというよりも、甘くあたたかな音色が特徴的。ロンドン
の教会にあるオルガンを用いた結果、大変心あたたまる協奏曲集が出来上がり
ました。もともと細かな部分まで指定のないヘンデルの協奏曲の楽譜ですが、
エガー自身と、通奏低音(リュート)の名人、ウィリアム・カーターが見事な対
旋律や装飾を施しており、合奏とオルガンの絡み合いは実に色っぽく、それで
いて上品で、たまらなくセンシュアルな仕上がり。録音も秀逸で、オルガンの
ほっこりとした音色から、弦楽器の擦弦の生々しいリアルな音まで見事にとら
えられており、オーディオ的にもたのしめる1枚です。
HMC 901979 \2450
W.A.モーツァルト:歌曲とピアノ作品集
(1)秘めごとK.518 (2)別れの歌K.519 (3)何と私は不幸なことかK.147
(4)孤独に(私の慰めであってください)K.391 (5)幻想曲 ニ短調K.397
(6)結社員の旅のための歌K.468 (7)偽りの世K.474 (8)小さなジーグK.574
(9)春へのあこがれK.596 (10)春の初めにK.597 (11)すみれK.476
(12)ロンド ヘ長調K.494 (13)夢のなかの面影K.530
(14)寂しい森の中でK.308
(15)「わがいとしのアドーネ」による6つの変奏曲K.180
(16)クローエに寄すK.524 (17)満足K.473
(18)ラウラに寄せる夕べの思いK.523
ヴェルナー・ギューラ(テノール)
クリストフ・ベルナー(ピアノフォルテ/ Streicher)
録音:2007年
モーツァルトの歌曲は、彼の人生の重要な節目(大切な人との別れや、フリーメ
イソンへの入会など)にあわせて作曲されたものが多く、彼の人生の絵本のよう
な存在といえるでしょう。ギューラは、歌詞のひとつひとつに繊細な超琢を施
した表情豊かな歌唱を繰り広げていて、一曲一曲小さな歌曲でありながら、見
事な広がりを見せています。1971年生まれのウィーン出身のベルナーは、2003
年チューリッヒのゲザ・アンダコンクールで、シューマンとモーツァルトの演
奏で特に高い評価を得たピアニスト。ギューラの清潔感のある美しい声と、ピ
アノフォルテのやさしい音色が見事に融けあった、魅力的なモーツァルト・ア
ルバムとなっています。
<SUPRAPHON>
SU 3937 \1780
「戯れ-マルチヌー:ピアノ小品集」
(1)戯れI H.205(1931)*世界初録音
(2)戯れII 6つのやさしい小品H.206(1931)
(3)4つの楽章H.170(1929)
(4)ミニチュアのフィルムH.148(1925)
(5)春 H.127(1921)*世界初録音
(6)恐るべき列車H.258(1937)
(7)第5の月の第5の日 H.318(1948)
(8)調理場のレビュー H.161(1927)*ピアノ版による世界初録音
(9)アダージョ-思い出 H.362(1957)
カレル・コシャーレク(P)
録音:2006年8月15-18日クロムニェジーシュ
来年2009年が没後50周年にあたるマルチヌーは生涯に膨大な数の作品を遺しま
した。ピアノ曲は200曲以上にもおよび、なかにはゼルキンやフィルクシュニー
といった大家に捧げられたものもあります。これまで多くのピアニストによっ
て、これらの作品はヴァラエティゆたかな内容にふさわしく大きな関心が払わ
れてきましたが、小品については手付かずのままでした。このアルバムでは重
要なパリ時代の作品を中心に、ジャズを取り入れたことで有名なバレエ「調理
場のレビュー」のピアノ版の世界初録音のほか、小品に光があてられています。
世界遺産にも登録されたクロムニェジーシェ生まれのコシャーレクは、同郷の
コジェナーのリサイタルでもおなじみのピアニスト。マルチヌーの録音も多い
彼の起用はまさにぴったりといえます。
SU 3941 \1780
(1)スーク:交響曲 ホ長調Op.14
(2)ドヴォルザーク:序曲「自然の王国で」Op.91
(3)同:序曲「謝肉祭」Op.92
トマーシュ・ネトピル(指)
プラハSO.
録音:2007年10月23-24日
プラハ、市庁舎スメタナ・ホール(ライヴ)
ビエロフラーヴェクの弟子で、クリーヴランド管弦楽団、ロンドン・フィル、
ウィーン・フォルクスオーパーそしてNHK交響楽団にデビューを果たし注目され
る指揮者ネトピル(1977年生まれ)のスプラフォン・デビュー盤。ドヴォルザー
クとその弟子スークによる、祖国への深い愛情と民族色の濃厚な作品を熱くフ
レッシュな感性で歌い上げています。
<Profil>
PH 07068 \2180
(1)ヴィヴァルディ:草原にて歌えRV 623
(2)ヘンリー8世:良き友との気晴らし
(3)伝承曲トラディショナル:グリーンスリーヴス
(4)ウィリアム・コーニッシュ:狩人よ、汝の角笛を吹き鳴らせ
(5)プレトリウス:テレプシコーレより燭台のブランル
(6)ホルボーン:メランコリア像
(7)プレトリウス:ヴォルタ
(8)ヨハン・ミヒャエル・バッハ:そは偉大なる勝利
(9)モンテヴェルディ:愛しきクローリ
(10)モンテヴェルディ:私の甘いため息
(11)モンテヴェルディ:おお、バラ色の小さなバラよ
(12)A.スカルラッティ:愛するクローリから遠く
(13)ヴィヴァルディ:いと公正なる怒りの激しさにRV 626
カッペッラ・ストラヴァガンテ
カタリン・フレイブルク(S) クリスティアン・ハギッテ(Cem)
カトリン・ハギッテ(Fl & ポジティヴ・オルガン)
ユリア・プリッゲ(Vn1) マルギット・ライニッケ(Vn2)
ステファノ・マコル(Va)
ローリー・ランドルフ(Gamb, G & Perc.)
ラインハルト・エゲル(Vc)
カッペッラ・ストラヴァガンテ・アンサンブルのデビュー盤。このレコーディ
ングにあたり、ルネッサンスからバロックの絶頂期までのきわめて広範囲に及
ぶ様式を網羅した、イタリア、イギリスそしてドイツの作品を選んでいます。
<メイ・コーポレーション>
三枝氏の事務所が制作。アイヴィー消滅により、やむなく休止となったナクソ
ス日本作曲家シリーズの次の録音予定であった三枝氏の作品集。なんと自らナ
クソス価格で世に問う、傑作群!
KDC 5038/9 2枚組 \2000
日本語解説付
三枝成彰(1942-)セレクション Vol.1 「二つの幻」
(1)木管五重奏曲 (2)弦楽四重奏曲のためのノヴェレッテ
(3)ユダヤの3つの星 (4)六声のマドリカル
(5)ラジエーション・ミサ(ライヴ・ヴァージョン)
(1)山本真(Hr) 佐久間由美子(Fl) 真田伊都子(Ob) 山本正治(Cl) 他
(2)横山奈加子、大森潤子(Vn) 松実健太(Va) 唐津健(Vc)
(3)釜洞祐子(Sp) 中川賢一(P)
(4)(5)YUKI MORIMOTO(アドヴァイザー、指)他
芸大時代に音友社から楽譜出版された五重奏で早くも天才ぶりを発揮。自ら会
心の出来と語るユダヤ。過激すぎて評価の低かったノヴェレッテ。また出世作
ラジエーション・ミサのライヴ版などすこぶる充実の三枝初期作品集。
KDC 5040 \1000
日本語解説付
三枝成彰セレクション Vol.2 「レクイエム」
レクイエム-曾野綾子のリブレットによる(混声合唱版)
大友直人(指)東京交響楽団、東響コーラス
佐藤美枝子(Sp) 吉田浩之(TN)
4誉れ高い名作レクイエムの混声合唱版がついに初CD化!フォーレのレクイエム
のような甘美な美しさに満ち満ちた名品で思わず涙を誘います。実際の葬儀で
演奏することを想定して書かれました。本作、大変な聴きものです。
KDC 5041 \1000
日本語解説付
三枝成彰セレクション Vol.3 「太鼓について」
(1)太鼓協奏曲「太鼓について」
(2)フルート協奏曲
大友直人(指)東京交響楽団、
林英哲(太鼓) 大倉正之助(能楽太鼓)他
人気曲の全て初CD化!「ボレロ」の形式に和太鼓をあてはめた快作の太鼓協奏
曲を収録。林英哲の太鼓が炸裂!
<K&K出版(ドイツ)>
先日ご案内いたしました新規取扱いレーベル「K&K出版」のご案内で誤りと、
漏れがありましたのでお知らせいたします。
KUK 28 \2080
「モーツァルト:ピアノ協奏曲集IV」
※誤
ピアノ協奏曲第16番、第20番
※正
ピアノ協奏曲第6番、第25番
フランツ・フォラーバー(Pf)、
モルテン・シュルト=イェンセン指揮
ライプツィヒ室内管
★前回ご注文いただいたお客様分は一旦キャンセルとさせていただきますので、
新規にご検討いただき、ご注文をお願いいたします。
●追加でご案内分
KUK 95 \2080
「ホザナ・イン・エクセルシス」-中世の宗教曲とテキスト
ゲラルデロ・デ・フロレンツィア(1310-1370)、マショー(1300頃-1377)、
ザルツブルグの僧ヘルマン(14世紀後半)、ミューゲルン(14世紀)、デュファイ
(1400-1474)、エル・サビオ(1221-1284)、バッサルト(15世紀)、
ヴォルケンシュタイン(1377頃-1445)、ニコラウス・アペル(1470頃-1537)、
他グレゴリオ聖歌、作者不詳の作品
レ・メネストレルス: 【クラウス・ヴァルター(リュート)、ミヒェル・ヴァル
ター(ツィンク)、ビリギット・クルツ(S)、フロリアン・マイア(C-T)、クルト
・ケンプ(T)、エーリヒ・クルーグ(B)、エヴァ・ブルンナー(高音弦楽器)、
ゲプハルト・ハルプスキー(管楽器)】
(マウルブロン修道院、ライヴ)
KUK 96 2枚組 \4160
ブルッフ:オラトリオ「モーゼ」
ユルゲン・ブッダイ指揮
サンクト・ペテルブルク室内フィル、マウルブロン聖歌隊、
ペーター・リカ(B)、ビルギッテ・クリステンセン(S)、
シュテファン・フィンケ(T)、
(2004年6月、マウルブロン修道院、ライヴ)
KUK 97 \2080
ハイドン:
十字架上のキリストの最後の7つの言葉(管弦楽版、ヴァルター・イェンス教
授による朗読付き)
アラン・ブリバエフ指揮
バイエルン・室内フィルハーモニー、ヴァルター・イェンス(語り)
(2004年6月、マウルブロン修道院、ライヴ)
KUK 98 \2080
「エレクトリック・セラフィム」-声楽とエレキ・ギターによる新しい音風景
ペロタン(1200頃)、フェレデリク・ゼラー(1965-)、ベルンハルト・ヴァイド
ナー(1965-)、マットイス・ピペラーレ(1450頃-1515)、ジョン・ケージ
(1912-1992)、ジェズアルド(1562頃-1613)、ミハエル・ヒルシュ(1958-)、
アルヴォ・ペルト(1935-)、デュファイ(1400頃-1474)の作品
シンガー・プア(声楽アンサンブル)、
ゴー・ギターズ(エレキ・ギター・アンサンブル)
(2003年6月、マウルブロン修道院、ライヴ)
KUK 99 \2080
「無伴奏合唱曲集」
フランツ・ビーブル(?-2001):アヴェ・マリア
ブリテン:聖母賛歌
ペルト:・・・の子であった
モーテン・ラウリドセン(1943-):おお、大いなる神秘
ヤン・サンドストレム(1954-):グローリア
ヴォルフラム・ブッヘンベルク(1962-):我は命の糧
レーガー:3つのモテットOp.138
メンデルスゾーン:時は今
ユルゲン・ブッダイ指揮
マウルブロン室内合唱団
(2006年6月マウルブロン修道院、ライヴ)
20 72328(DVD-Video) 2枚組 \4250
モーツァルト:弦楽四重奏曲集「ハイドン・セット」
第14番ト長調 K.387「春」、第15番ニ短調 K.421、第16番変ホ長調 K.428、
第17番変ロ長調 K.458「狩り」、第18番イ長調 K.464、
第19番ハ長調 K.465「不協和音」
ハーゲン弦楽四重奏団
【ルーカス・ハーゲン(Vn) ライナー・シュミット(Vn)
ヴェロニカ・ハーゲン(Va)クレメンス・ハーゲン(Vc)】
録音:1998年1月26日 モーツァルテウム 大ホール
ハーゲン弦楽四重奏団による「ハイドン・セット」の映像が発売されます。
1998年ザルツブルクのモーツァルト週間で演奏されたものを収録。歯切れの良
いアンサンブル、拡大する音楽のスケール、4人がお互いに競い合うように演奏
する様が見応えのある映像です。最高傑作群と言われる「ハイドン・セット」
は、モーツァルトからハイドンに献呈され、そのハイドンから絶賛された弦楽
四重奏曲。伸びやかな印象の14番はハーゲンQ.の生き生きとした演奏が際立ち、
セット唯一の短調15番では濃厚な歌心が溢れ、現代的な感性、高い洞察力に支
えられた19番「不協和音」など、瑞々しい演奏を披露しています。結成から四
半世紀を越える兄弟クヮルテットだからこそ表現しえる弦楽四重奏の醍醐味を
感じさせてくれるDVDです。
●旧譜のご案内
20 55768(DVD-Video) \2900
世界のピアニスト/ローランド・ペンティネン
【リスニング・トゥー・ユアセルフ】
クープラン:神秘なバリケード、
ラモー:ガヴォットと変奏曲、
ブゾーニ:
アルバムブラット/悲歌集より「トゥーランドットの居間」、「夜のワルツ」、
サーリアホ:前奏曲/バラード、
ショパン:バラード第4番、
アルベニス:イベリアより「ロンデーニャ」、「トリアーナ」
ラフマニノフ:幻想的小品集より「セレナーデ」
ラヴェル:鏡より「悲しい鳥たち」
【特典映像:ペンティネン・インタビュー(字幕:英語、独語、仏語、西語)】
ローランド・ペンティネン(P)
収録:2007年7月2日 (ルール・ピアノフェスティヴァルでのライヴ)
<harmonia mundi>
HMU 807446(SACD-Hybrid) \2500
ヘンデル:オルガン協奏曲op.4
(1)第1番ト短調 (2)第2番変ロ長調 (3)第3番ト短調 (4)第4番ヘ長調
(5)第5番ヘ長調 (6)第6番変ロ長調
リチャード・エガー(オルガン&指揮)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
使用オルガン:Robin Jennings/4ストップの室内オルガン(2005年)
6月に来日が予定されているエガーの弾き振りによる、オルガン協奏曲。オルガ
ンの音色は、リコーダーの重奏を聴いているような、心に染入る実にあたたか
なもの。有名な第6番も、ゆったりとしたテンポ設定が、曲のもつ愛らしさを
200パーセント引き出しており、思わずにっこりしたくなる出来栄え。エガー自
身、ライナーノーツに書いていますが、イギリスのオルガンはドイツのとは違っ
て、荘厳で重厚な響きというよりも、甘くあたたかな音色が特徴的。ロンドン
の教会にあるオルガンを用いた結果、大変心あたたまる協奏曲集が出来上がり
ました。もともと細かな部分まで指定のないヘンデルの協奏曲の楽譜ですが、
エガー自身と、通奏低音(リュート)の名人、ウィリアム・カーターが見事な対
旋律や装飾を施しており、合奏とオルガンの絡み合いは実に色っぽく、それで
いて上品で、たまらなくセンシュアルな仕上がり。録音も秀逸で、オルガンの
ほっこりとした音色から、弦楽器の擦弦の生々しいリアルな音まで見事にとら
えられており、オーディオ的にもたのしめる1枚です。
HMC 901979 \2450
W.A.モーツァルト:歌曲とピアノ作品集
(1)秘めごとK.518 (2)別れの歌K.519 (3)何と私は不幸なことかK.147
(4)孤独に(私の慰めであってください)K.391 (5)幻想曲 ニ短調K.397
(6)結社員の旅のための歌K.468 (7)偽りの世K.474 (8)小さなジーグK.574
(9)春へのあこがれK.596 (10)春の初めにK.597 (11)すみれK.476
(12)ロンド ヘ長調K.494 (13)夢のなかの面影K.530
(14)寂しい森の中でK.308
(15)「わがいとしのアドーネ」による6つの変奏曲K.180
(16)クローエに寄すK.524 (17)満足K.473
(18)ラウラに寄せる夕べの思いK.523
ヴェルナー・ギューラ(テノール)
クリストフ・ベルナー(ピアノフォルテ/ Streicher)
録音:2007年
モーツァルトの歌曲は、彼の人生の重要な節目(大切な人との別れや、フリーメ
イソンへの入会など)にあわせて作曲されたものが多く、彼の人生の絵本のよう
な存在といえるでしょう。ギューラは、歌詞のひとつひとつに繊細な超琢を施
した表情豊かな歌唱を繰り広げていて、一曲一曲小さな歌曲でありながら、見
事な広がりを見せています。1971年生まれのウィーン出身のベルナーは、2003
年チューリッヒのゲザ・アンダコンクールで、シューマンとモーツァルトの演
奏で特に高い評価を得たピアニスト。ギューラの清潔感のある美しい声と、ピ
アノフォルテのやさしい音色が見事に融けあった、魅力的なモーツァルト・ア
ルバムとなっています。
<SUPRAPHON>
SU 3937 \1780
「戯れ-マルチヌー:ピアノ小品集」
(1)戯れI H.205(1931)*世界初録音
(2)戯れII 6つのやさしい小品H.206(1931)
(3)4つの楽章H.170(1929)
(4)ミニチュアのフィルムH.148(1925)
(5)春 H.127(1921)*世界初録音
(6)恐るべき列車H.258(1937)
(7)第5の月の第5の日 H.318(1948)
(8)調理場のレビュー H.161(1927)*ピアノ版による世界初録音
(9)アダージョ-思い出 H.362(1957)
カレル・コシャーレク(P)
録音:2006年8月15-18日クロムニェジーシュ
来年2009年が没後50周年にあたるマルチヌーは生涯に膨大な数の作品を遺しま
した。ピアノ曲は200曲以上にもおよび、なかにはゼルキンやフィルクシュニー
といった大家に捧げられたものもあります。これまで多くのピアニストによっ
て、これらの作品はヴァラエティゆたかな内容にふさわしく大きな関心が払わ
れてきましたが、小品については手付かずのままでした。このアルバムでは重
要なパリ時代の作品を中心に、ジャズを取り入れたことで有名なバレエ「調理
場のレビュー」のピアノ版の世界初録音のほか、小品に光があてられています。
世界遺産にも登録されたクロムニェジーシェ生まれのコシャーレクは、同郷の
コジェナーのリサイタルでもおなじみのピアニスト。マルチヌーの録音も多い
彼の起用はまさにぴったりといえます。
SU 3941 \1780
(1)スーク:交響曲 ホ長調Op.14
(2)ドヴォルザーク:序曲「自然の王国で」Op.91
(3)同:序曲「謝肉祭」Op.92
トマーシュ・ネトピル(指)
プラハSO.
録音:2007年10月23-24日
プラハ、市庁舎スメタナ・ホール(ライヴ)
ビエロフラーヴェクの弟子で、クリーヴランド管弦楽団、ロンドン・フィル、
ウィーン・フォルクスオーパーそしてNHK交響楽団にデビューを果たし注目され
る指揮者ネトピル(1977年生まれ)のスプラフォン・デビュー盤。ドヴォルザー
クとその弟子スークによる、祖国への深い愛情と民族色の濃厚な作品を熱くフ
レッシュな感性で歌い上げています。
<Profil>
PH 07068 \2180
(1)ヴィヴァルディ:草原にて歌えRV 623
(2)ヘンリー8世:良き友との気晴らし
(3)伝承曲トラディショナル:グリーンスリーヴス
(4)ウィリアム・コーニッシュ:狩人よ、汝の角笛を吹き鳴らせ
(5)プレトリウス:テレプシコーレより燭台のブランル
(6)ホルボーン:メランコリア像
(7)プレトリウス:ヴォルタ
(8)ヨハン・ミヒャエル・バッハ:そは偉大なる勝利
(9)モンテヴェルディ:愛しきクローリ
(10)モンテヴェルディ:私の甘いため息
(11)モンテヴェルディ:おお、バラ色の小さなバラよ
(12)A.スカルラッティ:愛するクローリから遠く
(13)ヴィヴァルディ:いと公正なる怒りの激しさにRV 626
カッペッラ・ストラヴァガンテ
カタリン・フレイブルク(S) クリスティアン・ハギッテ(Cem)
カトリン・ハギッテ(Fl & ポジティヴ・オルガン)
ユリア・プリッゲ(Vn1) マルギット・ライニッケ(Vn2)
ステファノ・マコル(Va)
ローリー・ランドルフ(Gamb, G & Perc.)
ラインハルト・エゲル(Vc)
カッペッラ・ストラヴァガンテ・アンサンブルのデビュー盤。このレコーディ
ングにあたり、ルネッサンスからバロックの絶頂期までのきわめて広範囲に及
ぶ様式を網羅した、イタリア、イギリスそしてドイツの作品を選んでいます。
<メイ・コーポレーション>
三枝氏の事務所が制作。アイヴィー消滅により、やむなく休止となったナクソ
ス日本作曲家シリーズの次の録音予定であった三枝氏の作品集。なんと自らナ
クソス価格で世に問う、傑作群!
KDC 5038/9 2枚組 \2000
日本語解説付
三枝成彰(1942-)セレクション Vol.1 「二つの幻」
(1)木管五重奏曲 (2)弦楽四重奏曲のためのノヴェレッテ
(3)ユダヤの3つの星 (4)六声のマドリカル
(5)ラジエーション・ミサ(ライヴ・ヴァージョン)
(1)山本真(Hr) 佐久間由美子(Fl) 真田伊都子(Ob) 山本正治(Cl) 他
(2)横山奈加子、大森潤子(Vn) 松実健太(Va) 唐津健(Vc)
(3)釜洞祐子(Sp) 中川賢一(P)
(4)(5)YUKI MORIMOTO(アドヴァイザー、指)他
芸大時代に音友社から楽譜出版された五重奏で早くも天才ぶりを発揮。自ら会
心の出来と語るユダヤ。過激すぎて評価の低かったノヴェレッテ。また出世作
ラジエーション・ミサのライヴ版などすこぶる充実の三枝初期作品集。
KDC 5040 \1000
日本語解説付
三枝成彰セレクション Vol.2 「レクイエム」
レクイエム-曾野綾子のリブレットによる(混声合唱版)
大友直人(指)東京交響楽団、東響コーラス
佐藤美枝子(Sp) 吉田浩之(TN)
4誉れ高い名作レクイエムの混声合唱版がついに初CD化!フォーレのレクイエム
のような甘美な美しさに満ち満ちた名品で思わず涙を誘います。実際の葬儀で
演奏することを想定して書かれました。本作、大変な聴きものです。
KDC 5041 \1000
日本語解説付
三枝成彰セレクション Vol.3 「太鼓について」
(1)太鼓協奏曲「太鼓について」
(2)フルート協奏曲
大友直人(指)東京交響楽団、
林英哲(太鼓) 大倉正之助(能楽太鼓)他
人気曲の全て初CD化!「ボレロ」の形式に和太鼓をあてはめた快作の太鼓協奏
曲を収録。林英哲の太鼓が炸裂!
<K&K出版(ドイツ)>
先日ご案内いたしました新規取扱いレーベル「K&K出版」のご案内で誤りと、
漏れがありましたのでお知らせいたします。
KUK 28 \2080
「モーツァルト:ピアノ協奏曲集IV」
※誤
ピアノ協奏曲第16番、第20番
※正
ピアノ協奏曲第6番、第25番
フランツ・フォラーバー(Pf)、
モルテン・シュルト=イェンセン指揮
ライプツィヒ室内管
★前回ご注文いただいたお客様分は一旦キャンセルとさせていただきますので、
新規にご検討いただき、ご注文をお願いいたします。
●追加でご案内分
KUK 95 \2080
「ホザナ・イン・エクセルシス」-中世の宗教曲とテキスト
ゲラルデロ・デ・フロレンツィア(1310-1370)、マショー(1300頃-1377)、
ザルツブルグの僧ヘルマン(14世紀後半)、ミューゲルン(14世紀)、デュファイ
(1400-1474)、エル・サビオ(1221-1284)、バッサルト(15世紀)、
ヴォルケンシュタイン(1377頃-1445)、ニコラウス・アペル(1470頃-1537)、
他グレゴリオ聖歌、作者不詳の作品
レ・メネストレルス: 【クラウス・ヴァルター(リュート)、ミヒェル・ヴァル
ター(ツィンク)、ビリギット・クルツ(S)、フロリアン・マイア(C-T)、クルト
・ケンプ(T)、エーリヒ・クルーグ(B)、エヴァ・ブルンナー(高音弦楽器)、
ゲプハルト・ハルプスキー(管楽器)】
(マウルブロン修道院、ライヴ)
KUK 96 2枚組 \4160
ブルッフ:オラトリオ「モーゼ」
ユルゲン・ブッダイ指揮
サンクト・ペテルブルク室内フィル、マウルブロン聖歌隊、
ペーター・リカ(B)、ビルギッテ・クリステンセン(S)、
シュテファン・フィンケ(T)、
(2004年6月、マウルブロン修道院、ライヴ)
KUK 97 \2080
ハイドン:
十字架上のキリストの最後の7つの言葉(管弦楽版、ヴァルター・イェンス教
授による朗読付き)
アラン・ブリバエフ指揮
バイエルン・室内フィルハーモニー、ヴァルター・イェンス(語り)
(2004年6月、マウルブロン修道院、ライヴ)
KUK 98 \2080
「エレクトリック・セラフィム」-声楽とエレキ・ギターによる新しい音風景
ペロタン(1200頃)、フェレデリク・ゼラー(1965-)、ベルンハルト・ヴァイド
ナー(1965-)、マットイス・ピペラーレ(1450頃-1515)、ジョン・ケージ
(1912-1992)、ジェズアルド(1562頃-1613)、ミハエル・ヒルシュ(1958-)、
アルヴォ・ペルト(1935-)、デュファイ(1400頃-1474)の作品
シンガー・プア(声楽アンサンブル)、
ゴー・ギターズ(エレキ・ギター・アンサンブル)
(2003年6月、マウルブロン修道院、ライヴ)
KUK 99 \2080
「無伴奏合唱曲集」
フランツ・ビーブル(?-2001):アヴェ・マリア
ブリテン:聖母賛歌
ペルト:・・・の子であった
モーテン・ラウリドセン(1943-):おお、大いなる神秘
ヤン・サンドストレム(1954-):グローリア
ヴォルフラム・ブッヘンベルク(1962-):我は命の糧
レーガー:3つのモテットOp.138
メンデルスゾーン:時は今
ユルゲン・ブッダイ指揮
マウルブロン室内合唱団
(2006年6月マウルブロン修道院、ライヴ)