もう現地では旧聞かも知れませんが、これから出張や旅行で立ち寄る方もいるでしょうから、一応警戒警報を発令しておきます。
中国で物価上昇が目立ってきたことは当ブログにて再三ふれていますね。その主因が食品価格の高騰であり、食品価格の中でも特に卵と豚肉の急騰が著しいことも。
こうなるとそれに便乗して悪さをする連中がわらわらと湧いてきます。……で、豚肉については、闇ルートで処理された病死した豚の肉が深セン市・東莞市の市場や屋台に出回り始めており、当局が調査に乗り出しました。
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以下は香港紙『蘋果日報』(2007/06/27)が報じたところによるものですが、東莞市と深セン市ではさきごろ病死豚肉が大量に発見され、このうち東莞市の7鎮では8000kgを超える病豚肉を押収。ひどい悪臭を放ち、ハエが群れのようにたかっていたそうです。そうした問題の豚肉が市場や屋台などに出回っているとのこと。
病豚肉については広州で今月初め、1日平均約500頭分が広州市の市場に出回ったことが明らかにされています。その舞台が深セン・東莞に移ったということです。
広州の地元紙『広州日報』によると、東莞市常平鎮で6月24日、悪臭を放つ340kgの豚肉を当局が押収。色合いからみて明らかに病豚肉で、もちろん検疫などは受けていない闇商品。付近の工場の社員食堂に出荷されるところだったそうです。
やはり広東省の『信息時報』によると、東莞市当局は謝崗鎮曹楽村の工業地区でも数十袋に詰まった豚肉を押収。これも検査の結果、病豚肉と判明しました。このほか塘廈鎮の市場でも違法経営の肉屋21店を発見し、その際には10万元相当の病豚肉を押収。平均すると1店当たり200kg以上もの病豚肉を販売していたことになります。
東莞市では少し前にも清渓鎮で2300kgの問題豚肉が発見されたばかり。豚肉の価格上昇に加え、水害などによる供給量の減少がこうした病豚肉の跋扈を招いている、と市当局筋はみています。
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深セン市の状況も深刻なようです。「深セン新聞網」は宝安区宝石公路そばのライチの林に囲まれた空き地に、7~8カ所の急造された簡素な養豚場が隠れており、これが不法経営のものだったと報道。
記者が業者を装って内部に立ち入ると、豚の入った柵の中には病死したとおぼしき豚もいたそうです。経営者の妻は「ここで商売を始めて2年になる。豚肉は深セン市内に出している。検疫なんて全然受けたことがない」とのこと。
東莞で500名が働く工場を経営している香港人は『蘋果日報』の取材に対し、
「外食するときは名の通った店で食事をするように気をつけないと」
と語っています。現在進行形の問題のようです。
香港の親中紙『大公報』(2007/06/27)もこの問題を報じています。これは東莞市の話になりますが、豚肉の供給量が少ないため、現在市内の数多くの小売店や屋台は闇ルートの流通に依存しているそうです。
検疫を通らないため闇ルートは正に「病み」ルート。病頓肉が混入している可能性が高く、それらが市場や工場の食堂、またミンチなどに加工されて肉団子などを売る屋台へと供給されています。
http://www.takungpao.com/news/07/06/27/ZM-757028.htm
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豚肉の高騰は秋まで続く見通しですから、病豚肉の流入も当局の網をかいくぐって当分止むことはないでしょう。「五香粉」さんをはじめ現地在住の皆さん、また出張や旅行で深セン市・東莞市を訪れる方々はくれぐれも御注意下さい(そのうち香港にも飛び火しそうな悪寒)。
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というのはその牧場の支那人が日本から輸入した飼料を横流しし、安い飼料を食わせているらしい、と。
救いようが無いですな。
これでもか、これでもか、と支那発信の似たような攻撃(報道)を受けて感覚が麻痺してしまいそうです。
確か中国産豚肉だという話でしたし…、
安かったから結構食べちゃったな。
久しぶりの台湾、(暑かったけど)満喫してきました。台南&高雄に新幹線で遊びに行けたし。。
食いもんはね~~。もうどうしょうも無いかも。。。騙されないように知識&意識をもう変えないと日本の「ゆで蛙」日本人も。。。。
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