サッカーアジアカップ、日本の劇的な逆転勝利直後のネット世論については昨日書きましたが、マスコミの反応はどうかな……と探していたら、新華社でこういう記事を見つけました。
重慶と同じ四川省の『成都日報』からの転載ですから、記者は現地で実際に観戦していたんだと思います。
http://news.xinhuanet.com/sports/2004-08/01/content_1688839.htm
一言でいえば、日本の逆転勝利という現実を受け入れられなくて、自分が記者であることを忘れてしまったような記事です。
タイトルにも悔しさと日本への小憎らしさがよくにじみ出ていて、いい味出しています。
この記事を書いた記者は本当に日本のことが嫌いなんだなと思います。文章の端々からそれがうかがえます。
日本への悪意に満ちた記事といってもいいです。
それとも、記者にこういう記事を書かせてしまうほど、現場は反日熱に浮かれていたということでしょうか。
個人的には、記者の年齢が知りたいところです。
30歳未満であれば、さもありなん、という感じがします。
天安門事件(六四)のとき中学生かそれ以下で、そのあとたっぷり反日教育を受ければ、こういう反応になっても不思議ではないように思います。
しかも、もともと中国人には、日本に対する自尊心とコンプレックスが同居しているところがあります。
とはいえ、いずれにしてもプロの書くレベルの記事ではありません。
成都日報というのは真面目な新聞の筈です。東スポなどと違って。
それなのに、こんな記事を紙面に出してしまうということに民度を感じざるを得ません。
それをまた国営通信社(新華社)が転載しているし……。
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