胡錦涛・中国国家主席が訪米しました。
今回の行程は米国訪問後に中東やアフリカ諸国を歴訪するというものです。ひょっとして意趣返し?と勘繰ってみたくなります。
というのは昨年秋にブッシュ大統領が訪中しています。胡錦涛サイドでは当時のことを多分根に持っている筈です。面子丸潰れでしたからね。
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どういうことかと言うと、ブッシュは米国から直接中国に飛んできてくれなかったんです。中国以外の国にも立ち寄るという行程、さらに中国を訪問する国々の筆頭に持ってこなかったことで胡錦涛は血管が浮き出てしまいます。
そして、こともあろうに中国より先に訪問したのが「小日本」でした。ブッシュはここで民主化や日中関係について中共当局にとって嬉しくないコメントを連発しておいて、その次に中国です。
北京で礼拝に参加するというブッシュのパフォーマンスはもちろん宗教弾圧に対する無言の批判であり、中国を利するものではありません。それで最後にモンゴルを訪問し、ここでも民主化の成功を賞賛しています。
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……そういう経緯があるものですから、中東・アフリカ歴訪と訪米をワンセットにしたのかなあ、それとなく意地悪してみせたのかなあ、とぼんやり考えみたりしました。さすがに米国を筆頭に持ってこない訳にはいかなかったようですが(笑)。
ところが米国はもっと意地悪だったんですね。「国賓待遇での訪米」と国営通信社・新華社は再三再四強調していましたが、米国側はこれを否定。もちろん米国が否定したということを中国国内メディアが報じる筈がありません。
報じなくても胡錦涛の耳には入っているでしょう。中共政権の歴代指導者の中で初めて国賓にしてもらえなかったということで、胡錦涛は歴史にその名を刻みました。出発前から一撃喰らった格好です。
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でも「意地悪=胡錦涛の面子潰し」はそれだけじゃなかったんですねえ。いや、わざとかどうかは知りませんよ。知りませんけど、ホワイトハウスの歓迎セレモニーで報道陣を前に胡錦涛がスピーチを始めたところ、記者席にいた女性が突然、大声で中共批判を始めたのです。
「ブッシュ大統領、その男が法輪功を迫害するのをやめさせて下さい」
「胡主席、お前はもうすぐあの世行きだ」
みたいなことを1分間以上連呼したようです。警官によって排除されたようですけど、胡錦涛はこのハプニングにビビったらしく、表情も硬くスピーチする語調も滑らかではなかったようです。
http://hk.news.yahoo.com/060420/12/1n4mn.html
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でも「意地悪=胡錦涛の面子潰し」はそれだけじゃなかったんですねえ。いや、わざとかどうかは知りませんよ。知りませんけど、そのホワイトハウスでの歓迎セレモニーに先立つイベント、特別機から降り立った胡錦涛が儀仗隊から礼砲の祝福を受け、さて国歌吹奏となったとき。あろうことかセレモニーの司会者が中国のことを、
「Republic of China」
と言ってしまったんですねえ。それって「中華民国」じゃないですか(笑)。
「中華人民共和国」は「People's Republic of China」。
いかに間違いとはいえ、公の場で米国政府側が「中華民国」の名前を口に出したことは久しぶりではないでしょうか。
http://hk.news.yahoo.com/060420/12/1n4mx.html
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たて続けに面子を潰された胡錦涛が壊れてしまわないか心配です。でも珍道中はまだ始まったばかり。この先まだまだネタが出てきそうで実に楽しみです。
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『中国は一つ』
の実践ですね(w
ま、どっちでもいいけど。
で、内モンゴルや東トルキスタンやチベット関係は出てこなかったんでしょうか。
これで終わりでは、なんかさびしいですね。
どこがやねんとw
http://www.youtube.com/watch?v=X1HsmmJgLn0&search=china%20president
こんだけ放置されてたってことはヤッパリわざと見逃してたんでしょうねw
当然中国では中継をぶち切ったそうですw
あと産経新聞によるとこの女性は大紀元の一日記者証を持っていたとのこと。
おまけ
藪「こらこら、ちゃんと最後まで聞いてやんなよ。逃げないで・・・・w」
http://www.sankei.co.jp/news/060421/kok008.htm
藪「………」
女「お願いです、プレジデント・ブッシュ。ご迷惑はおかけしません」
藪「…一分だ」
女「oh、ありがとうございます」
と、いう会話があったかどうかは知りません。
女性が胡錦涛の演説中に野次ったて? 9.11以降、怪しいやつがホワイトハウスに入れるわけ無いじゃん。アメリカ政府の仕込み玉に決まってますよ。
アメリカって、こういう演出がとてもお上手ですね。
大紀元記者 王文怡 女史
http://www.theepochtimes.com/index10.html
この記事では、確かに記者だけど、個人でやったと言う立場だけど、気持ちは分かってやって欲しいとまとめてます。
ブッシュにもホワイトハウスにも詫びは入れたと
書いてあります。
いずれにしても拍手!
;^^
誰が出迎えるんだろう? と気になってテレビ観たけど、巧いことカットされてて誰がいたのやら分からなかったので。
NHKが、歓迎セレモニーの生中継が中国でカットされた様子を映してました。
荒川静香の“日の丸ウイニングラン”をカットしたNHKが・・・。
いや、わざとかどうかは知りませんよ。知りませんけど・・・(笑)。
先ほどページを開いたら、警告が出ました。ウイルスが潜んでいるようです。数日前までは大丈夫でした。
香港のサイト大陸からじゃ駄目だ!?
全く違いますね。
ここ30年位を見ると、日本、韓国、中国の順が慣例化してます。
日本に寄らずに韓国だけ訪問して訪中するような例はありません。
金泳三政権のときは、クリントンが韓国をスルーして日本と中国だけ訪問しようとしたところ、韓国側が泣きつき、やむなくクリントンは日本からチェジュ島に3時間だけ立ち寄り金とそこで会談し中国に向かいました。
大紀元日本のサイトですが、ウィルスバスター2006、Ad-aware1.6、ウィルスセキュリティ2006、ノートン先生のいずれでもウィルスやスパイウェアの検知はありません。
ウィルス存在の投稿は大ウソです。
藪さんそして偉大なる米国国民のみなさん。
あなた方は、私の想像を超えるパフォーマンスで壮大なネタを提供していただき大感謝です。ROCは凄過ぎ・・・
↓
【大紀元日本9月2日】中国政府は、表現の自由が保障されている米国内でさえも、それを制限する機会を逃さなかった。
9月4日に始まる予定の胡錦涛・国家主席の訪米で、最初の滞在地シアトル市において、大紀元新聞社(The Epochtimes)に対する取材記者証の発行が、サンフランシスコの中国領事館により拒否されたのである。
・・・
>>_さん
御指摘ありがとうございます。勉強になりました。一種のセオリーだったんですね。当時中国側は民族的病態が発動して被害妄想といった観がありましたが。
>>正成さん
どうかお気遣いなさらずに。ネタも何も、今回は色物ばっかりで肩透かしという感じです。ある程度予想された結果ではありますけどね。
>>和田勉さん
御支援心強いです。有難うございました。私もたまーに活動しているんですけど、中国語は書くとつい惑溺してしまうのでチナヲチが疎かにならないように自重しませんと。
ttp://forum.a45radio.com/viewthread.php?tid=10500&extra=page%3D1
このスレは必見ですね。資料満載、正に「鉄証如山」です。こんなサイトがあったとは知りませんでした。
しかしあの「意地悪」が米国の仕掛けたネタだったら面白いですね。ひろぽんさん御紹介のムービーを観てみましたが、あの法輪功のオバサン、確かに放置というか「ギターソロ32小説fill in~」という感じで完全に胡錦涛のスピーチ妨害に成功しています(笑)。それにしても胡錦涛もアドリブがきかないですね。朱鎔基が懐かしくなります。
少し真面目な話もしますと、台湾独立に対して胡錦涛は「絶対容認しない」としたのに対し、ブッシュが「支持しない」と答えた、その温度差が興味深かったです。
>中国語は書くとつい惑溺してしまうので
同様のお言葉、以前にもたしか伺ったように。中国語は、たとえば「景気よく自己主張するのに向いた言語」、なのでしょうか。
韓国語でも、受身がないことなど、言語の特性が民族性とからんで話題になっていたように思います。日本語って、ホント、「不測の事態」ばっか心配しすぎでヤになります。
昨日の朝、警告が出たのは本当です。
それで、びっくりしたので、慌ててページを閉じたのです。今までには無かった事です。
お騒がせしたら、申し訳ありません。
http://ksgnotes1.harvard.edu/Research/wpaper.nsf/rwp/RWP06-011/%24File/rwp_06_011_walt.pdf
簡略バージョンは
http://www.lrb.co.uk/v28/n06/print/mear01_.html
です。
法輪功参加者への弾圧・投獄・死刑を語り、それに絡めて中国では新聞広告で死刑囚の臓器売買がされているという現状、更にそれが政府の承認のもとにあるのではないか…などなど、きな臭い話満載であおってましたね。
これが漏洩した部分ですね↓
http://washeng.net/HuaShan/BBS/shishi/b5current/145272.shtml
主題:中國宏觀經濟与改革走勢座談會
時間:2006年3月4日上午9點
地點:杏林山庄綜合樓六層會議室
上記リンクほか、それにまつわるさまざまなリンクを掲示した日本のサイト
http://nishimura-voice.seesaa.net/
4/19日の部分を参照のこと。
いつからALPHAがイスラエルロビーになったんですか?在米中国人の団体のようですが。
中国当局が関与する「世界抗日戦争史実維護連合会」という団体の傘下だそうですが。
http://www.sankei.co.jp/news/060307/kok030.htm
特亜と日本国の間にある差異がよくわかる今日この頃で、あたかも明治時代の特亜のような風景が広がる今日この頃です。
こんなことを考えたりするのは、隣りで火病になっている地域があることもありますが、産経で連載している蒋介石の日記(山本記者)があるからなのです。
蒋介石を酷く悩ますのが、支那自身が歴史的に抱える文化で、それへの呪詛とも思える非難の言葉を読んでいて「どういう思想信条信念を持っていても支那は支那」となんとも身も蓋も無い結論になるのです。それはいみじくも魯迅が亜Qに表現した支那の姿です。そして近年それが酷くなっているのだろうと思います。
「①強きものには媚び諂う」、「②弱きものには見栄を張る」、「③目障りなものには虚勢をはる」と、そういう姿は、まさに特亜を象徴するものとして非常にわかりやすいのですが、海の向こうがいきなり米国であれば①ののりで少し単純であったのだろうと思うのです。
戦後のどさくさで得た地位を利用し、③の存在の筆頭である日本国が米国と同盟関係にあるということは特亜にとって非常に具合が悪い。それは政治とか経済の格差という次元の問題ではなく、根深くある特亜の文化の怨念が日本国に向けられていると感じます。
成長しても成長しても、近年の精神の発達の著しい退化は目を覆わんばかりで、またしても特亜の呪いを断ち切ることに失敗している、否それを利用して地域をまとめているというのが現状なのでしょうか。そして③を解消する要諦が過去は戦争であったかも知れません。しかし今それを行う時代ではない、あるいは勢力状態ではないことは支那あるいは特亜にとり不幸?かもしれません。
ただ特亜意識をもつ支那とその周辺地域がこの文化を意識し変えていけるか、そして変えたときに本当の意味で競争となると考えたりしています。個人的には自分が生きている間には変わらないだろうと思っています。
Iris Chang とSimon Wiesenthal あるいは ALPHAとでサーチしてみてください。「南京事件はナチのホロコーストと同罪」論をはっているのがこれらのグループであります。
SWCはナチハンターですが、かって文春の「マルコポーロ」を廃刊に追い込み、最近でも月刊文春の「バターン死の行進記事」で謝罪を求めている組織でもあります。
「金融はとても重要。現代経済の核心だ」。上海市政府が中国人民銀行(中央銀行)と共同で20日まで開いた一般市民向けの金融に関する展示会でトウ小平氏の15年前の発言が再び大きく紹介され、話題を呼んだ。
経済成長の先頭を走る上海は、発展の遅れた地域に配慮する現政権との路線対立がささやかれていた。上海側は沿海部が先に豊かになって内陸部などの経済をけん引する「先富論」を唱えたトウ氏の「遺訓」を用いて、上海の高成長・市場経済化路線を正当化することを狙ったとの見方もある。(上海=川瀬憲司) (07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060423AT2M2102B22042006.html
チナヲチさんの観測に則るようなことがw
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