銀幕大帝α

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7500

2015年08月22日 13時06分27秒 | 洋画ホラー
7500
2014年
アメリカ
79分
パニック/ホラー/ミステリー
劇場公開(2015/07/25)



監督:
清水崇
『魔女の宅急便』
製作:
一瀬隆重
出演:
ライアン・クワンテンリック
エイミー・スマートピア
レスリー・ビブローラ



<ストーリー>
ロサンジェルス発東京行きヴィスタ・パシフィック航空のジャンボ・ジェット7500便に乗り合わせた乗客たちが、逃げ場のない高度1万メートルの上空で、様々な怪異に次々と襲われていく惨劇の一部始終を描く。(allcinemaより抜粋)

あなたはもう
飛行機には乗れない?!


-感想-

遂最近までひっそりと劇場公開されてたものが早速もうレンタル開始。
但し、ツタヤ先行レンタル。

東京行きのジャンボジェット7500便の機内で起きる不可解な出来事。
一人の男が息が苦しいともがき始め血を吐いた後に死亡。
直後から客室乗務員が上空に怪しい光を見たり、乗客の姿が消えたりと「何か」が起こり出すのだが、それが何なのか最後の最後まで分からせない作りは適度の緊張感と恐怖感を与えてくれる。

オチにビックリとまでは行かないが納得は得られる範囲内でしっかりと収められていました。
中盤に乱気流に巻き込まれた事で一斉に機内の酸素が奪われ、乗客たちの命が危険に晒されるシーンがあるのだが、これがオチに繋がる伏線というか大きなヒントになっていた。
要は観客達がこのヒントを元に「何が起きたのか」への答えを直ぐに導き出せるか否かがミソであり、監督から観客に向けたミステリー的な挑戦状なのかもしれない。

当然ながらバカな私がそんなのに気付く訳も無く、ラストを観て成る程なぁと自然に謎が解明された事でモヤモヤ感は一気に吹き消されたが、出来れば皆さんにはオチを観る前にあれこれと推理して先に自力で解答を生み出しておいて欲しいかも。

あ、やっぱりな!

となったら、貴方の勝ちですよ。

未練を残したまま人は成仏出来ないとか、“シニガミ”についての情報をゴス姉ちゃんの口から出して他の乗客を怯えさせるとか、死界の者の存在(姿)を明確に映さず、チラ見せや掴み掛かる手のみの描写で恐怖を成り立たせる辺りとか、全体的な演出に欧米風では無く、日本ホラーの様式を用いてじわじわと肉体的よりも精神的な方面へと追い詰めていく所に、清水崇監督の‘らしさ’が現れていたのは良かった。

少しだけ『呪怨』に近いジメッとした臭いを漂わせていたのは清水ファンに対してのサービスなのかも。

結構可愛いお姉ちゃんが色々登場するのは嬉しいが、空気読めないバカも多いのは困ったものだ。
特に新婚で超潔癖症な女。
何処に惹かれて結婚したんだ?苛々するだろ、こんなのが傍にいたら。

評価:★★★
15/08/22DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2015-08-21
メーカー:カルチュア・パブリッシャーズ

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