劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

２０１３年
日本
９９分
青春／ファンタジー／ドラマ
劇場公開（2013/08/31）




監督：
長井龍雪
絵コンテ：
長井龍雪
主題歌：
ガリレオ・ガリレイ『サークルゲーム』
劇中歌：
戸松遥『secret base～君がくれたもの～（10 years after Ver.）』
早見沙織『secret base～君がくれたもの～（10 years after Ver.）』
茅野愛衣『secret base～君がくれたもの～（10 years after Ver.）』
ＲＥＭＥＤＩＯＳ『I Left You』
声の出演：
入野自由：宿海仁太(じんたん)
茅野愛衣：本間芽衣子(めんま)
戸松遥：安城鳴子(あなる)
櫻井孝宏：松雪集(ゆきあつ)
早見沙織：鶴見知利子(つるこ)
近藤孝行：久川鉄道(ぽっぽ)
田村睦心：仁太(幼少)
瀬戸麻沙美：集(幼少)
豊崎愛生：鉄道(幼少)
小形満：宿海篤
大原さやか：宿海塔子
大浦冬華：イレーヌ
水原薫：聡史
金光宣明：店長
葉山いくみ：女性担任
潘めぐみ：少年Ａ
種田梨沙：少年Ｂ
大西沙織：少年Ｃ
村田太志：客１
石川界人：客２
上田晴美：おばさんＡ
興津和幸：男子高校生Ａ
林和良：作業班Ａ
赤羽根健治：作業班Ｂ



＜ストーリー＞
子ども時代の事故をきっかけに心を閉ざし離れてしまった仲良し6人組。ある夏の日、事故で死んでしまった少女が5人の前に幽霊となって現れる。

前を向けばきっと会える

大切な想い、大切な友達、忘れられないひと夏の奇跡

－感想－

随分前に2chまとめスレで「泣けるアニメを教えて欲しい」というのを読んでいたら、この作品の名前が挙がっていたのを思い出し、借りてみた。

ちょっとこれ一見さんお断りみたいな所があるよね。
ＴＶシリーズを全く観ていない私からすれば良く分からないシーンが多い。
とりあえず何でめんまが死んでしまったのか位は描こうよ。
初心者には不親切過ぎる作りだわ。
劇場版を観た事で新たなファンを掴もうと試みている部分が見当たらない。
やたらと回想シーンを挟んできて、それらを荒く繋ぎ合わせた様な感じ。

置いてけぼり

てやつだな。
ＴＶ版視聴済みの人なら懐かしいシーンが観れるんだろうけど、観てない自分としては雑に編集した総集編プラスαにしか思えなかった。

でもまあ、めんまを“成仏”させるという目的だけははっきりと見えてきたので、そこに到達するラストシーンはちょっと、ほんのちょっと涙腺が緩んだ。
細かい部分含め設定が全て丸分かりならもっと感動出来たのかもしれんね。
ただ映像で泣かしにきているというより、ありゃあ音楽がズルいよ。
あのタイミングであの楽曲が流れたらそりゃ泣くんじゃない？
使用曲が良い意味で卑怯。

仲間にはそれぞれあだ名が付いており、じんたんとかぽっぽとかは良いとして、つるこって。
つるつるま○こを連想しちゃったんだけど、私だけか。
いや、つるこ以上に酷いのがあなる。

あなる

真面目な顔して「おい！あなる！！」

下ネタじゃねぇか、代われ！

そう呼ぶ方も呼ぶ方だけど、呼ばれる本人はいいのかそのあだ名で。
他人の前で「よっ！あなる！」なんて恥ずかしくて言えねぇよ。
誰が付けたのか知らんが、「あなる」とかマジで言葉のイジメでしょ。
けど、普通に呼ばれたら受け答えしてたし、本人がそんなに気にしてないのなら良いか。

なんで死んだのか原因を知らんが、めんまちゃん可愛かった。
ほわほわ天然系？
こういう娘、嫁さんにしたら毎日癒されそうで夫婦生活も楽しそう。

この劇場版を観てＴＶ版を新たに観ようとは思わなかったな。
それ位、１本の映画としてはストーリー構成、演出共に魅力が少々弱い。
新規ファンを引き付ける努力が監督には足りていない。
分かり易さ、これ大事だよ。

評価：★★★
１６／１２／１９ＤＶＤ鑑賞（旧作）
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レンタル開始日：2014-03-05
メーカー：アニプレックス

オフィシャル・サイト

関連作：
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(2011)』（ＴＶシリーズ）
『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(2013)』（映画版）
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(2015)』（実写ドラマ版）