銀幕大帝α

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クリスティーン

2015年07月28日 13時20分11秒 | 洋画ホラー
CHRISTINE/JOHN CARPENTER'S CHRISTINE
1983年
アメリカ
110分
ホラー
劇場公開(1984/05/05)



監督:
ジョン・カーペンター
原作:
スティーヴン・キング
音楽:
ジョン・カーペンター
出演:
キース・ゴードンアー二ー
アレクサンドラ・ポールリー
ジョン・ストックウェルデニス
ロバート・プロスキーウィル
ハリー・ディーン・スタントンジャンキンス警部



<ストーリー>
悪魔の魂を宿した自動車クリスティーン。彼女は内向的なカーマニアの少年アーニーにスクラップ寸前のところを拾われる。クリスティーンと出会ってからアーニーはたくましい青年に変わり、憧れの美少女との恋愛に夢中になる。しかし、自分以外の者に愛情を注ぐことを許さないクリスティーンは、残酷な復讐を開始する。そして、物語は恐ろしい結末に向かっていく・・・。

-感想-

私という最高の女が居るのに、他の人間の女とイチャイチャするなんて、んもうダメよ、ダメダメ!

不良、イジメ、復讐

もしやこれは車版『キャリー』なのか。

自我意識を持った車クリスティーンが、車体をボコボコにしダッシュボードにウンコまでしていきやがった不良組に恐怖の鉄槌を下す!

クリスティーンの魅力に精神的にも取り憑かれた青年アーニーが、ぼっちメガネから徐々にオラオラッ青年へと変貌していくのは面白いが、しかしはやり主役はクリスティーン。
暴走、追跡、破壊、制裁とあらゆる手を使って邪魔者を一切合財排除していく様は、中々に恐ろしげ。
突然ラジオから古いロック音楽流れ始めたら、それはすなわち誰かの「死」を意味する。
例えそれが、クリスティーンを溺愛しているアーニーでもだ。

この車に近寄ったり、乗ってしまったらもうその時点で貴方は呪われてしまっている。
悪魔の走るモンスター。
愛して愛して愛しまくったのに、結局は殺されてしまうアーニー。

決着は俺がやる!

彼のたった一人の友人が、アーニーの恋人の力も借り、ブルドーザーで反撃。
一方的にやられてなるものかと、悪魔のクリスティーンは全力で車体を復元しようともがく。
このハイライトシーンとなる重と軽それぞれの車対決はボディ破壊の真骨頂でドキドキさせられてしまう。
だがしかし、流石ブルドーザー。
その頑丈な突進とパワフルな押し潰しには、幾らクリスティーンの復元能力をもってしても敵う事は出来なかった。

二度と乗れない様に完璧にスクラップ。
そんな状態からでもググッと部品を動かすラストがちょっと怖い。

途中で何度もクリスティーンは自らの激突や炎上で車体がボロボロとなるのだが、そこからのボディ再生シーンが愕くほどの見せ場としてしっかり完成されている。
どうやって演出しているのか分からないのだが、ゆっくりと綺麗に車体が元通りになっていく姿を観る度に、カーペンター監督に備わっている技量の高さ、優れた職人技を痛感させられてしまった。
カーペンター自作のスコア(音楽)もまた恐怖度をガンガン上げてきて良いのだ。

評価:★★★☆
15/07/28DVD鑑賞(旧作)
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