銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

ビッグゲーム 大統領と少年ハンター

2015年10月22日 15時54分00秒 | 洋画アドベンチャー/ファンタジー
BIG GAME
2014年
フィンランド/イギリス/ドイツ
91分
アクション/サスペンス/アドベンチャー
劇場公開(2015/08/15)




監督:
ヤルマリ・ヘランダー
『レア・エクスポーツ ~囚われのサンタクロース~』
原案:
ヤルマリ・ヘランダー
脚本:
ヤルマリ・ヘランダー
出演:
サミュエル・L・ジャクソンムーア大統領
オンニ・トンミラオスカリ
レイ・スティーヴンソンモリス
ヴィクター・ガーバー副大統領
マフメット・クルトゥルスハザル
テッド・レヴィン陸軍大将
フェリシティ・ハフマンCIA長官
ジム・ブロードベントハーバート



<ストーリー>
テロリストに追われる孤立無援のアメリカ大統領が、フィンランドの山奥で出会った少年ハンターと力を合わせて壮絶なサバイバルを繰り広げるさまを描く。(allcinemaより抜粋)

非力な二人の
究極のサバイバル


-感想-

誰が凄いかってのは、犯人像をピタリと当てて、何処にテロリストや脱出した大統領が居るのかを政府関係者に対して的確に指示を出し、テロリストの首謀者が誰なのかも知っているハーバートですよ。
いや~こいつ、何者だよ、すげぇ有能な爺さん連れてきたなぁと感心しきりだった・・・のに・・・。

テロリストとグルかよwwww

そりゃ全部把握しているのも当然だわ。
すっかりこの爺さんには騙されました。
ハーバートは結構曲者だぜ。
ちゃっかり最後も自分がやった痕跡を残さないように後始末してから素知らぬ顔したままフェードアウトしていきやがったからね。
こいつ、また何かしら悪事をやらかすかもしれんな。
米国政府、大統領の身を再び危険に晒すリベンジがまた観たいので続編作るべし(ないな)。

物語は誕生日の日に父からの命令で大人へと成長する為の第1歩を踏み出す試練として、たった一人で大物の動物を狩る事を目的に森の中へと入っていった少年ハンター・オスカリが、テロリストの陰謀でミサイルによって撃墜された大統領専用機から脱出用ポッドに乗って目の前に落下してきたアメリカ大統領を助け出し、追い掛けて来るテロリストから彼を「最大の獲物」として父に見せる為に守り抜こうとする痛快なアドベンチャー活劇。

弓を引く事もままならない半人前の少年オスカリの根性と勇気を存分に示した成長物語でもある。

一時は逃走の途中に置いてあった父からの置き土産で「お前はまだまだだ」と大人としての証を貰えなかった事に項垂れたオスカリだったが、大統領がテロリストに連れ去られるのを遠巻きから見ていて「僕も父と同じ最強のハンターだ!!」と気持ちを奮い立たせ、危険を恐れず怒涛のように相手の懐へ攻め込んでいく。

注目ポイントは戦いの中で腕を磨き、精神的にも鍛えられたオスカリが、弓で裏切り者の男の心臓近く目掛けて渾身の一撃を放つシーンだろう。
防弾着によりピョ~ンと跳ね返されてしまったが結果オーライ。
悪の力に正義の力が勝ったという証明が果たされた瞬間でもあった。
オスカリの狙いを定める鋭い眼差しの中に一人前のハンターへと成長を遂げた事が存分に見受けられるとても印象深い場面になっていました。

流石俺の息子だ!
父とガッチリ手を合わせる所はグッとくる。

ほえ?サミュエル・L・ジャクソン?
大統領という役職としての存在は重要ではあったが、あくまでもこれは少年の成長物語なので、オスカリを大きく鍛え上げていったという意味では「貴重品」程度の役回りだったかもしれないな(笑)。

決して大作ではないが、物語性は十分に合格。
気楽に鑑賞出来る1本ではないでしょうか。

ツタヤ先行レンタル。

評価:★★★
15/10/21DVD鑑賞(新作)
バナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2015-10-21
メーカー:松竹

オフィシャル・サイト(日本語)

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「怒りのデス・ロード」鑑賞... | トップ | サミュエル・L・ジャクソン »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは。 (ここなつ)
2015-10-22 16:26:15
こんにちは。
弊ブログにTBをありがとうございました。
私はこの作品、すごく好きです。
少年が少年から男になっていく過程を見事に示した傑作と言っていいと思います。何故そう思ったかと言うと…少年が男になるのに父親の力は必要かもしれないけれど、それは超えるべき存在として必要なのであるだけで、手助けが必要なのではない、ということを表していたから。
どうぞ今後とも宜しくお願いします。
返信する
>ここなつさんへ (ヒロ之)
2015-10-22 16:46:32
こんにちは!
コメント&TBありがとうございます。
とても楽しく、時には熱く観れる作品でしたよね。
私も、この作品からは少年が大人へと成長していく過程を上手く丁寧に描いた好印象をとても味わえました。
仰るように、男はそのうちは自分の手で将来を切り開いていかなければならないんだ、そういうメッセージ性なものは深く感じさせれましたねぇ。

こちらこそ、これからもどうぞ宜しくお願い致します^^
返信する
Unknown (ふじき78)
2015-10-22 23:36:21
オスカリの顔が子供らしさとふてぶてしさが同居してるのが良かったですね。いいもんも悪いもんもそれぞれ皆「らしさ」を持ってる気がする。
返信する
>ふじき78さんへ (ヒロ之)
2015-10-23 20:55:29
こんにちは!
コメントありがとうございます。
キツネ目で子供としては愛くるしさが余りないんですけど、表情の使い分けが上手い子だなとは思いました。
この映画は悪人は悪人、善人は善人と、きちんと分り易く人物像を描いている点も良いですね。
返信する
こんにちは (maki)
2016-02-05 16:26:19
同じく、オスカリの顔つきが、
少年から男へと変わっていくあのシーン
凄く良かったですよね
それも、特徴的な顔つきの子役さんですから
彼の表情に救われた作品でもあるかもしれない
サミュエルは別にサミュエルじゃなくてもいい役ですが
そつなくこなしてましたね
返信する
>makiさんへ (ヒロ之)
2016-02-06 14:56:50
こんにちは!
子供から大人へと成長した一瞬の変化をしっかりと捉えたシーンでしたね。
確かに顔つきに特徴がある子なので、彼の表情演技が全てだったとも言えますよねぇ。
サミュエルは完全に存在感が薄かったですが、まぁビッグ俳優が出ている事で興味を持って貰える事はありますので、この起用は正解かもしれません。
返信する

洋画アドベンチャー/ファンタジー」カテゴリの最新記事