サブウェイ -デジタル・レストア・バージョン-

SUBWAY／８４年／仏／１０４分／アクション・ドラマ・コメディ／劇場公開
監督：リュック・ベッソン
出演：クリストファー・ランバート、イザベル・アジャーニ、リシャール・ボーランジェ、ジャン・レノ、ジャン＝ユーグ・アングラード、エリック・セラ

＜ストーリー＞
風変わりな若者たちが生活するパリの地下鉄構内。自ら引き起こしたトラブルで男たちに追われ構内に紛れ込んだフレッドは、そこで暮らす若者たちとロックコンサートを開こうとするが…。
＜感想＞
今では脚本家として名を馳せているベッソン監督だけれど、本来は異色のラブストーリーを撮らせたら上手い監督なんだよね。

本作も然り。

序盤こそ説明なき展開で何が起きているのか理解出来ないのだが、その辺の筋書きは後にきちんと解明されてくるので安心。
大方のストーリーの形が見えてくると、ようやくその中に格差社会の壁を越えた男女の恋が浮き出てくる。

カー・アクションあり、地下鉄内での逃亡劇あり、そして哀しみを込めた恋模様あり。

ベッソンの基本となるジャンルの数々が集結した逸品ではある。

８０年代ファッションの懐かしさと、耳に残る楽曲の数々にも楽しめ、コメディタッチなラストシーンでは思わずニヤリとしてしまう。
この頃のベッソンは映画を作るにあたり、若さ故のエネルギッシュでダイナミックな演出が光輝いている。

評価：★★★
１０／１０／１１Blu-ray鑑賞（旧作）
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レンタル開始日：2010-09-24