銀幕大帝α

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ミート・ザ・フィーブルズ/怒りのヒポポタマス

2009年05月12日 22時37分32秒 | 洋画アドベンチャー/ファンタジー
MEET THE FEEBLES/89年/ニュージーランド/95分/劇場公開
監督:ピーター・ジャクソン
出演:カバ、セイウチ、ハリネズミ、ネズミ、ウサギ、ハエ(パペット)

<ストーリー>
とあるパペットたちの劇団を舞台にした珍騒動を、ブラック・ユーモア満載で綴る。
<感想>
4days4日目最終日は、初期ピージャクらしさの下品極まりない珍作です。

人間が一切出てこない、パペットたちによるミュージカル。
と書けば聞こえはいいかもしれないが、んと、まぁ中身は凄いです。

歌声は素晴らしいが、甘いもの食べすぎでブクブク太り過ぎた一応ヒロインであるカバのハイジ。

表の顔はプロデューサー、しかし裏では麻薬を密売し、愛人のシャム猫に自身の息子をしゃぶらせているセイウチのブレッチ。

他にもスクープを狙う三流記者のハエや、AV製作に精を出すネズミ、ヤリまくった挙句に性病にかかった?ウサギ、ニワトリに子供を産ませたゾウ、麻薬中毒のカエル。

ロクな生き物がいません。

こんなのがミュージカルの舞台裏にいるのだから、まともな作品になる訳がない。
ましてや彼等を操っているのがピージャクだし(笑)。

しいてまともなキャラといえばハリネズミと芋虫くらい。
でもこいつら主役にしてもツマランだろうと、ピージャクは張り切ってサブキャラをガンガン活躍させる。
そして張り切り過ぎて、ウンコ、ゲロ、臓物の大判振る舞い!!

ウンコ・・・ハエが便所でスプーンにすくって食う。
ゲロ・・・性病?のウサギが舞台に登場した瞬間、大量に吐き散らす。
臓物・・・機関銃で撃たれたパペットたちの体から飛び出る。

うん!これ、実写化むり!!
奇跡的に実写化成功しても、映倫が審査拒否するだろうて。
実写ねぇ・・・観たい(20%)ような観たくない(80%)ような・・・。

私は基本、ミュージカル作品は好みで無いのだが、終盤でのミュージカルシーンを被せながらのキレたハイジによるマシンガン乱射&大量殺パペットシーンには、とんでもないものを見せられたようでちょっと感動してしまった。

『ロード・オブ・ザ・リング』のピージャクしか知らないそこの君!
彼は昔ってばこんな悪趣味な映画も撮っていたんだよ~。

評価:★★☆
09/05/12ビデオ鑑賞
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2 コメント

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こんばんわ(^^) (シグルド)
2009-05-14 02:37:31
レヴュー見ただけで眩暈がしてきました(^^;

LOR以外でピージャクの作品は王猿しか見てない(ような気がします)

パペットで見たいのがチームアメリカなんですが残念な事に見かけたことが無いのです。
古すぎるせいもあるんでしょうが(--;
返信する
>シグルドさんへ (ヒロ之)
2009-05-14 23:45:49
余程のモノ好きさん以外は手出さない方がいいかと思います(笑)。

ピージャク映画でしたら『乙女の祈り』っていう傑作がありますよ~。
後マイケルJが出ている『さまよう魂たち』も何気に秀作だったり。

でも初期のピージャクはこれとか『バッドテイスト』とか『ブレインデッド』とか、もう悪趣味映画ばかり。
あ、『ブレインデッド』はすっげぇ面白かったですが。

パペット映画でお勧めなのが、『リブ・フリーキー、ダイ・フリーキー』。
『チームアメリカ』は2番手、3番手は『モトリークルー』で、これが4番手くらいですかね。

ミュージカルじゃなかったら、もっと評価良かったかもしれないんですけどねぇ。
返信する

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