銀幕大帝α

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続・激突!/カージャック

2010年10月01日 22時38分59秒 | 洋画アクション
THE SUGARLAND EXPRESS/74年/米/110分/劇場公開
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ゴールディ・ホーン、ウィリアム・アザートン、ベン・ジョンソン、マイケル・サックス

<ストーリー>
裁判所命令で子供の養育権を取り上げられたルー・ジーン。彼女は子供を養子に出される前に取り返そうと、刑務所に服役中の夫クローヴィスを脱獄させ、車を乗っ取り、子供が保護されているシュガーランドを目指す。そして間もなくパトカーに見つかるが、脱獄で捕まると勘違いした夫婦は強引に警官もろともパトカーを奪うのだった。人質を取られた状態の警察はやむなく夫婦に密着するにとどまり、事件も世間に知れ渡ったことから、いつしか夫婦のパトカーの後ろには野次馬の車が多数連なっていく。こうして、ついにシュガーランドに到着するのだが…。(allcinemaより抜粋)
<感想>
カー・アクション5発目はスピルバーグの正式な劇場用映画デヴュー作です。

日本ではTVムービー『激突!』が劇場デヴュー作となっていますね。
邦題には“続”が付いていますが、関係はありません。

昔一度本作を観た事はあるのですが、内容を忘れてしまったのでこの機会に再見してみました。

アクションシーンは少ないものの、ロードムービーとしてはとても良く出来ています。
人質にした警官と若夫婦との交流の中に、信頼から生まれた温かみが感じ取れ、仄々さを抱きます。

カージャックを意図では無く思わずやっちゃった若夫婦。
無邪気な2人を観ているとまだまだ子供なんだと言うのが伺えます。

里子に出された我が子を取り戻したい。
その思いだけでパトカーを走らせ、信用を常に重んじる。

前だけを向き、後ろは振り返らない若夫婦の純粋な姿が印象的なだけに、ラストの悲劇には胸が痛くなりました。
好感を持てる若夫婦、特にゴールディ・ホーンの小悪魔的な所が可愛らしくて感情移入出来るだけに尚更です。

只、可愛い我が子をこの手にもう一度抱きたかった

その思いは結果的には叶うのですが、失った代償も大きかった。
何とも言えない悲痛感を残し、観客に尊重とは何かをさり気に訴えかける辺りは流石スピルバーグですよね。

カージャックされたパトカーの後ろを何百台もの警察車両が追跡している場面は圧巻の一言!
大規模な撮影だったんだろうな~。
凄いわ。

評価:★★★★
10/09/30DVD鑑賞
スティーヴン・スピルバーグ アクション・ドラマ ジョン・ウィリアムズ  第27回 カンヌ国際映画祭脚本賞 ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン DVD旧作
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レンタル開始日:2005-07-01

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