銀幕大帝α

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NOISE ノイズ

2009年03月18日 22時46分31秒 | 洋画コメディ
NOISE/07年/米/91分/劇場未公開
監督:ヘンリー・ビーン
出演:ティム・ロビンス、ブリジット・モイナハン、ウィリアム・ハート、マルガリータ・レヴィエヴァ

<ストーリー>
NYに越した当初は街の騒音を刺激的に感じていた夫婦。だが夫は徐々に敏感になり、「消音活動家」として破壊活動を始める。
<感想>
こてこてのコメディかと思ったがそうでもない。
結構社会風刺の利いたコメディでした。

ティム・ロビンスが演じた男は、最初こそは狂ったように騒音元を破壊しては、警察に捕まるという行動を繰り返していたので、単なる変人にしか見えなかったが、次第に署名活動へと走り、裁判まで起こしていくという辺りには、かなり現実的に思えて面白かった。

ラストで彼が車を改造して、抗議とも取れる行動を起こした時は、やり方は汚いが、それを実行した思いというのは何となく分かる気がし、妙にスカッとしました。

映画の中では‘救世主’と呼ばれていましたが、こういう活動家が実際いてもおかしくない。いや、いて欲しいかも。

事実、私の家の前には大きな駐車場や居酒屋、そして国道があるので、土日になると酔い客や暴走族、時には車の警報音のうるささに苛立ちを覚える事もある。
何度、表に出て叩きのめしてやろうと思ったことか。
けど、そんな事出来やしない。
小心者は黙って耳を塞ぐしかないのだ。

だけど、映画の中の男のように、一歩間違えれば犯罪だが、正当に活動出来る人間もいて良いと思う。

そんな我々のような人間の非理想的な英雄をこの映画ではフィクションとして叶えてくれた御蔭で、私は多少気晴らしにはなりました。

評価:★★☆
09/03/18DVD鑑賞
コメディ・ドラマ ティム・ロビンス ウィリアム・ハート ウィリアム・ボールドウィン DVD新作
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2 コメント

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Unknown (ヨヨ)
2009-03-19 09:37:28
こんにちは^^
私はてっきり借りたゲ●でジャケットシールに「社会派ドラマ」とあったので、てっきりマジメな作品かと思っていたんですよね

騒音に対して、他の人習えで「だれか、やってくれ」ときっとみんな思ってるんでしょうね
実際、主人公のように車をたたきつぶせたらどんなにすっきりするでしょう!
とはいえ、あれはやりすぎだったけど。
後半の署名運動からは現実的で、もし署名をあつめていたとしたら私はきっと署名しちゃうだろうな~。
結局は他人任せで誰かが実行していればそれを応援するくらいの勇気しかないのですが。
1つ解決すると他の問題(自分の不満)を他人に実行してもらおうとするラストなんかは、
とってもある意味で非常に人間的で印象深かったです

「ひとこと」のところで…
ハックル借りられたのですねー!
パールフィ・ジョルジ監督のですよね?
この方、ほんとに「奇才」ってのが合う作品の作り方をしています。タクシデルミアでもその独特の才能発揮しまくりでしたが、デビューといってもいい「ハックル」は、わたしお気に入りの作品になってしまいました
返信する
>ヨヨさんへ (ヒロ之)
2009-03-21 01:38:01
私も社会派ドラマかと思っていました。
コメディかなり入ってましたね。

そうですよ。
騒音は本当に頭にきます。
でもそれを回避する手段って殆どないんですよね。
頭の中では、騒音に対する対処を描くんですけど、実際にそれを行動するとなると、無理!
泣き寝入りですよ。
だから、この映画の男のような「救世主」を密かに望んでいる部分はありますね。

誰でもいいから、騒音を破壊してくれたら、スカッとするんですけどね(笑)。

そうです。
パールフィ・ジョルジ監督の『ハックル』です。
実はヨヨさんのレヴューを読んで、観たくなったので借りました。へへ。
近日鑑賞予定ですので、また感想を伝えにそちらへ伺わせて頂きますね。
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