銀幕大帝α

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インド・オブ・ザ・デッド

2016年01月29日 15時03分00秒 | 亜細亜ホラー
GO GOA GONE
2013年
インド
107分
ホラー/アクション/コメディ
劇場公開(2015/03/21)



監督:
クリシュナ・D・K
ラージ・ニディモールー

出演:
サイーフ・アリー・カーンボリス
クナール・ケームーハルディク
ヴィール・ダースラヴ
プージャー・グプタールナ
アーナンド・ティワーリーバニー



<ストーリー>
失職したハルディク、失恋したラヴ、そして彼らに巻き込まれた憐れなバニーは、ヒッピーの聖地として知られるビーチリゾート・ゴアを訪れる。そこで3人はロシア人マフィアが主催するレイヴパーティーに忍び込むが…。

きっと、
うまくいかねぇ!


-感想-

ゾンビ発生まで相当な時間を待たなくてはいけないけども。
インド映画初のゾンビ作品とのこと。
そういやこれまでインド製作のゾンビなんて聞いた事も観た事もねぇな。
インド人がゾンビ化する『ザ・デッド:インディア』という作品があるけれど、あれは又別。
あちらはイギリス製作ですからね。
インドが本格的に作り上げたゾンビ映画という珍しさに思わず借りちゃったんだけど、内容も珍しく唐突な踊りが全く出てこない。
陽気な歌は流れるけど。

ゾンビ化する経緯はロシアンマフィアがパーティー会場で配った怪しげなドラッグ。
主役3人もそのパーティーには勝手に参加してたんだけど、ドラッグを買う為の大金を持ち合わせていなかった為に難を逃れ、代わりにインドゾンビの大群に追い掛け回される羽目に。


意外と言っちゃ失礼かもだが、ゾンビメイク、ゴア描写など、ゾンビ映画では欠かせない重要な部分はしっかりと造られております。
数も後半に向かうにつれてワラワラと増えていくのもゾンビ好きとしてはテンションが上がる。

お調子者というか能天気な3人組なので、ピンチになる度ギャグ化するのは笑えちゃう。
頼りの綱は自称ロシア人ボリス。
彼と途中合流してからはボリスの活躍が輝きを放つのだが、後ろからヒョコヒョコ付いて来る3人に手信号で合図を送るも「どういう意味だ?」とさっぱり理解してくれないもんだから、ボリスもお手上げ。
一々説明しなくちゃいけねぇのかよ!てね笑

華麗に銃を撃ちゾンビを一掃していくボリス。
対してまともに頭を撃ち抜く腕前もない3人は、ゾンビに掴み掛かれながらも傘や棒切れを使いボコボコに殴る仲間内協力作戦。
カッコ良さとカッコ悪さ、対極の姿が更に笑いを誘ってくれる。

しかし得てして使える人間の方が窮地に陥るという恒例のお約束事が終盤に来て発生。
お前らだけでも逃げろ!とボリス一人がショットガン一丁のみで多勢のゾンビに挑むも直ぐ様囲まれて命危うし。
あーこりゃ死んだな、南無。
だが!バカだけど恩人を見捨てる事は出来ないと、人としての感謝心は忘れなかった3人は、たまたま発見した撃退法を携えて戻ってくるんです。
その方法がまた滑稽で、ドラッグで化け物になったのならドラッグを使えば良いんじゃね?という、正に理に適った答えを試したら、ゾンビが本当に動きを止めちゃった。

こうしてボリスを救い、全員でボートに乗り島を脱出。
やれやれと本土に到着するも、そこで目にしたのは!?
とまぁこのオチもゾンビ映画ではお決まりのパターンではありますが、ちょこちょこ笑えるコメディ要素を挟み、個性豊かなキャラクターが場面を盛り上げてくれるので、全体的には十分に楽しめた秀作。

一つ気になったのは、タバコかマリファナかその辺の区別が付かないのだが、その系のモノを吸うシーンでは必ず画面右下に現れる謎のテロップ。

タバコは体に良くありませんと冒頭でも出てきたので、そういう注意書きみたいな事が載せられているのかな?
読める方、何て書いてあるのか説明頂けると有難いです。

今作の美女図鑑

パーティーに3人を誘うルナさん。
ゾンビ発生直後に3人に助け出されて一緒に行動するようになる本作のヒロイン。
噛まれていないかボリスに身体チェックされる時の服を脱ぐシーンなんて目の保養。
妙に色っぽい女優さんでしたが、他にも可愛らしい顔をしたゾンビが居たりと、割かしインド美人を多く起用している点に美人を求めて映画を観ている私としては嬉しい悲鳴。

評価:★★★☆
16/01/29DVD鑑賞(準新作)
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レンタル開始日:2015-06-02
メーカー:オデッサ・エンタテインメント

オフィシャル・サイト(日本語)

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4 コメント

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こちらにも (morkohsonimap)
2016-01-29 21:38:04
同じ時期に「ザ・デッドインディア」ってのがあって
最初それかと思ってレンタルしましたが
こちらは純粋なインド製作の初ゾンビ映画でしたねぇ
インド映画なのに突然踊り出さない映画でしたが
突然ゾンビたちが踊り出しても面白かったかも
ってもそしたら「スリラー」になっちゃいますねぇ
ゾンビメイクも損壊の描写もそれなりに撮ってて退屈はしませんでした。
返信する
Unknown (ふじき78)
2016-01-29 23:48:53
どこぞで読んだ筈なんだけど、あのテロップは喫煙の注意メッセージらしいです。
返信する
>morkohsonimapさんへ (ヒロ之)
2016-01-30 14:38:34
こんにちは!
こちらにもコメント&TBありがとうございます。
インド初のゾンビ映画というキャッチフレーズに惹かれて借りましたが、割かし笑えて楽しく観れました。
インド人が造るゾンビメイクもちゃんとしたものになっていてそこも好印象でしたねぇ。
他の国はきちんと作れるのになんで日本のゾンビって適当なものが多いんだ、て毎回思わされます。
返信する
>ふじき78さんへ (ヒロ之)
2016-01-30 15:15:59
こんにちは!
コメントありがとうございます。
やはり喫煙に関しての注意書きだったんですね。
インド映画では喫煙シーンてのは余り良く思われないのでしょうかねぇ。
なんか色々規制が厳しそうなインド映画界。
返信する

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